Mánudagur, júlí 19, 2004
瓢箪から駒が出て山上ヶ岳登山。
修験道の山,恐ろしい行場のある山,女人禁制の山…。情報としては知っていたものの,まさか自分が登ることになるとは思わなんだ。山道自体は整備されているのでつらさはほとんど感じず,「お亀石」(「石の上にも三年」の石),「鐘掛岩」までをクリア。
しかし噂に名高い「西の覗」はさすがに…。両肩からかけた命綱だけを頼りに高さ200mを超える断崖絶壁に頭から身を乗り出す行。何が恐ろしいって,その命綱を任せるここに常駐する真樹日佐夫に似た男の色気漂う介錯人。どうすれば行者の肝を縮み上がらせることができるかは心得ているわけで,これがいい塩梅に綱を緩めてくれるのよ。その度にビビって岩にしがみつくと「放せ。両手はあわせとくんだ。」と檄が飛ぶ。この怖さ,やっぱり自らが体験してナンボですわ。