Fimmtudagur, september 3, 2009
新学期の時間割

阿波踊りのお囃子は成功失敗相半ば。音の出来不出来から言えば,明らかに不出来。練習の成果が発揮できず,本番に弱い自分にガッカリ。それでも昂ぶる観客の姿に救われたところ多々。さすがは高円寺。中央線に根付く音楽の力を肌で感じる。

さて,9月。
お囃子の練習が無くなるということで,日々の時間配分を新たに検討。まずはランニングの再開。最後に皇居を走ったのが何時なのか想いだせないくらいに鈍った体を何とかせねば。毎年落選が続く「東京マラソン」の応募も済ませたし。

もうひとつは博物系の話。
ニューヨークで博物系ブロガーと語らったのも遠い昔,6月のこと。当時の話や,訪れた場所についても色々と書きたいことがあるし,また英語で日本の博物系の話題を読みたいとリクエストされていたことも,きれいに棚上げしたまま。英文については分量と力量の問題もあるから,twitterで軽くつぶやく方法と平行で行くとして,個人的経験や考え,その時々の発見などはここできっちりとまとめて書いていきたいもの(いきなり博物系だけを新たに立ち上げる意気込みのないところに我が性格が見え隠れするけれどね)。


Föstudagur, ágúst 28, 2009
ひと夏の成果

例によっての放置癖。
と言っても,今回だけは致し方ないところも無きにしも。

そもそもは突然の引越し。年初からボンヤリとは考えていたものの,懇意の不動産屋さんからの突然の物件情報に飛びついたのが先月半ば。そこから2週間で荷造りして何とか運び出し。本はもちろん,Playmobilや標本などの博物系小物も馬鹿にならない量。しかも,ちょっと怪しい雰囲気の物もあるから更に。引越し業者にジェニー・ハニヴァーを説明するのはさすがに困難を極めたなぁ。

8月に入ったら,今度は笛の稽古。縁あって阿波踊りの連に参加させていただくこととなり,月末の本番に向けてほぼ毎日中央線に乗っては吹き続ける。夜はこれに時間が割かれ,もちろん昼は仕事。合間を縫って新居の荷ほどきもするものの,それも思うようには進まなかったりで,もう何が何だか。

それでも,まずは今日からの三日間。8月の集大成をば披露いたしたいものです。


Sunnudagur, janúar 4, 2009
御慶

あけましておめでとうございます。
久しぶりに実家でゆっくりしております。

昨年は持ち前のサボり癖を見事に発揮しましたが,今年は色々と記していきたいもの。ここ数年の懸案であった整理と分類もScanSnapのおかげで前進したことだし,そろそろ出力の方向で。

また,体作りも変わらないテーマのひとつ。まずは裏を返す2月末のおきなわマラソン。現時点での練習量では,初マラソンであった昨年の4時間切りは難しいけれど,逆にこれでどれだけ走れるか確認するのもこれからも続けるであろうランニング趣味のためには良いのだろうと。

ということで,よろしくお願いいたします。


Laugardagur, maí 31, 2008
また着て円盤

六月の声を聞く前に今年の浴衣を注文。
昨年はお休み,そして一昨年は京呉館(金子國義)のUFOと大冒険をしただけに(さすがに着る場所を選びますね),今年は落ち着いて竺仙で表を竹に裏を燕に。仕立て上がりは二週間後のお楽しみとして,あわせて購入した麻の組紐角帯だけを持ち帰り。その帰り際,お世話いただいている店員の方に角帯を一本頂く。いつもひとつ買うとひとつ貰っているような。ありがたいことです。

080531_UFOCD.jpgUFOつながりでひとつ。
昨年夏,日比谷野音で開かれた細野さんの「細野晴臣と地球の仲間たち~空飛ぶ円盤飛来60周年!夏の音楽祭~」。そのオープニングで流れたUFOを呼ぶ儀式で唱えられる言葉「ベントラベントラ スペースピープル〜」が気になって,アルバムタイトルが『衝撃のUFO』というところまでは掴んだもののそのまま放置。しかし,それが今になって家庭内でブーム再燃,辛抱堪らず購入と相成りまして。

080531_Andromeda.jpg横尾忠則のジャケデザインはもちろん,その内容も全編素晴らしいことは言うまでもないのですが,なかでもUFOとの遭遇体験を語る好々爺がツボ。噺家(敢えて言えば十代目 桂文治?)のようなべらんめぇ口調と,話される内容との激しいギャップ。是非とも青樹亜依『アンドロメダの異星人』とあわせてお聴きいただきたく思います。



Þriðjudagur, apríl 29, 2008
始まりの終わり

どうにかこうにか,怒濤の一週間が終了(詳細は別宅にて報告済)。何となくこれからに繋がっていきそうな区切りがついたかも。

これで少しは日常に時間を割けそう。今月は50kmも走らなかった(こんなの1年ぶりくらいじゃないか?)ランニングの距離を再び延ばすことと,休止していたScanSnapでの紙モノ整理を再開,落語も2週間以上ご無沙汰で切れてきてるしな。あ,そういえば夏の浴衣もそろそろ決めないといけない。



Miðvikudagur, janúar 2, 2008
御慶

と,まぁ,昨年末,8ヶ月ぶりに書いてみたわけですが。
その間は,相変わらず落語を聴き続けたこと,そして数年ぶりのランニング復活がメイントピック。特にランニングは引きこもりランナー(スポーツクラブでベルトの上を走り続ける)を卒業し,今じゃいっぱしの皇居ランナー(でも人混みは苦手なので完全夜型)。ハーフマラソンも関門もクリアして,次はいよいよフルマラソンへ。

その他では『TV Bros.』で川勝さんも記していましたが,やはり昨年はデイヴィッド・リンチイヤーかなと。7月には銀座で主催:タキヤン,ゲスト:柳下さんによる「リンチ・コーヒーを飲む会」に参加,もちろん,その前には『Inland Empire』(エンディングのダンスシーンが最高),そして11月には待望の『Twin Peaks』のコンプリートDVDセット発売(即購入)。『Twin Peaks』はファーストシーズンを買った者としてはいささか複雑な心境ではありますが,それでもまぁ喜ばしい限り。全エピソードをiPod touchに突っ込んで仕事の行き帰りに鑑賞。特典映像『A Slice of Lynch』でのリンチさんの吹っ切れたかのような悪ノリもたまらないっす。

『Twin Peaks』の視聴方法となったiPod touchの購入は,映像への意識変化ももたらしてくれた大きなきっかけ。単にプライオリティの問題なんだけど,家では映像をじっと見続ける時間を取ることが難しく,その結果,映像ファイルの整理にも力を入れないまま。しかし,それが映像を見ることを億劫に感じさせる悪循環にもなっていた訳で。ならばiPod touchくらいの画面サイズ・画質でも,見ること自体に重きを置いたほうがいいという考えに。

そこで,本格的に映像のライブラリ化。iTunesの登場が死蔵していたCDを甦らせたように,今までに購入したDVDや録画していたテレビ番組を片っ端から取り込んではiTunesに登録。一度,MacでDVDに焼いていたものをまた取り込んだりと,過去の自分を呪いたくなるような二度手間もかけつつ(当時はまだテラバイトクラスの外付けハードディスクが無かったこともあるけど),ちまちまと作業進行中。まだまだ先は長いけど,やっぱりこれは便利だわ。


Þriðjudagur, apríl 17, 2007
ラクゴのゴラク

今年に入って堰を切ったように落語を聴き始めている。

今までも年に2・3度だけど寄席には行ってたし,CDで亡くなった名人上手の音源を聴いたりもしていたので,全く興味が無いわけではなかったんだけど,今年初めに行った寄席で今まで知らなかった噺家さんにはまり,そこからその人が出る会に足を運び,そこで一緒に出ていた新たな噺家さんにはまり…。と,幸せのスパイラルに突入。

ここで噛みしめるのは己の環境。近所に寄席があってフラッと歩いて行けるってのはとても幸せなことだよなぁ(もちろん,どうしても見たい会があれば,遠くても行くけどね)。逆に言えば,今まではそれに気づかずに何とも罰当たりなことをしていたということになりますが,視点の違いでこうも街の意味が変わるとは,まだまだ勉強。


Fimmtudagur, október 27, 2005
Long Time No See

気がつけば,あっという間に1ヶ月半の放置(右のカレンダーは8月のままだしな)。北東北行ったり,直島行ったり,色々してましたが,まぁ例によって後から少しだけでも埋めていきたいと思います。

で,それまでのにぎやかし。唐突に現在愛聴中のポッドキャスティングをご紹介(リンククリックでiTMSに飛びます)。

・TBSラジオ:「podcasting954」
 「コラムの花道」,吉田豪・ウェイン町山・辛酸なめ子は必ず。
・ニッポン放送:「鶴光のオールナイトニッポン事件簿〜鶴のウラ噺」
 これはやっぱりねぇ…。
・J-Wave:「e-Starion Shuffle! TASK Bar」
 最近,渡辺祐の駄洒落が嫌いじゃない自分がいます。
・文化放送:「大竹まこと 少年ラジオ 明日にかけるハナシ」
 理想の人ですから。

 やぱりラジオ番組(それもAM)が多いなぁ。


Laugardagur, október 22, 2005
Dance of the Priestesses

051022思い立って直島。

タレルは本当に素晴らしかった。安藤忠雄も色々勉強になった。そして安藤忠雄よりも前に石井和紘がいたことを知ったのも大収穫。

でも,やっぱり一番は地元のものでした。家プロジェクトのひとつでもある神社で行われた神事。その闇夜に踊るチビッコ神楽女達の幻想的なことといったら。宮崎駿が見たら映画3本作れそうだし,サー・アーサー・コナン・ドイルが見たら妖精だと断言したに違いありません。

神事の間,こちらは旅の人なので,目立たないように後ろのほうでコッソリと。しかし終了後,そんなヨソ者に向かってチビッコ神楽女達が歩いてくる。ついに幻でも見たかと思ったら,御神酒を振る舞ってくれました。

号泣…。
そんなことされると,来年もまた来たくなるじゃないですか。


Sunnudagur, október 16, 2005
Moon Shadow

051016なみはあをざめ  支流はそそぎ
たしかにここは  修羅のなぎさ

宮沢賢治「イギリス海岸の歌」


見上げなければわからないのは周りが明るいから。
周りが暗ければ影の伸びる方向で何処にあるかは自ずとわかるってもんです。

そんな当たり前のことを久しぶりに思い出した夜。


Laugardagur, október 15, 2005
Rabbit Eater

051015北東北,大兎祭。

基本的には食用。随分昔にマルタ島で食して以来,久しぶりに口にしました。それはもう,非常に美味しゅうございましたよ。

でもジビエなんかを食べ慣れている人は,やっぱり野を駆け回ってるもののほうが美味しいと感じるんだろうなぁ(なぜか熊や猪は経験あるんだけど)。



Föstudagur, september 23, 2005
行って帰って

「Rosa!」:David Cerny『Pink Tank』
↓     TV Tower Pragueの『Black Baby』のアーティスト。
「秋の月」:満月と砧打つ女性の関連性。

「旅行博」:クロアチア再訪熱罹患
↓     今度はアドリア海沿いにDBV→ZAG。
「東京オクトーバーフェスト」:不満
↓     価格と中身のアンバランス。要はイベント価格。
「Baden Baden」:満足
      一風変わったアイスバイン。そしてフライドパスタの美味さときたら


Sunnudagur, ágúst 7, 2005
One Summer Day and Night

朝イチで葉山。神奈川県立近代美術館 葉山で「アンテスとカチーナ人形」展。鎌倉で降りて某喫茶店に顔を出しに。予定では早々に切り上げて江ノ島方面に流れるつもりが,気がつけば2時間以上も店主と雑談。これで次の用事にも遅れること決定。

色々買い込んで帰京,23区内にこんな家あんのかよという某民家にてホームパーティー。集った面子,16人。建物に負けず劣らずの怪しさで,どうやって日々の糧を得ているのかよくわからない人ばかり。各自が持ち寄った酒と肴を食らい,先達の昔話に耳を傾け,アラブの妖艶な踊りを眺め,かと思うと縁側で花火して…。

気がつきゃ朝でしたとさ。


Miðvikudagur, júlí 27, 2005
050727

気がつけば2週間放置ですか。ご無沙汰しております。

何処か行ってたとか体壊したとか地震で大変だったとか,そんなことは一切なくいつもどおりの生活(世間では岡村さん逮捕なんかもありましたが…。人生がんばっていこうよっ!)。敢えて言えば,『みんな大好き塊魂』にそれなりの時間をとられたことくらい。

050727それでも書くことは色々あるのですが(今日以前のものは追々埋めていきます),まずは文句堂さんにMusical Batonを反応してもらい嬉しい限り。逆に文句堂さんのところを見たことで,ウチでは『イリヤッド』が流行り始めました。昨年,ドゥブロヴニクとザクレブに行ったんで,このマンガはまさに自分のためにあるとずっぱまり中(そういや,旅行記は完全に止まってしまったなぁ…。とりあえず画像でも載っけておこ(壊されたホテルじゃないけど。っつーか,軽い自慢かよ))。

では,今夜はラジオでNew Orderのライブでも聴きます(HMVでのサイン会の整理券,やっぱり手に入れときゃよかった。今になって激しく後悔)。


Þriðjudagur, júlí 5, 2005
Human Behaivour

Amazonさんから『Playmobil - Abenteuer der Weltgeschichte』到着。

ようやく購入のPlaymobilで綴る人類歴史絵巻。まさにコレクターの夢ですなぁ。個人的ツボはフェルメールの絵を模したもの。Playmobilで絵画は思いつかなかった。ちょっと残念なのは極東の話がほとんど無かったこと。まぁ,そもそも素体が半月眼の空手家と(勘違い)忍者だけじゃ難しいんだろうけど…。

