J-Wave,ピストン平井堅と秀島史香の『夜もGroove Line』で大笑いした後,NHK-FM『Live Beat』。Sigur RósのBBCライブを放送するとのことで期待大。
が,蓋を開けたら去年のグラストンベリー・フェスティバルの音源。確かにBBCでも放送してたけどさ,普通「BBCライブ」っつったらよぉ…。もちろん奏でられた音楽自体は素晴らしいし,イベントをリアルタイムでウェブ視聴した時に比べれば音質は当然段違い。それでも,この激しい騙された感はどうしたって拭い切れん。
っつーことで,余韻にひたることなく心は既に来月のMusic On! TV。2002/10/25放送ということは『( )』発売にあわせての番組?。ライブ映像ってのは2001年渋谷クアトロ?(クソ忙しくて行けなかったことが今でも悔しい…)。とにかく当時はまだスカパーに入ってなかったんで全くの初見。たーのしみー(そして,できれば2003年の来日ライブのやつも再放送してくれたらなぁ(こん時もまだ未加入))。
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朝,なんとか人の形を成してきたのでネット徘徊。11月に稀代の山師,トレヴァー・ホーンの活動25周年記念ライブ「Produced by Trevor Horn」がウェンブリーで行われるそうで[bounce.com]。
早速,ウェンブリーのサイト(要登録)へ飛んでみると,出演者リストがヤバイ。再結成のBugglesを筆頭に,ABC,Art of Noise,Belle & Sebastian,Lisa Stansfield,Pet Shop Boys,Propaganda,Seal,Yes(and more)。Buggles,Art of Noise,Propagndaの揃い踏みが見られるなんて…。でも,更にGodley & CremeやFGTH(ついでにt.A.T.uも来いや)なんかも出てくれたらと夢想すると…。11/11かぁ(机上ツアコンモード発動)。
イベントロゴもキャッチーで素敵。誰が見たってトレヴァー・ホーン(ヘッドホンしたケント・デリカットとか言うな)。ウェンブリーのサイトで登録したくないって人は,彼のオフィシャルサイトでも見ることができるんでそちらへ。
昨夜から胃の収まりが悪い。捻転しているような不快感と激しい痛み…。何か悪いもん食ったか?。立ち上がってもうつ伏せになっても痛いので,とにかくあお向けになって寝る,ひたすら寝る。そのうち偏頭痛も現れ出すし,いよいよ夏へのウラミツラミが本格的に噴出。
夜,某寄合(大宰府から友人上京)も当然欠席。伊豆栄の鰻,みはしのあんみつ…。こちとら晩飯も食えず寝るだけ…。
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朝から微妙に偏頭痛。遠出は控え近場の用を済ませることにする。
まず眼鏡屋に出向き,ゆがみ・ゆるみを調整。壊してしまった眼鏡ケースを買い替えようと思ったら店主がタダでいいと言う。ありがたや。その店主,相変わらずの絶好調。KKの怪しい別注モデル(フレームもレンズも3倍速い色)を見せてもらったり,親戚の芸能人の裏話を聞かせてくれたり。もちろんこの界隈の話も詳しいし,敵に回すとかなり怖い。末永くお付き合いさせていただきたく…。
昼は巷で評判のうどん屋に初めて。色々と雑誌に載ってるらしく店内はそれらを手にした客でいっぱい。うん,確かに美味い。ツルツルシコシコ,あっという間にすっから。んー,地元にある幸せ。いくら美味いと評判の店でも,電車に乗ってまで食いに行くなんてちょっと自分には考えられない(他の用事のついでならまだ)。遠くの名店よりも近くの良店,それが名店だったら尚嬉し。これからも地元に金を落としていきたい所存。
美味いもん食っても頭痛は治まらず,午後は人の形をとどめられずひたすらふて寝。
夜遅く,召集命令がかかって某劇団の打ち上げに朦朧としたまま参加。なんとか気分を昂揚させるべく,途中で差し入れに一升瓶を購入。それをそのまま裸で肩に乗せ会場まで歩く。これ,一回やってみたかったのよねぇ。気分はもう影浦安武っすよ。会場では女優陣を前に本気で照れる。それを劇団の長(やり手女将)に突っ込まれて更に照れ…。あぁいう方々は舞台の下から見てるもんですな。
暑くてチャリに乗れません。
午前,いつもの用事を済ませ,昼飯食った後,靖国神社から神保町を経由して夕方には帰宅。
知の巨人の満願(千願)成就パーティーは欠席。参加者に聞くと,知の巨人が土方巽を追悼する詩を読み,その後ろで着流しの田中泯が踊るという北の民には堪えられない趣向があったとか。でもなぁ,参加費が高すぎて貧乏人には無理なのよ。
そう言えば,帰京時に新幹線の中で『MANGA・ムー』を読んだんだった。
文字通り,あの『ムー』のコミック版。あすかあきお,そしてそして山本鈴美香が描いているってだけで即買い。おもしろすぎてそりゃ笑いを堪えるのに必死でしたよ。
