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6月

心の地と書いて心地

書店に限らず,旅先で行きたい場所を巡っていると,日本で同じ事をする際,如何にiPhoneに頼っているかがよく分かる。論理の飛躍が過ぎるけど,要は街歩き中のネット環境の有無,もっと言えばgoogle mapへの依存。GPSで自分の場所を確認,目的地をアドレスブックの住所から呼び出したら,あとは両者が交わるように歩くだけ。それが課金の問題で,海外で手持ちのiPhoneからネットするのは御法度(0の数が半端じゃない)。結局は書店を登録したgoogle mapをプリントアウトして持ち歩くか,もしくは既存のマップに手で場所をプロットしたものを作るか。ほんと,便利になったのかなってないのか…。
書店巡り,今日は3店。
・Strand Book Store
・Forbidden Planet
・Housing Works Used Book Cafe
Strandはさすがの集客で店内ごった返す。しかし,その雰囲気と膨大な本にあてられて眼が滑るというか,背の書名を眺めても上手い具合に咀嚼できない。分かりやすいところで,Taschenの大型本が半額近い価格で食指が動くも,パッキングのつらさを考えるとさすがに断念せざるを得ず。このためにスーツケースを買い足したら本末転倒もいいところ。それが出来てこその馬鹿なのかもしれないけれど。
疲れた心と体を休めるためにHousing Works Used Book Cafeへ。扉を開けるとすぐに二層吹き抜けの古書部,その奥にカフェ。天井の高さもあって,居心地の良い空間。カフェではWiFiが飛んでいるので,客の多くが持参のラップトップを開いている。ここぞとばかりにコーヒーを飲みながらiPhoneでgoogle map。
ちなみにここは書店もカフェもボランティアスタッフによる運営。売上げはHIV/AIDSへの医療サービスやホームレス・低所得者層への住宅サービスなどに利用されるとのこと。更なる内容についてはBookstoreのサイトから,上部の「SERVICES」を。

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