Archive for the ‘Iceland’ Category

5
12月

( )

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今年のグラミーで,Sigur Ros『( )』が2部門にノミネートされる。

ひとつめの「Best Alternative Music Album」部門ではRadiohead,The White StripesYeah Yeah Yeahsと争うことに。

しかし,興味深いのはもうひとつの「Best Recording Package」部門。実はこの部門があるのを今まで知らなかったんだけど,あのパッケージを候補に選んだというだけで信じるに足ると言うか。ところで気になるのはメンバーと共に名前が連ねられているAlex Torranceという人物。彼の他の製作物も見たいんだけど,どうもうまくひっかからない。Computerloveによると,R107 Systems Incorporatedの人らしいんだけど…。

16
9月

Tuesday Night Just Keeps on Rolling

   Posted by: fumi

múmのライブをLiquidroomにて。
しかしその前にセカンドアクト,同郷のMugisonの一挙手一投足に釘付け。客の声をサンプリング,それをそのままバックトラックに使おうとするんだけれど,その声を出させるための煽りがいちいちすべる…(客ポカ〜ン,のち失笑)。さらには,そのサンプリングに使用していると思われるノートPCが不調で,茶目っ気たっぷりに八つ当たり。あんな危なっかしい綱渡りライブ,高校の文化祭でもそう見られないだろうよ(褒めてます)。喋りもめちゃめちゃおもしろいし(母ちゃんが作ってくれた楽器の描写,しかも結局それが動かなくて憤怒),私的アイスランディックミュージシャンランキングでも一躍トップ入り決定。CD買わなきゃ(あの動乱のライブの後に聴いても物足りなさを感じそうで不安…)。
本命のmúmは,此処ではない彼処の音楽の雰囲気十二分。とは言うものの,同郷であるSigur Rósのそれとは明らかに違う場所。もう少し精神的に余裕があると言うか,行動に自由があると言うか…。Sigur Rósのような,強いられた極限の緊張の果てに訪れる光ある世界とは全く別。また,エレクトロニカで牧歌的と言いつつも,実はbjörkから繋がる彼の国のパンク成分を感じる瞬間も多々。ガーリーの王道を行くような,あの空気の漏れたボーカルに騙されてはいけないと,なぜか執拗に思ってしまいました。
そう言えば,Mugison,múm共に,12日に逝去したJohnny Cashに捧げると言って歌うこと数度。名前しか知らず曲を聴いたことがなかったのだけれど,今思うとセット替えの間に流れていた曲も彼によるものだったのかも。
しかし,相変わらず彼の国の人の話す英語は聞き取りづらい(向こうにしたら日本人に言われたくないだろうけど)。björkのインタビューを聴いたことのある人ならわかってもらえるかと思いますが,あんたら,ほんとに舌巻きすぎ。

13
8月

Electronica

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Sketch Showがパクッた(言い過ぎ)múmの来日が決定。

昨年のサマソニは行ってないし,もちろん現地でも見てないしで,ようやく生で体験することが出来そう(もちろんチケット取れればの話)。でも双子(ベルセバ『Fold Your Hands Child, You Walk Like a Peasant』のジャケでも有名)の一人が抜けちゃったんだよね。

ちなみに,そのパクッた(だから言い過ぎ)Sketch Show。昨年12月に行われたライブで販売されたパンフには,これからの予定(は未定)スケジュールが。björkの前座もやるって書いてたような。

21
7月

Cafe De Oni

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同好の士(1年半ぶりにお逢いしたT氏,よくぞご無事で)と共に,わざわざ吉祥寺までアイスランドのカフェ飯を喰らいに。
が,サーモン切らしてるだと?。代わりに生ハムでいいかだと?。アイスランドからサーモン取ったら何が残るのよ?(これは言い過ぎ)。ヨーグルトはコメントのしようがない普通のヨーグルトだし(Skyr?),こけの葉茶も最初白湯で最後は苦味のみ。なんつーか,悪くも悪くも薄っぺらく去勢された内容でございました。
こういうイベントで彼の国が世間に広く知られることは喜ばしいとは思いつつも,それを此の国でやるとなんかいろんな利権が絡んでんだろうなぁとか,こんなに小洒落てやる意味って何なんだろうなぁとか(まぁ,彼の国自体,思いっきり小洒落た気性ではあるんだけどさ),いろんなことが頭をよぎって,はっきり言って場の雰囲気としてはまったく楽しくなかったわけです。
いっそ,羊の頭をブラックデスで流し込むくらいのメニューで,「彼の国のカフェではこれがオ・シャ・レ!。バイキングも大好きなんだよっ!」くらい言った方が,インパクトがあっておもしろいと外野の人間は無責任に思うのでした。

