Fimmtudagur, október 23, 2008
おパリ

ご無沙汰なことで。
書きたいことは色々あれど,ひとまず。

先月半ば,初めてのパリへ。
主たる目的は諸々の博物館・ヴンダーカマー巡りだったわけですが,そこはほらやっぱりね。Playmobil好きとしては忘れちゃいけないところがあるじゃないですか。

土曜の昼下がり。パリ中心部,Denfert-Rochereau駅からRER(地域急行鉄道網)に乗り,Antony駅で下車。そこからバスのはずだったんだけど,どうしてもバス停が見つからず日和って駅前からタクシーを使用。10分ほどで到着したのが,待ちかねた「Playmobil FunPark Paris」。

着いてみると郊外のロードサイド。アウトレットショップの多く入るショッピングセンターの一角にありました。何処の国もこういう場所の景色は同じなのね。

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エントランスの女性から(首にはPlaymobilロゴ入りのストラップ!)を購入し,入場。一本の通路から奥へと長い空間。その左右にプレイスペースがあり,一番奥に軽食と物販。入り口から奥までは普通に歩いて1分もあればたどり着けるくらい。

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園内は近在っぽい家族層でいっぱい。モノがモノだけに考えたら当たり前なんだけど,休日に家族で訪れるのには非常に適した場所。食事スペースはあるし,もちろんPlaymobilも遊び放題。街が出来るくらいに並んだ中世の家や,複数並んだノアの箱舟の姿はそりゃ壮観ですよ。

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ただ極東のいちPlaymobil馬鹿としては,ガッカリするところも多く。
広大な敷地内に充実した施設の揃った本国ドイツと,限定品に加えて工場見学も出来るマルタ(移転してからは行ってないんだけど),これまでに訪れたこの楽しすぎた2ヶ所と比べちゃうと,ただ現行のPlaymobilで遊ぶだけというのはどうしても見劣りするよなぁ…。

密かに期待していたショップコーナーも,限定品の姿が無いのはもちろん,現行品を買うにもユーロ高(例のリーマンショックで9月頭に比べたら10円以上安くはなっていたけれど,それでもね)で日本で買ったほうがいいやと,結局手ぶらで退園。

正直,行ったという事実に満足感を覚えるってところかなぁ。いや,馬鹿としてはそれだけでも十分なくらいの満足感はあるんだけど,ちょっと期待が大きすぎました。

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Mánudagur, mars 14, 2005
Glare made me dismal

どうにかこうにか帰国。

ティム・バートンの気持ちが少しだけわかった初めての米国西海岸。あんなに天気がいいと,そりゃ気分も滅入るわ。やっぱりロンドンなりプラハなり,ジメッと暗いほうが性にあってます。


Föstudagur, mars 11, 2005
2日間,待ちぼうけ

9日にNHK FMで放送された面影ラッキーホールのライブ。
どうにも早く聴きたくて,録音してくれた日本某所へサンフランシスコからSkypeOutで電話し,それ越しで鑑賞。しかし録音媒体は今時それかよというカセットテープ。ハイテクなのかローテクなのか一体何なのか…。っつーか,コンピュータで放送を直に録音,そのファイルをネットで送ってもらえば済む話なのに(でも,こんなテクノロジーの無駄使い,実は嫌いじゃない。しかもSkypeOutだから1時間電話し続けても通話料は¥160)。

肝心のライブ自体は大満足。曲はもちろんだけど,まさか靖幸ちゃんの物真似弾き語りをやるとは!。こういう関心の連鎖があるから人生はおもしろいっす。


Mánudagur, mars 7, 2005
桑港 050306

050206訳あってサンフランシスコ。

まさか自分がアメリカ西海岸を訪れる日が来ようとは…。雲ひとつない空,吹き抜ける爽やかな風,天気が良すぎて気が狂いそう…。

でもまぁ,来てしまったからには仕方ない。例によって古本屋廻ったり,蚤の市を冷やかしたりと,何処に行ってもやる同じことを一通り。


Fimmtudagur, ágúst 19, 2004
Preperations for a Journey

まだ夏休みを取ってないなぁと考えたら,突発性旅行熱に罹患。

2・3の都市をピックアップ。航空会社のサイトでタイムテーブルを眺めてトランジットの組み立て。なんてことをしているうちに現地発の格安ツアーを発見。訪れたい都市が増えてフライトスケジュール組み直し。更に検索してれば次から次に魅力的なイベントやスポットも見えてくるわけで…。

