Archive for the ‘Movie’ Category

29
4月

Kill “B” and “B”

   Posted by: fumi

外苑前で人助けの人足活動(個展会場設営)。デカイ道具を家から持っていく必要があったのでチャリはあきらめ地下鉄で行く。しかし空は良すぎてどうしようってくらいの天気。こんな昼にお前に乗れないなんてー,発車できないなんてー。
15:30には何とか終わらせ,そこから有楽町へ向かい『Kill Bill vol.2』。
終盤はある意味「Kill is Love」の看板に偽り無し。『vol.1』のリアルタイムで血湧き肉踊る昂揚感とは違い,後からジワリジワリと効いてくる。
ネットを色々と見ると『vol.3』があるとかないとかいう話も出ているそうで。となると,やっぱり生き延びた(と言うよりも,死ぬことを許されなかった)者達を中心とした復讐が復讐を呼ぶ話になるのかねぇ。フランス人の腕無しカンフーとアメリカ人の座頭市が母親を目の前で殺された少女を修羅雪姫に仕立て上げ,何処かで静かに幸せな生活をおくっているであろう子連れ狼の命を狙う。んー,ますます女性の映画(その前に『vol.2』で男キャラ,全滅してるし)。

25
4月

ペキンパー!!

   Posted by: fumi

朝,チャリに乗って銀座へ向かい『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ! 夕陽のカスカベボーイズ』
去年の鬱憤を吹きはらす充実感。後半これでもかと続く怒濤のアクションに笑いすぎて涙が出た。ストーリーや細かいディテールについては色々と注文のつけどころもあるけれど(西部劇に造詣の深い人は尚更なんだろうな),周りに座る子供達と一緒に楽しく笑えることがとにかく大事なんじゃないかと。その場の雰囲気も含めてやっぱり映画館で見てこその映画。
にしても,今回のボーちゃんはカッコ良かったなぁ。全編通して存在感が際立ってたよ。

20
3月

Signs of Life

   Posted by: fumi

午前のいつもの用事を済ませ,今日こそはジムと思って建物の前まで行ってみたら臨時閉館日…。2週間行かないとそりゃ臨時の話なんて知らないよなと自分を戒めつつ,ジャグジーで暖まる予定も急転直下,強烈な花冷えにやられて体調も落としてみる。
そんな時は家に帰って借りといた『サイン』。
映画本来の意図とは別の次元で爆笑必至という話を耳にしたことが見ようと思った動機。なので,その時点で既にもうどうしようもないバイアスがかかっているわけですが,その期待を超えて十二分に堪能。やっぱり世界の全ては繋がっているんですよ。あの時に大怪我したのもそう,その時にそこにいたのもそう,あなたと出逢ったのもそう,あんたがいなくなったのもそう…。だから私も力強く振り切ります!。
ストーリーとは別のところでは,映像を一切使わず文字(若干のモーションあり)だけでシンプルに表現されたタイトルバックが望外の収穫。必要以上(いや,元々笑おうと思ってるから…)に不安感を煽る音楽もまた効果的。
大笑いしたことで体もぽかぽか,ジムに行けなかった凹みもこれで無事解消。

15
3月

How’s Anny

   Posted by: fumi

東の正横綱を三輪ひとみとするならば,西の正横綱はこの人,ヘザー・グラハム。
懐かしの『ツイン・ピークス』(DVD,ファーストシーズン(1~7話)が出てから全く音沙汰無いんですが?。彼女の出演シーンはまだ遥か先だよ…)での美しいお姿にやられて以来のお付き合い。しかし『フロム・ヘル』以降はチェックを怠っていたので出演作を2本ばかりレンタル(コンセプトは「その邦題はないだろ」)。
1本目『踊るマハラジャ★NYに行く』(原題『The Guru』)。
ポルノ女優を演じているという聞き捨てならない情報で頭の中は大変なことになっていたのですが(無事昇華されました),大笑いできて,そして時にはホロッともさせられてと,ストーリー自体も非常に楽しめました。インドからやってきた俳優志望,転じて性の教祖となる主人公(ブライアン・フェリーのような困り顔が魅力的),その主人公を教祖と崇めプロモートする精神世界ずっぱまりのブルジョワお嬢様(こんな人,実際にいるよなぁ…),更にヘザーのフィアンセである消防士,主人公と同郷のインド人…。と他のキャラクター達もそれぞれにちゃんと立っていて魅力的。
続いて2本目『ギリーは首ったけ』(原題『Say It Isn’t So』)
こちらもコメディ。彼女自身はあまり活躍しているとは言えなかったけれど,『The Guru』同様,その不満を忘れるほど映画としてしっかりおもしろかったです。そしてこちらのキャラ立ちは,主人公男性をサポートする両足義足のヒコーキ野郎(オーランド・ジョーンズ)以外に無し。いやぁ,もうたまらなくカッコイイ!。ある一大作戦を繰り広げる際,操る飛行機のスピーカーからワーグナー(曲はもちろんベトナムのあれ)が流れてきた時には爆笑と共に血湧き肉踊り,気がつけばモニターの前で大拍手。

11
3月

What Have They Done to Solange?

