Friday, January 29, 2010
the intersection of technology and liberal arts

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iPad発表イベントの最後にジョブズが語った言葉が話題になっている。下記ムービーの1時間31分30秒頃からのわずか1分弱のこと。

Apple Keynotes: Apple Announces iPad

最も注目されているのは最初に語られる下記の言葉。

「アップルがiPadのような製品を作ることの出来る理由は、常に我々がテクノロジーとリベラル・アーツの交差するところに立とうと考えているからだ」

水を打ったように静まりかえった会場の雰囲気。聴衆だけでなく自らにも語りかけているように見えるジョブズの姿。あたかも時が止まった世界に言葉だけが響くようなその光景に眼が潤む。

そのまま聴き進むと他のところも興味深い。そこで他力本願、誰かネットにアップしていないかと探してみたところ全文掲載は無く、また自分の耳に聞こえるものとは異なる記述もあったりではっきりしない。それならばと自ら起こしてみた(もちろん、これもはっきりしないものなので参考までに)。


"The reason Apple is able to create products like the iPad is because we've always tried to be at the intersection of technology and liberal arts.

To be able to get the best of both, to make extremely advanced products from a technology point of view that also have them be intuitive, easily use, fun to use, so that they really fit to the users, The users don't have to come to them, they come to the users.

It's the combination of these two things that I think has let us make the kind of creative product like the iPad."


更にもうひとつ。ムービーのラスト、"You never wanna go back"も響きます。


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トップの画像は、外村仁さん(Twitter ID: @hokayan)がflickrにアップしてくれている画像を使用させていただきました。

twitter: @hokayan
flickr: At iPad Launch, Steve Said...

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Friday, January 29, 2010
iPad

発表から一日、iPadについて色々考える。

自分にとっての第一の利用方法は、やはり電子書籍ビューア。もっと言えば、ScanSnapでpdfファイルとして取り込んだ雑誌・書籍のビューアとして最適。Kindleではモノクロの画面が理由で取り込んだpdfをそのまま転送しても視認性が悪い。一方、iPhoneは資産流用と視認性には問題ないものの、1ページを俯瞰出来ないディスプレイサイズの小ささがいかんともしがたく。それがこのiPadなら全てが解決。問題はiPadに最適化されたpdfビューアの登場待ちだけれど、それも現在使用している「GoodReader」がやってくれるのではないかと楽観視(贅沢を言えば、Macでのpdf管理に使用している「Yep」のiPad版が出れば更に嬉しいのだけれど)。

その流れでもちろん電子書籍アプリ「iBooks」も気になる存在。ただ、現状では見えないことが多くて疑問だらけ。例えば、ファイルフォーマットがepubならば、手持ちのpdfをepubにコンバートすればiBooksでも管理出来るのか?。iBooksの書籍管理方法はどうなっているのか?。現在のiTunesで利用できるプレイリスト・スマートプレイリストの機能が存在するのか?。そしてそもそも、日本のアップルのサイトにはiBooksの説明が無く、それは当面アプリ自体の提供がされないということなのか?。

まぁ、3月になれば分かること。その時の自分に対する質問状ということで。

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Sunday, January 24, 2010
The Night Life of Shinobazu Book Street

昨日は、今年から加えさせていただくことになった不忍ブックストリート実行委員会の会合に初参加。通算10回目ということで原点回帰的な話も出て、朧気ながら自分が考えていた方向とも合致。色々と提案することが出来れば。

終了後、宴席へと向かう道すがら「音の台所」の茂木さんから、インドの絵本『The Night Life of Trees』を教えてもらう。

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そのタイトルの通り、インドの木々が夜に見せる様々な姿を表した内容で、その造本は全てシルクスクリーンによる手作業。またインドの印刷らしい香りも素晴らしいとのこと。歩きながらabebooksを眺めると$30〜が相場、送料を加えると$50くらいかなというところで酩酊の世界へ出奔。

日付変わって今日、改めて調べてみると定価が$39.95で、日本国内の書店では8,000円を超える様子。これならabebooksのほうが少しでも安いかなと思っていたところ、amazonではそのままの3,400円。さすがと言うか、一気に食指が動く。

しかし、ここで先日購入した『Touched by Fire』を思い出す。版元のSteidlに注文したところ、メッセージと共に素晴らしいカタログが同梱。オマケ欲しさというわけではないけれど、直接購入だからこそのサービスが嬉しかった。そこで調べるとやはり。版元のTara Booksでも直販、しかも定価よりも若干安価での提供。