なんてことをつらつらと考えながらページを捲るうちに,そこはかとない懐かしさ(と言ってる時点でダメ)に襲われる。新作を買ったのなんて思い出せないくらい昔の話だし,最後に購入したのはそれなりに最近の3月末とはいえ,エイプリルフールネタの部品取りという必要に駆られてのもの。とりあえずスペシャルだけでもチェックしておくかなと,久しぶりに海外ショップのサイトを幾つか巡回。

なんか,色々消えてるし…。


Sunnudagur, maí 29, 2005
Sweet Little Rock and Rollers

チョイ悪オヤジに誘われて連日の浅草詣,今日は初めてロック座へ。たった一度きりの渋谷道頓堀劇場での踊り子体験から早幾年, なんかもう隔世の感でした。

でまぁ,もちろん見るものもしっかり見たのですが,それ以外にも細かいところが色々気に留まる。なかでも最も興味を惹かれたのがBGM。踊り子さん一人につき大体4曲,10人出演していたので約40曲のなか,日本語詞の曲(演歌含む)は一切かからず,若干のインストを除けば全て洋楽。しかも80'sの曲がやたらかかるから不思議。Falco『Rock Me Amadeus』に乗って花魁姿の踊り子が舞うかと思えば,Starshipの『Nothing's Gonna Stop Us』をバックに若き掃除婦が夢に向かって立ち上がったりして,不思議と言うか,シュールと言うか…。

ちなみに最もBGMとして利用された(と言っても2人の踊り子さんだけど)ミュージシャンはbjork姐さん。これまた色々考えさせられます。


Sunnudagur, maí 8, 2005
Does it hurt? ...Only when I laugh

色々あって体を壊し,GW後半は療養という名の引きこもり(あ,1/1ボトムズはさくっと見に行った)。

J・P・ホーガンの『星を継ぐもの』と『創世記機械』を読み返し,その爽やかな読後感で痛みを癒したり,GW前に借りといたDVD,『たまもの』『マイクロスケープ』を見て気を紛らわしたり。

OS X Tigerは昨日になってようやくインストール。しかもその理由は各所で話題のQuartz Composerがいじりたかったから。まだまだ仕組みが掴みきれなくて,サンプルを参考にしてはアブストラクトな映像を作るくらいだけど,こりゃほんと楽しいや。

lines test
ring waves test

050508a050508b


Fimmtudagur, apríl 28, 2005
Wake to Reality

電車の中,『anan』か『JJ』に出てきそうな20台前半の女性が隣に座り,トートバックからおもむろにラップトップを取り出す。開いたデスクトップをちらと横目で見ると,それはまぎれもなくBe OS。激しく胸がときめく…。

なんていう夢を見た。疲れてるのかも…。

過去やその他の近況はボチボチ埋めていきます。


Laugardagur, apríl 23, 2005
楽しきダメ人間

何時に寝ても,そしていくら疲れていても,6時前には目が覚める今日この頃。その後,いくら寝返りをうっても二度寝できないので,ならばいっそと7:30からやってる近所の蕎麦屋へ。

板間に座ってまずは冷酒とつまみ盛り合わせ。30分くらいかけてちびちびやった後,二八のせいろ。 適度に混んだ店内,そのお客さんの全てが何かしらのアルコール(冷酒・熱燗・ビール)を摂取している。心の中に芽生える駄目人間の連帯感。

夜,友人から近くに来たという連絡を受け一緒に晩飯。向かった先はいつもの西洋と東洋の交わる店。2時間くらいかけて食した後,サービスで出てくる水煙草で更に1時間ほどまったり。朝酒で始まり水煙草で終わる1日。ここまで駄目だと逆に気持ちがすっきりしますな。


Sunnudagur, apríl 10, 2005
桜吹雪

チャリで桜スポット巡回。

まずはパレスサイクリングで北の丸公園→千鳥ヶ淵→靖国神社。しかしあまりの混雑に辟易。北上して後楽園を経由し茗荷谷から小石川植物園へ。

050410

んー,何とも落ち着いた雰囲気。屋台もなければ乱痴気騒ぎする輩も皆無。時折吹く強い風に舞い上がる桜吹雪に歓声があがるに至っては,あまりの多幸感に眩暈がする。


Föstudagur, apríl 1, 2005
20050401

お世話になっている髪切り処の新店舗オープニングパーティーへ。単なる一顧客にすぎないので,この業界の人達の会話を耳にするだけでおもしろい。

途中でお暇し,地元に戻って茶店で与太話。話題が『ムー』の方向に流れ出した頃からドライヴがかかり始め,後は何が何だか。池袋界隈の気が如何に我々の体を蝕むものであるかを語っていたかと思えば,愛知万博に立つフミヤートタワー体験記(私は行ってません。っつーか,万博はハノーファーで終わりました),果ては男性アイドル事務所の暴露本話まで。


Sunnudagur, mars 20, 2005
St. Patrick Day

近所の寺の門前に書かれていた「あるがままに生きる,ないがままに生きる」の教えに従い,CONTAX G1のデジカメ化などという夢想は捨てて,今そこにある選択肢の中からNIKON D70と共に過ごすことを決意。気が変わらないうちにとアキバへ出向き購入。

しかし,発売1年で実売価格は半額以下。よく欲しい時が買い時とは言いますが,それでも釈然としないところは無きにしもあらず(個人的には安く買ってんだから満足だし,また,すぐに新機種が出たとしても(っつーか出るはず)別に不満は無いんだけど)。

そのまま表参道に流れてSt. Patrick Dayのパレード見学。あの飾り気のない素朴な多幸感には心が洗われる思い。帰りはもちろんギネスで一杯。


Sunnudagur, febrúar 27, 2005
Lost my cherry

知人と共に町歩き。神社仏閣,雑貨屋,ギャラリー,買い食いスポットなどを巡り,最後に東洋と西洋の交わる地の料理店へ。

相変わらずハイテンションの店長と丁丁発止やりあいながらダラダラと飲み食いすること1時間半。いい加減,まったりしてきたところで,ではと客人が水タバコ(ミント味)を所望。するとなぜかテーブルにはマウスピースが人数分。えー,それは私にも吸えと?。えー,実は私,タバコを吸ったことが無いのですが?。えー,本当に一本も無いのですが?。ということは,水タバコがタバコ筆下ろしですか?。

知人達が美味そうに吸う姿を眺めた後,最後に意を決して吸い込み。喫煙経験が無いのでその際の体の変化も当然わからないのですが,想像とは全くかけ離れて何も起きず(これが水タバコだからなのか,それともJTのタバコでもこうなのかは,やっぱり喫煙経験がないから知らないけど)。っつーか,逆に心地良くなっている自分に驚き。煙は臭いが全くしないし,味も非常にマイルド(店長曰く,ノンタールでニコチンも非常に少ないとか)。

しかしこうやって廻し飲みしていると,気分は体育館裏で一本のタバコを交替で吸うヤンキー中学生。その一方で,カーペットの上に横たわって煙をくゆらすと,シャーロック・ホームズで何度も読んだあの阿片窟の光景が脳裏をよぎる。訊くと1回で30分以上吸えるということで,このダラダラ感はある意味,危険。非常に危険。

なんて他愛も無いことを思いながら,パイプを廻すこと数巡。脈拍が微妙に早くなっている己を自覚。店長によると加減がわからず肺に入れすぎた模様。ますます中坊だな,おい。やっぱり,タバコはタバコ。自分にはあわないのかも。


Laugardagur, febrúar 26, 2005
050226

月に一度の求道会館見学日。

遅い昼御飯に万定フルーツパーラーでハヤシライス。

デザートは近江屋でピオーネボンボン。更におみやでアップルパイ。

乙女なウィークエンド。


Föstudagur, febrúar 4, 2005
050204

昨秋の欧州旅行記を追加。
ようやくのウィーン完結編となる今回は,オペラ座周辺を大冒険。ブリューゲル,アルチンボルドに始まり,舞い踊る蝶の群れ,数多の地球,そして最後に世界で最も美しいと言われる図書館へ。以下のリンクからどうぞ。

Day08c(Vienna)

また,これまでの旅の模様はこちらから。

Europe 2004 Autumn

これでようやくプラハへと帰還。しかし,まだまだ旅は続く…。


Laugardagur, janúar 29, 2005
050129

欧州旅行記8日目,ウィーンの第二弾をようやくまとめる。
今回は解剖蝋人形の館からブロンドのギャラクシーヴィーナスまで。以下のリンクからどうぞ。

Day08b(Vienna)


今日は図書館を中心に地元を徘徊。その帰り,何の気無しに普段とは違う道を通ったら,自分好みの品を飾った骨董屋が。しかし今の自分には明らかに手の届かない代物。ここで普段ならあっさり通り過ぎてそれっきりなんだけど,今日はなぜか話だけは聞いてみようと思い,店の扉を開ける。

………

気がつけば2時間経過。店主がもう素敵すぎ。今まで散々探しても見つからなかった図録をあっさり手配してくれるわ,次から次に見たことのないお宝を見せてくれるわ,更にはまさか共通の知人までいたなんて…。久しぶりに偶然という名の小さな奇跡を体感。


Mánudagur, janúar 17, 2005
051017

昨秋の欧州旅行記をちまちまと書き進め現在は8日目に取り掛かっているわけですが,1日単位で書いてたら分量がとんでもないことになり,いつまで経っても書き終わらないということにようやく気付く…。

と言いますか,その8日目であるウィーンが濃いんですよ,しかもそれを1日で廻ろうなんて無謀なことをしたからですよ(もちろん廻りきれたわけもなし)。

な訳で,これからは状況によっては1日を幾つかに区切ってアップすることに。まずは爽やかな朝に訪れた「愚者の塔」から皆様をご案内。

またこれまでの道程を知りたいという奇特な方は,右のカテゴリ「2004 Autumn : Europe」からどうぞ。それぞれ「There's More...」をクリックすると全文が表示されます。


Sunnudagur, desember 12, 2004
041212

天気が悪いんで昼までふて寝。

午後,さくっと駒込まで行き「stampstampstamp展」。切手は「素敵」や「可愛い」というフレーズが飛び交うガーリーな類が多かったのでパス。各国小包で未見だったものを実際に手に取って眺め続ける(高すぎたんで買うことはせず。切手の博物館でも扱ってくれればなぁ)。

夜は,浅草で京旦那はんと忘年会。雷門仲通りで鰻,オレンジ通りで梅ダッチ,一丁目一番一号で電氣ビリビリ。プラチナサライさんを狙ったビジネスプランでひとしきり盛り上がる。

帰りに六区をフラフラしたら浅草中映で『処刑人』がかかってる。デフォーのあの雄姿(雄々しいだけじゃなく女々しいのも最高!)は一度スクリーンで見たかっんだけど,上映は明日まで。気づくのが遅かった,絶対行けねぇ…。


Fimmtudagur, desember 2, 2004
How far is it from here to the end?

やっぱり気がつきゃ2週間放置。旅行記,何が11月いっぱいで大団円を迎えるだよ…。

ということで,旅の話。アイスランドの続きを何とか2日間(Day04,Day05)追加。よろしければ右のカテゴリ「Europe Oct. 2004」からどうぞ。地道に書き進めてなんとか今年中には大団円を…。

今年最後の楽しみはこの時期恒例,牛若丸の最新刊。今年は櫻井欽一博士(1912〜1993)の鉱物コレクションを撮影した鉱物写像集『TERRA』だそうで。これはいやが上にも期待が高まります。


Sunnudagur, nóvember 14, 2004
The Body

0時か1時には横になるものの,確実に3時までは眠くならない日々。眠れないってこんなにつらいのか…(普段はのび太なみの速さ)。

旅行記,とりあえずアイスランド編をアップ。微妙に長文ということで,不本意ながら「続きを読む」を利用(なんか嫌らしい気がして使いたくない)。しかし,この調子で行くと大団円までは今月いっぱいかかりそう…。

ついでに最近気になったこと。
XTCがオフィシャルでフィギュア発売(しかも『White Music』の頃のお姿)。あんたら,何してんのよ…。そんな暇があるんなら…(以下略)。

フィギュア繋がりでもうひとつ。緊縛を題材にしたオトナのガシャポン登場。原田雨情なる緊縛絵師とその絵のモデルとなった女性達を立体化したものなんだけど,なんつーかねぇ…。自分なんかが声高に叫ぶまでもなく元ネタは明らかに伊藤晴雨。しかし肝心の色気も禍々しさも,更にはある種の上品さも全くもって比べられるものでなし。


Laugardagur, október 9, 2004
Fortnightly Publication

なんだか,隔週更新が定着してしまったようで(右のカレンダーだけは,その性格上,先週書き換えたけど)。それなりに色々あるものの,その色々に時間を取られ,そうやって延ばし延ばしになるうちに更に色々あって,更に時間が取れなくなるの繰り返し。

そんななかでふと思ったこと。
今年はやたら台風や豪雨など天にまつわる自然災害が多いけれど,これは今夏に開かれた「日本の幻獣」展のせいではないかと。

火災や疫病,天災などの災禍を除ける役割を持つ彼等を,あるべき場所(主に神社仏閣)から移動し一同に会させたことで均衡が崩れたのでは?。それがそこにある必然性を古の人々は分かっていたんですよ。そんな人智を超えた存在を人間が私利私欲や学術研究のためにどうこうしようとしてはいけないという戒めですよ(展覧会,嬉々として堪能したくせに)。

なんて,トンデモ論(でも半分本気)が頭をよぎるのは『MANGA ムー』の第2号発売が近いからでしょうか(今回も楽しみですよ)。


Laugardagur, september 25, 2004
Travellin' Mood

初輪行の予定が霧雨。あきらめて普通に電車で,元10号・13号埋立地へ。

MoonまずはMeSci。開館20分前に到着するとそこには既に長蛇の列。皆さんお目当てはもちろん 「MEGASTAR-II cosmos」。幸い1回目の上映整理券を受け取れたのでそのまま入館,プログラム「新しい眺め」を堪能。終わって館内をブラブラ。すると普段は地球のジオコスモスが中秋の名月にあわせて月球に。

