Archive for 9月, 2005

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19
9月

一部屋古本市(一日のこと編) 

用事で行けない1号に頼まれ、
プリントアウトした道案内のメールを手に、ふらふらと家を出て、
目印の「ぶたぶたくんのおかいもの」に出て来そうなパン屋さんを目指す。
この辺りは道が微妙に斜めになっていて、
普段もちょっと急ぐと途端に目が回ってしまう。地元なのに。
今日も、最後に「北」がどっちかわからなくなって、
行き止まりに泣かされたり。ダンジョン状態。
お寺の屋根の色を頼りに探し出す。
大家さんに挨拶して、
秘密基地のような木造アパート奥の一部屋に辿り着く。
製本の道具が沢山あって、窓ガラスには隣の家の緑が透けている。
四谷書房さん、
「ふぉっくす舎」のNEGIさん、とりさんと揃い、開始。ドン。
最後に森さんと、今日のメンバーが揃い、暑いというより熱い一部屋に。
一箱古本市の時の記憶が蘇る。
あの時はゆっくり回れなかったからリベンジ状態。
途中、布貼りの「冒険ダン吉」「のらくろ」の復刻版単行本について
話がはずむ。いきなり話がぐんぐん進んでいってびっくり。
「凸凹黒兵衛」も..と言いかけて我に還る。
少女小説や恋愛手記特集の婦人雑誌も目に入っていたけれど、
今回は秋に読み込みたい本中心に。
ポマードの広告など、各種スクラップブックにも後ろ髪引かれつつ、
うさぎのマッチラベルで我慢。
(リストは前回アップ分ご参照下さい)
散歩しつつNOMADさんへ移動。
奥の部屋では、
明治〜昭和の蒐集家の会の凝り過ぎな小冊子や、
(竹皮の表紙に爪楊枝付き!いちいち作ってるところを想像するとおかしい。)
書評のファイルなど見せていただいて話が更に深みへ。1号も合流。
ファイルの中には、この前「100年前の未来画展」へ行ったばかりの、
アンドリュー・ワット氏の本の書評があって、ゆっくり読みたかった!
日記はよく本になるのに、書評はなりにくいとか。
蒐集家の会の冊子は、自己紹介の脇に収集物紹介の欄があり、
他にも土鈴、鉄道スタンプ、うちわなどなんでもありで、
なんとも業が深そう&怪しげ&面白そう。
ラブレターの収集家やら、それぞれ己を貫き過ぎ..。
考現学の観察結果の連載のある冊子も。
薦められた「「知」の自由人たち」山口昌男 図書館で借りることに。
前から気になっていた、
宮武外骨の絵葉書コレクションの閲覧のことをお伺いしたら、
全部収録した?CDRがあるけれど100万円とのこと!
目の玉が音立てて飛び出そうに。ポン。
宝くじ当たったら欲しいものリストに入れて、
東大博物館で展覧会開催される日を夢想することに..。
本のことも、笑顔で床の底抜け対策語り合ったり、
悦楽と恐怖が入り交じっていました。うちはまだまだです。
「買った本の背表紙をじっくり眺めたい..。」にうなずく人たち!
うちはぎりぎりだけど、最近堤防決壊してばかり。危険な兆候が。
蔵書整理用の、秋葉原にあるようなレンタルショーケースの
本棚版があったら利用者あるでしょうか。
あと、蔵書から出したタイプの棚の数ヶ月限界説。判る気が。
そんなこんなで、話は尽きませんでしたが、
時間になったのでお開きに。ありがとうございました。

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19
9月

一部屋古本市(理由編)

トンブリン2号による、一部屋古本市で購入した本に関する説明と手に取った理由です(だからどうした、なことばかりですが..)。

・「明治マッチラベル」 (兎の図案あり)
チェコのマッチラベル展の方では、濃緑色のうさぎマッチを購入していました。うさぎ切手は少し集めていますが、マッチは未踏の地。こちらのラベルはうさぎが丸に「川」の字の入った荷物を引いています。
図書館にも「明治大正日本のマッチラベル 」予約しました。多分、京都書院アーツコレクション82、です。日本のラベルも気になって来ました。
・『図説 写真小史』 ヴァルター・ベンヤミン著 久保哲司 編訳 ちくま学芸文庫 1998
最近うさぎ周りばかりになりましたが、一応写真撮っているので勉強用に。
・『花の文化史』 春山行夫著 中央公論社 (装丁 恩地孝四郎)昭和29年
大学の卒制で鉱彩画の材料のデータベースをハイパーカードで作ろうとしていました(へぼっちいものでしたが..。)
その時に「春山行夫の博物誌 宝石」平凡社 にもお世話になりました。
その記憶があって、面白そうだったので。
・『縦横から見た東京』 前田案山子著 丸の内書店 昭和3年
『アースダイバー』を読み終えたばかりだったので。
・『映画館 建築写真文庫80』 彰国社 昭和34年
岩波写真文庫とは又違った、淡々とした写真。
・『プラハ歴史散策』 石川達夫著 講談社α新書 2004
又行く日の為の予習用。
・『オデッセイ1971-2001 工作舎アンソロジー』 工作舎 2001
家に工作舎関係の本がちらほらあるので。『遊』創刊号のダイジェスト版収録でした。
・『新現実vol.4』 角川書店 2005 
吾妻ひでお『夜の魚』掲載だったので(『失踪日記』、『ぶらっとバニー』と読みました。)
・『中国におけるアラビア文字文化の諸相』 町田和彦・黒岩高・菅原純 共編 
アラビア文字読めるムスリマの友人がいるので。きっと面白く読んでくれると思うのでお土産用に。
東京外語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 2003
・『本とコンピューター 2003夏号』 トランスアート
プラハの特集だったので。洪水で水浸しになった本が痛々しいです。
昔のコバルト文庫のような少女小説や、恋愛手記など載った婦人雑誌もあったのですが、今日はあまり手が出ず。
野ばら社の本のような大正〜昭和?の図案、ポマードの広告を集めたスクラップブック数冊も非常に気になりましたが..。

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17
9月

一部屋古本市

南陀楼綾繁さんの引越し中止記念イベント(という冠をつけていいのかな?),「一部屋古本市」にトンブリン2号が参加してきました。
取り急ぎ,まずはメモとして購入した本のリストを掲載します。
・『図説 写真小史』 ヴァルター・ベンヤミン著 久保哲司編訳
 ちくま学芸文庫 1998
・『花の文化史』 春山行夫著 中央公論社(装丁 恩地孝四郎) 昭和29年
・『縦横から見た東京』 前田案山子著 丸の内書店 昭和3年
・『映画館 建築写真文庫80』 彰国社 昭和34年
・『プラハ歴史散策』 石川達夫著 講談社α新書 2004
・『オデッセイ1971-2001 工作舎アンソロジー』 工作舎 2001
・『新現実vol.4』 角川書店 2005 
・『中国におけるアラビア文字文化の諸相』 町田和彦・黒岩高・菅原純 共編
 東京外語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 2003
・『本とコンピューター 2003夏号 トランスアート』
・明治時代のマッチラベル (兎の図案あり)