Moon Shadow
なみはあをざめ 支流はそそぎ
たしかにここは 修羅のなぎさ
宮沢賢治「イギリス海岸の歌」
見上げなければわからないのは周りが明るいから。
周りが暗ければ影の伸びる方向で何処にあるかは自ずとわかるってもんです。
そんな当たり前のことを久しぶりに思い出した夜。
思い立って直島。
タレルは本当に素晴らしかった。安藤忠雄も色々勉強になった。そして安藤忠雄よりも前に石井和紘がいたことを知ったのも大収穫。
でも,やっぱり一番は地元のものでした。家プロジェクトのひとつでもある神社で行われた神事。その闇夜に踊るチビッコ神楽女達の幻想的なことといったら。宮崎駿が見たら映画3本作れそうだし,サー・アーサー・コナン・ドイルが見たら妖精だと断言したに違いありません。
神事の間,こちらは旅の人なので,目立たないように後ろのほうでコッソリと。しかし終了後,そんなヨソ者に向かってチビッコ神楽女達が歩いてくる。ついに幻でも見たかと思ったら,御神酒を振る舞ってくれました。
号泣…。
そんなことされると,来年もまた来たくなるじゃないですか。
なみはあをざめ 支流はそそぎ
たしかにここは 修羅のなぎさ
宮沢賢治「イギリス海岸の歌」
見上げなければわからないのは周りが明るいから。
周りが暗ければ影の伸びる方向で何処にあるかは自ずとわかるってもんです。
そんな当たり前のことを久しぶりに思い出した夜。
北東北,大兎祭。
基本的には食用。随分昔にマルタ島で食して以来,久しぶりに口にしました。それはもう,非常に美味しゅうございましたよ。
でもジビエなんかを食べ慣れている人は,やっぱり野を駆け回ってるもののほうが美味しいと感じるんだろうなぁ(なぜか熊や猪は経験あるんだけど)。
初めて見たスイスのパスポートに驚愕。
なんだそのカッコよさ(頭悪い感想だな…)。
展示用木箱のアイデアは非常に参考になりました。
http://www.d-akihabara.jp/exhibition/sb/index.html
「Rosa!」:David Cerny『Pink Tank』
↓ TV Tower Pragueの『Black Baby』のアーティスト。
「秋の月」:満月と砧打つ女性の関連性。
↓
「旅行博」:クロアチア再訪熱罹患
↓ 今度はアドリア海沿いにDBV→ZAG。
「東京オクトーバーフェスト」:不満
↓ 価格と中身のアンバランス。要はイベント価格。
「Baden Baden」:満足
一風変わったアイスバイン。そしてフライドパスタの美味さときたら
Hyde Park Music Festival以来,細野さん熱が覚めやらず。iTunesには登録されているものの,iPodには入れていなかったために聴く頻度の低かったものを重点的に復習。
その結果引っかかったアルバムは『Philharmony』と『Medicine Compilation』。なかでも前者からは『Sports Men』,後者からは『Honey Moon』と『Aiwoiwaiaou』がど真ん中。やっぱり歌詞に惹かれる気持ちが強くなってるなぁ。
3ヶ月ぶりの髪切り,後,狭山で「Hyde Park Music Festival」。
まずはNew Moonの夕べに現れたThe Half Moonriders(鈴木兄弟+くじら。ライブ中盤で慶一さんは「アシッドファイブ」と名乗っていたけど)[→オフィシャルレポート]。それはひどい土砂降りの中,それでも雨ガッパ着用(ゴアテックス最高)で前線へ。ステージの上では曲が終わる度に慶一さんが「No Rain! No Rain!」と雄叫びを上げる(そしたら最後,ほんとに止むし。さすが…)。
覚え書きでセットリストを。
1. 銅線の男
2. 土手の向こうに
3. 地下道 Busker’s Waltz
4. 大寒町
5. 夢が見れる機械が欲しい
6. 髭と口紅とバルコニー
7. Backstage Pass
初めて聴いた『髭と口紅とバルコニー』(帰宅後,iTunesで検索したら入ってた…)にずっぱまり。後半,転調後の大合唱にテンション上がる。
あまりの雨に一時,飯能に避難。2時間後,会場に戻ると雨がすっかり止んでいる。佐野元春をちょっと見た後,いよいよ登場,細野さん[→オフィシャルレポート]。
1. ろっかばいまいべいびい
2. ぼくはちょっと
3. Pom Pom 蒸気
4. 夏なんです
5. 終わりの季節
6. 恋は桃色
7. 幸せハッピー
8. ありがとう
9. Stella
穏やかに,しかし止めどなく押し寄せる多幸感。すっごいよかったぁ…。
細野さんの音楽に関して,今までは音のほうにばかり気持ちが行っていたんだけど,今回初めてその歌詞に心震えまくり。特に『ありがとう』の歌詞は身に沁みたなぁ…。また,毎曲終わる度に会場内の虫の音が際立って聴こえるのもまた格別。最後の『Stella』にいたっては,バックトラックのごとく演奏と溶け合っちゃったりなんかしちゃったりして。
男爵のオープニングパーティー。
分け隔てのない、そして限りのない本への愛。
『全宇宙誌』と『別冊 花とゆめ』が一緒に読める無料の超高級漫画喫茶。
金沢から戻って家で一休み。夜になってのっそり起き上がり六本木。昨年10月,Reykjavik以来のご対面となるMugisonライブ。
演奏はともかくとして(個人的には『2 Birds』と『Murr Murr』が聴けただけで満足なので),相変わらずの緩くて暖かいMugisonっぷりに笑いが止まらず。
まずは観客の声をその場でサンプリングして曲のバックトラックに使おうとするものの失敗。するとすかさず「Jobsの野郎,使えねぇコンピュータ作りやがって」(超訳)と悪態ついて笑いをとる(なんか見たライブ全てで一度は失敗してるんだよな。もしかして持ちネタ?)。 かと思えば,前回の来日ライブ(新宿リキッド)の反省からか,シャイな日本人とコミュニケーションを取るべく奮闘。小さい手帳(おそらく日本語のカンペ)をめくり,「オニャノコ?,(イェー)。オトコノコ,(イェー)」と掛け合いにチャレンジ。そういえば,「カンパーイ」と言ってビールも飲んでたなぁ。