昼を過ぎてようやくビッグサイト,本命の「旅行博」。目立ったのはリタイアメントビジネス。オーストラリア・ニュージーランド・カナダ・タイ…。ビザの種類と取り方,現地銀行の口座開設や不動産の取得方法などに聞き入る年配の方々の多いこと。それにはまだもう少し時間のある(と思っている)自分は,訪問予定国の情報を仕入れつつ,航空会社のブースをひたすらハシゴ。エミレーツ航空(かなり乗りたい。マルタ行きに良さげ)のストラップとピンバッジ,アエロフロートの機内誌(英語とロシア語の2種類。もちろんロシア語は何が何だか)を貰ってご満悦。

himikoこんな機会じゃないと乗ることもないだろうということで,帰りはヒミコで海を渡る。中に入るとそこは80'sプールバー。天井と床にはめ込まれたLEDが気恥ずかしいったらありゃしないし,床に打ち付けられたVitraのPanton Chairも何とも言えずこそばゆい。鉄郎・メーテル・車掌による景観説明のナレーションも興醒めだし(メーテルに「築地市場は日本一の魚市場なのよ」って言われてもなぁ…。あまりにも外見のイメージとかけ離れすぎ),正直,外から眺めるだけで良かった…。

あ,でも船内で売っていた限定Tシャツはちょっとだけ欲しかったことは告白(微妙な未来感がツボ)。


Mánudagur, september 20, 2004
140km/h in the Wrong Lane

原因のはっきりしないダウナーな気分を晴らすべく,普段なら絶対にしないことを敢えて行いテンションを上げてみる。

某スポーツ関連ビルへ赴き,まずはボウリング。2ゲーム投げて100ちょいと130ちょい。おそらく5年ぶり(記憶がはっきりしないほどやってない)くらいなんだけど,そのわりにはまぁまぁのスコアか。やっぱりスペアが取れないと厳しいっすね。

そのままの勢いで階下のバッティングセンターへ。そもそもバッティングセンターって施設自体,足を踏み入れたのが初めてなんだけど,今時のそれはスクリーンに投影された実在投手の投球モーションにあわせて球が飛んでくるのね。場所柄,紳士たれな球団の投手ばかりが5人ほど並ぶ中,背番号19の右腕を選択。140kmの球速,しかも丁寧に低目をついたピッチングをしやがって,ヒット性の当たりは2本か3本でその他はボテボテのゴロかチップ(ちなみに1プレイ22球)。悔しい,でもテンションは明らかに上がって気分は良し。ちょっと癖になりそう。


Sunnudagur, september 12, 2004
Bicycle Race

闘魂注入も済んだので,2ヶ月ぶりの自転車。

まずは千鳥ヶ淵のギャラリー册。が,オープンの時間を過ぎているのに閉まってる。実はここに来るのは2度目なんだけど前回も同じパターンで入れず。どうにも縁が無い様子。気分転換に北の丸公園で木陰のベンチに座って30分程まったり。レジャーシートの上でおにぎりを頬張る家族や捕虫網を持って走り回る子供達を眺めながら,なんとなく20年,30年後にもここで同じように座っていそうな想いもふっと。

北の丸公園を抜け,国立近代美術館の前を横切り,これまた久しぶりのパレスサイクリングコースへ。全ての車道が自転車専用になっているとはいえ,信号は通常通りに機能。それを遵守しなければいけないというのがここのルール。レッドシグナルが灯る度にロードレーサー,MTB,ママチャリ,小径折り畳みと多種多様のチャリが車道一杯に並ぶ。ふと横を見ると視線があってしまったり。となると気分は『香港グランプリ』(CKB)。グリーンシグナル一閃,全車一斉にスタート。しばし横一線に並んでのつばぜり合い。

途中で左に逸れて日本橋方面へ。目指すは丸善日本橋店屋上のレストラン。物の本によると,ここがハヤシライス誕生の地だそうで。しかしビル建て替えで2007年春まで閉店(もしかしたら交詢社ビル「ピルゼン」のように,再開せずそのままお終いという話も)とのことで,その前に一度は食っとこうと思った次第。うん,美味い。いかにもな甘さだけでなく,何と言うかカレーに近い香辛料の味覚。

playmobilCard丸善を出て何となくコレド日本橋。タカラ運営のセレクトショップ「GARAGE」に行くと,いつの間にかPlaymobilのカードゲームが出ていた(→増田屋)。……,買わない理由がないんで購入(ちなみに画像右は以前に出た同タイプのカードゲーム)。

最後は上野の杜で藝祭。毎年恒例,素晴らしき才能の無駄遣いに溢れた学生による創作神輿を今年も堪能。奏楽堂が一般公開日だったので,パイプオルガンによるバッハも聴いてみる。


Sunnudagur, september 5, 2004
A New Career in An Old Town

頼まれて知人のサイト製作に勤しむこと1週間ばかり。しかし色々といじくってたら,なんか自分のサイトに使いたくなってきた。っつーことで,素材を流用して無意味にリニューアル(RSSリーダーで見たら見栄えなんて全然関係ないんだけどさ)。

ちょっとは落ち着いた雰囲気になったけど,外面が変わったところで内容がそれに引き摺られることはないはず。っつーか,どちらかと言えばモンティの『上流階級バカ決定戦』の路線を狙っていきたい所存。

あ,各エントリーの画像は透過PNGを使っていますが,世界で一番のシェアを有するOSとそのブラウザの組み合わせでは若干不都合があります。が,知ったこっちゃないんであしからず(OS X & OS 9.xのは多分大丈夫。でもOS 9.xではフォントがジャギるんでこれまたあしからず)。


Þriðjudagur, ágúst 24, 2004
Phantom in the Warehouse

genenjyo再び池袋。乱歩の土蔵,幻影城へ。室内の環境保存のために入り口からガラス越しに眺める。眼に入ったのはチェーホフやドストエフスキー,エンターテインメントの100年(洋書)など。本以外には手品道具なんて物もあった。しかし何よりもあの整理整頓の技に一番驚く。情報はただ持っているだけじゃダメなのよね。使いたいと思った時にすぐ使えるように日々の整理整頓が肝心。特に今の時代,情報そのものの入手は容易になっているんだから。

土蔵内の詳細は神保町.comにあるのでこちらで補完(ちなみにここ,澁澤龍彦の書斎もあります)。

池袋から丸ノ内線で淡路町,歩いて本の街。昼飯にアフガンカレーを食って店を出たら裏通りに見慣れない雑貨屋がオープンしている。中に入るとお手頃価格の硝子瓶。大小2種の値札がついているもののそこにあるのは1つだけで,どちらのサイズが分からない。そこで店主に訊くと,「小さいほうは表の店にありますんで,今持ってきます」といって扉の向こうに消える。表の店?。確か画材屋があったけどそこ?。大小2つを比較して大きい方を購入。まだ街歩きをしたいので帰り際に寄るからと取り置きにしておいてもらう。

レンタルCD屋でTabla Beat ScienceやCyro Baptista,古本屋で2冊ばかり文庫を入手し,そろそろ帰ろうかと先の雑貨屋へ硝子瓶を受け取りに。その道すがら,ブックブラザーに寄ったら何やら棚の雰囲気が違う。いつの間にか本以外にも雑貨を扱い始めてるよ。微妙に話の鎖が繋がり始めた予感を抱いていると,偶然,雑貨を購入するお客さんが品物をレジに持っていくところ。いつもの店主が「今,担当の者を呼びますので」といって背後の扉に消えると,そこからはさっき自分が硝子瓶を買った店の店主が現れた。やっぱり,表の店ってブックブラザーだったのかよ。


Sunnudagur, ágúst 22, 2004
Tokyo Genius Loci

medicineBag色々あって朝一で行く予定だった乱歩展に出遅れ。昼過ぎに行ったら案の定,妖しの土蔵「幻影城」は60分待ち。すぐさま断念して帰路につく。というのも,池袋は一秒でも早く立ち去りたい街。とにかくゲニウス・ロキの邪力が強すぎる。

地元に戻って本屋へ。その帰り,新しく現れた茶店に突入。店内には本棚とガラスのショーケース(こちらにも本が並ぶ)。どうやら古本屋と喫茶のハイブリッドらしく,並んだ本は購入可能であると共に店内での閲覧も自由。コーヒー飲みながら『ファミコンロッキー』や『プラレス三四郎』といった微妙に同世代感漂うものを読破。帰り際,店主に訊ねると3日前にオープンしたそうで。これから贔屓にさせていただきます。

触発されて古本屋。辞典1冊と古い虫下しの薬袋(シンプル&ポップな寄生虫にグッとくる)。


Laugardagur, ágúst 21, 2004
ggg(ginza graphic glass)

所用後,銀座へ。昨日,アンティークモール銀座からオークションの品が落札されたとの連絡を貰ったので,その受け取りに。落札したのはニッキ水の瓶,6本セット。薄氷のような硝子の薄さにトキメキ。ちなみにググッたらニッキ水ってまだ売ってるもんなのね。実は飲んだことないんだけど,あの毒々しい色は駄菓子屋で人生を学んだ者には堪らないものがありますな。

そのままgggへ赴き「Friendly Fire バーンブルック・デザイン展」。六本木ヒルズのCI,ダミアン・ハーストとのコラボで知られるJonathan Barnbrookの展示。私的好みから言えばちょっとデザイン過剰。でも将軍様や企業ロゴで作られた曼荼羅など,社会・政治問題をシニカルに扱う姿勢には共感できるものが。

帰り際,閉店セールの雑貨屋でガラス瓶が105円均一。何に使うかは後から考えるとして,とりあえず5本確保。ついでに小さい虫籠も何個か購入(こちらも105円)。例によって蝉の抜殻を入れてみる。持ってる抜殻の数だけ買ってもいいな。また買いに走るね,俺。


Sunnudagur, ágúst 15, 2004
Summer Day Shaved Ice, Summer Night Zoo

shavedice目覚めると雨の音。何も今日に限ってと思いつつ有楽町へ行くと,予想通り大江戸骨董市は雨天中止。更に日曜はgggも資生堂ギャラリーも休み。ならばと,一度は雰囲気を確かめたいと思っていたアンティークモール銀座へ。

極端に縦長のペンシルビルの地上2階地下1階部分に,店主のいる通常店舗からアキバなどでよく見かけるショーケース形式のものまで(ひとつひとつのショーケースは段違いでこちらのほうが大きい),何十という出店数。想像以上に見応えがあり,また各店舗の雰囲気も良く(敷居の低さも素人には大切な条件)存分に堪能。あるショーケースからかき氷用の硝子器を購入。普通に昭和の日本製かと思ってたら,店の人によると1950年代のイギリス製。確かに手に取って眺めると底部に横文字で商会名(もちろんそこから時代や場所を特定できる知識はないんだけど)。アイスでも盛っていたんだろうか?。そして某店にあった天球儀。ひとつの球が鎮座するそれではなく,同心円状に鉄輪が幾重にも並んだタイプ。全体がいい具合に錆付いているのも好み。約9万円かぁ…。

2階の一角では入札オークションも開催。欲しいモノがあったら入札金額(元々記されているスタート金額以上)を記入し投函。入札者が複数いたら最高額を記入した人の勝ちで,その結果は後日通知されるシステム。物は試し,気になるモノの中からスタート金額の安い一点にちょろっと入札。

そのまま上野。お盆限定,「真夏の夜の動物園」。ワニ・トカゲとの触れ合いショー,暗闇に蠢くハリネズミ,客に背を向けふてくされたように横たわるパンダ(その傍らにはホカホカの糞),上空を飛び交う野性の蝙蝠…。夜とは関係無いものも含め,単純に動物園が久しぶりだったこともあって普通に楽しむ。両生爬虫類館もやっと入って満足。植物園と同じあのモワッとした空気感がたまらない。


Laugardagur, ágúst 7, 2004
ヒゲとボインと蕎麦とかき氷と

午前,いつもの所用。そのまま昼飯は食わずジムに入って爆走。

帰宅後,図書館へ本・CD返却し,それと同じくらいまた借りる。15時過ぎてこの前に朝酒やらかした蕎麦屋で昼飯(酒は無し)。今日は生粉太打ちの深山。こっちのほうが好み。

腹ごなしに少し歩いて本屋。小島功の『ヒゲとボイン』があったので購入。諸々携えて今日の〆に甘味処で氷水。氷の美味しさを楽しむにはやっぱりこれ。他のかき氷メニューに比べ一番安いしね。


Fimmtudagur, ágúst 5, 2004
何気ない平日の夜

ジムは休館日,仕事もぽっかりエアポケットで,久しぶりにゆったりとしたトワイライトゾーン。ならば足の向く先はひとつ,本の街(馬鹿)。いつものスヰートな餃子をビールで流し込み,いつもの古書店を巡回し,いつものレンタルCD屋で色々借りる。

そのまま流れて蓮華咲く池のほとりの骨董市を冷やかしつつ地元へ。そう言えば,近所に新しい古本屋が出来たことをこれまた近所の古本屋のウェブに書いてあったなと足を運んでみる。すると,今までも古本屋(先のウェブを持っている古本屋とは別。ややこしい)だったところの1階に新しく入店し,既存古本屋は2階に移動という形。微妙に強気な値のつけかただけど,存在すら知らなかった本がゴロゴロしていて眼福。手持ちがなかったので,ワンコインで『Seven Years in Tibet』のパンフだけ購入(和多利さん(ワタリウム館長)が寄稿していたので)して帰宅。


Sunnudagur, ágúst 1, 2004
朝酒朝蕎麦朝寝

日中行くといつも混んでて入れない近所の蕎麦屋。暑くて眼が覚めてしまったので,ならばと朝の部,7:30の営業開始と同時に行ってみる。

さすがに客の数も少なくゆったり。その雰囲気に酔ってお通しを肴に朝っぱらから冷酒をなめる。くぅ,胃にしみるぅ〜。蕎麦は二八を注文。茹で上げ後,氷水で水洗いしているのか,ざるに盛られたそれはキンキンに冷たくそしてキラキラ光ってる。もちろんウマ〜。あぁ,これで別間があってそこに布団が敷いてあったら気持ち良く眠れそう…。などと夢想しながら,そば湯で締めるまで1時間強,たっぷり満喫。

