Föstudagur, ágúst 22, 2003
Gotham City

朝飯を食ったら早速出発,南へ南へと,どんどん下がる。

道中,前回来た時のことを色々思い出す景色に出会いながら,Gershwin Hotel,H&M,Strand Bookstore(古本屋)などに寄り道。

更に下がってようやく最初の目的地,Apple Store SoHoへ。
宿のビジネスセンターとは大違い(当たり前)。デフォルトで日本語表示・入力可能なOSX最高。あ,ここに来た目的はネットじゃないよ。今回持ってきたコンピュータは旧式故にバッテリは遙か昔に死亡。でもこの旅では宿での利用を想定していたので,ACアダプタさえあれば問題無しの予定だった。しかし,昨日の無線LANの一件をクリアするためには,どうしてもバッテリが必要。そしてNYでアップル製品と言えばやっぱりここで訊くのが一番だろう。

ということで,バッテリをスタッフに所望したところ,
「ここはアップルストア,しかも最も位置付けの高いSoHoのショップよ,最新型のモノしか置いていないに決まってるじゃない。あんたが欲しがってる旧型のパーツなんて扱ってないから,よそのショップで買ってよ。はい,これが店の名前と住所。」(前半超訳。若干卑屈混入)
とのお言葉。

暑くなってきたので,地下鉄でそのショップ,Tekserveのある23th Streetまで上がる。ショップは駅からすぐのところ。役所や病院の受付のような整理券形式で,自分の番が来たらカウンターの中の店員にあれこれ説明して所望するモノを得るの販売方法。そんなこんなで無事バッテリ購入。高いけど仕方なし。

ちょっと疲れたので宿に一度戻ろうと地下鉄に乗車。ロックフェラーで降りてそこから宿に向かってふらふら歩いていたら,到着目前で古本屋を発見。名前はGotham Book Mart。しかもショーウィンドウを覗いたら,エドワード・ゴーリーのエキシビジョン開催中の貼り紙。もちろん入店。っつーか,何この店?。ゴーリーの著作はもちろん,それに加えてグッズの品揃えが半端じゃなし。しかもその他の棚も文学・哲学・詩・映画・音楽…,これでもかの景色。

宿に戻って休憩の後,アッパーウエストサイドへ上がって,Nicholas Roerich Museumへ。

セントラルパークの北辺を西から東になぞって,The New York Academy of Medicineへ。物の本によると,「ハンセン病患者の鳴子」だの「世界最初のペニシリン菌の丸薬」だの「瀉血処理用吸角」だの,そりゃもう素敵な医療器具の数々が収められているとか。

さぁいざ行かんと,入り口に立つオッサンに「展示を見に来た」と言うと,「ここは博物館じゃない」と冷たい一蹴の言葉。そこでいやあるだろと詰め寄ったら,あぁと言って1枚のA4紙切れを手渡される。見るとそこにはなめた一文。
「ここは6/9にエアコンが壊れて一時的に閉じました。エアコンが直って涼しくなった博物館であなたに逢えるのを楽しみにしてるわ!。」
2ヶ月経っても直りませんか,そうですか。



Comments:


Post a comment