Sunnudagur, júní 20, 2004
朝イチで銀座の骨董市へ行くつもりが偏頭痛。Relpax飲んで回復を待つ。
だいぶ良くなったので,11時,まずは先約の昼食会へ。久しぶりのペルシャ・トルコ料理屋。入店早々いきなり民族衣装を着せられ,しかも男は来るなと店長からのダメ出し。こんなに客いじりの激しい店だったっか?。でもこの押しの強さも慣れると楽しいと思えるから不思議(ひとえに彼のキャラ)。同席は日本の中のアメリカに住むイスラム通女史。初対面で口は悪いが肌は綺麗と言われる。わーい,これ以上ない褒め言葉。そんなあなたも口は悪いが腹は黒いですわよ。結局,店を出たのは13時半。たっぷり2時間半。しかもさんざんっぱら食って飲んでポッキリ1,000円。
そこから「夜想リターンズ展」。青臭い思い出が浮かんでは消えるバックナンバーの棚。空間よりも匂いに目眩がする地下室,その壁にはただれた皮膚(?)の接写写真。
更に流れてやっと銀座,国際フォーラムでの骨董市。初めて来たけれどこんなにも規模が大きいとは。店のレイアウトもあの中央広場にぎゅっと凝縮されて並んでいるから巡り易いし,東郷神社よりもいいかも。色々気になるものに後ろ髪を引かれながら家まで持ち帰ったのは竹で編んだ虫籠ふたつ(1個500円)。そのひとつに昨夏,実家の庭で大量に採集した蝉の抜け殻(約30個(それともやっぱり匹?))を幾つか入れてみる。
んー,素敵。既にこの世にはいない主体の存在をその空虚な形見を拘束することで永遠のものとする。なんて,わかったようなわからないような愉しみ。この遊び,蛇・蜘蛛・蝶と抜け殻を残す生物だったら何でも出来そうだな(あ,恐山の蜻蛉を忘れてた(持ってきてもいいものかどうかは微妙))。今年の夏はそれらを探し,もうひとつの籠におさめることを目標にしよう。