Archive for 9月, 2003

28
9月

He is the “Fresh Boy”

   Posted by: fumi    in Live, Yasuyuki Okamura

Zepp Tokyoにて岡村靖幸「フレッシュボーイTOUR」初日。
尋常ならざる空気が立ちこめた,ひたちなかでのあの25分。しかしそれも全くの序章に過ぎませんでした。2度の休憩を挟みながらの怒濤の2時間半,「見た」よりも「見てしまった」と言いたくなる完全復活のステージ。
7年待った観客の意気込みもすさまじいものが。しかしそんななか,体の芯からホッコリと暖まる会話が耳に飛び込む。開場して十数分後,前から2ブロック目のところで思い悩む野郎二人組。
男A:「久しぶりだから,こんなに前だと照れない?」
男B:「やっぱり照れるよなぁ。もう少し後ろにしようぜ」
あんたら,狂おしいほどに愛おしいよ。

28
9月

Mystic Ladies

   Posted by: fumi    in Miscellaneous

dalai_in_ny岡村靖幸ライブを前に緊張気味の夜。

そんな時に気になる女性達を各所で発見。
20万人が集ったダライ・ラマのNY・セントラルパーク無料野外講演にユマ・サーマンが。この講演,先月の旅行時に街中至る所でビルボードを眼にして行きたい(さすがに無理)と思ってたんすよ。

ユニクロのオンラインショップには甲田益也子嬢が(明らかに「嬢」じゃないんだけど,何らかの称をつけないことには言及できないのでつい)。いくつになっても,何を着てもお綺麗でございます。今夜はiTunesでdip in the pool特集(岡村ちゃんは既に復習済み)。

24
9月

Media Media Media

   Posted by: fumi    in CD, Music

結局,引きこもったこの連休(月曜も休んで4連休)。
まずは連休開始早々,ネットラジオ「ウェイン町山のモンド in USA」が無料聴取期間ということを知り,暇を見つけては聴く。バックナンバーも全て聴取可能で有料会員の方々には申し訳ない限り。
続いて円急騰前(ショック…。突然に過ぎるよ)にオーダーしたブツがamazon.comから。
DVD 『Cremaster 3』 Matthew Barney
DVD 『Brazil the Criterion Collection』
日本公開時には敬遠してしまった(上映時間の長さに断念)『Cremaster』全5シリーズ。その一部,3だけが現時点でDVD化。雑誌その他媒体では眼にしていたけれど,映像として見るのはもちろん初めて。モデルにしてアスリートであるAimee Mullinsの独り立つ美しさはもちろん,狼藉の限りを尽くされたグッゲンハイム美術館の景色(ドリフの書き割りセットの如き。あの螺旋の上からタライが落ちてきてもおかしくないくらい)がおかしいったらありゃしない。『ブラジル』は『Cremaster』にやられてしまって今は本編を見る気力無し…。ドキュメンタリーのみでお茶を濁す。
更に唯一出かけたいつものとこで諸々レンタル。
CD 『Safety in Numbers』 David Van Tieghem
CD 『Dream & Desire』 Manuel Göttsching
CD 『Hula – Hula Dance』 Kenji Jammer (a.k.a 鈴木賢司)
DVD 『サディスティック&マゾヒスティック』 監督:中田秀夫
David Van Tieghemは,その昔,坂本龍一のMedia Bahn Tour に参加したことでその名を知った(ちょうどその頃,日本のTVCMにも出た記憶が(スティックでNYの街を叩いて歩いていたような))パーカッショニスト。かつて同アルバムをLPで買ったんだけど,今,急に聴きたくなってつい。
Manuel Göttschingは,『E2-E4』のあの終わりなき昂揚感を期待すると失敗と思ってしまいそうだけど,それを抜きにして聴くと,これはこれでたゆたう心地良さが持続していい気持ち。
Kenji Jammerは自分が知っている鈴木賢司(そういや,彼も坂本龍一と絡んでた。『Ballet Mecanique』のギターソロ最高!)以降の歴史を埋めるために。熱い学生服ロッカーの面影何処な力の抜けっぷリ。かつてのEBTGの音部分だけとでも言うか,様々なジャンルの融合した穏やかなギタープレイ。期せずして秋の夜長にぴったり。
最後に『サディスティック&マゾヒスティック』。中田秀夫が師である小沼勝,そして日活ロマンポルノにオマージュを捧げたドキュメンタリー。が,個人的には谷さん(谷ナオミ)目当て。いや,包容力に充ち満ちた素敵な女性でした。次は単独作品も見てみたいもの。

21
9月

Electronic Apeman

   Posted by: fumi    in CD, Design

communicationAmazonさんからKarl Bartos(Ex-Kraftwerk)『Communication』届く。
正直,このピクトグラムに惹かれてのジャケ買い。ライナーを見ると,収録曲のひとつひとつにも曲にあわせたピクトグラム有り(『The Camera』はもちろんカメラ,『I’m the Message』は海外の旅行者用インフォメーションセンターでよく見かける「i」の文字)。アートワークはハンブルクのWeissraum。サイトを見ると,CD Extraで入っている『I’m the Message』のPV(これまたピクトグラムで傑作。上記Weissraumのサイトでも視聴可)も作った様子。
ジャケだけでなく,パッケージとしての佇まいも素敵。Burgopakによるパッケージングシステムで,片側にあるベロを引くと,反対側からCDが出てくる仕組み(上記サイトにビデオでの実演有り)。
で,肝心の音は…。
Kraftwerk meets Dead or Alive and New Order in 2003とでも申しましょうか。某所でも書かれていたけど,特に3曲目の『15 Minutes of Fame』と New Order『Blue Monday』のイントロが激しく似て蝶。

