遅ればせながら
遅ればせながら,10日の「秋も一箱古本市」。
地元不動産屋での茶飲み話が盛り上がり,最初の会場「宗善寺」に着いたのは12:30も過ぎた頃。おかげで雨は避けられたけど,出店者の方々は大変だったご様子。
今回の主たる目的は「セカイカメラ」による箱撮影。
この「セカイカメラ」というサービス(敢えてアプリじゃなくてね)の良さは,場の記憶がネットではなくその現地に残されるところではないかと。バーチャルとリアルの間とでも言うか,ある場所で起きた過去の出来事を遠く離れたモニタ上ではなく,その場に行って初めて知ることが出来るという感覚が面白い。
それでもパブリックなものではあるので,実際の撮影については知り合いの方々を中心にお願いして実施。新たに会場となった大圓寺を除いた(すっかり忘れてた)各会場に,店主さんの箱を撮影した画像が数にして15弱ほど浮かんでいます(上の画像はC.A.G + Neglaでセカイカメラを立ち上げた際のスクリーンキャプチャ)。それぞれをクリックするとオリジナルサイズの画像と共にテキストで「秋も一箱09:○○」(○○は,それぞれのお店屋号)というコメントも表示されますので,どの箱がどの出店者かはもちろん,今後同じ会場で一箱古本市が開かれ同じようにセカイカメラで撮影しても,2009年秋のものとわかるようになっています。iPhoneユーザーの方は谷根千散歩の折に覗いてみてください。もしくはセカイカメラで巡る一箱古本市ツアーなんかも面白いかもね。皆がiPhoneの画面を覗きながらゾロゾロ歩いては,「おぉ,この年はこんな箱だったのか」なんて言うの。怪しさ満点。
各会場を廻る道すがらはTwitterを覗く。いろんな方がこの古本市について呟いていて楽しい反面,ハッシュタグが活かされていないために散漫な印象は拭えず。情報は集約されてこそ輝くところもあり,イベント終了後に振り返る際には非常にもったいないこと。って,ハッシュタグの利用を強くプッシュしない自分もダメなんだけどね。一応,#akimohitohako09で見られますのでどうぞ。来年の一箱では,このハッシュタグを使ってねと事務局が宣言しておいてもいいかも。
本の購入は6冊ばかり。中でも「やまがら姉弟文庫」で入手した『The Christopher Robin Story Book』がお気に入り。探していた全面赤い本。新たに赤い棚へ仲間入り。