Mánudagur, nóvember 3, 2003
Variety Shows

次から次に各種イベントをはしご。

まずは原宿でThe Peter Saville Show(『Koyanisqqatsi』でアンケートを提出したら招待券をくれた。ありがとうA新聞(こんな時だけ))。普通に格好良いところはいいとして,Wham!『Last Christmas』を手がけていたことにとにかく驚く。

そのまま渋谷に流れて,たばこと塩の博物館にて『大見世物展』。ちょうど開館記念日ということで半額で入場(ありがたや)。期待していた"The Freak Show in Japan"な要素はほとんどといっていいほど無かったものの,各種出し物を描いた数々の絵図に見入る。また立体物も充実で,干物で出来た神棚やら,江ノ島の土産物屋でよく見かける貝殻で作られた飾り物やら,頭部を箪笥で作った獅子舞やら,驚くべき想像力の世界。『ディスコミュニケーション』の世界をちょっとだけ現実に見たような。

駅に向かう道すがら,シネマライズ横で開かれていた杉浦茂展にも偶然遭遇。こういうのに腹を立てる自分にも腹が立つくらい,無意味なコラボレーション(有名どころの方々が描いたタペストリーがダラリとぶら下がってる)に辟易。『キャシャーン』や『デビルマン』などを実写映画化する昨今流行の過去を無駄に食い潰した表現行為に感じたものと同じ嫌悪感がドス黒く腹の中に充満。更にはやる気の無い店員(皆,カウンターの中でうつむいて氏の漫画を読みふけってる)の姿も相まって,お前らに杉浦茂への愛はあるのか,今これをやって一体誰が得してんだよと小一時間(言うまでもなく以下略)。

怒りを鎮めつつ半蔵門線で神保町へ。毎年恒例の古本まつり。最終日に行ったところでハイエナ共に荒らされた跡しか見られないのはわかっていたこと。しかし今回はそれに加え空からは無情の雨が落ち,屋外の出店はほとんどが店じまい。こんなに寂しい気持ちになった古本まつり,初めて。

そんな閑散とした景色のなか,某所で『アートジャパネスク』全18巻発見。おぉ,市場で見かけたの5年ぶりだよ。でも50,000円という価格はちょっとなぁ(1冊3,000円しないと考えれば法外でもないのかもと思いつつ…)。ということで,保存用にもう1セット欲しいところではあるんだけどスルー。何も買わなかった古本まつりも初めてということに。




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