Tara Books: The Night Life of Trees

ちなみにサイトでは、この本に登場する木々のプリントも販売中(ここでしか買えない様子)。こちらも気になります。

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Thursday, January 21, 2010
架空に遊ぶ

またひとつ、願いが叶った。
イタリアの建築家・工業デザイナーであるLuigi Serafiniが著した『Codex Seraphinianus』を入手。

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1976年から1978年の間に30ヵ月掛けて文章と図版を書き上げたといわれる百科事典。その内容は架空世界の事象であり、また使用されている言語も解読不能なもの。

百科事典という形式が好きなところに来て、更にそれが架空世界の事象を扱うとなれば、その関心も二重に惹かれるというもの。『ヴォイニッチ手稿』はもちろん、架空世界の国が発行した切手を描き続けたDonald Evansにも繋がる興味の対象として、長らく入手を夢見ておりました。しかし初版はもちろん、その後の版も到底手が届く価格ではなく、そのため入手どころから本の存在についても想いを馳せることが無くなっていました。それが昨年夏に2006年から廉価版が登場したことを知り再燃。購入の機会を伺っていたところ、今年になってまさかの15%オフ。これはと思い切ったというわけで。

Kindleはじめ、電子書籍の話が騒がしい昨今。実際、Kindleも購入してその利便性を大いに享受してもいるのですが、この本を実際に手にとって見ていると、紙で所有したいと思わせる本が確実にあることを実感します。

章立てなどはWikipediaを。
Wikipeda:コデックス・セラフィニアヌス

また、本書の各ページを画像で掲載しているサイトもあります。
Biblioteca Gráfica Digital

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Friday, December 25, 2009
鈴本お笑い師走会 12/24 昼の部

今年の落語聞き納めはキョンキョン。

三遊亭歌る美 たらちね
ホームラン   漫才
柳亭燕路    幇間腹
桃月庵白酒   宗論
林家二楽    紙切り(桃太郎・サンタクロース・メトロン星人・虎)
春風亭百栄   マザコン調べ
-仲入り-
ぺぺ桜井    ギター漫談
柳家喜多八   だくだく
三増紋之助  江戸曲独楽
柳家喬太郎  ハワイの雪

「宗教チャンチャカチャン」の一言がハマって、白酒師匠の「宗論」から変なテンションに。どんな人が「メトロン星人」お願いしたのかと思ったら顔見知りの方だし。百栄師匠の啖呵はいつ聞いても可笑しく、喜多八師匠は寄席で聴くとまた良くて。そしてキョンキョン。

今年足を運んだ落語会は24。聴いた噺はちょうど90席。どちらも例年の半分弱。これくらいが無理なく楽しめるみたい。

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Monday, December 21, 2009
石の縁は縁石

こちらからのリクエストに応えてもらえ、「音の台所」の茂木さんがエジンバラの鉱石店(化石店)「Mr Wood's Fossils」について記してくれました。ありがとうございます。

・「音の台所 ひきだし日記:2009年12月19日
・「Mr Wood's Fossils

茶話会のお話を窺っていても感じたことで、偶然の出会いを楽しみつつもそれが過度にならず落ち着いたご様子であることが伝わります。マニア体質な自分だと、そこが化石店でもあったならば鳥の化石まで夢中になって見ちゃいそう。

お店のサイトトップにあるオウム貝の化石が綺麗。また「Scottish Stones」という記述を見て、北アイルランドの「Giant's Causeway」を思い出しました。

併せて拝見した茂木さんの台湾旅行記で思い出したこと。台北市内の高架下に数百もの鉱石店・宝石店が並ぶ台北の「建國假日玉市」は、今一度時間をたっぷりとって訪れたい場所。

・「建國假日玉市

鉱石・化石と言えば先週末の話も。京都・八坂神社近くにある「ぎおん石」の銀座支店に、初めて入店。晴海通りからすずらん通りをちょっとだけ入ったところなのに、今まで全く気づかず。ダイナミックな京都店とは対照的に小じんまりとした店構え。これからはちょくちょく覗きに行こう。

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Saturday, December 19, 2009
Touched by Fire

2008年2月1日、パリの剥製商であるデロール(Deyrolle)を襲った突然の火事。そこで被害にあった剥製・標本を用いた展覧会「Nature Fragile」が催されたのが同年11月。複数のアーティストが参加し、同名の図録も発売されました。

