Föstudagur, október 22, 2004
Day02(Reykjavík)

いつ寝たのかもわからず,気がついたら昼過ぎ。

まずは車でショッピングセンターに連れていってもらい,携帯電話のプリペイドSIMカードを購入。見たいライブが分かれた時の連絡,またそれ以外にも人と逢う予定があったのでSIMフリーの携帯電話を日本から持ち込み。色々と選択肢はあったんだけど,現地でプリペイドのSIMカードを購入してアクティベートするのが一番安上がり。

そのままダウンタウンに行って,Iceland Airwavesの会場にもなっているReykjavik Art Museumへ。「Graphic Design in Iceland」。食品全般(牛乳パック・菓子)のパッケージ,切手,ロゴデザイン,雑誌,ポスター,バスチケットなどの紙モノ全般。Durexが販促か何かで配布した体位カードがかなりツボ(まさかここで生を想わされるとは予想外)。アイスランド語でもちゃんとそれぞれに名称付けがされているのね。そりゃ考えたら当たり前なんだけど,実際に目の当たりにするとやっぱり新鮮な驚き。
artMuseum01artMuseum03

それにしても街に子供が多い。金曜日の真っ昼間なのにそこら中で走り回ってる。後で聞いたところによると,小学校の先生がストライキを起こしていて,しかもそれが1ヶ月以上続いているとか。その間,お子様達はもちろんずっと休み。これだけの長い期間,子供達がずっと街に溢れていると,地域経済の活発化にはものすごく貢献しそうな。

昼食後,本格的に街歩きへ。勝手知ったるダウンタウン,縦横無尽に歩き回っては過去の訪問時との変化を確認。初訪氷時にアイスランドのミュージシャンを色々と教えてもらったCD屋が潰れ,代わりに新たなCD屋が台頭。『The Lord of the Rings』(一作目)を見た映画館は建物自体が完全に消え失せ,新たな工事のためか地面にどでかい穴が開いている。もちろん変わらないものも。中でもマニアなショップ(日本のマンガやフィギュアの販売。更にアニメDVD(ビデオ)のレンタルも)は大盛況。

しかし,何が一番ショックだったって,The Icelandic Phallological Museumが忽然とその姿を消していたこと。かつてそれがあったビル(サイトトップでオッサンが腕組みしている場所)の隣のホテルに半月ほど滞在しておきながら,近いんだからいつでも行けるやと思っていたら結局行かないままに旅を終えてしまった苦い記憶が。それが約4年の歳月を経てようやく願いが叶うと思っていたのに…(帰国後,ネットで調べたら,アイスランド北部の町Husavikに引越した模様。消滅していなかっただけでも喜ぶべきなんだろうけど,実際に訪れるにはあまりにも遠すぎる)。

一度,ホームステイ先に戻って仮眠。夜も更けてからイベントへ向け出発。

21:00,まずは地元のBang Gang。6人編成で男女のツインボーカル。一緒に見ていた知人によると,ドラマーはSugar Cubesのオリジナルメンバー(おそらくこのライブのためのサポート)。アイスランドで一番上手いドラマーと言われているらしく,素人の耳で聴いても安定感ありあり。いきなりThe Supremesの『Stop! In the Name of Love』をカバーしてた(後で調べたらアルバムに入ってました)。

途中,ホットドッグスタンドに行ったり,カフェに行ったりして休憩。小さい街なんでそんな休憩先でもエピソードに事欠かない。ホットドッグ屋はアイスランド大統領が来氷したクリントンをここに連れてきたとか,ライブで来氷したメタリカのメンバーが異常に気に入って食いまくっていたとか。カフェでは隣のテーブルでmumのボーカル(クリスティン)が談笑している。

日付変わって1:00からHot Chip。4・5人(正確な人数,忘れた…)が横一列に並んでの演奏スタイル。エキセントリックだったんで普通にアイスランドのバンドだと思ってたら,実はUKだったということをライブ後に知る。

そのまま同じ場所でJaguar。こちらは間違いなくアイスランド。ファンク王道っつーか,ホーンセクションが実に気持ちいいっす。

後日,この日に登場したSiggi ArmannのバックでSigur Rosのキーボーディスト(Kjartan)とドラマー(George)がサポートしていたという話を聞く(聞いただけなんで真偽までは分からず)。見たかった…。



Comments:


Post a comment