興に乗って,そのまま神社へ参詣。神主さん達が朝のお務めで境内のそこかしこを歩いている。訳もなく気分は杉浦日向子。そうこうするうちに,ちょうど図書館の開く時間になったので予約していたCDと本を受け取りに。

ここまでやってまだ9時ちょっと。勢いでこのまま朝6時からやってる銭湯に行っちまおうかと思ったけど,そこまでやると身上をつぶしそうなのでもっと爺になってからの楽しみにとっとくことに(本当は最初に銭湯で,その後に冷酒・蕎麦の流れなんだろうな)。

その代わり,これから朝寝。


Þriðjudagur, júlí 27, 2004
Stomach Upset

昨夜から胃の収まりが悪い。捻転しているような不快感と激しい痛み…。何か悪いもん食ったか?。立ち上がってもうつ伏せになっても痛いので,とにかくあお向けになって寝る,ひたすら寝る。そのうち偏頭痛も現れ出すし,いよいよ夏へのウラミツラミが本格的に噴出。

夜,某寄合(大宰府から友人上京)も当然欠席。伊豆栄の鰻,みはしのあんみつ…。こちとら晩飯も食えず寝るだけ…。


Sunnudagur, júlí 25, 2004
Life in Tokyo

朝から微妙に偏頭痛。遠出は控え近場の用を済ませることにする。

まず眼鏡屋に出向き,ゆがみ・ゆるみを調整。壊してしまった眼鏡ケースを買い替えようと思ったら店主がタダでいいと言う。ありがたや。その店主,相変わらずの絶好調。KKの怪しい別注モデル(フレームもレンズも3倍速い色)を見せてもらったり,親戚の芸能人の裏話を聞かせてくれたり。もちろんこの界隈の話も詳しいし,敵に回すとかなり怖い。末永くお付き合いさせていただきたく…。

昼は巷で評判のうどん屋に初めて。色々と雑誌に載ってるらしく店内はそれらを手にした客でいっぱい。うん,確かに美味い。ツルツルシコシコ,あっという間にすっから。んー,地元にある幸せ。いくら美味いと評判の店でも,電車に乗ってまで食いに行くなんてちょっと自分には考えられない(他の用事のついでならまだ)。遠くの名店よりも近くの良店,それが名店だったら尚嬉し。これからも地元に金を落としていきたい所存。

美味いもん食っても頭痛は治まらず,午後は人の形をとどめられずひたすらふて寝。

夜遅く,召集命令がかかって某劇団の打ち上げに朦朧としたまま参加。なんとか気分を昂揚させるべく,途中で差し入れに一升瓶を購入。それをそのまま裸で肩に乗せ会場まで歩く。これ,一回やってみたかったのよねぇ。気分はもう影浦安武っすよ。会場では女優陣を前に本気で照れる。それを劇団の長(やり手女将)に突っ込まれて更に照れ…。あぁいう方々は舞台の下から見てるもんですな。


Sunnudagur, júlí 11, 2004
SEXY SEXY MAMA

縁あって日本の中のアメリカへ。

最大の目的は日本から撤退してしまって久しいバーガーキング。しかしここでなら食えるという話を知って何とか機会はないかと思っていたら,さるお方と知り合えついに念願叶う。マルタ以来,4年ぶりのワッパー,そしてオニオンリングに舌鼓。うめぇ,うめぇよ…(嬉し泣き)。

その後,同じ敷地内のショッピングセンターへ。空間に漂う匂いがTARGETやKmartといった向こうのそれと全く同じ(当たり前と言えば当たり前)。


Laugardagur, júní 26, 2004
Ohm Sweet Ohm

帝都に後ろ髪を引かれつつ(特にseigowさんの月談義。翌週だと思ってた…),空を飛んで週末帰省。今回初めて座席指定まで含めてネット予約してみたらこれが快適。中央の避難口直後に陣取ってこれみよがしに足を伸ばす。

田舎では爺婆の墓参りで痛飲,盆踊り見て痛飲,父親の山遊びにつきあって痛飲。その中で最大の収穫は気狂い骨董屋の発見。危険,あまりにも危険。物量と猥雑さがハンパじゃない。特にその猥雑さが掘る,そして見つけるという快楽に直結。2時間やそこらじゃ全然足りない,次は朝から丸々1日掘り続けるつもり。

帰りも座席を事前指定しての空。しかし機内に入るとウェブで見たのとは明らかに異なるレイアウト。えぇ,どうやら機種変更があったようで。結果,行きと全く同じ席を予約したはずがこの機体では窮屈な通常のブロイラー席。更に横列も予約時は奥からA→Fだったものが手前からAに。それに気付かず縦列の数字だけを確認して安心していたら「そこ私達の席です」と子連れのお母さんにつっこまれる…。予定は未定,何事も確認が大事(っつーか,横くらいは共通になってもらえないの?)。


Sunnudagur, júní 20, 2004
けむり~ざくろ

朝イチで銀座の骨董市へ行くつもりが偏頭痛。Relpax飲んで回復を待つ。

だいぶ良くなったので,11時,まずは先約の昼食会へ。久しぶりのペルシャ・トルコ料理屋。入店早々いきなり民族衣装を着せられ,しかも男は来るなと店長からのダメ出し。こんなに客いじりの激しい店だったっか?。でもこの押しの強さも慣れると楽しいと思えるから不思議(ひとえに彼のキャラ)。同席は日本の中のアメリカに住むイスラム通女史。初対面で口は悪いが肌は綺麗と言われる。わーい,これ以上ない褒め言葉。そんなあなたも口は悪いが腹は黒いですわよ。結局,店を出たのは13時半。たっぷり2時間半。しかもさんざんっぱら食って飲んでポッキリ1,000円。

そこから「夜想リターンズ展」。青臭い思い出が浮かんでは消えるバックナンバーの棚。空間よりも匂いに目眩がする地下室,その壁にはただれた皮膚(?)の接写写真。

cicada
更に流れてやっと銀座,国際フォーラムでの骨董市。初めて来たけれどこんなにも規模が大きいとは。店のレイアウトもあの中央広場にぎゅっと凝縮されて並んでいるから巡り易いし,東郷神社よりもいいかも。色々気になるものに後ろ髪を引かれながら家まで持ち帰ったのは竹で編んだ虫籠ふたつ(1個500円)。そのひとつに昨夏,実家の庭で大量に採集した蝉の抜け殻(約30個(それともやっぱり匹?))を幾つか入れてみる。

んー,素敵。既にこの世にはいない主体の存在をその空虚な形見を拘束することで永遠のものとする。なんて,わかったようなわからないような愉しみ。この遊び,蛇・蜘蛛・蝶と抜け殻を残す生物だったら何でも出来そうだな(あ,恐山の蜻蛉を忘れてた(持ってきてもいいものかどうかは微妙))。今年の夏はそれらを探し,もうひとつの籠におさめることを目標にしよう。


Sunnudagur, júní 13, 2004
ふりむけばカッパ

陽射しもなく気温も低め。とくれば絶好のチャリ日和。

まずはいつものパレスサイクリングルートで銀座。松屋・三越で父の日プレゼント物色・配送願い,そして向かいのApple Store。

次なる目的地は恵比寿。天気が悪ければ(つまり快晴でクソ暑ければ)銀座にチャリを置いたまま日比谷線に乗ったけれど,滅多にない今日の天気,この機会を逃すと次はないかもしれないということでチャリに跨がる。

新橋から溜池,六本木一丁目を経て外苑東通り(左手にAXISビルが見える)まではすこぶる快調。しかし六本木ヒルズの喧噪を避けるべく鳥居坂を下って麻布十番に向かったのが運の尽き。完全に人力GPSの範囲外で一気に土地勘無し。唯一脳内に記憶されているのは「明治通りまで行けばそこからは何とかなる」という情報のみ。それだけを頼りに大黒だの一本松だの仙台だの楽園だの見たことも聞いたこともない坂を登って下って四の橋というところでなんとか明治通りへ。しかし出たはいいものの行けども行けども恵比寿に着かず。ようやく渋谷橋が見えた時は安堵と共に嬉し泣き。

帰りは黙って外苑西通りから六本木通りを走ることに。途中,有栖川宮記念公園で一休み。そこで何気なく眺めた鳥の生態系ピラミッドの説明図。地中生物を底辺に植物がいて昆虫がいて小鳥がいて,そして頂点には猛禽類がいて。しかし落書きで更にその上に君臨する生物が。その名は「カッパ」。抱腹絶倒呵々大笑,カッパと言われちゃしょうがない,カッパの真似して笑っちゃお。あぁ,デジカメを持ってこなかったことが悔やまれる。

六本木交差点を右に折れてAXISへ。B&Oに寄って断線で使い物にならなくなっていた"Form2"を新調。店内には携帯電話用のハンズフリーヘッドセット"Earset 1 Mobile"なるものもいつの間にか(自分には全く不要だけど)。

最後は神保町の古書会館地下で「アンダーグラウンドブックカフェ」。これがいつもの古書展と同じ空間かよと思うばかりの落ち着いた雰囲気。あの良くも悪くも殺気立った気配が全くない中(そもそも客層が明らかに違うんだけど),ゆったりとした心持ちで回遊しては気になる本を手にとり眺める。その古書が並ぶ空間で特別上映される『盲獣 vs 一寸法師』を見たかったんだけど,今日一日ここまで爽やかに過ごしてきて何も最後にエログロの世界に行かんでもという判断で明日に見送り。その代わりではないけれど,会場傍らに置かれていた各種チラシの中に石原豪人の名前を発見。なんと来月から展覧会開催。待ってましたぁ!。幼少時に震撼させられたあの怪奇と恐怖の世界にまた再び逢える。

帰宅して今日のルート確認。想像通り,六本木から恵比寿の区間で馬鹿げているほどに遠回り。仙台坂から南部坂に出たら有栖川宮記念公園だったんじゃねぇかよ…。


Fimmtudagur, júní 10, 2004
Chiaotzu Day

辛抱堪らず神保町に出向き,フライングで『のだめカンタービレ(9巻)』入手。続いて晩飯用にスヰートポーヅで餃子をおみや(包装はやっぱり経木包み)。

家で食べると店ではちょっとはばかられる行儀の悪い食べ方が出来る。2個3個を一気に頬張るとそれはもう口いっぱいに広がる幸せ。

食後に『のだめ』。相変わらず爆笑の連続。餃子を食べるシーンでの「ラーユーレディー?」は,これからポーヅでやってしまいそう…。

就寝間際にネットを見たら韓国の残飯餃子のニュース。冒涜甚だしい。


Sunnudagur, maí 30, 2004
Evil Heat

この強烈な陽射しは個人的に外出禁止令が発令されたも同じ故,家に引きこもるしか術なし。アトム・ビット共に減少を試みたり(要は雑誌などの不要物整理や,HDを圧迫する録画データのDVD化(ここで再びアトムが増えていることには気付かないふりをする)),久しぶりに皮鞄を磨いたり,積ん読本を消化したり。

そんな合間に遅ればせながら話題の「電車男」に眼を通すと,評判に違わず時間を忘れてつい一気読み。実話か作り話かは最早どうでも良くて(「んなわけねぇだろ」とツッコミ入れるのもまた楽しかったりするし),ただただ読み物として存分に堪能。お涙頂戴のどっかで愛を叫んでいる話よりもこういうポジティブな話のほうが断然おもしろいですよ。

それにしてもこの暑さ(と湿度)よ…。毎年言っているけれど,ほんとアイスランドの夏が恋しい。気温は20℃を超えることがなく,そのうえ湿度も低い。太陽が沈まない(日付が変わる頃にようやく日没。しかしその3時間後には日の出)のが難点と言えば難点だけど,夜遊びが楽しくなると考えればそれもまた良し。あの夏からもう4年,そろそろ再訪したいもの。


Sunnudagur, maí 23, 2004
Media Gathering

・書籍
 『i-D no244 the passionate issue』
  björkとSigur Rósの初対談(場所はもちろんReykjavik)に惹かれて購入。
  Sigur Rósが普通に笑える話をしているのがおもしろい。「アイスランドでは
  björkはいつでも本当に"weird"だ」,「MTV awardsの授賞式で最も楽しかった
  のはbeyonceに会ったこと」,「MTV awardはもらったけど,でもMTVであの
  ヴィデオ(『Untitled #1』)が一度も流されたことがないってのがおかしい
  よね」(うろ覚えだけど戦争を喚起させるのがその理由だったような)…。

  björkのほうに関しても色々と読み応えあるんで,これからもう少しちゃんと
  目を通さないと。

・CD
 『モン・シロ』 岡村靖幸
  待望のニューシングル。旧古河庭園の薔薇を思い出す暗喩された歌詞の色気。
  #3には昨年秋のライブで披露された即興セッションも。

 『すきすきソングス』 水森亜土
  図書館で衝動的に手に取る。小西康陽がプロデューサーなのね。なんか納得。

・DVD
 『Symposium』 岡村靖幸
  『モン・シロ』と同時購入。昨年秋のライブを収録。
  2枚目として初音源化となる各公演での弾き語りCD同梱。個人的にはむしろ
  こっちがメインと思えるくらいに狂喜。「ヴィーナスポート」(「フォート」
  とは似て非なる)があんなに魅力的に思えたのは初めてですよ。

・PV
 『シャ・ラ・ラ』 つじあやの(デュエット with 奥田民生)
  遅きに失した感もあるけれど,Playmobil好きとしてはやはり外せず。安っぽい
  作り(板に乗っかって歩いてるところとか。裏から磁石で動かしているの
  か?)が逆に味になっていると言うか。


Sunnudagur, maí 23, 2004
家族の肖像

パレスサイクリングしながら銀座〜神保町を流す。

途中,科学技術館に入館。展示はそこそこに,昭和の雰囲気漂うレストラン(というよりも食堂)でまったり。学食並みの安いカレー,そしてラムネで昼飯。しかしこれが味や価格では評価できない満足度。