その「Nature Fragile」にも参加した写真家Martin d’Orgevalが、単独でこのデロールの火事をモチーフとした写真集『Touched by Fire』を刊行。出版元であるSteidlに注文し、無事届きました。

見開きの右ページは、火事の被害にあった額装標本が次から次に。標本として息を引き取った生物が火事により再び息を引き取ったその姿が、皮肉にもこれほどまでに美しいとは。これをそのまま額装したい。

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見開きの左ページは最初から最後まで文字がびっしり。これはAで始まる鱗翅類の名称で、その数は33,000。それらのデータは「Catalog of Life」から引っ張ってきたもの。

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布張りの装丁はウェブで見る小豆色に近い印象を裏切り、より赤みがかったもの。これならばと赤い本シリーズの仲間入り。

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望外の喜びは、同梱されていたSteildlの2009/10の出版カタログ。『Touched by Fire』よりも一回り大きいサイズで。これがそのまま写真集と言ってもよい造本。刊行される本もまた、木箱や布袋などを使った凝ったものが多く。価格がほぼ同じだからとamazon.comで買わなくて良かった。出版社から直接購入する行為を忘れちゃいけない。

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Tuesday, November 10, 2009
神楽とはだか

先週,田舎に帰省。
その折,必ずのように足を運ぶ「石田珈琲店 喫茶室」にて,MICABOX・三上敏視さんの来秋と全国のお神楽映像を紹介する「お神楽VJナイト」の開催を知る。東京で足を運ぶことが出来なかったので,こんな機会は無いと即座に申し込み。

スタートから少し遅れて入場したものの,それでも3時間以上。三上さんの解説で日本各地,それぞれに特徴のある舞を次から次に堪能。今の関心から,お囃子にも耳が行く。吹いてみたいもの色々。

質問タイムでは,神楽に登場する山の神とオコゼの関係について訊ねてみたり。女性神のみに非ずなので,オコゼの存在意義も絶対ではないのか。逆にオコゼが登場するお神楽があるのかどうか知りたくなった。

三上さんのはてなダイアリー(会場風景に髪だけが写ってた)でも,当日の様子が綴られています。

帰り際,初めてお逢いした店長さんとも軽くお話。三上さんを知るきっかけとして,細野さんとの環太平洋モンゴロイドユニットに始まり、寒空はだかさんの「カラフルロスタイムショー」などと口走ったところで,「え?,はだかさん?」の声。まさか田舎ではだかさんトークが出来ようとは。珈琲店スタッフの方も加わり,嬉しい出会い。ここでライブ見たいなぁ。

そういえば,はだかさんのDMでナマハゲの切手を見たことがある。あれ,消印も現地だったかどうか?。

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Friday, October 23, 2009
書店に通うということ

何事も頼りすぎてはいけない。
日々お世話になっているRSSリーダーが,たけうま書房さんの更新を取得出来ていなかったようで,春の一箱での出品について褒められていたことを更新から10日も経ってから知る体たらく。大変に失礼いたしました…。ちなみに箱の内容はこれこれのような感じでございます。

さて。
今夜はショップインショップの形態で丸善丸の内本店4階に誕生した,松岡正剛さんプロデュースの書店「松丸本舗」のプレオープンへ。

確固たる目利きの存在,実体としての本の力,これからの書店ビジネス…。その圧倒的な存在感だけではなく,見る人の立場によって様々な想いを巡らせるという意味でも素晴らしいもの。個人的にも考えたいことが色々あります。が,一介の本好きとしてはもっとシンプルに。久しぶりに日参したい書店が出来たこと,そしてそれが自分の生活圏内にある喜びを強く噛みしめたい。

その昔,高校生だった頃。放課後に必ず寄る書店があって。それはまだ本を自由に買えなかったために,日々通っては次々読み切ってやろうという目論見があった一方で,とにかくその書店の棚の並びが好きだったという理由も多分にあったはず。なぜこの本とこの本が隣同士で並んでいるのか?,この偏ったセレクションは誰の仕業?。など,一冊一冊の本の中身だけではなく,それぞれの関連性で本を考えるきっかけであり,また棚を作る人の存在を意識する始まりがここに。実際,読むだけなら学校でも市や県の図書館でも良かったはずだし。

