Mánudagur, mars 15, 2004
How's Anny

東の正横綱を三輪ひとみとするならば,西の正横綱はこの人,ヘザー・グラハム。

懐かしの『ツイン・ピークス』(DVD,ファーストシーズン(1~7話)が出てから全く音沙汰無いんですが?。彼女の出演シーンはまだ遥か先だよ…)での美しいお姿にやられて以来のお付き合い。しかし『フロム・ヘル』以降はチェックを怠っていたので出演作を2本ばかりレンタル(コンセプトは「その邦題はないだろ」)。

1本目『踊るマハラジャ★NYに行く』(原題『The Guru』)。
ポルノ女優を演じているという聞き捨てならない情報で頭の中は大変なことになっていたのですが(無事昇華されました),大笑いできて,そして時にはホロッともさせられてと,ストーリー自体も非常に楽しめました。インドからやってきた俳優志望,転じて性の教祖となる主人公(ブライアン・フェリーのような困り顔が魅力的),その主人公を教祖と崇めプロモートする精神世界ずっぱまりのブルジョワお嬢様(こんな人,実際にいるよなぁ…),更にヘザーのフィアンセである消防士,主人公と同郷のインド人…。と他のキャラクター達もそれぞれにちゃんと立っていて魅力的。

続いて2本目『ギリーは首ったけ』(原題『Say It Isn't So』)
こちらもコメディ。彼女自身はあまり活躍しているとは言えなかったけれど,『The Guru』同様,その不満を忘れるほど映画としてしっかりおもしろかったです。そしてこちらのキャラ立ちは,主人公男性をサポートする両足義足のヒコーキ野郎(オーランド・ジョーンズ)以外に無し。いやぁ,もうたまらなくカッコイイ!。ある一大作戦を繰り広げる際,操る飛行機のスピーカーからワーグナー(曲はもちろんベトナムのあれ)が流れてきた時には爆笑と共に血湧き肉踊り,気がつけばモニターの前で大拍手。



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