帰京日。
まずは黒滝村(ここで見かけた「森のこもれびホール」という名の怪しい木造建築。このフォルム,どう見ても渡辺豊和(帰宅後確認))から吉野に抜けて金峯山寺蔵王堂。世界遺産登録奉賛で特別御開張中の蔵王権現三体と内陣「発露(ほつろ)の間」にて対坐。
その後,吉野から特急一本で阿部野橋に出て「鯛よし百番」に行こうと思ったものの,事前予約が必要とのことで断念。橿原神宮を経て京都へ向かう。あちぃ,なんだよこの暑さ。街中がエアコンの室外機の横に立っているような暑さ。下から熱風が吹き上げてる。京都の夏は初めてだけど,これがデフォなんでしょうか?。やっぱり嫌いさ京都。
でも和解できるところは和解するくらいには大人になれたつもり。目指すは縄手通り。まずは昼飯に「ぎをん梅の井」で鰻丼。ふわふわでウマー。赤だしも肝煮も冷酒も素敵。無我夢中で頬張っていると,和服姿の白髪女性が来店。常連さんらしく店の人と時候の挨拶。そこで聞こえてきたのが「えげつない暑さですなぁ」。暑さに対して「えげつない」という言葉を使うのかとハッとして,その正確なニュアンスを確認すべく携行していた電子辞書を開くと…。
・人情味や同情心にかけている。「-・い利己的な男」
・あくどい。露骨でいやらしい。「-・い商法」「-・い野次をとばす」
(広辞苑)
なんと的を射た…。
食後,近くの旅館や川魚問屋を巡った後,八坂神社へ。しかしあまりの暑さに耐えられず神社奥の円山公園内にある「長楽館」で茶。明治のたばこ王が建てた別荘をそのまま利用しているそうで,それはもう絢爛豪華。
休んだって暑いもんは暑い。もう辛抱たまらんとタクシーで京都駅に直行し,即のぞみに乗車。2時間20分後(初めて乗ったんだけど,こんなに早いもんなのね),東京駅に着いたらキオスクに並ぶ夕刊に「東京 39.5℃」の文字。京都以上じゃねぇかよ…。
帰宅すると家の中が言うまでもなく…(壁まで熱い)。エアコンを設定出来る最低温度でフル稼働。更にSigur Rós『Svefn-g-englar』をパワープレイ(これだけで体感温度が3℃は下がる)。
瓢箪から駒が出て山上ヶ岳登山。
修験道の山,恐ろしい行場のある山,女人禁制の山…。情報としては知っていたものの,まさか自分が登ることになるとは思わなんだ。山道自体は整備されているのでつらさはほとんど感じず,「お亀石」(「石の上にも三年」の石),「鐘掛岩」までをクリア。
しかし噂に名高い「西の覗」はさすがに…。両肩からかけた命綱だけを頼りに高さ200mを超える断崖絶壁に頭から身を乗り出す行。何が恐ろしいって,その命綱を任せるここに常駐する真樹日佐夫に似た男の色気漂う介錯人。どうすれば行者の肝を縮み上がらせることができるかは心得ているわけで,これがいい塩梅に綱を緩めてくれるのよ。その度にビビって岩にしがみつくと「放せ。両手はあわせとくんだ。」と檄が飛ぶ。この怖さ,やっぱり自らが体験してナンボですわ。
細野さんとBrian EnoをiPodに詰め込んで西へ。目指すは吉野の山奥。
夜行の高速バスで近鉄奈良。そこから大和西大寺・橿原神宮・下市口と電車を乗り継ぎ,最後は路線バスに乗ってようやく到着。しかし遠い,遠いよ。誰か,大阪あたりからヘリの路線を作って(実際,サブちゃんがここを訪れた際はヘリに乗ってやってきたらしい。さすが…)。
5年か6年ぶりに訪れたこの地,世界遺産に登録されたからか当時と比べるとどことなく開けた印象。観光客はやたらいるし(自分もそうだってな),携帯も繋がるし,当時強く感じた秘境感は薄まったような。でも,だからなんだってこともないんでとにかくゆっくりする。大辨財天さんを参詣して,温泉入って,細野さんのサイン色紙を眺めて,酒飲んで飯食って…。あとは爆睡。
『Live Aid』のDVDリリース日が11月10日に決まったそうで(CDJournal)。と言っても海外でなんだけど,別に日本語にはこだわらないし(何か特典があれば別だけど,さすがにこのイベントで日本だけ何かってのは無いような)即買いしそうな予感。
そう言えば毎日届くBBCのメールサービスの「On This Day」(過去のその日にあった出来事を教えてくれるコーナー)で,この前の13日がLive Aid当日であったことを扱ってたっけ。そこから当時のニュース映像へもリンクがあったので飛んでみると,ウェンブリーでインタビューに答えるElton John,開催趣旨を語るBob Geldof,みんな若ぇ…。そりゃ1985年だもんなぁなんて安易に納得しかけたんだけど,ふと気になって検索。Bob Geldof,こん時33歳かよ(1951年10月生まれ)。
そのメールサービスのリンクから,同じBBCの中で「I Love 1985」という企画も発見。これがまたなんつーか,見たい気持ちと封印しておきたい気持ちが入り混じって複雑。FashionのところのGothsなんて,そこまで言わんでもとちょっと泣きそうになる。80s以外,60も70も90もあるんで色んな世代で色んな人が色んな感情に襲われてんだろうな。