年齢を重ねるにつれそんな想いも薄まったのか,また金銭よりも地理的・時間的制約を言い訳とするようになったからか,はたまたネットに頼りすぎなのか。とにかく毎日足を運ぶ書店が無くなったし,またそれで困りもしなかった(唯一,八重洲ブックセンターの恵比寿三越店だけは常に気になる存在だったが,棚の規模が小さく,また毎日通うには遠すぎた)。

しかし,これからはそれが目の前にある。こんな幸せが他にあるでしょうか。

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Monday, October 12, 2009
遅ればせながら

遅ればせながら,10日の「秋も一箱古本市」。

地元不動産屋での茶飲み話が盛り上がり,最初の会場「宗善寺」に着いたのは12:30も過ぎた頃。おかげで雨は避けられたけど,出店者の方々は大変だったご様子。

今回の主たる目的は「セカイカメラ」による箱撮影。
この「セカイカメラ」というサービス(敢えてアプリじゃなくてね)の良さは,場の記憶がネットではなくその現地に残されるところではないかと。バーチャルとリアルの間とでも言うか,ある場所で起きた過去の出来事を遠く離れたモニタ上ではなく,その場に行って初めて知ることが出来るという感覚が面白い。

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それでもパブリックなものではあるので,実際の撮影については知り合いの方々を中心にお願いして実施。新たに会場となった大圓寺を除いた(すっかり忘れてた)各会場に,店主さんの箱を撮影した画像が数にして15弱ほど浮かんでいます(上の画像はC.A.G + Neglaでセカイカメラを立ち上げた際のスクリーンキャプチャ)。それぞれをクリックするとオリジナルサイズの画像と共にテキストで「秋も一箱09:○○」(○○は,それぞれのお店屋号)というコメントも表示されますので,どの箱がどの出店者かはもちろん,今後同じ会場で一箱古本市が開かれ同じようにセカイカメラで撮影しても,2009年秋のものとわかるようになっています。iPhoneユーザーの方は谷根千散歩の折に覗いてみてください。もしくはセカイカメラで巡る一箱古本市ツアーなんかも面白いかもね。皆がiPhoneの画面を覗きながらゾロゾロ歩いては,「おぉ,この年はこんな箱だったのか」なんて言うの。怪しさ満点。

各会場を廻る道すがらはTwitterを覗く。いろんな方がこの古本市について呟いていて楽しい反面,ハッシュタグが活かされていないために散漫な印象は拭えず。情報は集約されてこそ輝くところもあり,イベント終了後に振り返る際には非常にもったいないこと。って,ハッシュタグの利用を強くプッシュしない自分もダメなんだけどね。一応,#akimohitohako09で見られますのでどうぞ。来年の一箱では,このハッシュタグを使ってねと事務局が宣言しておいてもいいかも。

本の購入は6冊ばかり。中でも「やまがら姉弟文庫」で入手した『The Christopher Robin Story Book』がお気に入り。探していた全面赤い本。新たに赤い棚へ仲間入り。

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Monday, October 5, 2009
聴けば遠く

先週水曜から欲しい本が一冊あった。

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恩蔵茂『FM雑誌と僕らの80年代--『FMステーション』青春記』

『FMステーション』と言えば,まさに音楽原体験。中学生時分に欠かさず買っていた雑誌であり,これでエアチェックの情報を得,付録のカセットレーベルにレタリングもしたもの。もちろん,鈴木英人のイラストも忘れられない。しかし,思い入れがあるだけに一度は手に取ってその内容はもちろん,本の体裁も確かめてみたいと,ネットでの注文をせずに書店で探すことにする。

「在庫がございません」という返答をもらうこと五度六度。仕事終わりが22時頃になると,大きな書店に足を運ぶことが出来ない。その時間までに足を運べるとなると,昼休みに行ける範囲にある地元に根ざした比較的小規模な書店,または家路の途中に寄れるJR駅構内の書店くらい。その何処でもことごとく手にすることが出来ず。実物を確かめてからという想いがあったからこそ,手間と時間をかける気持ちも持続したものの,すぐにでも欲しいとなれば,そりゃAmazonで注文しちゃうよと思った数日間。

結局,休日の銀座で訊ねると,あっさりと在庫有りの言葉。その手触りと内容を確認した上で購入。帰りの電車の中で待ちきれずに読む,その時のBGMはBrian EnoのiPhoneアプリ『Trope』。