何だろうと色々考えたんだけど,空間よりもむしろ集う客が醸し出す雰囲気が素晴らしいのかなという結論。女性は親も子供もほとんどが黒髪,お父さんはいかにも理系といった風情が多く,小洒落たところがほとんどなし。そしてそんな家族が箸をつつく食事が日清カップヌードル(店のおばちゃんがお湯を入れてくれる。この時点でレストランじゃないよな)にオロナミンC。その幸せそうな顔…。これでいいのよね。


Laugardagur, maí 22, 2004
XTC

平日に全く動きが取れない分,週末にびっちり私用ごなし。

いつもの所用を済ませ,ジムに行き,ミストサウナでウットリし,3ヶ月ぶりに髪を切り,CDを返してCDを借り,本を返して本を借り…。

夜にはようやく旧古河庭園のライトアップへ。日中軽く降っていた雨も止み,ちょうどいい塩梅に濡れた薔薇の花弁に軽く欲情。


Sunnudagur, maí 16, 2004
Rain

チャリに乗れそうで乗れない中途半端な雨。降るなら降るではっきりしてほしい。旧古河庭園のライトアップも後延ばし(雨に濡れた薔薇というのも色っぺぇんだろうけどなぁ)。

気分もすぐれないので結局は終日,家でうだうだ。司馬遼太郎『坂の上の雲』(課題図書),中西佐緒莉『海外でさっさと暮らせるようになろう』(何となくそんな気分),やっと届いた『30 Jahre Playmobil』(全編ドイツ語。勉強にもよさそう)などなど,次から次に拾い読み。


Mánudagur, maí 10, 2004
ハイウェイは滑走路

四ッ谷で韓国料理。

『冬のソナタ』の舞台が出身地(ドラマを見たことがないんでどこかはさっぱり…)というおかみさんの話に聞き入る。


Laugardagur, maí 8, 2004
Family Tree

一族郎党集まって極上の親子丼をかっ喰らった後,ガード下の一杯呑み屋でもつ煮を肴に魔法瓶で熱燗にされた(初めて見たけど合理的よね)安酒をあおる。自分含めそこに集った皆,ガード下の方が活き活きとしてしまうのはやはり血筋と言うべきか。普段は眠っているお国言葉も自然と口をつき始め(「ながらばちか」は良かったなぁ),それは楽しい夜。


Laugardagur, maí 8, 2004
Salut Gilles

人の死は全て等しい。
なんてことはやっぱり無いわけで,どうしても個人的感情によってその重さが変わることは避けられず。

つまり,毎年5/8は1982年の同日に想いを馳せる日。

御大エンツォとのツーショット
その日から5日後,Nigel Roebuckが雑誌に寄稿した追悼文


Fimmtudagur, maí 6, 2004
Last Wisdom

wisdomToothR右下親不知抜歯。これで4本全て完了。

レントゲンによると前回以上に歯茎の奥深くに埋まっている上,更に根元が二股に分岐。その結果は予想通り,前回の約2倍,80分の大勝負。

途中で麻酔が切れ涙目で医師をタップしたり,下顎骨を削る際に頭頂骨が共鳴して妙な感じだったり,最後(画像。先端部は前回同様に細かく粉砕されて摘出済)を一気に引き抜く時は下顎ごと持っていかれそうになったり…。


Sunnudagur, maí 2, 2004
22℃のピクニック

日比谷へ向かう道中,竹橋から日比谷公園の入り口まで車道が封鎖され自転車専用コースになっているのに驚く。しかもただ専用というだけではなく,レンタルチャリが用意され誰でも無料で借りられる様子。帰宅後,ネットで調べたら「パレスサイクリング」という名称で毎週日曜10~15時に行われているものらしい。

実際走ってみるとこれが素晴らしく快適。車の音も無く,耳に聞こえるのは風切り音とチェーンの回転音(この時点で気分はKraftwerk)。さらにその景色の素晴らしいこと。東京ってこんなに空が広かったのね。家から握り飯と水筒を用意してきて,和田倉噴水公園の辺りにでもレジャーシートを敷いてかっ喰らえば,ちょっとしたピクニック気分も味わえそう。

現実的なところでは日比谷までの所要時間が15分と過去最速を記録。ますますもって素晴らしい。


Sunnudagur, apríl 25, 2004
昼のエアポケット

しんちゃんを見た後は日比谷公園から皇居をグルッと周回。

国立劇場のあたりまでは見覚えのある景色だったものの,千鳥ヶ淵から都心環状線沿いにお堀を越えたあたりから完全に未知の世界。道なりに走った先に見えたのは元近衛師団司令部と記された近代美術館工芸館(所蔵作品展「アール・デコの精華」見る)。そこから更に進むと科学技術館。ほんとどこだよここ?。

あてもないまま林の中をウロウロと走るといつの間にか大きな玉葱の下。地下鉄九段下の駅から田安門をくぐってというルートでしか来たことなかったから,こんな裏道(適切な表現かどうかはわからんけど)があったとは…。

その田安門をくぐり靖国通り沿いを走り神保町を経由して帰宅。


Sunnudagur, apríl 18, 2004
Tour de Tokyo Étape 3

またまたチャリ。

分散形式をとるオラが町の図書館。しかしいよいよネット予約に対応ということで,これからは最寄りのとこへ行けば済んでしまう(予約物を全てそこに配送してもらい受け取る)。ならばと,その前に足を運んだことのない遠方の図書館を一気に総まくり。

道中,気になる建築物を見入ったり,遊園地でなぜか着ぐるみぬいぐるみショーを眺めたり,骨董市でガイジンさん達に囲まれながらあれこれ物色したり,疲れたら公園で茶を飲みながらまったりしたり…。そんなことしながら,計3ヶ所廻って約2時間。日射しはそこそこあったものの,昨日に比べれば格段に涼しくて快適。たーのしー。

しかし,走っていると東京が坂の町であることを身をもって実感。馴染みのある区域なら何処が山で何処が谷かを知っているのでルート取りもうまくいくんだけど,未踏の地に足を踏み込んだ途端,無駄にアップダウンを繰り返しては体力消耗することしばしば。2次元としての地図情報だけではやっぱり難しいなぁ。


Laugardagur, apríl 17, 2004
Tour de Tokyo Étape 2

週末はチャリ。

神楽坂から神保町,銀座と移動し用事をこなす。早いし,電車代かかんないし,運動にもなるし,更には知らなかった道や町にも出逢えるしで言うことなし。

ただ唯一の問題はこれからの気候。今日は27度までいったんだって?。そりゃ暑いわけだよ…。日焼け対策必至。


Fimmtudagur, apríl 15, 2004
Farewell Dinner

知人の送別会を地元で。

主賓含め出席者9人中7人が女性。次から次に繰り広げられる「ドキッ! 女だらけの身の上話」に微妙な疎外感。それでも皆さん大人の魅力溢れる方々で,おぼこな私には大変勉強になりました。


Sunnudagur, apríl 11, 2004
Tour de Tokyo Étape 1

早速チャリで行動開始。

まずは歩くには遠く,また交通機関を使ってまで行くのはためらわれた図書館へ(はい,10分で着きました…。何だよそれ)。そこから庭園や洋館など諸々観光地を巡りつつ山手線1/4周分を線路に沿いながらぐるっと1時間弱で。わかっちゃいたけど(かつてタクシーに激突し,チャリを廃車にする前にはやってたこと),東京におけるチャリの有用性をまざまざと実感。これからは少なくとも自宅から半径5km以内は確実にチャリ圏内。

一旦帰宅後,今度は財布を修理に出すため銀座まで。週末の都心は車の交通量が少ないということで(逆に歩道は歩行者で溢れていて走れたもんじゃない)所要時間は約20分。東京メトロ(悪夢のようなネーミング。各所で述べられているけれど,売れないバンドの名前(個人的にはサブカル臭充満の80'sニューウェイブ・テクノ系)みたい…)利用より10分以上早いよ。んー,素敵。

チャリ自体は長時間乗ってみて気付いたことが幾つか。その中でもハンドル位置の低さがやや重き問題。折りたたみチャリ故に高さ調整は不可能。かといってサドルを下げると漕ぐ足に力が入らない。結果,前傾がきつくなり,またそれを腕を突っ張ることでカバーするので降車後に肩凝りを感じる(ヘタするとこれから腰にも来る予感)。ここはやはり高さ調整可能なアジャスタブルステムに交換か。

更には速度や走行距離を表示するコンピュータ,あったら絶対に役立つ簡易GPS,輪行に便利な折りたたみペダル…。人はこうやってカスタマイズ地獄に嵌っていくのですね…。


Laugardagur, apríl 10, 2004
自転車でおいで

朝一でチャリ屋。ジム移籍を機に購入を検討し出して3ヶ月,嬉しいことにあぶく銭が入ったので思い切って先週注文を入れ,今日晴れて納車(チャリでもこう言うのかどうか…)。

自転車というモノに対して今まで自分が抱いていた感覚からは明らかにかけ離れた価格(それでも本気の人にしてみりゃ安いもんなんだろうけど)。しかし乗ってみたらこれがよく走りよく曲がりよく止まる。もうたまらないおもしろさ。多くの先達がハマっているその理由がズブの素人にも垣間見えた気持ち。

購入したショップも親切丁寧。家からチャリで30分もあれば行ける距離だし(実際,ショップでチャリを受け取って家まで乗って帰ってきた),これからも何かと相談に乗ってもらえそう。

あ,名前はもちろん「ナターシャ」に決定。


Fimmtudagur, apríl 8, 2004
Impossible is Nothing

友人にadidasの「Impossible is Nothing」キャンペーンを教えてもらう。Appleの「Think Different」を彷彿とさせる色調,そしてわかりやすく訴えかけるキャッチコピーとそれに続くマニフェスト。とかく斜に構えがちな性根に響きました。

TV CMではモハメド・アリ(とその娘)がメインに据えられているけれど,自分としてはサイトで紹介されている92歳のフルマラソンランナー,Fauja Singhに断然夢中。50代60代には憧れを抱くカッコイイオッサンが大勢いたけれど,さすがに90代ではいなかったよ。


Miðvikudagur, apríl 7, 2004
「ナターシャ,ナターシャはおらぬか?」 「ハイッ,なんでございま…」

長年PlaymobilとKraftwerkに熱をあげておきながら全く学ぶ気はなかったドイツ語。学生時分,第二外国語で学んだのも今は昔…。そこで重い腰を上げ少しずつではあるけれど勉強してみることにした。

英語とは違い文法の基礎が全くなっちゃいないのでまずはそこ。それ以外は英語同様にネットラジオで耳からいきつつ語彙を増やすことを中心に。

そして日本の語学学習の定番,NHKテレビ語学番組も試しに見てみた。何の期待もせずに臨んだ第一回,講師の眼鏡先生,長岡ナターシャの所作にハートを射抜かれました…。「J」の発音指導時,文字に線を加えてヨットを描くその茶目っ気…。勉強どころじゃねぇよ!(っつーか,DVDに焼いて永久保存決定(バカ))。


Föstudagur, mars 26, 2004
Let Me Sleep and Eat Beside You

痛みと痺れで眠れねぇ…。
昨夜22時には横になって気がつけば朝5時。ずーっと天井見てたよ。いつもはのび太並みの寝付きの良さを誇る身にはあまりにもつらい。

そして腹減った…。
食べることを禁じられている訳ではないけれど,現実的に右側のみでの咀嚼は無理。今日は3食VAAMゼリー。あれやこれや食い散らかしてぇ。


Fimmtudagur, mars 25, 2004
Broken Wisdom Tooth

wisdomToothLeft左下親不知抜歯。

しかしその実態は抜くというよりは粉砕。目指す獲物は歯茎内真横に埋まりサイズも大物,更には骨にも若干かかっていてそのまま引き抜くことは不可能との判断。結果,歯茎を切開,顔を出した獲物に対し何度も亀裂を入れ,その都度力ずくで押して細かく分解(その際「パキッ,パキッ」と小気味よい音が咥内に響く)しては摘出。

45分後,10個に分解された我が分身とご対面。これはこれで趣きがあってなかなか。歯の断面なんて見たことなかったし,またそれぞれに肉片が微かに付着しているのも味わい深い。もちろんお持ち帰り。

帰宅後,こんな時のためにと買い溜めしといたガラスビンに脱脂綿を敷きそこにバラバラの分身を置く。これからラベルも作らないと。


Þriðjudagur, mars 16, 2004
Smokeless Zone

電車内でよく見かけるJTの煙草マナー広告
言われたって分からない方々がいるんだから,何を今さら言ってんだよ。などとは考えずに全面的に応援したいのですが…。

ものすごい素朴な疑問なんだけど,マナーを呼びかける文章に日本語と共に英文が併記されているのはなぜ?。しかもその横のピクトグラム(これがまたわかりにくいんだけど,今は置いといて)内の文字はなぜ英語のみなの?。マナーのなっていない英語を母国語とした日本在住者のほうが,マナーのなっていない日本語を母国語をした日本在住者よりも多いの?。いやほんと,誰に向かってマナー向上を訴えているの?。

なんつーかさ,こういう気分だけを表したデザイン(デザインのためのデザインと言ってもいい)って非常に腹立たしいんだよな。伝えるべき本来の目的を忘れて(もちろん確信犯だとは思うけど),ただ私達はちゃんと考えていますという態度を取りたいがためにやっているとしか思えない…(それともこちらがひねくれすぎ?)。

ピクトグラムを使用しているのも無意味に表現を柔らかくした偽善ぽさが滲み出ててさ(ピクトグラムという表現手法が現実そのものじゃないなんてのは当たり前だから言いっこなしね)。例えば「たばこを持つ手が子供の顔の高さだった。」と本当に言いたいんだったら,現実にサラリーマンあたりが街を歩き煙草しててさ,その煙草が子供の眼にぶつかる寸前(実際にぶつかってても全然オッケーよ)を撮影したものを使ったらいいやん。それを子供の身長と同じ高さの煙草を縦に立ててさ,だから何なの?。これで本当にその危険性に気づくの?。


