パリ行きが決まりました。
2008年9月以来、2度目の訪問です。
ヨンシー(jonsi)のライブと、そのライブのステージプランに図らずも一役買ったデロール(Deyrolle)を一度に味わえるこの機会を逃すまじという、ただその想いから。
滞在期間は3日半。幸か不幸か土日を挟むということで、クリニャンクールとヴァンヴの蚤の市は避けて通れず。その間を縫うように、前回行きそびれたあれやこれやを中心に動き方を検討中です。現時点での懸念はカタコンベ。伝え聞くところによりますと浸水があったらしく、5/20から臨時閉鎖中。10日以内に再開してくれるのかどうか(そもそもなぜ前回に行かなかったのか、それ自体が不思議でもあるのですが)。
デロールは日参するのでしょうかね。
これまた幸か不幸か、近年稀にみるユーロ安。気をつけないと財布のひもが緩みそうで…
画像はエルメスとデロール、ダブルネームのスカーフ。
売上は2008年2月1日の火事に対する復興金として使われたそうです。
好きな音楽、好きな本。好きな博物、好きな店。
人は皆、好きなことを同時に幾つも抱えながら生きているものです。その中には、好きな本に出てきた音楽なので聴いてみたらお気に入りになったという好きの連鎖もありますし、またその一方で、個々異なるタイミングで好きになったというものも少くありません。
例えるならば、前者はお気に入りの散歩道から新たな散歩道が分かれて延びているようなもの。後者は二本の散歩道がそれぞれに離れた地に存在しているようなものでしょうか。
今回はその後者のお話。昨日はこっち、明日はあっちとそれぞれの道を歩いていたところ、眼前にまさかの交差点。二つの好きが偶然にも出会ってしまいました。
アイスランドのバンド、Sigur Rós。どれくらい好きかはここでは省きますが(横のカテゴリからご覧いただければ)、アイスランドという国に関心を持ってからのここ10年、常に気になる存在であり続けています。今年、そのフロントマンであるJónsi(ヨンシー)がソロ活動を開始。4月から始まる北米・ヨーロッパツアーのステージデザインについて、製作スタジオである59 Productionsの関係者によるインタビュー映像が、YouTubeにアップされています。
耳を澄ますのは1分40秒からのデザイナーLeo Warner氏の発言。私のヒアリング能力では全てを聞き取ることが出来ませんでしたが、より英語に堪能な方のご登場を願い、恥ずかしながらその一部だけでもここに記します。
One of the key images that Jónsi was very keen on from the beginning with animals a lot of ??? inspired by animals.
We came across the book of amazing photographs taken by the shop in Paris called Deyrolle which was a ??? taxidermia shop which burned down.
This full of extraordinary epic shop ??? ??? a bit animal, a bit building. I’ll ??? photo somthing about this ??? combined up with the world ??? animals somehow through packed life.
震えんばかりの驚きと興奮。あのデロールの火事を収めた写真集に影響を受けたステージデザインだと言うではありませんか。1年半前の興奮は今でも鮮明に覚えています。
・『やっと逢えたね』(→関心空間に書いた日記 )
そう思って映像を改めて見ると、確かにデロールを思わせる要素が見受けられます。躍動と消失(焼失?)を繰り返す動物達、煤けて見える木製の標本ケース、またその関連性は掴めませんが、片隅が焼けたチケット(交通機関のもの?)も登場しています。
こうなると、次は影響を受けたという本が何なのかを突き止めたくなります。あくまで私の知る限りですが、デロールの火事を扱った書籍は少なくとも3冊は存在します。
・『Nature Fragile』(→関心空間に書いた記述 )
・『Touched by Fire』(→別ブログ、トンブリンの記述 )
・『1000°C Deyrolle: 1er février 2008』
そのうち、手元にあるのは『Nature Fragile』と『Touched by Fire』の2冊。『Nature Fragile』は個々のアーティストが手を入れた作品の紹介が主。一方の『Touched by Fire』は焼けただれた標本や剥製をそのまま撮らえたもの。となると、ここはやはり『Touched by Fire』に軍配が上がるのではと類推します。となると、次は『1000°C Deyrolle: 1er février 2008』も入手しての更なる検証も必要かもしれません。
しかし、何より気になるのはJónsiの来日ライブ。アジアツアーの日程は未だ発表されておりませんし、その可能性はまだまだ残されています。そうでなければ、6/7のパリライブ。デロールにも足を運べますしね。
dip in the poolの新作が制作されるなんて!。
・甲田益也子による甲田益也子情報:NEW CD
2009.10.14
DRIVE TO 2010
dip in the pool @ 新宿ロフト
最初に発せられた「midnight」で,ソラの彼方。
穏やかに至福のひと時でございました。
演奏されたのは全6曲。
dip in the poolのアルバム,甲田さんのソロアルバム『jupiter』から2曲,「DRIVE TO 2010」のサイトで言及されていた,映画『南太平洋』から1曲。残りの1曲,虚をつかれたのがサティの『Gymnopédie #1』。木村さんのアレンジと甲田さんのメロディに乗せた歌で,確かにdip in the poolの音楽に。色々なものが剥き出しのロフトが一転,どういうわけかリンチのレッドルームに見えてしまう。
帰宅後,ネットを見ると,お二人共に新たなサイトを作られていたことを知る。