こうやってゴチョゴチョやってる時が一番楽しいんだよな。


Fimmtudagur, júní 24, 2004
FlyNet

そろそろ旅欠乏症。暇になると航空会社のサイトでタイムテーブルと料金を眺めてみたり。

そこでルフトハンザが成田-ミュンヘン路線にて高速インターネットサービス「FlyNet」を開始したことを知る。Wi-Fi対応の無線LANカードを内蔵したコンピュータであればオッケーらしく,これであの怠惰で窮屈なブロイラーの時間が少しは楽しくなるかもしれない。

でもこれ,有料なのよね。定額制と従量制があって,定額制だと1フライト$29.95。約10時間のフライトのうち半分の5時間使うとして$6/h。2chを見るためとしてはちょっとお高いなぁ。それと,機内設備から電源を取ることは可能なんだろうか。金を払って繋がったはいいけど途中でバッテリ切れ,コンピュータがただの金属塊に成り果てた時には悲しすぎる。

と,色々言ってるけど,肝心の渡航予定自体がないので現時点ではチェックのみ。今度ニュルンベルクに行く時はフランクフルトではなくミュンヘンに着陸。そこからDBで北上するっていうルートもありかなと夢想だけは膨らむところ(でも実はSASも好き)。

追記
もうひとつの路線,サンフランシスコ-ミュンヘンでAppleの中の人が試した模様(apple.com)。しかしカメラ接続してiChat AVかよ。電車内と同じように,隣の席でずっと喋られちゃたまらんな。


Sunnudagur, ágúst 17, 2003
Ghost Dance

西馬音内盆踊り鑑賞。

でもまずは自省。「西馬内」だと思っていたこの地名,実は「西馬音内」でした…(っつーか,何年「道の奥」に住んでいたんだよ,自分。それぐらいちゃんと知っとけ)。

で,実際の踊り。幼少時に親に連れられて見た時は,何が何だかわからずただ飽きていたことしか覚えていないんだけど,これはやはりそれなりに歳を重ねていないとわからない世界であることを実感。まずは踊り手の所作。風雅な端縫い衣装に包まれた姿全体が流れるような動きを見せ,その中で指先を揃え反らせた手,やや外回りの足の運びなど,各部位の先に行き届いた細やかさに魅了される。

しかし何よりも眩惑させられるのは,隠されたことで強調されるその色気。踊り手の表情は頭巾,または編み笠で覆われていて見ることは出来ず。しかし踊りの所作の中でたまにちらと窺い知れる各部位に息を呑むことしきり。口の端,顎のライン,うなじ,様々なかんざしを用いて上げられた髪,汗で濡れた後れ毛…。踊り終盤には,もう全ての踊り手が藤あや子に見えて仕方なし。

更には踊りの後ろに流れるお囃子,特に歌詩のシステムがまた見事。歌詩の基本構成,そしてメロディは同じなんだけど,19:30~23:00(最終日は23:30)の開演時間の中で,夜が更けるに連れ歌詩の一部が徐々に田舎のエロ(笑えるのが良し)丸出しのものに変化。最終盤はそりゃもう大騒ぎ。子供の歌がそのまま大人の歌になるその合理性と開放感,さすがは夜這い物語盛んなお国柄。全歌詩が収められた小冊子を購入し忘れたことが悔やまれる…。

撮った写真はつらつらと別サイトにアップ。