Sunnudagur, mars 14, 2004
Amazonの気まぐれパスタ

しばしばAmazonの「おすすめ商品」を覗く。

ヘビーユーザーにとっては何を今さらだけど,これは今までの購入,または評価履歴からその人の嗜好を判断し,「あんたが買ったCDのミュージシャン,こんなものも出してまっせ」,「あんたが買ったDVDの監督,こんなのも撮ってまっせ」といった具合に新しい商品を奨めてくれる機能。まだそこから購入には至っていないものの,知らなかったモノの存在に気づかせてくれるという意味においては非常に興味深く眺められる。

で,各商品のお奨めに際して「おすすめ理由」というのも記されているんだけど,上記のような直接的理由なら話は簡単。しかし時として自分には全くもって意味不明な繋がりから奨められるモノが現れる。その人智を超えた連関に世界の全ては繋がっていると思わずにはいられない。

例えばこんなのはまだわかりやすいほう。
・DVD『マグノリア』
 ・おすすめ理由:David Sylvian『Everything & Nothing』を購入または評価したから。

これはアルバム1曲目に『The Scent of Magnolia』という曲があるからでしょう。

でも,こうなると途端に首をかしげる。
・DVD『美しき日々』(韓国のドラマらしい)
 ・おすすめ理由:David Sylvian『Gone to Earth』を購入または評価したから。

ちなみに同じ理由で『冬のソナタ』(これまた韓国ドラマらしい)も奨められている。ということは,個々のドラマとの繋がりというよりも韓国ドラマ全般とデビシルの間に何らかの関連性があるのでしょうか?。

更に同じ『Gone to Earth』繋がりではこんなものも奨められる。
・DVD『ラス・メイヤー ヴィクセンBOX』

そりゃさ,ラス・メイヤー,嫌いじゃないけどさ…(あ,あの人工乳は嫌いだ)。デビシル,韓国ドラマ,セックス&バイオレンスの巨匠が一本の線で繋がるってことに驚いてしまって,もうどうしたもんかと(っつーか,『Gone to Earth』って一体どんなアルバムよ…)。


最後に個人的傑作二篇。

・DVD『地獄甲子園』 
 ・おすすめ理由:XTC『Black Sea』を購入または評価したから。

・『Very Best of Million』(エロDVD)
 ・おすすめ理由:Mark Petersen『日本人の英語』を購入または評価したから。

訳分からん…。漫☆画太郎とXTC,そして岩波新書を評価してエロDVDを奨められるとは夢にも思わなんだよ…。


Sunnudagur, mars 14, 2004
Back to Mine

断線による不具合から4ヶ月超,意を決してB&OのA8を新調。やっぱりiPod純正イヤホンとは雲泥の差(比べられるかよ)。卸し立てで高音がシャリシャリだけど,エージングによって徐々にまろやかになることでしょう。

で,一応自分のためにも覚え書き。
A8の断線については保証範囲外だと思っていたものの,ショップスタッフに直接尋ねたら実は範囲内とのこと(ネット情報を鵜呑みにした悪い例)。ただ範囲内とは言っても無償というわけではなく,9,000円の交換費用が必要。それを保証と言うのかどうか個人的には微妙なところだけど,新調すると14,000円だからまぁ良しとするしかないのかも。

ちなみに保証期間は購入から2年。保証書は無くさないようにしましょう(えぇ,何処を探しても保証書が見つからず,結局新調したってわけですよ…)。


Föstudagur, mars 12, 2004
Running Up That Hill

帰宅時,いつものレンタル屋にCD・ビデオ・DVD諸々を返却。のはずが,途中の電車の中で念のために確認したらDVDが入ってない…。仕方なく一度家に戻って準備。が,今日は返すだけだから帰りは手ぶらだな,などと思ったが最後。だったら走って帰ってくりゃいいやん(さすがに行き,借り物を揺らしながら走るのはマズいでしょ)。と,バカなアイデアが思い浮かぶ。

夜も21時過ぎ,Tシャツにシャカパン,ジョギングシューズの出で立ちで電車に乗り,そして無事返却。

いざ,ちょろっとストレッチの後にスタート。はい,10分ちょいで到着。ってなんだよ,電車よりも早いんじゃねぇかよ(乗車時間は5分もないけれど,レンタル屋→出発駅,到着駅→家の間の徒歩で10分はかかる)。これでも遠回り + 丘登りのコースを選択してのこと。谷を行けば10分かかんないのか…。


Laugardagur, mars 6, 2004
Right Time, Right Place

いつものとこで髪切り。が,担当のオッサンが忙しく,予約時間を過ぎてもしばらく待たされることに。そこでスタッフの一人から手渡されたのが『ソトコト』。自分からは絶対に読むことのない雑誌ではあるものの,細野さんのコラムがあることだけは記憶していたのでそこだけは見てみようかとページを開く。

お題はネイティブ・アメリカンの"Right Time, Right Place"(翻って"Wrong Time, Wrong Place")の話。あまりにも不意打ち。しかし今これをここで読むことになったのも偶然という名の正しい必然と考えれば,ここ数日の雲も払われていく気持ちに(更に言えばその雲も必然だったのかもしれないし)。

やっと現れたオッサンとは細野さんから始まって来週のDavid Bowieライブの話(ロンドンで何度か見たというジギーの頃のライブ話も拝聴)。そうこうしながら後ろ髪はバッサリ。軽〜。見事,Aéro Dynamikに長けた姿となってこれからもバカ走りに勤しむ所存。


Föstudagur, mars 5, 2004
マルイ月トゥスヰート

帰宅時,突然どうにもこうにも抑え切れない衝動に駆られ,進路をスヰートポーヅへ。振り返ると今年初。大皿 + 水餃子でウマー。

食後はまだ開いている古本屋をいくつか巡った後(リンチのインタビューが載った『WIRED』なんかを100円で買ってみたり),いつものレンタル屋。『ソランジェ』借りる。

見上げるともうすぐ満ちる月(単にタイトルにあわせたかっただけ)。


Fimmtudagur, mars 4, 2004
Born to Die

朝の電車,中吊り広告で某女性の新刊タイトル(順・逆はともかく,ちゃんと書くと宣伝になるんで。そんなこたぁ絶対にしたくありません)に眼が行く。それ,究極の自己存在否定じゃねぇかよとひとつ腐してみる。

ジムのロッカールームで久しぶりのファイト。対戦相手は脳味噌きんにくん。一応,礼を尽くして相手するも,馬鹿にはそんなの全く意味がないということを再確認しただけ。やっぱり私にはダライの境地は無理でした…。

ネットを眺めると,いつもの生兵法を展開する人物の登場に辟易。何に依拠してその自信に満ちた断定的な文体を綴っているのか?。全くもって理解不能。

でも本当はそんなどーでもいいことにいちいち腹を立てる自分に腹が立つ。でもこの気質は最早直しようがない。っつーか,何事だって始まりは第一印象という己の直感に頼るしかないんだから,それならば見た目や文体でバッサバサと判断しても同じだろう。なーに,縁があったらまた後で違う出会い方をするだろうし。

夜,ネット某所でメッセージを受け取る。「あんた,交換留学生でウチに来てた○○じゃない?。こんなとこで逢うなんてびっくり。たまには連絡よこしなさいよ」。送り主は見も知らぬイリノイの中年女性。さてどうやって返事をしたものかと考えてる間にその女性から次のメッセージが。「ごめん,あなた,男だったのね。名前だけ見て早とちりしちゃったわ」。こういう縁こそ大事にしたいもの。「あなたの知ってる○○じゃなくてごめんなさい。でも楽しい時間をありがとう」と返事。

そんな人間交差点を渡った何回目かの死へと向かう旅を始めた日。


Miðvikudagur, mars 3, 2004
Nathan's

Kraftwerkライブ終了後,表参道を下ってNathan'sへ。

知ってる人には説明不要なニューヨークはコニーアイランドにある老舗ホットドッグ屋が日本進出したそうで(ウェブを見たら昨年末にはあったのね。気づくの遅すぎ),この夏,björk姐さんライブを見に行った際,現地でバカ食いした身としてはやはり行っとかなきゃと思い…。

あまりにも陳腐で申し訳ないのですが,やっぱりあの俗物極まりない環境,そしてクソ熱い太陽と潮風を浴びながら頬張るから美味いのかなぁと。地下のこじんまりとした空間,更に22時過ぎて寒さも身に堪え始めた時に口にしたんじゃ,味がどうこうよりもこちらの気持ちが既に負の方向に触れてしまってダメ…。


Miðvikudagur, mars 3, 2004
sayoNAra

Kraftwerkライブ@AX。

ハコ中央に陣取れたこともあって,音・映像共に心ゆくまで堪能。また四神のもうひとつの魅力である抑制された振る舞いの中に垣間見える笑いの精神も確かに受け取りました(フローリアンの退場時ダッシュがほんとツボ)。これでもうしばらくは参拝せずにご利益がありそう。

…なんて思っていたものの,戯れにこの先のツアースケジュールを眺めていたら"Prague"の文字を発見。行動に強い意味を包含したいと思う気持ちに駆られる身としては,チャペックの国で『The Robots』を拝聴し,生ロボの舞いを拝観するというのは,ダラムサラでダライに謁見するに匹敵する圧倒的に正しく,また絶対的に意味のある行いではないか。などとヨカラヌ考えがムクムクと…(ちなみにチケ代は約2,800円。物価の違いもあるけれど安っ!!(その地へ辿り着くのに幾らかかるか考えましょう))。

更に調べたら四神の2日前にmúmも同じ地でライブをやるみたいだし(しかもmúmはその前日,Nürnbergでライブ。ってことはファンパーク…),また,かの街や国自体にも前回訪れた際に行きそびれた場所が幾つもあるしなぁ(とりあえずKostniceTerezÌnは…)。

ふぅ…。


Þriðjudagur, febrúar 24, 2004
The Score

地底に潜っていくトンデモ爆笑映画ではありません。

7年ぶり,人生2度目のTOEICの結果が返ってきた。
事前勉強一切無し(この時点で意気込み皆無。っつーか,だったら何のために受けんのよってくらいだな)で臨んだわりには取ったんだろうけど,それでも900いかないんじゃお話ならないよ…。まさかリスニングがこんなに悪いとはなぁ。あと50点ありゃ…。

試験対策がどれくらいの効果があるかすら知らないんだけど,今度は真面目に対策を施してから受けてみることにしよう。


Laugardagur, febrúar 7, 2004
Communication

滅多にない社交的な1日。

午前から午後にかけてみっちり口の筋肉を使った後,数少ない友人であるP&Bと茶。
お互い,最後に逢ったのがいつか断定できない(おそらく前世紀)ほどご無沙汰。それでも話をするうちに,同時期にニューヨークに行ってたり,また同じグループのスポーツクラブに通ってたりと,微妙にニアミスしていたことが判明。まだ縁は続いていたという証拠でしょうか。近いうちに田舎の鍋を食らうことを約束。

夕方からは出雲からの客人と共に。
まずは『レベルX』。最終日前日とあって驚きの入場規制。さすがは普及台数6,200万台,一体何処にこれだけのファミコンバカが隠れていたのかと思うほどの人,また人の波。

その後,客人が訪れたことがないというので六本木の出雲大社東京分祠へ。分祠とはいえ,出雲の住人に出雲大社を案内するこの違和感…。今度はこちらから出雲にお邪魔させていただきたく思います。

更に品川,そして自宅近辺へと流れては話し込んで気がつけば午前様。


Sunnudagur, febrúar 1, 2004
Pierrot Lunaire

映画後,恵比寿に来たからにはやはりということでミスクラへ。

来たはいいが実は買いたいモノなんてなくて(オトナ帝国フィギュアは既に入手済みだし(しかも大満足の造形)),見回り程度にザッと一周したらいいやと思って歩いていたら,まさかの#6621と遭遇。

これ,大人2人組かと思っていたら,実は親子ピエロだったのね。その瞬間,次から次に子供ピエロの背景にあるストーリーが頭の中で生まれる。

母親は空中ブランコの花形。でも僕を産んですぐに亡くなってしまった。
転校続きの生活の中,ある街の学校で好きな女の子が出来た。だけど告白なんてできない。なぜなら僕はまた別の街に行くから…。
この街でのショー最終日,観客席に彼女の姿を見つけた。彼女は僕を見て微笑み拍手をする,でも今僕はピエロ。彼女は僕が僕であることには気づいてくれない。ショーもラスト,僕に出来るのは歓声を送る彼女にそっとお礼の花を手渡すことだけ…。

はい,お買い上げ。


Sunnudagur, janúar 25, 2004
No More Craftsman

どうしても我慢できなくて,晩飯食った後なのにモスへ電話注文。

やっぱりモスバーガーのほうがうめぇっす(っつーか,本当にうめぇ…(涙))。


Laugardagur, janúar 24, 2004
What is the Craftsman?