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これまでのようにミュージシャンの手によって完成品としてリリースされた楽曲ではなく,その場でリアルタイムに自動生成される音楽(自分で奏でることも可能)。80年代というエアチェックの時代を綴った本を今という時代に読みながら聴くには,ある意味,最も適した音楽なのかもしれない。ちなみに前作アプリ『Bloom』が点描だとすると今回の『Trope』は線描の音楽。個人的にはこちらが好み。

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Tuesday, September 29, 2009
赤本

「赤本」と書くと,大学受験で散々お世話になったあれを思い出す。また今回,改めてgoogleに"赤い本"と訊ねてみると「民事交通事故訴訟 損害賠償額算定基準」なる本がそう呼ばれていることも知る。

とは言え,今回は普通に装丁が赤い本について。

IKEAで赤のBILLYとBENNOを買い,仕事部屋に設置したのが一月も前の話。天井近くまでそびえ立つなかなかの存在感。試行錯誤しながらそれぞれの棚に本を置いてみるも,これだけの赤い面積にジャンル別・作家別などでただ並べるだけではもったいないと思い,文庫・新書用の棚として考えていたBENNOに手持ちの赤い本のみを表紙を前に置いてみる。

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ちょっとだけ悦に入る自分に気付いてニヤリ。棚の色とあわせたこういう本の集め方もあるなと,やってみて気付く発見。しかし,一方ではこれしかないものかという想いも。背だけなど一部が赤いものはあっても,表表紙・裏表紙もそうだとなるとなかなか見つからない。秋の一箱古本市では,これを目的に探して歩こうか。ちなみに置かれている本は下記のもの。半分が牛若丸の本とは,これまた発見。

・松田行正『ZERRO』
・松田行正『Writing Lights, Lighting Write』
・伊藤俊治『唐草抄』
・Rolf Fehlbaum『Chairman』
・Deutshe-English Dictionary

本だけでは全ての棚を埋めるには至らないので,赤い小物も置いてみる。こちらもそれなりに見つかるもの。思いがけずピッタリはまったのが台湾の紅包。「Double Joy(喜喜。横山剣さん的には右の「喜」が逆さま)」に惹かれて,現地で幾つか購入したもののひとつ。これだけを並べても綺麗かも。となると,逆に棚が埋まりすぎて困ることになるか。本も増やしてとなると,もうひとつBENNOが必要になる時も近い気がする。

そういえば,金土日館で赤い女性を見かけ,我が家へお連れしたんだった。いらっしゃいませ。

redLady

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Sunday, September 27, 2009
金土日の日曜日

過日,とある呑み屋で竹中英太郎と岩田専太郎の話題。
そういえば『谷根千』に岩田専太郎の美術館について掲載されていたと思い出し,週末のみ開館するという「金土日館」に足を運ぶ。

色彩鮮やかな女性画の印象のみで館内を歩くと,そこには墨で描かれた新聞・雑誌小説向けの挿画。これがとても良くて。ディテールを消してシルエットで描く方と,時にそれを更に強調させる荒い筆遣いに見入る。もちろん,女性画の数々も素晴らしく。ベリーダンスを描いていたことを知ったのは新しい発見。10月に入ると展示替えだそうで,時を置かずして再び足を運ばねば。

ほとんどが未読のものだったので,入り口脇に置かれた画集や著作も手にとってみると,その中の一冊『溺女伝』に眼を奪われる。巻頭,題字の記されたその下に描かれた二本の線と二つの点。最初はそれと気付かなかったものの,眺めているうちにひとつの像が結ばれる。ここまで削ぎ落として(いや,削ぎ落としたからこそか)尚窺い知れる色香。本には申し訳ないが,これだけで額装したくなる。

こんな日に口にする夕食の食材調達は吉池。
あの雑多な店内イメージとは少しかけ離れたレジ袋は専太郎の筆によるもの。先に金土日館で伺ったところ,その始まりは定かではないとのこと。紙袋があったかどうか記憶が定かではないけれど,今のポリエチレン製よりも前からのデザインであるのだろうと推測するが,さて。

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Monday, September 14, 2009
音の出口

引っ越して,音楽環境を見直し。
特に居間で仕事部屋に設置したMacのiTunes音源を聴きたい。せっかくデジタルデータがあるんだから,いちいちCDを出し入れしたくない。更に欲を言えば自分なりに満足のいく音で。

システムの選択肢はひとつ。AppleのAirMac Express。仕事部屋に設置したMacからWi-Fiで音楽を飛ばし,AirMac Expressを介して居間に設置されたスピーカーで聴く。選曲はiPhoneを購入してから余剰となっていたiPod touchにインストールしたRemote。居間にいながらにしてiTunesの音源リストにアクセス。まさにiTunes専用リモコン(且つ,ネットも出来る)。

