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5月

図書館愛書家の楽園

先週末は帰省して高校以来の田植え作業。頭では忘れていても,動くと体が色々と思い出す。
行き帰りのお供はアルベルト・マングェル(Alberto Manguel)『図書館愛書家の楽園』。本に限らず紙物のスキャン行為にまで励む身としては,ハードディスクまでもが文字通りの私設図書館となった現代。全てを蒐集することはもちろん,秩序だった整理すらおぼつかないにもかかわらず,それでも徒労とも言える行動を重ね続ける背中を押してもらえたような。
「図書館」「愛書家」という邦題(ちなみに原題は『 The Libirary at Night』)から手に取ったが,改めてAmazonで著者のリンクを辿ると予想だにしない繋がり。『世界文学にみる架空地名大辞典』を著した人であったとは!。著者のサイトでバイオグラフィを確認。16歳から20歳までの4年間,盲目のボルヘスのために読み聞かせの役目を担っていたとも。
同サイトには「Recommended Reading」と題して100冊の推薦図書が記されたpdfも。こうして繋がっていく。
・白水社:『図書館愛書家の楽園
・「Alberto Manguel

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