Mánudagur, desember 1, 2003
愛のソビエト

t.a.t.uライブ初日へ。

各所で報じられた通り,開演予定時刻から50分遅れで姿を現し,そして同じ50分だけ歌って踊って帰っていきました。

でも。それが予定されたものかどうかは分からないけれど,遅れた50分間はDJの兄ちゃんがずっと皿を回してた訳で,それが未告知のまま行われた前座だと考えれば全く問題無し。っつーか,自分としてはこっちのほうが楽しかったくらい良い音を出してました。ちなみにネットを見ると,ロシアのDJ Vadimではないかという話も(自分としては,顔がちょっと違う気もするんだけど)。

とは言いつつ,多くの来場者がダレまくってたのも確かで,その景色はまるでYMO再生ライブ(そういや,これも東京ドームでしたね)の開演時刻に現れたThe Orbに対する客の反応と同じ(記憶が定かではないんだけど,こちらも事前に発表されていなかったような)。

で,肝心の娘二人については殆ど興味が無いんで,ライブ本編は見入るでもなくただボーッと眺めてた程度。じゃぁ何でそこにいたかと言うと,この時代にあっては希有なプロデューサーの山師感覚に非常に感じ入っていたからで(もちろん,トレヴァー・ホーンの招聘(彼自体が希代の山師だし)やスミスのカバーもテイスト分岐点)。確かに今回のプロパガンダの手法はどうかと思うけれど(それこそトレヴァー・ホーンに学ぶべきかも),でもそれこそが山師の山師たる醍醐味なんだろうなと,山師になりたくてもなれない元々山に住む山師に使われる側の人間は思うのでした。



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