ここまでは即座に決まったものの,悩んだのが音の出口。最初に頭に浮かんだのはBose Wave System。これ一台でiTunesの音源はもちろん,CDもラジオも聴ける完結性(更に今ならばガラステーブルもプレゼント中)。しかし,最も聴きたいのはiTunesの音源。現時点ではCDやラジオの優先度は極めて低い(ちなみにラジオはRadioShark 2をMacに接続して聴取・録音)。だったら,割り切ってスピーカーだけでいいんじゃないか。そうやって色々と探していくなかで,タイムドメイン理論の2機種,Bauxarの「Jupity 301」と「Marty 101」に行き着く。

ネットで試聴できるショップを調べ,便の良い秋葉原へ。
聞き比べると上位機種である「Jupity 301」のほうが,確かに余裕のある音の出。「Marty 101」は同じ音を出すのに,無理して頑張っているような印象。しかし,そこに4万円もある価格差の価値を見出せるかと考えると二の足を踏む。だったら「Marty 101」を2台買って,Macにも繋げたほうが良さそうだし。などと色々悩んだ末,「Marty 101」に決定。色は白。シルバーはそこはかとない質感の安っぽさがちょっと気になって。

導入効果絶大。
上向きのスピーカーが居間という空間には効果的。こちら目がけて迫ってくる指向性が無いだけに落ち着いて聴ける,いわば環境としての音楽に。落語もちゃんとしたスピーカーで聴くと,臨場感が違うものね。今までは噺の中身だけ追えればいいやと思ってたけど,態度を改めて聞き直し中。 また就寝時の入眠効果にいっそうの驚き(居間で寝てんのかというツッコミは無しで)。お気に入りはSt.Gigaの「sound of the earth」シリーズ。特に八重山の一枚。寄せては返す波,虫の音。あまりの心地良さにアルバム一枚を最後まで聴いた記憶がないくらい,確実に途中で眠りに落ちる。これなら寝床に追加購入もあり。もちろんAirMac Expressの利便性も,後戻り出来ない満足度。「Remote」アプリで仕事部屋のMacにアクセス出来ることがこんなに快適だとは。

こうなるとCDというメディアが,ますます希薄な存在となっていく。人生に何がしかの影響を与えられた,また海外のCDショップで購入したなどの意味が付加されたものは別にして,図書館やレンタルショップで入手出来るものは基本的に売却する意気込み。その前段階として,売却予定のCDをiTunesへ取り込み直し。これまではAAC 256だった設定をAppleロスレスに変更。それほど良い耳は持っていないんだけど,幾つかのCDでは音の立ち上がりが良くなったり,全体にもやが取れてクッキリとした印象になったり。そうやって現時点で絞り込まれた保存予定のCDは30枚程度。本ではまだ出来ていないけれど,可能な限りの身軽な生き方を。

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Tuesday, September 1, 2009
夏期休暇宿題提出

金曜日の前夜祭に始まり,土日の本番。三日間の祭が終わる。

出来から考えれば満足度も半ば。特に土曜日は目も当てられぬ。練習ではそれなりに出ていた音が,吹けども吹けども現れず。前夜祭で分かったつもりになっていた街の空気が一変し,それに呑まれた格好。翌日曜日。その落ち込んだ心情に追い討ちをかけるかのように降る大粒の雨に助けられるとは何が幸いするかわからぬもの。指がすべって当たり前,それが開き直りのきっかけに。雨で更に昂ぶった観客の姿も逆にこちらの冷静さを取り戻すことに(最後にはさすがにこちらも変な昂揚感に襲われたけどね)。

とは言え,もちろんこのままでもいいわけではなく。年に一回では上手くなるものもならないので,通年で何かしら携わっていきたいもの。

さて,月は変わって9月。今月はやっと自分のメンテナンス。シーズンに向けてランニングの再開。そしてダラダラと続く新居の整理。

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Tuesday, August 25, 2009
毎日が高円寺

