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11月

不忍ブックストリームの作りかた:試験放送覚書:音声編

不忍ブックストリーム:試験放送」の反省記。最初は色々あった音声編。

まずは音声周りに関する使用ハード・ソフト一覧を(具体的な配線やセッティングについては、本放送後に改めて詳解します)

使用ハード
・MacBook Pro
・Yeti(USBマイク。ナンダロウさん使用)

使用ソフト
・Soundflower(仮想オーディオデバイス)
・LadioCast(音声ミキサーとして使用)
・Skype
・USTREAM Producer(無料版)

USTREAM配信は、映像よりも音声のクオリティが大事。頭では分かっていても、実際にやってみるとやはり問題噴出。全てはハード・ソフト両面における機材習熟不足ですので、後々のためにもちょっと長めにまとめておきます。

事前セッティングの段階で解消出来なかった最大の問題がこれ。

 ・Skype用の音声入出力設定の不備

試験放送当日、Twitterでのやり取りをきっかけに急遽実現した、五っ葉文庫(@itutubabunko)さんのSkypeを通してのゲスト出演。しかし急だったこともあり、五っ葉さんの音声をMacBook Proでそのまま受けて配信まで持っていく設定を探れず(具体的にはSkypeとLadioCastでの音声入出力設定)。結局断念し、MacBook Proの外部スピーカーから出した音をナンダロウさんが使うYetiで拾うという、確実なんだけど訳分からない方法。五っ葉さんの声が小さかった原因はこれです。

この決定を受け、次に考えたのはナンダロウさんのための音声モニタ。結局、用意しないことに決めました。その理由は以下の2点から。

 ・配信用のMacBook Proからの音声分配
 ・USTREAMの配信ラグ

配信用音声は、もちろん私もモニタするものなので、それを2人で聴くにはMacBook Proの音声出力端子から出た音を2系統に分ける必要あり。今思えば、ナンダロウさんの位置と配信機材の位置はそれなりに近かったので、イヤフォン分岐ケーブル(こういうの)がひとつあれば事足りたのですが、そこまで気が回らず。更に、放送後になってYetiにもイヤフォン端子があったことを思い出しました(出力設定はLadioCastで)。全く、宝の持ち腐れもいいところ。

一方で、ナンダロウさん使用のノートPCからブラウザを通して流れる音声をイヤフォンで聴いてもらうことも出来ましたが、 USTREAMには数秒~数十秒の配信タイムラグがあります。自分の声が後から聴こえてくる状況下では、さすがに話すのは難しいでしょう。

今はSkypeの音声の取り回しも分かりましたので、本放送ではMacBook Proからそのままクリアにゲストの声を届けることが出来ると思います。またこうなると当然外部スピーカーからの音出しも無くなるので、Skypeゲストの音声を聴いてもらうためのモニタも準備(Yetiから分岐ケーブルを出せば、スタジオ側の複数ゲストにも対応)。

音声トラブルと言えばもうひとつ。配信開始から約4分間、音声が出ませんでした。これはUSTREAM Producerの設定ミス。配信する映像側で音声の出力先を指定して安心と思っていたのですが、それとは別に音声ソースを変更する必要がありました(具体的には、ウィンドウ内[Change:]の[Sound]を[Live Input Microphone]に設定)。

と、様々な問題がありましたが、裏返して試験放送という意味合いにおいては成功と言えるでしょう。いつもこうではいけないでしょうし、またその程度にも境界線はあるでしょうが、それでも失敗が許容されるメディアを誰もが手に入れられることに喜びを感じたいです。

また今回最大の収穫はSkypeゲストの可能性。一番最初に五っ葉さんに出てもらえたのは非常に大きかったです。ナンダロウさんとのあのやり取りを世界中(大袈裟)で同時に共有出来る楽しさといったら(笑)。今後、本当に世界中からゲストを呼べたら更に楽しいことでしょう(個人的には台湾の胡蝶書房さんに是非とも)。五っ葉さん、ありがとうございます。

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