しばしばAmazonの「おすすめ商品」を覗く。
ヘビーユーザーにとっては何を今さらだけど,これは今までの購入,または評価履歴からその人の嗜好を判断し,「あんたが買ったCDのミュージシャン,こんなものも出してまっせ」,「あんたが買ったDVDの監督,こんなのも撮ってまっせ」といった具合に新しい商品を奨めてくれる機能。まだそこから購入には至っていないものの,知らなかったモノの存在に気づかせてくれるという意味においては非常に興味深く眺められる。
で,各商品のお奨めに際して「おすすめ理由」というのも記されているんだけど,上記のような直接的理由なら話は簡単。しかし時として自分には全くもって意味不明な繋がりから奨められるモノが現れる。その人智を超えた連関に世界の全ては繋がっていると思わずにはいられない。
例えばこんなのはまだわかりやすいほう。
・DVD『マグノリア』
・おすすめ理由:David Sylvian『Everything & Nothing』を購入または評価したから。
これはアルバム1曲目に『The Scent of Magnolia』という曲があるからでしょう。
でも,こうなると途端に首をかしげる。
・DVD『美しき日々』(韓国のドラマらしい)
・おすすめ理由:David Sylvian『Gone to Earth』を購入または評価したから。
ちなみに同じ理由で『冬のソナタ』(これまた韓国ドラマらしい)も奨められている。ということは,個々のドラマとの繋がりというよりも韓国ドラマ全般とデビシルの間に何らかの関連性があるのでしょうか?。
更に同じ『Gone to Earth』繋がりではこんなものも奨められる。
・DVD『ラス・メイヤー ヴィクセンBOX』
そりゃさ,ラス・メイヤー,嫌いじゃないけどさ…(あ,あの人工乳は嫌いだ)。デビシル,韓国ドラマ,セックス&バイオレンスの巨匠が一本の線で繋がるってことに驚いてしまって,もうどうしたもんかと(っつーか,『Gone to Earth』って一体どんなアルバムよ…)。
最後に個人的傑作二篇。
・DVD『地獄甲子園』
・おすすめ理由:XTC『Black Sea』を購入または評価したから。
・『Very Best of Million』(エロDVD)
・おすすめ理由:Mark Petersen『日本人の英語』を購入または評価したから。
訳分からん…。漫☆画太郎とXTC,そして岩波新書を評価してエロDVDを奨められるとは夢にも思わなんだよ…。