・tat website
・NEW KODA PROJECT
もうひとつ のほうはそれなりなのですが,こちらは相も変わらずのご無沙汰で。
とは言え,明日(正確には今日)の「DRIVE TO 2010」を想うと,そりゃいてもたってもいられないわけですよ。えぇ,初めてのdip in the pool,初めての甲田益也子様ですよ。今日は一日中,iPodで全アルバムを復習ですよ。
眠れずにオフィシャル を確認したら,セットリストに関して幾つかのコメントが。南の島かぁ。となると,クリスマスには早いしなぁ。マルイ月は出るのかなぁ。案外,ソロアルバムのほうがそういう雰囲気だなぁ。
眠れやしねぇ。
巨大掲示板にて驚きの事実を知る。
今年の7/2,マンチェスターで開催される「Manchester International Festival」にて,KraftwerkとSteve Reichが同じステージに立つとのこと。
・Manchester International Festival
加えて,Bang on a CanによるSteve Reich「2×5」のワールド・プレミアも併催のようで,ちょっとこれは大変なことに。
今年初はもちろん,本当に久しぶり(おそらく昨年7月のSigur Rós『Með Suð Í Eyrum Við Spilum Endalaust』以来)のCD購入。リマスタリングされた細野さんの『omni Sight Seeing』。見送るつもりでいたんだけど,時間潰しで入ったタワーレコードで発見して,ついそのまま。
『エサシ』から『プリオシーヌ』への全9曲。整えられたバランスと,その中から際立つ音の粒に改めて没入。今回,手にとって気がついたのは,これがちょうど20年前のアルバムだということ。随分,遠くまできたものです。
流れで今夜は『観光』でも読み返してみましょうか。
今年初めての音源購入。
唯一の定期購読雑誌『TV Bros.』で目に留まった音楽。アルバムタイトル通り,Steve Reichの『Electric Counterpoint』,加えてアーティスト名から想像できるようにKraftwerkの曲もカバーしたアルバム。電子音と弦楽の組み合わせが良い意味で軽く耳に心地良い。『Electric Counterpoint』はPat Metheny版よりも好きかも。
MySpaceを見るとライブも良さそう。アルバムには収録されていないKraftwerkの曲もカバーしているし,また力の抜けた映像もツボ。
・Powerplant 『Electric Counterpoint 』
・MySpace: Powerplant
ちなみに,最初に音源と書いたのはiTunes Storeで購入したから。これより前は11月に同じくiTunes Storeで安藤裕子のシングルを購入。CDメディアを最後に買ったのがいつかもう思い出せないくらい昔の話になってしまった。
時差ボケになったかのような夜更かしをして午前4時30分,Macの前でレイキャビクに到着。アイスランドにおける急激なアルミ精錬工業の増大に起因する自然環境破壊への問題意識を喚起するためにbjörkとSigur Rósが行ったフリーライブ「Náttúra 」のウェブキャストを8時まで。
この頃,ライブという表現を見ていてよく思うのが,ステージに立つ人々が自分たちで楽しいと感じている姿を目の当たりにすること(もちろん,こちらからはそうだと想像することしか出来ないんだけど)が,こちらの幸せになるんだということ。2月の寒空はだか「カラフルロスタイムショーDeluxe」がその決定的なきっかけで,はだかちゃんはもちろん,細野さん,志の輔さんなど登場する全ての人々の楽しそうな顔といったら。それを見るこちらも嬉しくなって,そこからは多幸感のスパイラル。
そういう意味では今回のライブも同様。背景にある問題は彼の国にとってシリアスなものだろうけど,だからといって眉をしかめるだけの活動にしないところが両者に至極共感できるところであり,またその姿を見ていて楽しくてたまらない。その頂点がSigur Rósの『gobbledigook』。メンバーはもちろん,サポートとしてjónsiの横に立ちスネアを叩く姐さんのその愛らしいことといったら(年上だけどね)。
Sigur Rósは『Heima 』を見た際と同じ感情。音楽だけではなく,対峙する事象全てへの振る舞いに眩しいばかりの真摯な姿(真剣にバカが出来るという意味も含んでいるからまた素晴らし)。10月のライブが楽しみ。なんてったって会場が国際フォーラムに戻ったしね。
その他,細かいところを上げたらきりがないんだけど(この会場の辺りを歩いたなぁとか,遠くに見える教会が懐かしいなぁとか),ひとつだけ気になったのがSigur Rósからbjörkへのステージセッティング変更時に会場で流れていた音楽。明らかに琉球音楽だったんだけど,誰の曲か分からず。気になる。
六月の声を聞く前に今年の浴衣を注文。
昨年はお休み,そして一昨年は京呉館(金子國義)のUFOと大冒険をしただけに(さすがに着る場所を選びますね),今年は落ち着いて竺仙で表を竹に裏を燕に。仕立て上がりは二週間後のお楽しみとして,あわせて購入した麻の組紐角帯だけを持ち帰り。その帰り際,お世話いただいている店員の方に角帯を一本頂く。いつもひとつ買うとひとつ貰っているような。ありがたいことです。
UFOつながりでひとつ。
昨年夏,日比谷野音で開かれた細野さんの「細野晴臣と地球の仲間たち~空飛ぶ円盤飛来60周年!夏の音楽祭~」。そのオープニングで流れたUFOを呼ぶ儀式で唱えられる言葉「ベントラベントラ スペースピープル〜」が気になって,アルバムタイトルが『衝撃のUFO』というところまでは掴んだもののそのまま放置。しかし,それが今になって家庭内でブーム再燃,辛抱堪らず購入と相成りまして。
横尾忠則のジャケデザインはもちろん,その内容も全編素晴らしいことは言うまでもないのですが,なかでもUFOとの遭遇体験を語る好々爺がツボ。噺家(敢えて言えば十代目 桂文治?)のようなべらんめぇ口調と,話される内容との激しいギャップ。是非とも青樹亜依『アンドロメダの異星人』とあわせてお聴きいただきたく思います。