Sunnudagur, júní 13, 2004
ふりむけばカッパ

陽射しもなく気温も低め。とくれば絶好のチャリ日和。

まずはいつものパレスサイクリングルートで銀座。松屋・三越で父の日プレゼント物色・配送願い,そして向かいのApple Store。

次なる目的地は恵比寿。天気が悪ければ(つまり快晴でクソ暑ければ)銀座にチャリを置いたまま日比谷線に乗ったけれど,滅多にない今日の天気,この機会を逃すと次はないかもしれないということでチャリに跨がる。

新橋から溜池,六本木一丁目を経て外苑東通り(左手にAXISビルが見える)まではすこぶる快調。しかし六本木ヒルズの喧噪を避けるべく鳥居坂を下って麻布十番に向かったのが運の尽き。完全に人力GPSの範囲外で一気に土地勘無し。唯一脳内に記憶されているのは「明治通りまで行けばそこからは何とかなる」という情報のみ。それだけを頼りに大黒だの一本松だの仙台だの楽園だの見たことも聞いたこともない坂を登って下って四の橋というところでなんとか明治通りへ。しかし出たはいいものの行けども行けども恵比寿に着かず。ようやく渋谷橋が見えた時は安堵と共に嬉し泣き。

帰りは黙って外苑西通りから六本木通りを走ることに。途中,有栖川宮記念公園で一休み。そこで何気なく眺めた鳥の生態系ピラミッドの説明図。地中生物を底辺に植物がいて昆虫がいて小鳥がいて,そして頂点には猛禽類がいて。しかし落書きで更にその上に君臨する生物が。その名は「カッパ」。抱腹絶倒呵々大笑,カッパと言われちゃしょうがない,カッパの真似して笑っちゃお。あぁ,デジカメを持ってこなかったことが悔やまれる。

六本木交差点を右に折れてAXISへ。B&Oに寄って断線で使い物にならなくなっていた"Form2"を新調。店内には携帯電話用のハンズフリーヘッドセット"Earset 1 Mobile"なるものもいつの間にか(自分には全く不要だけど)。

最後は神保町の古書会館地下で「アンダーグラウンドブックカフェ」。これがいつもの古書展と同じ空間かよと思うばかりの落ち着いた雰囲気。あの良くも悪くも殺気立った気配が全くない中(そもそも客層が明らかに違うんだけど),ゆったりとした心持ちで回遊しては気になる本を手にとり眺める。その古書が並ぶ空間で特別上映される『盲獣 vs 一寸法師』を見たかったんだけど,今日一日ここまで爽やかに過ごしてきて何も最後にエログロの世界に行かんでもという判断で明日に見送り。その代わりではないけれど,会場傍らに置かれていた各種チラシの中に石原豪人の名前を発見。なんと来月から展覧会開催。待ってましたぁ!。幼少時に震撼させられたあの怪奇と恐怖の世界にまた再び逢える。

帰宅して今日のルート確認。想像通り,六本木から恵比寿の区間で馬鹿げているほどに遠回り。仙台坂から南部坂に出たら有栖川宮記念公園だったんじゃねぇかよ…。



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