   Posted by: fumi

『ソランジェ 残酷なメルヘン』見る。
1972年,あまりの残酷描写に日本国税関から上陸を拒否された女子高生惨殺ミステリーと言われたら見ないわけにはいかないと手に取ったものの,30年前という時代の違いを考慮に入れたとしても,エロス・サスペンス・ホラー,どの位置から見ても中途半端でした。誰一人として感情移入できない登場人物,そして風が吹けば桶屋が儲かる的強引なストーリー展開にも引きまくり…。
とは言うものの,主人公のイタリア人教師(教え子と付き合う絵に描いたようなエロ男)の妻であるドイツ人教師を演じたKarin Baalには見とれました。角張った小さい顔立ちにひっつめのブロンドの髪,そして「どうせ私はドイツ人だから考え方が固いわよ」という自虐発言。あっけらかんとした女子高生の軽薄さがストーリー全体を覆う中にあって唯一の心の拠り所でしたよ。
しかし,この発売元には騙されがち…。『チェコ怪奇骨董幻想箱』なんて,ネーミング買いしちゃいそうだし,『アデラ / ニック・カーター,プラハの対決』に至っては,「アメリカの名探偵ニック・カーターが,あやかしの古都プラハを舞台に謎の食人植物アデラと対決!」(サイトより引用)だもんな。プラハで食人植物…。ルドルフ2世のヴンダーカマーにも収められていたんかいな。

8
2月

Keep Watching the Sky

   Posted by: fumi

『血を吸う宇宙』をDVDで。

『発狂する唇』の続編となるこの作品,そのノリも全く前作と同じだけど(クンフー度アップ,エロ度ダウン程度),正直最初から引きまくり。しかるにその理由は明らか。『発狂する唇』の衝撃を体験した後だからという免疫・耐性効果以上に,自分はやっぱり三輪ひとみが好きだったんだと…。前作の主役からうって変わってチョイ役(阿部ちゃんの恋人役。この2人が揃ったシーンだけが傑作)となった本作では,あの狂ったシナリオも輝きを失い,ただの笑えないおふざけに成り下がってしまいました(それでも中盤から後半にかけての阿部ちゃんの暴走っぷりだけを心の支えに何とか全85分を乗り切る)。

そしてその三輪ひとみ効果を更にはっきりと確認したのが主役を演じた特典映像『血を吸う宇宙外伝 変身』。本編よりも全然おもしろいっすよ。見事な学芸会演技(褒めてます)を見せてくれる共演のガース氏もまた素敵。
ハレハレヒーホー,ハレヒーホー。

1
2月

10 Minutes after 10 Years

   Posted by: fumi

映画の日ということで,恵比寿にて『Ten Minutes Older 人生のメビウス』
普通に見ればまだ納得できたものを期待しすぎたが故にとんでもなくつまらなく感じてしまったという,映画ではかなりやりがちな失敗を見事に踏襲。カウリスマキは何度見てもやっぱり自分とは相性があわないし,ジャームッシュもヴェンダースも見たそばからストーリー・映像共に頭から抜けていくほど印象に残らず。ゴアvsブッシュを描いたスパイク・リーが,その題材の魅力で最後まで引っ張ってくれた程度。
しかし唯一,ビクトル・エリセだけは全くの別格。『ミツバチのささやき』も『マルメロの陽光』も通しで見たことのないド素人ですが,10年待ってでも見たいというファンが多いのも頷けました。あのモノクロの硬質感はクセになりそうです。

17
1月

“Crazy Lips” makes me crazy

   Posted by: fumi

借りっぱで見忘れていた『発狂する唇』をようやく見る。
絶句…。
三輪ひとみ目当てで借りたんだから,それだけでも元は十二分に取れました。しかし,それ以上に色んなことを学んだというか,逆に知らないほうが幸せだったのに知ってしまったというか…。三輪ひとみに眼が眩んでいた分,ストーリーに関しての余計な事前情報無しに見られて正解だったことは確か。
あぁ,ほんとにびっくりした。

15
1月

弾丸坊主

   Posted by: fumi

『バレットモンク』(原題『Bulletproof Monk』。意味が全く逆だよ)の試写会へ。偶然眼にしたTVCMで一瞬にして虜。主人公のなりが見るからにチベット僧とくれば,これは絶対に見逃せないですよ。
人物設定や話の連関など映画としてのツッコミどころも満載ではあるけれど,笑ってしまえば楽しめる部分などで全く問題無し。それよりも,1943年から2003年に話が一気に飛ぶ展開とか,チョウ・ユンファが主人公のチベット僧を演じているとか(『NYPD15分署』との兼ね合いは?),この映画でのジョン・ウーの役割とか,背景に見え隠れする部分に想像力を刺激されて大変。
帰り道,コンビニに寄ったら「アイドルお宝ムービー収録のDVD付きカップ麺」なるものが棚に。ふ〜ん,こんなのが出てるんだと手に取り眺めてみると,なんと側面にこの映画の画像が。おぉタイアップ,しかもDVDにスペシャル映像収録(さらに蓋には映画割引券も印刷されている)と,見事なまでの共調連鎖に感動。アイドル目当て(または興味本位)でこのカップ麺を買う人はいるかもしれないけれど,弾丸坊主目当てで買う人はさすがにいないだろうな…(我が家にいます)。

13
1月

Chaos West

   Posted by: fumi

映画『クレヨンしんちゃん』最新作の情報が公開開始されていた
マカロニ,微妙に『オトナ帝国』なストーリー,そして相変わらず人を食った(もちろん褒め言葉)予告編。期待しています。