20
9月

Magical Connection

   Posted by: fumi    in Miscellaneous

/.で『ホーリーグレイル』のミュージカル化を知る。エリック・アイドルが本を書いていて,2005年春にブロードウェイで上演予定。これでまたニューヨークに行く理由が出来たよ。
モンティと言えば,ダライ・ラマ。『ライフ・オブ・ブライアン』を見て喜んでいたという話を『Monty Python Speaks!』で読んで,元々高かった好感度が更にアップ。来日講演当たれ。
ダライと言えば,デイヴィッド・シルヴィアン。新作『Blemish』の日本盤(10/22発売予定),P-Vineから出るのね。クレイジーケンバンドとデビシルが今,繋がりました。

19
9月

Apple of Discord

   Posted by: fumi    in Miscellaneous

apple.comにて『Kill Bill vol.1』のtrailer

以前にも何種類かあったけど,”vol.1″がついてからは初めて?。見たことのなかったシーンもあって,嬉しいやら勿体ないやら(でもとりあえず大笑い)。

appleと言えば,川崎和男と戸島國雄の文が読みたいという理由だけで買っていたMacPower。今売り,10月号のリニューアルで,戸島國雄の名前が何処にも見当たらない。他に消すものがあるだろうに…。潮時かな。

16
9月

Tuesday Night Just Keeps on Rolling

   Posted by: fumi    in Iceland, Live

múmのライブをLiquidroomにて。
しかしその前にセカンドアクト,同郷のMugisonの一挙手一投足に釘付け。客の声をサンプリング,それをそのままバックトラックに使おうとするんだけれど,その声を出させるための煽りがいちいちすべる…(客ポカ〜ン,のち失笑)。さらには,そのサンプリングに使用していると思われるノートPCが不調で,茶目っ気たっぷりに八つ当たり。あんな危なっかしい綱渡りライブ,高校の文化祭でもそう見られないだろうよ(褒めてます)。喋りもめちゃめちゃおもしろいし(母ちゃんが作ってくれた楽器の描写,しかも結局それが動かなくて憤怒),私的アイスランディックミュージシャンランキングでも一躍トップ入り決定。CD買わなきゃ(あの動乱のライブの後に聴いても物足りなさを感じそうで不安…)。
本命のmúmは,此処ではない彼処の音楽の雰囲気十二分。とは言うものの,同郷であるSigur Rósのそれとは明らかに違う場所。もう少し精神的に余裕があると言うか,行動に自由があると言うか…。Sigur Rósのような,強いられた極限の緊張の果てに訪れる光ある世界とは全く別。また,エレクトロニカで牧歌的と言いつつも,実はbjörkから繋がる彼の国のパンク成分を感じる瞬間も多々。ガーリーの王道を行くような,あの空気の漏れたボーカルに騙されてはいけないと,なぜか執拗に思ってしまいました。
そう言えば,Mugison,múm共に,12日に逝去したJohnny Cashに捧げると言って歌うこと数度。名前しか知らず曲を聴いたことがなかったのだけれど,今思うとセット替えの間に流れていた曲も彼によるものだったのかも。
しかし,相変わらず彼の国の人の話す英語は聞き取りづらい(向こうにしたら日本人に言われたくないだろうけど)。björkのインタビューを聴いたことのある人ならわかってもらえるかと思いますが,あんたら,ほんとに舌巻きすぎ。

12
9月

Big Issue Japan

   Posted by: fumi    in Book&Magazine

今日も5時起床。あまりにも早起きで手持ち無沙汰。そこでつい,普段ほとんど見ないテレビを見てしまう。
NHKのニュースで,昨日,『Big Issue』の日本版が創刊されたことを知る。ネットを見たら,本国BBCでも記事になっていた。
本国版が某出入り先に常備されているので良く目を通すんだけど,確かに普段ホームレスを目にする機会を考えると(顔馴染み(こちらからだけ)もいっぱい)今まで日本に無かったのが不思議なくらい。
NHKによると,ホームレスは発行者から雑誌を90円で仕入れ,それを200円で販売。差額の110円が懐に入るらしい(BBCでは200円で利益が120円と書いてあるけど,仕入れ値が変更になったのか?)。この110円という設定,電車や駅構内で捨てられた雑誌を入手,それを100円で売っていることを鑑みてのこと?。っつーか,この『Big Issue』が捨てられそして拾われ,100円で売られるなんて循環も起きたりして…。
東京と大阪で30,000部が発行とのことなので,とりあえず1部,手に入れたいところ(問題は販売している現場を見つけること)。

10
9月

Waiting for Daddy

   Posted by: fumi    in Movie

家に帰るとAmazonからメールが。
目を通すと,ついに『未来世紀ブラジル』の国内版DVDが発売されるとのお知らせ。待った,待ったよ。
しかし,どのバージョンなのか定かでないのが気になるところ(ギリアムのオリジナルだとは思うけど)。また特典はメイキングドキュメンタリー「What is Brazil?」のみらしい。んー,微妙。思い切ってCriterion Collection買っちまったほうがいいのか…。

9
9月

Keiren keiren keiren keiren…

   Posted by: fumi    in Personal

未だ続くジェットラグ,何時に寝ても必ず4時に目が覚める。そこから無理矢理二度寝しても6時が限界,仕方ないんでそこからずっと起きっぱなし。

そんな長い朝をやり過ごすべく何気なくiTunesでシャッフル再生していたら,いきなり流れたのは『ラジオ体操第一』。この偶然を楽しまない手はないと,小6の夏休み以来に本気でやってみると…。

なんか,すごい気持ちいいんすけど。