昼飯でついにモスの匠味バーガー(チーズ)を食す。

正直,美味いと思わず…。
具体的にこの食材がまずいとわかったほうがまだ幸せだと思うくらい全ての味がボケている印象。調理した匠がダメだったのか,それとも基本的にこの味なのかはわからないけれど(他店舗でも試そうなんて気力は無し),これだったら普通のモスバーガーのほうが美味しいと思ったし(2個食ったってまだ匠味より安いよ),更なる口福を味わうんだったら匠味の倍の値段だけど確実に美味いと知っているハンバーガーを食いに行くよ。自分の中のモス神話がちょっと揺らいだ記念碑的一日…(っつーか,ナンカレードッグを通年販売してください!。去年の夏は販売自体なかったしさ…)。

晩飯は近所の握り飯屋で。
握って握って半世紀のジジィの手による握り飯3個に卵焼き,そして味噌汁。しめて580円。これこそ匠味。


Föstudagur, janúar 23, 2004
宇宙原野商法

世の中に数多ある逆宣伝効果。

このタレントがCMやってるからこの缶コーヒーは買わない,この評論家が褒めたからこの映画は見ない…。自分の了見の狭さを棚に上げて言えば,まぁ自分がそのマーケティングの対象から外れているってことなんでしょうが。

で,例の月を食い物にした商売とタイアップしたH.I.S。

お前ら,二度と使わねぇよ。


Þriðjudagur, janúar 20, 2004
I've Seen All Good People

某美術館にて新春パーティーの末席に加えさせていただく。
会場ではここ何年も疎遠だった旧知の方々とも偶然の再会(お互いになぜここで逢うという顔)。こういう幸運こそを大事にしていきたいもの。

パーティーではロシア・アヴァンギャルドのカップでお茶をいただき,生テルミンも初めて体験。更にはマトリョミン(マトリョーシカ + テルミン)なる新型も堪能。

あぁ,ありがたやありがたや。


Sunnudagur, janúar 18, 2004
Who's Gonna Die and Cry?

庭園美術館で知ったブツを確認しに三の丸尚蔵館へ。

その後,叔父宅で深夜まで痛飲。酒の肴は約10年前の祖父の葬式ビデオ。葬式なのに神輿(とは言わないんだけど,正式名を忘れた)を担ぎ,そこに遺骨を乗せて墓地まで一族郎党が列を成して運ぶという我が田舎ならではの奇習に見入る。

更に下足当番をする顔色の悪い(っつーか,白いよ。お前,マイケルかよ)若造も確認。時は確実に流れているようです…。


Fimmtudagur, janúar 15, 2004
A Man on the Moon Again

ブッシュが2020年(早ければ2015年)までには人間を再び月に送り込むという計画を発表[NASAのリリース]。

浅知恵のついた大人になると,今年は選挙の年だしブッシュ必死だな(この発表の前には移民政策を変更してたりもするし)と,素直に昂揚できなくなっている自分に驚いたりもするのですが。   

でも昂揚できない最大の理由は,月がまた人類の手の届く存在になってしまうからで。正直,月はほっといてほしいというか,アンタッチャブルな存在であってほしく。いつの日か火星なり木星なり,外の世界へ旅が出来るようになった時,月はその旅窓から眺めるだけ。何処にでも行けるからこそ,誰も足跡を残すことの出来ない地を設ける節度というか慎み深さが必要な気がする。

また和歌・俳句・童謡・小説・映画…,それらで題材となった地が開発の手によって今や見る影も無いという話をたまに聞くけれど,それを月にまでやってしまうのは…。物凄く大切な何かを失う気がするのは私だけでしょうか?。

ということで,火星より先に行くための中継基地としての機能が必要ならば,やっぱりルナツーを建造でひとつお願いします(そういえば,『ガンダム』はどうして月を使わずにルナツーだったんだろう?。物語に登場しないだけで,月面上にも一応何らかの施設は存在していたのだろうか?。それとも月を使わない特別の理由があったのか?。あ,なんかすごい気になってきた)。

その一方で2020年といえばあの1969年から50年…。まだ16年残っているけれど,その間,人間は一体何をやってたのかとも思ったり(と言ってる,自分ももちろん人間)。ここで何処かの国が頑張って,アメリカよりも先に月に行ってくれたら,かまびすしいことこの上ない例の月面映像捏造問題にも決着がつくのにね。


Föstudagur, janúar 9, 2004
Prologue

ジムの移籍により,家 - ジム間の移動方法を検討中。

選択肢は「それぞれ異なった鉄道+徒歩」の組み合わせで3種類。しかし所要時間にほとんど差がなく,それでいて個々にデメリットがある(新たに交通費がかかったり,徒歩の移動時間が長かったり等)という,全くもって決定力に欠ける状況。

そこで,ならばいっそのことチャリを買ってしまってそれを移動手段に使えばいいんじゃないかと。新たにかかる交通費から試算するとそれなりの価格のものを買っても半年程で償却できるし,また所要時間も先の3種類とほとんど変わらない。だったらジム以外の日常行動にも使えるし(特に頻繁に行う「本の街」詣。もちろんここにかかる交通費も吸収できることになる),また徒歩移動よりも運動になるし(ジムで走った後にまだチャリで運動するかという…)と,一躍トップ候補に躍り出る。

ということでネット徘徊。しかしチャリに乗るのは5・6年ぶり(急停車したタクシーにカマを掘り,トランクに乗り上げ更にリアガラスに激突,結果廃車という出来事以来。ちなみにこの時のタクシー会社との示談バトルは血沸き肉踊る非常に楽しい経験でした)なので,いろんなチャリの説明を呼んでも何がどうなってるのか全くわからない。そこで困った時の本頼み。いくつかのムックを選び,しかも金をかけたくないからそれらを図書館で蔵書検索,あったものを借りることに。

そうと決まればこれ以上,浅知恵をつけても仕方なし。図書館から連絡があるまでは,kraftwerk.comでサイクリングシャツを見て過ごすことにする。


Laugardagur, janúar 3, 2004
メメント・モリビル

諸々の用事を済ませた後,出雲大社東京分祠(いきなり音が鳴るので注意)へ。いつかは出雲へと思って早幾年,それでいて東京にこんなのがあったことは全く知らなかった(しかも所在地は六本木ど真ん中)。

で,こんな機会でもないと絶対に来ることないということで,ついでに六本木ヒルズの下をウロウロ(中を歩き回るほどの元気はない)。結論,おそらく最初にして最後の訪問(噂の会員制図書館は気になるんだけど,気になるだけに留めておいたほうが幸せな気が)。

それよりもこちらの動向を気にするべきでしょう。


Föstudagur, janúar 2, 2004
Nobody But Me

MXTVで『イデオン』のラスト15分を見て凹み,続けて年末から読み始めていた『ジェノサイドの丘』を読了して更に凹む。人間ってやつは…,そして宗教ってやつは…。

『ジェノサイドの丘』では自分に対しての凹みも相当なもの。要は何にも知らなかったってこと。その行為そのものが起きていたことも知らなければ,その行為に対して世界が無視を決め込んでいたことも知らなかった。更にもっと言うならば,この本を手にしたのは綴られている内容そのものではなく,純粋に訳者に抱いている関心に起因しているし(まぁ何につけ,物事への関心は極めて個人的感情から湧き上がるものではあるけれど)。

で,何が言いたいかというと,わかったふりして諦観するのは簡単,一方で直情的に声高に叫ぶのも簡単。だからこそ,その間で何とかうまく物事を捉えたい(やはり笑いが大事だよなぁ)と思うわけです。


Fimmtudagur, janúar 1, 2004
New Year's Day

やることやって後は日付けが変わるのを待つだけ。そこでつい手持ち無沙汰からネットを徘徊したら,甲田さんに娘がいたことを知る(しかも『Jupiter』よりも前って…。知るの遅すぎ)。そのあまりの衝撃に自我は崩壊寸前,そしてその反動からつい『Taxi Driver』のDVDに手がのびてそのまま年を越してしまったこの2004年の始まり。皆様,いかがお過ごしでしたでしょうか。

ということで今年の目標は,甲田益也子のことをただ一言「モデル」(季節が変わって新しい画像になってたよ)とだけ記すユニクロのような,物事に付帯する想いなぞというものに惑わされない人間になることです。


Miðvikudagur, desember 31, 2003
Motor Crash

BSフジで『Grand Prix』

安い人間ドラマは無視して,オープニングとレースシーンだけを堪能。理由はもちろんそれらのシーンをを担当したSaul Bassの存在。特にオープニングは,タコメーター・六角ナット・タイヤの溝・そしてそれらが小気味よく刻まれる画面分割という,その幾何学的美しさとモンタージュ(しかも一番美味しいところで自分の名前を出すし)に気持ち良く酔う。

レースシーンのほうは,普通のモータースポーツ好きとして60年代F1の世界観を存分に堪能。と同時に,なぜか車硬派だった頃のMr.CRAFTも思い出されたり(今は今で好きだけど)。東京に出てきた時に何が楽しみだったって,Mr.CRAFTでモータースポーツ雑誌のバックナンバーやミニカーを買えることだったんだよなぁ…。


Laugardagur, desember 27, 2003
A Day of Telly

気がつけばテレビっ子の夜。

基本の『映像の世紀』(NHK)から『修羅雪姫』(衛星劇場)。一息入れた後に『ウラ関根TV』(TXN) から『パットとマット』(シネフィル・イマジカ)へ。

『修羅雪姫』は,やっとお目にかかれた梶芽衣子の吸い込まれるような肌の白さ(北の民として見逃せません)に息を呑み,またそして中田喜子の幼くも気丈な愛らしさに不意打ちをくらう。

『ウラ関根TV』は今,毎週欠かさず見ている唯一の番組。ラビットのダークサイドが見事に花開く30分。

最後に『パットとマット』。今まで知らなかったことを悔やんでも悔やみ切れない素晴らしさ。ボケ役(更にこの二人,とんでもないデストロイヤー)しかいない物語ってほとんど馴染みがなかったら,そのあまりのダイナミズムに釘付け。やはり破壊無くして創造無しということなのでしょうか。録画を怠ったので,後日のリピート放送で全話捕獲しないと。


Mánudagur, desember 22, 2003
One More Red Nightmare

不意打ちの『映像の世紀』再放送に驚喜。DVDボックスの74,800円という価格設定に手も足も出なかった身としては,ここは是が非でも全11集キャプチャを敢行せねば。

個人的注目はやはり第4集「ヒトラーの野望」。その中でも特に鎧や兜,軍旗といった中世のイメージで統一されたナチスのパレード。当時としては珍しいカラーで撮影されたもので,鮮烈な赤が強く印象に残っている(そしてその赤は約40年後の三人組散開ライブへ…)。


Sunnudagur, desember 21, 2003
Satellite Serenade

思い立って東経125度付近からの電波を浴びることにする。ミリ単位の精度が要求される(手元の1mmが36,000km先の静止軌道上ではどれくらいになるかを考えると納得できるけど)アンテナの位置設定に手こずったものの,何とか無事に受信成功。これでmúmもFBBも,そしてそして岡村ちゃんも我が家にやってくる。

それにしても,このチャンネル数の多さは一体何?。NHKとBBC World以外はほとんど見ない生活が長すぎて,チャンネル一覧表を見ただけで頭の中が完全にオーバーフロー。そりゃHDDレコーダも売れるよなぁと,完全に世間の潮流から取り残された機械オンチのオッサン状態。やっぱり『DIME』とか『特選街』を読まないとダメですか?。


Fimmtudagur, nóvember 27, 2003
Bang & Out of Order

朝,仕事場に向かう道中の友達はiPod,そしてイヤホンのA8。今日も玄関を出たら再生開始。

が,どうにも右から音がしない…。試しにケーブルの付け根をこねてみると聴こえたり聴こえなかったり。これが噂に名高い断線かよ(この製品ではよくある話らしい)。それならと再びドアを開けて未開封のままだったiPod純正イヤホンに変更。すると,ちゃんと聴こえる。仕方ないからこれで出発。でも,A8に比べると音がこもって気持ち悪い。

仕事場に着いてラジオを聴こうと思い,同じくB&Oの別モデル,Form 2を装着。

同じく右から音がしない…。ふざけんな。A8同様にこねると聴こえるんで,とりあえず具合のいいポジションに固定して騙し騙し使い続けることにする(椅子に座った状態で使うからとりあえず問題無し)。そりゃ両方買い直す余裕(3万…)なんて無いっつんだよ。


Föstudagur, október 31, 2003
Long Distance Version 1

文字通り走り続けたこの1ヶ月。振り返って足し算してみたら,120kmくらい走ってた。1日平均で7km。これが週に4日か5日でこの数字。やれば出来るもんなのね(っつーか,これくらいやっとけよ,何年ジムに行ってんのよって自問)。

ここからまた距離を延ばすのは難しいけれど(体力の限界に加えて怪我が怖い),とりあえずジム退会の年末まで今のペースを維持できれば,楽しい正月を迎えられそうな。


Sunnudagur, október 26, 2003
Run, Don't Walk

「止まると死ぬ」(© 間寛平)とばかりに,走りバカへの道を邁進しつつある昨今。今日は休日ということもあって,ついに10kmまで距離を伸ばす(時間にしてちょうど1時間)。お前は市民ランナーにでもなるつもりなのか?。

ジムを出たら,そのまま神保町に向かって各所巡回。購入意欲満々だったアイデアのソール・バス復刊本は,実際に手にとって眺めてみたらしっくりこなかったのでとりあえず保留。Janisも借りたかったものが軒並み出払っていてダメ。結局,カバンに入ったのは『穹+』(鈴木清順と対談する山口小夜子,そしてダラムサラの記事に惹かれて)のみ。

まぁ,今週からが始まるので,どうせまたすぐ行くということで。


Sunnudagur, október 19, 2003
10代の秘かな欲望

Phillip Glassで怒濤のライブ週間も終わりと思いきや,最後にもうひとつ追加公演。奇異なる縁が繋がって,某中高一貫校の文化祭に足を運びブラバンの演奏を聴く。

演奏終了後,せっかくだからと校内を巡って各部の展示を眺める。卒論発表会に普通に驚き(高校で卒論があるとこ,初めて知ったよ),同一教室で展示を行う鉄道研究会(ジオラマ有り)と文藝部(やる気無くコバルト文庫を読み耽る銀縁眼鏡の女子生徒達)には激しくときめき,古本コーナー(50円均一)では『ツイン・ピークス クーパーは語る』を捕獲し。また部員が描いた直筆イラストの無料配布を行っていたマンガ部では,唯一の男子部員による殴り書きに近いRX-78のラストシューティング(「ビシューン」の擬音入り)に心をわしづかみにされる(10代半ばでも初代ガンダム知ってんのね)。

