何とかやる事を切り上げてお仲入り後から。
鈴本演芸場 7月上席夜の部「雲助夏模様」
林家正落 紙切り
五街道雲助 宮戸川(通し)
聴きたい噺家と聴きたい噺が合致した夜。通しはCDでも聴いたことなかったし(円歌であるみたい)。
よく知られている前半を拍子抜けするくらいにあっさりと流し後半へ。知らずに話す者と知りながら耳を傾ける者の弛緩と緊張の対比。その舞台が舟の上という隔離された場というのも,お互いの逃げ場のない関係を強調。
今席はもう一回くらい行けるかな。
時差ボケになったかのような夜更かしをして午前4時30分,Macの前でレイキャビクに到着。アイスランドにおける急激なアルミ精錬工業の増大に起因する自然環境破壊への問題意識を喚起するためにbjörkとSigur Rósが行ったフリーライブ「Náttúra」のウェブキャストを8時まで。
この頃,ライブという表現を見ていてよく思うのが,ステージに立つ人々が自分たちで楽しいと感じている姿を目の当たりにすること(もちろん,こちらからはそうだと想像することしか出来ないんだけど)が,こちらの幸せになるんだということ。2月の寒空はだか「カラフルロスタイムショーDeluxe」がその決定的なきっかけで,はだかちゃんはもちろん,細野さん,志の輔さんなど登場する全ての人々の楽しそうな顔といったら。それを見るこちらも嬉しくなって,そこからは多幸感のスパイラル。

そういう意味では今回のライブも同様。背景にある問題は彼の国にとってシリアスなものだろうけど,だからといって眉をしかめるだけの活動にしないところが両者に至極共感できるところであり,またその姿を見ていて楽しくてたまらない。その頂点がSigur Rósの『gobbledigook』。メンバーはもちろん,サポートとしてjónsiの横に立ちスネアを叩く姐さんのその愛らしいことといったら(年上だけどね)。
Sigur Rósは『Heima』を見た際と同じ感情。音楽だけではなく,対峙する事象全てへの振る舞いに眩しいばかりの真摯な姿(真剣にバカが出来るという意味も含んでいるからまた素晴らし)。10月のライブが楽しみ。なんてったって会場が国際フォーラムに戻ったしね。
その他,細かいところを上げたらきりがないんだけど(この会場の辺りを歩いたなぁとか,遠くに見える教会が懐かしいなぁとか),ひとつだけ気になったのがSigur Rósからbjörkへのステージセッティング変更時に会場で流れていた音楽。明らかに琉球音楽だったんだけど,誰の曲か分からず。気になる。
今や外出時には無くてはならない存在となったイー・モバイルのS11HT。WMWifiRouterを使い無線LANのルーターとすることで,iPod touchでどこでもネットが可能。
しかしこの週末,突然WMWifiRouterが不調。起動後,ワイヤレスLANを探しに行ったまま戻ってこない。こうなるとWindows Mobile OS自体が全く分からないので大変。右往左往したところ,結局Comm ManagerでワイヤレスLANがアクティブにならない(タップしても反応無し)ことが原因と判明。
繰り返すが,Windows Mobile OSがさっぱりなので自分ではどうすることも出来ず,素直にサポートへ電話。優しいお兄さんのおかげで何とか無事解決。その方法はWindows Mobile OSの初期化。いきなりだな,おい。WMWifiRouterとSkypeしかソフトをインストールしていないし,スケジュールやアドレスもgoogleとMac(とiPod touch)で管理しているので,全く躊躇はしないんだけど。初期化の方法自体,知らなかったので再発時のためにメモ。スタート→設定→システムタブ→ストレージをクリアです。
こんなことがあると,いくらかでも分かっている,そして学ぼうという気持ちもあるiPhoneに気持ちが傾くんだけど(一応,予約だけはしてあるし),やっぱり月々の料金がね。またS11HTだとMacBookでも無線LANが使えるようになるので,新幹線やネット環境のない宿など,旅行先でも重宝するのよ。んー,今しばらく悩みは継続。
渋谷のPARCO Factoryにて「ナンシー関 大ハンコ展」。会場の狭さと展示方法の相乗効果で,とにかく人が流れない。幅1.5mほどのケースの中に音楽・女優などワンテーマに沿った数百のハンコが並べられたら,そりゃみんな動かないって。
そのせいもあってか,ハンコよりも後半の仕事部屋と遺品の展示がより興味深く眼に飛び込む。篆刻の本,ムーンライダーズのライブチケット,岡本太郎グッズ…。生原稿の綺麗な文字は驚きでもありまた納得できるところでもあり。あの文字で全てのコラムを読み返すことが出来たら,また違ったことを思うんだろうな。
帰宅後,『TV. Bros』の特集も再度読み返し。川勝正幸・菊地成孔対談が素晴らしい。
そういえば,こんなこともありました(これを書いているのは6/25です)。
天どん独演会前,開場時間まで間があったのでブロードウェイを冷やかし。
