Þriðjudagur, ágúst 24, 2004
Phantom in the Warehouse

genenjyo再び池袋。乱歩の土蔵,幻影城へ。室内の環境保存のために入り口からガラス越しに眺める。眼に入ったのはチェーホフやドストエフスキー,エンターテインメントの100年(洋書)など。本以外には手品道具なんて物もあった。しかし何よりもあの整理整頓の技に一番驚く。情報はただ持っているだけじゃダメなのよね。使いたいと思った時にすぐ使えるように日々の整理整頓が肝心。特に今の時代,情報そのものの入手は容易になっているんだから。

土蔵内の詳細は神保町.comにあるのでこちらで補完(ちなみにここ,澁澤龍彦の書斎もあります)。

池袋から丸ノ内線で淡路町,歩いて本の街。昼飯にアフガンカレーを食って店を出たら裏通りに見慣れない雑貨屋がオープンしている。中に入るとお手頃価格の硝子瓶。大小2種の値札がついているもののそこにあるのは1つだけで,どちらのサイズが分からない。そこで店主に訊くと,「小さいほうは表の店にありますんで,今持ってきます」といって扉の向こうに消える。表の店?。確か画材屋があったけどそこ?。大小2つを比較して大きい方を購入。まだ街歩きをしたいので帰り際に寄るからと取り置きにしておいてもらう。

レンタルCD屋でTabla Beat ScienceやCyro Baptista,古本屋で2冊ばかり文庫を入手し,そろそろ帰ろうかと先の雑貨屋へ硝子瓶を受け取りに。その道すがら,ブックブラザーに寄ったら何やら棚の雰囲気が違う。いつの間にか本以外にも雑貨を扱い始めてるよ。微妙に話の鎖が繋がり始めた予感を抱いていると,偶然,雑貨を購入するお客さんが品物をレジに持っていくところ。いつもの店主が「今,担当の者を呼びますので」といって背後の扉に消えると,そこからはさっき自分が硝子瓶を買った店の店主が現れた。やっぱり,表の店ってブックブラザーだったのかよ。



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