時間に追われる一週間。
Twitterでやっとけと思うような短文で振り返り。

阿波踊り本番も近づき,毎日の高円寺通い。どうにか参加出来ることとなり,晴れて半タコや腹巻など祭り用の衣具も購入。

高円寺のお店覚書き。
ひとつは,商店街の布団屋。阿波踊りに使う鉦や太鼓のばちを売っているのに驚く。

もうひとつは,稽古場へと続く道の途中に「丸山餃子製作所」という名前の餃子屋。「餃子」と「製作」の間にある微妙な違和感に心惹かれる(一方で,製麺所っていう言葉には,そういう想いを抱かないのはなぜか)。とはいえ,稽古前に食べるわけにいかず,かといって帰りの電車内で臭いを振りまくのも気にかかり。

先週日曜日,「鉱物Bar」へ足を運ぼうと,稽古終了後の高円寺駅改札でフジイさんから頂いたDMを確認すると,21時までの営業。この時点で既に21:15。Barというから23時頃まではやっているものだと誤解。次の土日のどちらかで必ずや。

同じ日曜日。稽古出発前,『谷根千』幻の最終号を購入するべく,ギャラリーTENへ。時間が無くて展示を見ることは出来ず。これも次の土日に。そういえば,前号には一箱古本市で見知った皆様のコメントや写真が。

その谷根千はカフェのオープンラッシュ。未だ名前が覚えきれず,また帰りが遅いので入ることも出来ずで,来月の楽しみに取っておく。

根津駅ホームの黒いベンチの位置が,いつの間にか壁際に下がっていた。人は通れないけれど中途半端に広い壁との間隔が気になっていただけにスッキリ。

スッキリしないのは我が家。組み上げた本棚は未だ埋まらず。

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Tuesday, August 18, 2009
ビリーと中央線

引越しから20日。手続きに色々と障害が立ちはだかり,やっとネット開通。iPhoneがあるので,見る分には困らなかったものの,作業的なことはさすがに滞り。月初めにモンガ堂さんとお話したwikiのお手伝いもこれからという体たらく。本当に申し訳ありません。

家の整理は7割程度の進捗具合。なるべく身軽でいたいので,出来ることならば重い家具も買いたくないくらいなんだけど,本だけはどうにもならず。書棚を求めて初めてIKEAに足を運び,Billyを6台とBennoを4台購入。居間と仕事部屋に設置し,後は本を並べるだけ(これがまた一苦労だけど)。

引越しと仕事に加え,今月は更にもうひとつ案件を抱えているのも整理の進まない理由。月末に「第53回 東京高円寺阿波踊り」に笛吹きとして参加するべく,夜な夜な高円寺に通ってはお囃子の稽古。こんなに中央線に乗るのも初めてのこと。一月でゆうに20日は超えるんじゃなかろうか。ホームのお囃子発車ベルにも慣れてこれからがいよいよ追い込み。

その中央線に乗っていたために,先週の「秋も一箱古本市」集会にも参加出来ず。来週の茶話会も参加したいものの,稽古の日なのでやまがらさんのお話が終わった頃にならないと辿り着けないかも。

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Monday, July 20, 2009
浮かぶ瀬

1ヶ月も遅れて「音の台所」さんの日記で我が素性について触れられていることを知る。本屋巡りの話題だけなのは,ここが本に関することを主に書く場所であるからで。一応,仕事も全うしてきた,しがない勤め人でございます。

突然ながら,引越しを決断。
年明け早々からボンヤリとは考えていたし,以前からお世話になっている地元の不動産屋さん(この大将が素晴らしくて本の一冊は書けそうなんだけど,それはまた別の機会に)にも良い物件があれば紹介をとも言ってはいた。それがここに来て急転直下であれよあれよいうまに決定。これも流れというものなのでしょうね。

場所は相変わらず,この辺り。しかも,直線距離にしたら500mあるかないか。街の本屋さんも近くなるし,この季節ならアイスにかき氷,そして朝蕎麦も行きやすい環境。今の2倍強の広さを得て,さて何を生み出せるのか。やっと人を呼べる環境にもなりそうなので,よろしければ是非。住所を頂いている方には改めてご連絡させていただきます。

という状況なので,この三連休は引越作業に没頭。頭を悩ませるのは,いつに変わらぬ本の山。バンカーズボックスサイズの箱(W34.5cm x H26.5cm x D41cm)で約30個。多いか少ないかは個人の判断によるでしょうが,梱包していて気づく未読含めた今の自分には不要と思われるものの多さ。流れに身を任せることになぞらえれば,「本を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」なのか?,そうなのか?。とにかく,もっと身軽に動きたいもの。そういう意味では,やってて良かったスキャン作業。Macのハードディスクを眺めると,確実に5箱分はこの中に収まっている。どうせ未読なら,ハードディスクの中にあったほうがいいものもある(もちろん,紙であったほうが良いものもある)。