その狭さにいつもは店頭の棚を眺めるだけの「タコシェ」。しかし時間を潰す必要もあって,この日は狭い店内を奥へ奥へ。すると,そこでは掟ポルシェ宅が火事というポップと共に,現場から救出された痕跡も生々しい書籍・グッズの特価販売が。その名も「掟エイド」。
21世紀に入りたての頃,あなたから男気を学びました。そして3年も前のことでしょうか,初めてPerfumeを知ったのもあなたの言葉からでした。昨年末には『やる気まんまん』の演技にも(笑いすぎて)涙しました。
ここで手を伸ばさないと男がすたる。微力ではありますが幾つか保護。購入者特典としてデビュー当時のロマンポルシェ。のポジ写真も頂きました。火伏せとして台所に貼らせていただきます。
あれ以来,アルバム『お家が火事だよ! ロマンポルシェ。』がヘビーローテーション。加護ちゃんも頑張っているので,掟さんも頑張ってください。
三遊亭天どん独演会「第4回 僕のらくご道」
なかの芸能小劇場
三遊亭天どん 「肥辰一代記」
三遊亭白鳥 「悲しみは日本海に向けて」
三遊亭天どん 「死神」
三遊亭天どん 「雨男晴女(仮)」
「肥辰一代記」
トイレに電気髭剃りを落としたら流れていってしまったマクラから,師匠三遊亭円丈作によるウンコ連発の噺。今年3回目だそうですが,そのうちの2回に立ち会っております。
前回もそうでしたが,円丈師のCD「三遊亭円丈落語コレクション 5th.」で聴ける同作があまりにも素晴らしいために,どうしても比べてしまう悪い癖。そこに肝心の決め科白を間違われてしまっては…。いっそ今度はウンコをマシュマロに変えたハードルを上げたバージョンでお願いします。
「悲しみは日本海に向けて」
こちらも師匠円丈作「悲しみは埼玉に向けて」を受けて(期せずして偲ぶ会状態(いや,ご存命ですから)),生まれ故郷の新潟の噺に改作。自叙伝語らせたら敵いません。新潟では次男のことを「もしかアンちゃん」と呼ぶそうです。その意は長男に何かあったら次男が長男になれるとのこと。切ない…。新潟の親類に訊いてみます。
「死神」
長いっ!!。中盤の記憶がありません…。オリジナルの最後の暴れっぷりは,現代の風刺のようなないような妙に緊張する展開。
「雨男晴女(仮)」
雨男の兄・世話焼きの弟という双子の兄弟と,幼なじみの晴女のお話(なんてあだち充?)。高座から交互に訪れる雨と晴れの変化が落語には不向きだと言われても…。そこを客の脳内に描かせるのが厳しくも面白いところなのでは…。そういうこちらの気を挫く性格も含めて大好きです。
六月の声を聞く前に今年の浴衣を注文。
昨年はお休み,そして一昨年は京呉館(金子國義)のUFOと大冒険をしただけに(さすがに着る場所を選びますね),今年は落ち着いて竺仙で表を竹に裏を燕に。仕立て上がりは二週間後のお楽しみとして,あわせて購入した麻の組紐角帯だけを持ち帰り。その帰り際,お世話いただいている店員の方に角帯を一本頂く。いつもひとつ買うとひとつ貰っているような。ありがたいことです。
UFOつながりでひとつ。
昨年夏,日比谷野音で開かれた細野さんの「細野晴臣と地球の仲間たち~空飛ぶ円盤飛来60周年!夏の音楽祭~」。そのオープニングで流れたUFOを呼ぶ儀式で唱えられる言葉「ベントラベントラ スペースピープル〜」が気になって,アルバムタイトルが『衝撃のUFO』というところまでは掴んだもののそのまま放置。しかし,それが今になって家庭内でブーム再燃,辛抱堪らず購入と相成りまして。
横尾忠則のジャケデザインはもちろん,その内容も全編素晴らしいことは言うまでもないのですが,なかでもUFOとの遭遇体験を語る好々爺がツボ。噺家(敢えて言えば十代目 桂文治?)のようなべらんめぇ口調と,話される内容との激しいギャップ。是非とも青樹亜依『アンドロメダの異星人』とあわせてお聴きいただきたく思います。
旅先ではこまめに走っていたけれど,日常は内的・外的要因含めて相変わらずのサボリ気味。振り返ると2ヶ月ぶりの皇居ラン。自分が廻るマニ車とでも言えるのか,ほんとこの気持ちよさは何なんですかね。背丈の伸びた植栽の姿に季節の移り変わりも。
旅先と言えば先週,京都御所の周囲を丸々一周ランニング(方向はやはり左回りで)。これで東西共にご挨拶。いつものように走行ルートのGPSデータも記録。google earthで表示。

「スティーブ・ライヒの音楽 Music of Steve Reich」
オペラシティコンサートホール
『Drumming (Part 1)』
『Proverb』
『Music for 18 Musicians』
龍が昇っていく幻覚すら見えたような『Drumming (Part 1)』の最初の一音で今夜の幸せを確信。『Proverb』では人の声の美しさを再確認。
そして『Music for 18 Musicians』。約1時間,増えて減って重なりずれる。ありきたりに過ぎるけど,動作が見えるだけにCDではわからなかった音が鮮明に聞こえてくる。
人生の思い残しがまたひとつ減った夜。
高校生の自分に「やっと生で聴けたんだ」と報告したいよ。