Archive for 10月, 2003

31
10月

The Album

   Posted by: fumi    in Yasuyuki Okamura

卓球のサイトで,”岡村靖幸と石野卓球”改め,”岡村と卓球”のアルバム『The Album』のリリースを知る。元々は今年3月リリース予定だったものの,その直前になって突然の中止。そのまま歴史の闇に葬り去られてしまうのかと思っていただけに,もうたまらなく嬉しすぎ。
そして今は,HMVで開陳された曲タイトル(スペルミス,なんとかしようよ)で脳内妄想膨張中。シングルリリースされるはずだった#3の『New Wave Boy』に始まり,#5はやっぱりあれのことだろうし,そして#11はCAN,#12は伊藤銀次(そして森田一義)のカバーなのか!?。
まさしく”The”がつけられるにふさわしい1枚になりそうな予感。

31
10月

Long Distance Version 1

   Posted by: fumi    in Personal

文字通り走り続けたこの1ヶ月。振り返って足し算してみたら,120kmくらい走ってた。1日平均で7km。これが週に4日か5日でこの数字。やれば出来るもんなのね(っつーか,これくらいやっとけよ,何年ジムに行ってんのよって自問)。
ここからまた距離を延ばすのは難しいけれど(体力の限界に加えて怪我が怖い),とりあえずジム退会の年末まで今のペースを維持できれば,楽しい正月を迎えられそうな。

26
10月

Run, Don’t Walk

   Posted by: fumi    in Book&Magazine, Personal

「止まると死ぬ」(© 間寛平)とばかりに,走りバカへの道を邁進しつつある昨今。今日は休日ということもあって,ついに10kmまで距離を伸ばす(時間にしてちょうど1時間)。お前は市民ランナーにでもなるつもりなのか?。
ジムを出たら,そのまま神保町に向かって各所巡回。購入意欲満々だったアイデアのソール・バス復刊本は,実際に手にとって眺めてみたらしっくりこなかったのでとりあえず保留。Janisも借りたかったものが軒並み出払っていてダメ。結局,カバンに入ったのは『穹+』(鈴木清順と対談する山口小夜子,そしてダラムサラの記事に惹かれて)のみ。
まぁ,今週からが始まるので,どうせまたすぐ行くということで。

26
10月

The Last Chance

   Posted by: fumi    in Miscellaneous

普段ほとんどテレビを見ないので,後になって「そんなのやってたのかよ!?」と後悔すること度々。今日もBBC Worldでコンコルド最終フライトが生放送されていたことを知って愕然…。
にしてもBBC World,サイトでの告知遅すぎだろ(と,とりあえず余所の所為にしとく)。

25
10月

Killed by Lines

   Posted by: fumi    in Movie

『Kill Bill』初日。
オールナイトのゆるーい雰囲気の中でバカ笑い(見る前から既に笑うこと前提)しながら見たかったんだけど,小心者故につい次の日の体調を考えてしまい,普通に19:00から鑑賞。
視覚からの刺激には心構えをもって臨んだのでそれなりに耐えられたけど,その一方で防御力をアップしておかなかった聴覚が完全にやられた。特に千葉&ギャバンの限界ギリギリトークがもう…。外人さんの日本語は笑えて当たり前(しかも発音よりも,むしろ噛み合わない言葉のやり取りのほうがツボにはまる)。日本人の日本語でここまで笑わせていただけるとは。いやぁ,日本人で良かったと本当に思ったひととき。欲を言えば全ての日本語部分に英語字幕をつけて欲しかったけど(アメリカ版での千葉&ギャバンのトークはどう英語字幕になってんだろ?),それはDVDになった時にでも確認しよう。
以下,その他の個人的感想と妄想(ネタバレ含む)。
麿さん,何やらかしてくれんのかと期待してたのに存在感薄すぎて残念(お手ふき投げただけかよ)。
ルーシー姐さんの最期,『ハンニバル』での例の蓋が開く絵がフラッシュバック。更には降りしきる雪をかきわけ,レクターがフライパンとカセットコンロを持って走ってくる姿まで思い浮かんでしまってもうダメ。
通訳のジュリーさん,もう少し気の強い性格だったら『Monty Python and the Holy Grail』のBlack Knightになれたのにね(代わりに,自分の頭の中でユマにへなちょこパンチ&キック(強気発言込み)入れまくっておきました)。
エンドロール最後にR.I.P。勝新や深作欣二と並んでチャールズ・ブロンソンの名前もあったような(他にも2・3人いたけれど確認できなかった)。

