Laugardagur, maí 1, 2004
Stick to the Men

映画の日。

まずはシネスイッチで『真珠の耳飾りの少女』(原題『Girl With A Pearl Earring』)。
構図・光・影・陰…,淡々と美しい映像にただただ見入る。しかしその一方でフェルメールは作品でしか捉えていなかったので,その人間としての現実的境遇にはかなりの驚き。特にあんなに子沢山だったとは(『Every Sperm is Sacred』なカソリックだからある意味至極当然なんだろうけど)。

続いては日比谷まで歩いて『School of Rock』
映画上映中の拍手を経験したのは『少林サッカー』の決勝戦でゴールが決まったあの瞬間以来。映画の日,場内満員という環境で見ることが出来て大正解。映画自体はもちろん,その場の雰囲気も含めて素晴らしかったです。

惜しむらくは自分にもう少し劇中で話題に挙げられた音楽の知識があれば…。微妙に嗜好のツボがずれてて,曲自体は知ってても時代背景やその後の音楽への影響など,より深いところまでは知らないってのが多かった。また映画自体では,生徒である各バンドメンバーの境遇に触れるシーンが要所要所で挿入される中にあってベースの少女だけはスルーされてたのが残念。女性ベーシスト好き(ったって今は3月のDavid Bowieライヴで見たGail Ann Dorseyのみだけど(その前となるとTalking HeadsのTina Weymouthまで遡るかも))としてはあの扱いはないよなとちょっとガックリ。

でもほんとに楽しかったぁ。もう一回見に行ってもいいくらい。



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