にしても,何と言うかもう甘酸っぱい景色の数々。岡村ちゃんライブの後ということもあってか,終いには思い出さなくてもいい自分の学生時分までフラッシュバックしたり…。

一通り堪能したら,その足で神保町へ赴き諸々捕獲。
・別冊映画秘宝『「キル・ビル」&タランティーノ・ムービー インサイダー』
・『映画秘宝 vol.27』
・『遊 1981 8/9合併号』

別冊映画秘宝は説明の必要無し。『映画秘宝 vol.27』は,買おう買おうと思って長らく放置していた「この映画を見ろ! 2002年版」の号。『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』(金子南平のイラストに涙)に『ギャラクシー・クエスト』(最後に報われるのはヲタ),そして『処刑人』(デフォー!!)と,ツボにはまったタイトル満載。ちなみに『処刑人』だけDVD買ってないんだけど,やっぱりあのステキテキテキでムテキンなデフォーをいつでも見られるように買っとくべきか。最後にこちらもエアポケットのように欠けていた『遊 1981 8/9合併号』 。松岡正剛が選ぶ365冊がメインなんだけど(千夜千冊とかぶっているものもあり),それよりも19歳の手塚真の風貌,そして(おそらく)自室の景色のほうが正直おもしろすぎ。怪奇ものの雑誌とフィギュアに囲まれてカッと眼を見開いたその姿,ベクトルこそ違えど『ギャラクシー・クエスト』のブランドン君がふと頭をよぎったよ。


Laugardagur, október 4, 2003
ィヨコハマ ィヨコワケ ィリョコウハク

タイトル,かなり苦しいな…。

朝イチで赤門をくぐって「シーボルトの21世紀」を見た後,ィヨコワケハンサム(© ィヨコヤマケンさん)な街,ィヨコハマへ「世界ィリョコウハク(旅行博)」を見に。

とにかく客の年齢層が高い高い。金も暇も有り余ったサライさん風情の熟年夫婦ばかりが眼につく。もう普通に行けるところは行き尽くしちゃって,更なる見知らぬ地を探しに来ているような雰囲気。そう言えば,アイスランドブースのスタッフに聴いたところ,直行便ツアー(そう,日本からアイスランドまで直行便が飛んでるのよ,これが。しかも緯度の高いところを飛ぶから,普通にヨーロッパに行くよりも飛行時間が短かったりする)の参加者の半分以上は60~80代だとか。

それに比べりゃまだまだ若いこちらは,イギリスブースでスコーン,トルコブースでケバブを食らい,それをハンガリーブースのワインで流し込む。一体何しに行ったんだか(一応,マルタやチェコ,クロアチアといった個人的注目ブースは訪れましたけど)。

会場を出たら赤レンガ倉庫を越えて,念願のfoaによる横浜港大さん橋国際客船ターミナルを堪能。


Þriðjudagur, september 9, 2003
Keiren keiren keiren keiren...

未だ続くジェットラグ,何時に寝ても必ず4時に目が覚める。そこから無理矢理二度寝しても6時が限界,仕方ないんでそこからずっと起きっぱなし。

そんな長い朝をやり過ごすべく何気なくiTunesでシャッフル再生していたら,いきなり流れたのは『ラジオ体操第一』。この偶然を楽しまない手はないと,小6の夏休み以来に本気でやってみると…。

なんか,すごい気持ちいいんすけど。


Sunnudagur, september 7, 2003
Bad Luck and Jet Lag

ロクなことのなかった1週間。

特に3日夕方の落雷。山手線・京浜東北線が同時に止まりやがって移動途中で身動き取れず,ヘトヘトになって家に帰ったら帰ったでケーブルモデムにハブ,コンピュータと数珠繋ぎの機器が全て損傷…(修復後,ヤケになって家庭内の全無線LAN化を敢行)。その昔,同様に電車トラブルで疲れ果てて帰宅したら,天井から雨が降ってて(上階の住人が風呂の水を止め忘れ,それがそのまま下の我が部屋へ)茫然としたあの景色がふと頭をよぎった瞬間。

そんな中,一番楽しいのはジムでのジョギング。ゆっくりめ10Km/hくらいで30分,ダラダラと走り続ける。BGMにはManuel Gö ttsching『E2 - E4』。あの止めどなく緩やかに流れ続けるミニマルテクノがランナーズハイを増幅。っつーか,走ってんだか止まってんだか,起きてるんだか寝てるんだか,ほんともう訳分からず。まだ体力が続かないんで30分で止めてるけど,力がついてきたらいつまでも走ってられんじゃないかと思うくらい。とりあえずこの勢いのまま,「フレッシュボーイ」に逢う前に自分もフレッシュボーイになるべく日々精進。

「フレッシュボーイ」と言えば,何をトチ狂ったか『Rockin'on Japan』なんてのを購入。目当てはもちろん「フレッシュボーイ」,岡村靖幸インタビュー。堪能させていただきました。


Þriðjudagur, ágúst 12, 2003
The Bookhouse Boys

臨界点を超えて増大した室内エントロピーを低下させるべく,季節外れの大掃除敢行を決意。

とりあえず,収納スペースを圧迫しているだけの不要なコンピュータ・ゲーム関連物をまとめて売っ払い。その空いたスペースへ床に置かれていたダンボール箱(×2)を押し込み。

しかし正直,焼け石に水。やはり紙物(書籍・雑誌・パンフやカタログなどの各種資料)が絶対的に多すぎ。上手く収納するという以前に,ある程度処分しないと根本的解決にならないのではという危機感が。

でも捨てられないのよねぇ…。


Mánudagur, ágúst 11, 2003
I've Got It!

@ぴあでの岡村靖幸先行予約抽選…。

当たったぁ!。

欲を言えばきりが無いけど,とりあえずはこれで一安心。


Föstudagur, ágúst 1, 2003
Bellyache and Bellyache

丸一日半,腹痛とそこからくる諸々の諸症状(上から下から排出)で死にかけ。

とにかく体内での胃の収まりの悪さに違和感。上に5cm,横に10°回転してんじゃないのと思うくらい。更につらいから寝るしか無くて,でも寝て起きると今度は首が異常なまでに凝り固まってて,そこから激しい偏頭痛になってと見事なまでに負の循環。

しかし原因がいまいち定かでないのがまた不安。悪いものを食べた記憶も無いし,これはやはり梅雨明け→夏の到来を呪う己の気性によるものか。わかりやすいぞ,俺。



Mánudagur, júlí 28, 2003
Ghost Dance

osいつもの本屋に行くべく裏路地を何度か曲がっていると,いつもは薄暗い空間になぜか日の光が燦々と。視線を上げるとO階段横の板塀が消え,周囲の建物もすっかり取り壊されて更地に。いつの間に?。今月上旬に通った時は確かに今までの姿だったのに…。

愛しい景色がまたひとつまたひとつと消えていく。地域住民のはしくれとはいえ,当然その土地の所有者の事情を推し量ることは不可能。でもなぁ,この寂しさは現実なんだよなぁ…。とりあえずデジカメにこの景色を閉じこめておこう。

しかしこの敷地の広さ,まさか,大通りから随分奥に入ったこんなところにまでデカイマンション建てる気じゃねぇだろうな?(近隣でこの手の紛争が数多く勃発中)。


Sunnudagur, júlí 20, 2003
20030720

知人が主宰する劇団の舞台を観劇。二人芝居×2という公演スタイル。いつにも増して浮遊した空間。

観劇後,いつもの(まだ2度目にもかかわらず,心境としては既にこの言葉)面子に件の主宰を加えて一献。当然,京旦那M氏は今夜も絶好調。内輪での会話に飽きたらず,忙殺される店員にまで平気で話しかけては煙たがられる(あれが彼のサービス精神ではあるんだけれど)。

そのM氏の一言でこの集いが定例会に昇格。また青山一丁目から富士山,更にお伊勢さん・京都と,オトナの遠足予定地が次から次に決定。まったくの偶然からここまで話が広がったからこそ大事にしたい縁(でも誰かがM氏ストッパーに成長しないと)。


Laugardagur, júlí 19, 2003
It's!

例によって土曜は図書館。

Stars and Stripes Forever : John Philip Sousa

お目当ては,もちろんこの1曲『The Liberty Bell』。
ネットで調べると1893年の作品で,シカゴで行われた博覧会のために書かれた曲。が,自分としてはやはりモンティのテーマソング。初めてフルコーラス聴いたけど,最初から最後まで水道管だの足だのが頭によぎって仕方なし。

モンティ繋がりで,遅まきながら『Monty Python Speaks!』もamazonでワンクリック予約。


Föstudagur, júlí 18, 2003
All the Young Dudes

hhstyle.comからそのまま流れてミスターのところで髪切り。渡航の可否を悩んでいると口を滑らせたら,真っ赤なでかいモミジを3個くらいつけられて背中を強烈に押される頭にされる。これで行かなきゃミスターのところで髪を切ってもらっている意味が無くなるよな…。

更に流れてMick Rock写真展。トークショーで初めてその姿を目の当たりに。どっから見ても素晴らしきロックオヤジ。しかも声が本当に魅力的(低いところの共鳴が絶妙)。

写真は名のあるミュージシャン達を押しのけて,ロンドンの若き野郎が最高傑作。3,000円で売られていたプリンター出力(キャノンが協賛)のプリントを買うか買うまいか今でも悩み中。


Miðvikudagur, júlí 16, 2003
Summer Holiday 2003

ようやく長めの休暇が取得できそうな気配。

かつて本当に"2 Months Off"をやらかして遊びほうけた身としては,あれ以上の休暇はもう無いと思うと悲しくなるのですが,それはあまりにも贅沢というもの。しかしよりによって夏ど真ん中。何処に行くにしてもとにかく高い。レイキャビクで避暑という最高の選択肢も今回は当然のごとく却下。再訪を期するプラハもマルタも,一度は行きたいベルリン,そしてプレモホテルも涙を飲んで断念。

何だかんだ言ったけど,結局どこにも行かずに午前中はジム,午後は家で熱さ(暑さに非ず)をやり過ごす毎日になりそう。今から次の休みに向けて金銭管理に力を入れよ…。


Mánudagur, júlí 7, 2003
Home Removal

この約半月,こそこそと移行作業に勤しんで,ようやくカタチになったところ。

まだ手を入れたいところはあるけれど,入れようと思えばいくらでもできるし,そうするとキリがないしということで,ここらでケジメをつけるべく御日柄も良い今日から完全移行。

とは言うものの,Playmobil関連は手をつける余裕がなかったのでとりあえず一時閉店(そうそう新しいネタもないし)。


Sunnudagur, júní 29, 2003
Chance Mutation

土曜定例の図書館詣。予約CDを受け取る。

アメリカ大好き : KOJI1200
The Cave : Steve Reich

一度帰宅してから,知の巨人の八百冊達成を祝う會へ。しかし暑さと紫煙と酸欠にやられて激しい偏頭痛。隅で小さくなったり,外に避難したりしつつ旧知の方々に挨拶するのがやっと。新しい縁結びどころの話ではなし…。

しかし會終盤,初めて目の当たりにした大野一雄翁の舞で目が覚める。指先の意識に痺れました。


Laugardagur, júní 21, 2003
20030621

陽が傾いてからでないと行動できないこの季節。17時を廻ってやっと,散歩がてらに隣接区の図書館へ予約していたCDを受け取りに。

Songs from the Big Chair : Tears for Fears
Low Symphony : Philip Grass(from the Music of David Bowie and Brian Eno)
Ballads : Paul Bley

There's More... "20030621"

Sunnudagur, apríl 20, 2003
Radio Ga Ga

昼過ぎに起き出して図書館までお決まりの散歩。

帰ってきたら,夜に備えAudio Hijack pro のレジスト。これで任意のアプリが出す音を自由に録音可能(しかもDSPがやたら充実)。色々と設定を試してその時に備える。

そして,やってきました氷と炎の国時間16:05(日本時間翌日01:05)。昨年末,レイキャビクでのSigur Rosライブを,地元ラジオ局がWindows Media Playerでネットストリーミング。その音を先のアプリでもって録音。媒体・録音手法は変われど,これはやはりエアチェックと言うのか?。その昔,『サウンドストリート』なんかを録ってた頃から見ると隔世の感があります。

レジストしたんだからとその後もAudio Hijack Proをいじってたら,ライン入力に対応していることを知る。これはすこぶる便利。MacとUSB接続したコンポVH7PC からのラジオ録音(語学用)が非常に楽になりました。録音フォーマットにMP3が選択可能だし,更にタイマー録音対応。録音したらiTunesにライブラリ登録してそこからiPodに転送,外出時に聴くと,一連の流れがスムースそのもの。


Laugardagur, október 14, 2000
test
当舎のこれまでの公演一覧です。
各公演名をクリックすると、それぞれの概要に飛びます。

#13 煙の行方

2006.7.28~30

京都 西陣 須佐命舎

キラリ☆ふじみで創る芝居『Pictures』

2006.2.10~12

キラリ☆ふじみ

#12 短い声で

2005.6.4~6

 2005.6.11~12

東京デザインセンター ガレリアホール

高知県立美術館ホール

夢乃プレイ?音楽劇《少女地獄》?

2004.10.9~11

横浜・山手ゲーテ座

#11 煙の行方 / 煙ノ行方

2004.7.14~25

こまばアゴラ劇場

#10 畳屋の女たち(再演)

2002.8.28~9.1

こまばアゴラ劇場

#09 しるし

2001.9.29~30

2001.10.12~13

2001.10.22~23

長野県小布施町フローラルガーデンおぶせ内温室

上野東宝チェリー

こまばアゴラ劇場

#08 回遊魚

2001.2.23~25

modapolitica

#07 オン・シツ

2000.3.3~5

フジタ ヴァンテ

#06 カミン

1999.10.8~10

フジタ ヴァンテ

#05 Pictures

1999.3.26~28

フジタ ヴァンテ

#04 フラボン

1998.12.16~20

こまばアゴラ劇場

#03 Parade

1998.5.29~31

フジタ ヴァンテ

#02 Post Card

1998.3.27~31

シアター グリーン

#01 畳屋の女たち

1997.9.26~28

Art Space SunriseHall