19
10月

10代の秘かな欲望

   Posted by: fumi    in Book&Magazine, Personal

Phillip Glassで怒濤のライブ週間も終わりと思いきや,最後にもうひとつ追加公演。奇異なる縁が繋がって,某中高一貫校の文化祭に足を運びブラバンの演奏を聴く。
演奏終了後,せっかくだからと校内を巡って各部の展示を眺める。卒論発表会に普通に驚き(高校で卒論があるとこ,初めて知ったよ),同一教室で展示を行う鉄道研究会(ジオラマ有り)と文藝部(やる気無くコバルト文庫を読み耽る銀縁眼鏡の女子生徒達)には激しくときめき,古本コーナー(50円均一)では『ツイン・ピークス クーパーは語る』を捕獲し。また部員が描いた直筆イラストの無料配布を行っていたマンガ部では,唯一の男子部員による殴り書きに近いRX-78のラストシューティング(「ビシューン」の擬音入り)に心をわしづかみにされる(10代半ばでも初代ガンダム知ってんのね)。
にしても,何と言うかもう甘酸っぱい景色の数々。岡村ちゃんライブの後ということもあってか,終いには思い出さなくてもいい自分の学生時分までフラッシュバックしたり…。
一通り堪能したら,その足で神保町へ赴き諸々捕獲。
・別冊映画秘宝『「キル・ビル」&タランティーノ・ムービー インサイダー』
・『映画秘宝 vol.27』
・『遊 1981 8/9合併号』
別冊映画秘宝は説明の必要無し。『映画秘宝 vol.27』は,買おう買おうと思って長らく放置していた「この映画を見ろ! 2002年版」の号。『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』(金子南平のイラストに涙)に『ギャラクシー・クエスト』(最後に報われるのはヲタ),そして『処刑人』(デフォー!!)と,ツボにはまったタイトル満載。ちなみに『処刑人』だけDVD買ってないんだけど,やっぱりあのステキテキテキでムテキンなデフォーをいつでも見られるように買っとくべきか。最後にこちらもエアポケットのように欠けていた『遊 1981 8/9合併号』 。松岡正剛が選ぶ365冊がメインなんだけど(千夜千冊とかぶっているものもあり),それよりも19歳の手塚真の風貌,そして(おそらく)自室の景色のほうが正直おもしろすぎ。怪奇ものの雑誌とフィギュアに囲まれてカッと眼を見開いたその姿,ベクトルこそ違えど『ギャラクシー・クエスト』のブランドン君がふと頭をよぎったよ。

18
10月

Powaqqatsi -life in transformation-

   Posted by: fumi    in Live, Movie

2日目。すみだトリフォニーホールにてPhilip Glass『Powaqqatsi』(1988)。
の前に,『Koyaanisqatsi 』『Powaqqatsi』共にチケット購入した人を対象にした『Anima Mundi』(1993)の特別試写会。いやぁ,ぐっすり眠らせていただきました。以上。
で,『Powaqqatsi』。
『Koyaanisqatsi 』から打って変わり,人間そのものの営みに焦点を合わせているためか,カタストロフィの類を感じることは無し。でもそれが逆に妙な安心感を覚えることになって,個人的には『Koyaanisqatsi 』ほどの衝撃を受けるまでには至らず(音楽もまた,希望や心地良さを感じるくらいのもの)。でもそれは2つの作品が全く別の魅力を持っているということなので,その差違を感じ取ることこそが大事なのかも。
ライブ終了後には,Phillip Glass本人を招いてのアフタートーク。チベット(『Kundun』の音楽,彼だったのか…),政治家,アメリカ(冗談半分に「まだホワイトハウスに招待されたことないんだよな」とポツリ),テクノロジー,人としての行動規範(「暗いと不平を言うよりも進んで明かりを点けましょう」),子供(こんな時代だからこそ子供生め(この辺,岡村ちゃんとだぶるものが。っつか,あの年(66歳)でまた新しくパパになるんだって!))と,興味深い話が色々。それらがすんなりと頭の中に入っていくから自分でも驚き。穿っているとは思いつつ,これも彼のバックボーンを知らないが故か?(背景を知っている人だと,どうしても耳に入る前に拒絶してしまうのよね…)。

