Archive for 5月, 2008

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5月

水無月の前に皐月

気がつけば1ヶ月放置。本家もただのライブ報告になってるし。
そこで6月を前に何とか5月を振り返り。本・印刷関連の出来事をまとめ書き。
来月はもう少し頑張ります。

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5月

断裁! 断裁! また断裁!

お恥ずかしい話ながら,今回を機に「裁断」と「断裁」の違いがようやく分かった次第。
ドック入りしていたScanSnap S510が,ACアダプタの不良交換と各部のクリーニングを受けて御帰宅。もちろん試運転するとすっかり元通り。
この帰還にあわせる形で更なる作業の効率化を目指し,ちょっと奮発して断裁機を導入。選択したのはCARLのディスクカッター「DC-220」。主な用途は雑誌の背の切り取り(スキャンするためには1枚ずつにする必要があるので)。手持ちの雑誌のサイズを考えると一回り小さいA4サイズの「DC-210」でも間に合うんだけど,一応余裕を見て一回り大きいB4サイズのこちらを選択。
もうね,この気持ちよさったら。40枚程度なら行って帰っての往復でスパッと。あまりの快適さに雑誌を切り分けることへの後ろめたい気持ちも少しは和らぐ。今までのカッターで何度かに分けて切っていた時は,切れの悪い庖丁で魚を捌く時のような罪の意識がどうしてもね。
他にも今までのいちいちカッターを当てていた頃とは大違い。切り口が揃うので断面の余分な毛羽立ちもなく,スキャナーの読み取り部にも優しい感じ。また案外馬鹿にならないのが力を入れて切ることによる肩や腕のへの負担。明らかに疲れを感じることが少なくなりました。
唯一,問題点を挙げるとするならば,あまりにも綺麗に切れ過ぎるので雑誌の紙質によっては複数ページがくっついてスキャンされてしまうこと。フィーダーに乗せる前にパラパラッと調子を整える必要あり。

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14
5月

調子忘れの結果

就寝前の日課となったScanSnap S510での紙物スキャン。しかし,好事魔多し。調子に乗って次から次に放り込んでいると,突然パワーランプが消えてウンともスンとも言わなくなる。ケーブルの確認,別コンセントに挿し替えてなど色々と試すもダメ。
サポートセンターとメールのやり取りの結果,丸ごと送ってのドック入り。

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12
5月

活版凸凹フェスタ2008

先日,頂いた活字を上手く利用出来ないかと思っていたところ,タイミング良く活版イベント「活版凸凹フェスタ2008」開催のニュースを目にする。サンプルとしてひとつだけウチの活字を手に四谷三丁目まで。

ド素人に加え,小さく美しい物に目のない性格もあって目移りばかり。そこに今年から名刺と御礼状の製作をお願いしている銀座の中村活字さんのお姿発見。ここぞとばかりに色々と。

その流れで購入したのは朗文堂さんの「活字ホルダー(四号サイズ)」。金属の枠の中に活字と込め物を組み込むことで気軽に印刷が出来る優れもの。一行という潔さが逆に今の自分にはピッタリ。金属枠の中に収めるということで使える活字のサイズは決まってしまうけれど,元々ウチには四号しかないしね。

あわせて込め物が無かったので出展されていた築地活字さんにその場で注文願い。
後日,込め物が届いたので早速。
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TypeHolder_02.jpg
「トンブリソ」になっているのは内緒。

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6
5月

仙台本巡り

080506_rabbit.jpg
GWは北東北を巡る旅。秋田から入って岩手,青森,そしてまた岩手。
その帰り,せっかくだからと盛岡から乗った新幹線を仙台で途中下車(余談だけど,東京まで買った乗車券で途中下車出来るのね。これからもありそうだから覚え書き)。
街を歩くとそこかしこから匂い立つ青い春の苦い思い出。それらを振り払い市営バスに乗って輪王寺下車。数十秒歩くとそこは「横田や」。30年続く店でありながら当時は全く知りませんでした。絵本と木製玩具が中心の品揃えに,私よりもトンブリン2号(a.k.a nori)が色めき立つ。早速,木遊舎の「ウサギのガラガラ(カタカタ)」を手にとって兎馬鹿の面目躍如。
一番町までバスで戻り,色々と寄り道をしながら「火星の庭」。こちらは三度目くらい?。喫茶でゆっくりして最後に棚へ。荒俣宏『図鑑の博物誌』を。集英社文庫の荒俣宏コレクションでは持っているけど,オリジナルハードカバーは初めて。
画像は岩手。兎の楽園。

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5月

捨てた分だけ入ってくる

一箱古本市も終わり時間に余裕も出来たので,紙モノのスキャンを再開(ことの経緯はこちらを参照)。

一枚モノはそれなりに片付いてきたので,本格的に雑誌に手を出し始める。月曜から昨日までで本棚の片隅で忘れ去られたまま4・5年はページが開かれていないものを中心に約50冊。スキャン後も必要なページだけは保存しておくが,その他はバッサリ捨て。今日,ゴミ収集に出したことで10~15kgは家の中が軽量化されたに違いない。

夕刻,親しくさせていただいている方のお宅で呑んで食べて会話して。帰り際,何かのきっかけから話題が活字へ移ったところで「ウチにいっぱいあるんだけど持ってく?」。何を?,活字を?,そりゃ頂けるものなら持っていきますが何でいっぱいあるの?。

出てきたのは細長い専用の引き出しに収まった2,000を超える活字。持つとそれは腕にズシッとくる重さ。嬉しくてたまらないんだけど,さすがに歩いて帰るには(文字通り)荷が重すぎ。奮発してタクシー利用。

080501

よどんでいた部分を捨てることで新しいものが入ってきたと考えると合点のいく流れ(もちろんくださった方には大いなる感謝)。せっかく文字が揃っているんだから,これで何か作ることが出来れば。