引越し先が近いので,ちまちまとしたものは自らの手で移動中。とは言え,あと10日。残された時間は少ない。

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Saturday, July 11, 2009
過去の自分に助けられ

お台場は遠い。大地に立ったガンダムという強いフックがあっても遠いものは遠い。早々に東京国際ブックフェアをあきらめて,駒込の蕎麦屋で昼酒をひっかける。

気持ち良くなったところで,山手線に乗って原宿。GYREで開かれているインディペント出版とアーティストッブックのフェア「Zine's Mate Tokyo 2009」へ。北欧デスメタルの歴史や香港の漫画家本など,海外の書籍に眼が行く。

別会場のVACANTへ行くと,来場者と出展者のバランスが取れておらず,会場内を歩くこともままならず。それでも見知った方々にご挨拶しながら一回り。購入したのは初めて知ったデザインあみものチーム「knot」の『#3 「密生」book』。モノクロの背景に浮かぶ編み物で作られた細胞体に,エルンスト・ヘッケルの博物画が想起されられる素敵な世界観。そういえば,どちらも幾何学の世界。帰りしな,会場のフライヤー置き場で「鉱物Bar」の葉書を見つける。一箱古本市の会場でフジイキョウコさんからお話だけは伺っていたイベント。8/15~30,西荻の「ギャラリーみずのそら」にて。ちなみに葉書の写真は凹凸舎の大沼ショージさん。イベントでは活版カードも扱われるようで,納得の繋がり。

千代田線なら一本だからとミッドタウンの「骨」展に行こうかと思うも,体力を考えて素通り。そのまま新御茶ノ水。ソラリで長話の後,小宮山書店のガレージセール前を通るとモンガ堂さんのお姿。JanisにCDを返したら,晩ご飯も兼ねてやまがら文庫さんの棚をを見ようとヒナタ屋へ。扉を開けると再びのモンガ堂さん。つい「いたっ!」と口走ってしまう(失礼しました)。「おに吉」最新号を頂いたお返しに,西荻繋がりで「鉱物Bar」の葉書を進呈。カレーを食べながらやまがらさんの棚をチラチラ。『みづゑ』に『POOKA』と,ちょっと意外なセレクション。

帰宅してiMacをいじっているとFireWireで繋いだiTunes専用のハードディスクが認識されず。仙台で買ったMacBook Proに繋ぐと見えるということでiMacに原因ありと確定。即座に購入したショップに電話連絡し,ピックアップ修理の手配。ついでにMacBook Proとリプレイスする形でお役御免となるMacBookも一緒に修理へ。パームレストにちょっと不具合があって,売却するにもちょっと躊躇していたところ,iMacの保証書と一緒にショップオリジナルの延長保証書を発見。ありがとう,2年前の自分。両者を梱包したら,iMacのバックアップデータをMacBook Proに移動。買ってて良かったMacBook Pro,行ってて良かった仙台。

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Sunday, July 5, 2009
夜から神保町

夕刻まで家仕事。何となく休日にずっと家に居続けることへの小さな不満感を覚え,バスに乗って神保町。

そういえば,今日は5のつく日。なれば,ジャニス。未聴のアイスランドミュージシャンを中心に10枚。

三省堂1階で『東京かわら版 7月号』。巻頭エセーが細野さん,巻頭インタビューが 圓丈師匠とくれば手に取らない訳にはいかない(と言いつつ,師匠の新刊『ろんだいえん』は保留中)。4階に上がり,松田行正さんの新刊『線の冒険』。フロアをブラブラすると自由価格本フェア。『is』が幾つかあったので物色。こういう時(と言うのは,出会い頭の出会いという意味)にいつも思うのは,所有・未所有の確認問題。これから古書市に行くぞとなれば,その前に何らかの蔵書確認をしてからとなるが,何の準備もしていない時の脆さというか危機管理(何の?)の無さというか。CDのリストは Delicious Libary経由で全てiPhoneに入れてあるのだから,やっぱり雑誌についてもやっておくべきか。

外食が続いたので何か作るかと,すずらん通りのマザーズへ向かうも既に閉店。ならばと冨士屋に向かうも,こちらも同様。神保町の日曜夜は早い。

あきらめて富士見坂からバス停に向かうと,左手のセブンイレブンが無くなっていた。

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