17
10月

Koyaanisqatsi -life out of balance-

   Posted by: fumi    in Live, Movie

すみだトリフォニーホールにてPhilip Glass『Koyaanisqatsi』(1982)。
自分にとってのPhilip GlassはDavid Bowie『Low』をシンフォニーにした作品『Low Symphony』の人くらいの存在感。なもんだから,この作品も名声はうっすらと聞き及んでいたもののもちろん未見。それを途中(既発のLD・ビデオその他)すっ飛ばして,いきなり映像にあわせてGlass自らを含むアンサンブルが生演奏する形態で見てしまうことにちょっとした後ろめたさを感じつつ会場入り。
序盤の間延びした映像にどうしよう(チケット高かったのになぁとか(我ながら小さい…))かと思ったけれど,中盤,集積回路基盤と都市の俯瞰図がオーバーラップする映像が流れた頃から徐々に没入。低速・高速を絶妙に絡み合わせた映像とそれぞれの速度の印象を増幅させる音楽に,心地良さを伴って意識が遠くなり始める。
その先に待っていたのは,超高速映像(グランドセントラルターミナルを行き交う人々,夜の闇を疾走する自動車(両脇を幾十もの線となって駆け抜けていくネオン,『2001年宇宙の旅』のスターゲイトのシーンかと思ったよ)等々…),そしてそれに重なる超高速ミニマル。視覚・聴覚共に完全にオーバーフロー。しかしそれに逆らうかのように意識は過剰なほどに明瞭。っつーか,この気持ちよさは一体何!?。
しかし,超高速の世界が突然終わるとその先には,ゆるやかに,そしてだからこそ確実に見せつけられる文明の挫折が。人間であることの不幸を呪わずにはいられない。でも前に進むしかないというラスト(ふと『オネアミスの翼』が頭をよぎる。これを参考にしてたりしてたのかな?)。いや,生で体験できて本当に良かったです(DVDも出たけれど,せいぜい記憶の再確認程度にしか感じられないだろうな)。Phillip Glassの過去の作品もこれからしっかり勉強します。
あ,勉強と言えば『サウスパーク』。この映画(Phillip Glassも登場するとか?)が取り上げられている,エピソード#110「おしゃべりウンチのMr.ハンキー」も見なきゃ。

15
10月

なごりピーチ

   Posted by: fumi    in Live, Yasuyuki Okamura

Zepp Tokyoにて岡村靖幸「フレッシュボーイTOUR」最終日。
『あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう』『(E)na』でのギター,そしてピアノ即興弾き語りを堪能するべく客席右側前方に陣取り。姿形の多少の違いなど霧散させるあの眼力の強さを,あの距離で再び感じ取れたことこそが至上の喜び。ステージ中央に飾られたピーチマーク(次回は舌が出てほしいもの)を再び見上げる日を心待ちにいたしております。
以下小ネタ。
色々とネットを辿ったところ,今回のバンドのホーンセクションの1人はCKBにも参加しているTrio the Dog Hornsの澤野博敬だそうで(ちなみに2階席にはTrio the Dog Horns,そしてCKBのサックスとフルート担当であるジャッカルもいた模様)。また,12月には『太陽にほえろ!』のリミックスアルバム発売にあわせたライブなんてのがあって,そこにCKBと岡村ちゃんが共に参加予定(岡村ちゃんと『太陽にほえろ!』がどうしても結びつかないんだけど…)。これで会場入り口に飾られたCKBからの花も納得。

15
10月

Robotoronik

   Posted by: fumi    in Kraftwerk

巨大掲示板で噂を聞きつけたので,図書館に新聞を確認しに。
おぉ,本当に広告が載ってるよ。ドイツの四神がたった1年で再び来日だよ。
前回のエレグラの時は,パリで開かれていたある展覧会に展示されていたためにその姿を拝むことができなかったロボット達。でも今回は来てくれるよね!。
お,ウェブでも告知がアップされた模様。
と思ったら先行予約,今日の11:00から始まってんじゃねぇかよ!。
早速クリック,即購入完了。
ほんと?,ほんとにほんと?。あっけなぁ!!。