17
7月

Together in New Tork

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舌の根も乾かぬうちにニューヨーク熱に感染。
8/22・23の2日間,björk がブルックリンで野外ライブを。さすがに彼女だけでは日本から足を運ぼうとは思えないけれど(偉そうだな,おい),そのオープニングアクトがなんとSigur Ró s。アイスランドの双頭揃い踏み!。両者を同日に見ることが出来て,しかも野外で,さらにトワイライトの景色の中でなんて…。
予定より休みを後ろにずらせば日程的には問題無しだなぁ,あとはやっぱり先立つ物だよなぁなどと,カレンダーと算盤を両手にとりあえず仮の旅程表を組んでみたりする夜。

30
6月

Glastonbury Festival

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日本時間5:00(現地時間,前日21:00),Glastonbury FestivalでのSigur Rosライブをウェブキャストでリアルタイム視聴。

薄青から蒼黒,そして闇へと変わるトワイライトゾーンに繰り広げられた幻想のひととき。思い詰めた面持ちでステージを見上げる観客の姿,そして『Vaka』,『Olsen Olsen』,『Hafssól』,『Untitled #8』という高濃度なセットリストもあって,35Kbpsの帯域幅,320*160のウィンドウサイズというぼやけた映像でも体の内側からぞわっとくることしばしば。んー,やっぱり一度屋外で見たい…(それも出来ればアイスランドの荒野で)。

Set List
Untitled#1 (a.k.a vaka)
Untitled #3 (a.k.a samskeyti)
Olsen Olsen
Vidrar Vel Til Loftárása
Haffssól
Untitled #8 (a.k.a popplagid)

11
6月

untitled #1 (a.k.a. vaka) [CD + DVD]

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Sigur Ros,4曲入りEP。今日,Amazonから到着。

販売形態は3種類。その中で自分が購入したのはCDとDVDで2枚組になったもの。目当てはもちろんDVD。今までに作られたPV3タイトル -『svefn-g-englar』『vidrar vel til loftarasa』『untitled #1 (a.k.a. vaka)』- を収録。後者2曲は別媒体で視聴済みだけど,最初の『svefn-g-englar』は初見。アイスランドの自然の中に舞う天使達(地元の舞踊集団)に彼岸を見る想い。

一方で,DVDに意識が向いてしまいあまり注目していなかった(失礼…)CDでも望外の喜びあり。『track 2』と『track 3』,どこかで聴いたことがあると思ったら,今年4月のライブで本編(アンコール前)ラスト,ミラーボールが廻り,そして青い光が舞う中で奏でられた曲(a.k.a 『smaskifa』)。

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15
4月

18 Seconds Before Sunrise

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Sigur Ros @ 国際フォーラムホールC 2日日
演出その他,場の雰囲気に対するこちらの慣れもあったせいか,昨日ほどの衝撃は感じず。が,だからといって,もちろんそれがつまらなかったということではなく。時より寄せる大波に鳥肌を出しつつ,昨日は放心の中で見過ごした細かい部分を中心に堪能。特に光ではなく影を見せる照明にウットリ。

set list
untitled #1(vaka) – ( )
milano – new
ny batteri – agaetis byrjun
gong – new
olsen olsen – agaetis byrjun
untitled #4(njosnavolin) – ( )
vidrar – agaetis byrjun
hafssol – von
track2 & track3(smaskifa) – untitled #1(EP)
gitardjam – new
stralfur – agaetis byrjun
svefn g englar – agaetis byrjun
untitled #8(popplagid) – ( )

14
4月

Takk Fyrir

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Sigur Ros @ 国際フォーラムホールC 初日
思い立って当日券で潜入。行っとかないと後々になって後悔しそうだと思っての行動。席は1階8列左(前売りで買った明日の席よりいいって…)。前座の高木正勝の時,横の空席ブロックにメンバーの姿があったような,なかったような(暗くて確信持てず)。

結果,ただただ衝撃…。音色(音圧)・声色・映像・照明,あの場に彼らが繰り広げた全ての要素に陶酔。エンディング,ステージ背後の大きなスクリーンに”Takk”の文字。
それはこちらの言葉です。心からの賛辞と感謝を込めて”Takk Fyrir”。

後日談。巨大掲示板で見たんだけど,当日はロバート・フリップ御大も会場にいたらしい。しかもお気に召したらしく,翌日からのクリムゾンのライブ(これがあったのすっかり忘れてたよ…)で客出しのBGMにSigur Rosの曲を使っていたとか。

set list
untitled #1(vaka) – ( )
milano – new
ny batteri – agaetis byrjun
gong – new
olsen olsen – agaetis byrjun
untitled #4(njosnavolin) – ( )
vidrar – agaetis byrjun
hafssol – von
track2 & track3(smaskifa) – untitled #1(EP)
gitardjam – new
stralfur – agaetis byrjun
svefn g englar – agaetis byrjun
untitled #8(popplagid) – ( )