Mánudagur, október 25, 2004
Day05(Prague)

プラハと言えば,浦沢直樹『Monster』の主要舞台。もしくは,野宮真貴がピチカート・ファイブ以前に在籍していたバンド,portable rockの佳曲『Golem Polka』(文字通り,プラハでゴーレムがポルカを踊る歌。随所で鳴り響くオケヒットに時代を感じます)。

以上,小ネタ終了。

起きたらまずは宿の環境構築。今回の宿はホテルではなく,いわゆるアパートメントハウス。キッチン付き(もちろん調理器具も備え付け)なのでメシは基本的に自炊の方向。その食材買い込みのため,昨夜は遅い到着だったので閉まっていたTESCOや地元食料品店へ。またゴム手袋(洗濯用)やサンダル(室内履き用)など細々したものも一緒に。

洗濯して昼飯を食ったら,ようやく本格的に行動開始。地下鉄・トラムのフリーパス(7日間)を購入。その全てを駆使して本屋(新古取り混ぜ)・骨董屋(そこまでいかない街の雑貨屋含む)を中心に街をグルグル。キュビズム建築の定番「Hodek Apartments」の近くにある古本屋の店番する猫に一目惚れ。10コルナ(約45円)なら連れて帰りたいです。
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ここでプラハの地下鉄についてひとつ。各国の地下鉄同様,エスカレーター横の壁にはポスター広告が並んでいるんだけど,例えば東京のそれならば床天井に対して水平。しかしプラハのそれはエスカレーターに対して水平をとって並んでいる。これが三半規管に効いて微妙に酔う気持ち悪さ…。降りていく時は前のめりに,上がる時は後ろに仰け反る感じになって平衡感覚に異常をきたす(さらにエスカレーター自体のスピードも速いもんだから,ますますバランスを取るのが難しい)。でもメタリックで質実剛健なホームのデザインはほんと好き。

産業宮殿(バロック)やプラハ城裏の公園(硝子建築のオランジェリー有り)でまったりした後,夕刻,旅の仲間が成田発仁川経由で到着するので空港まで出迎え。彼の人が利用したのは仁川発の大韓航空プラハ直行便。話を聞くとアジア初のプラハ直行便(今年初めに就航開始),しかも欧州系航空会社と比較すると所要時間はほぼ同じで運賃は2万以上安(もちろん成田-仁川の往復も込みで)。具体的にはこの時期ならば税込6万円台後半。11月中旬から12月上旬ならば更に安くて税込5万円台後半。スターアライアンスな人にとっては悩ましいけれど,スカイチームな人(もしくは"ペ"好き。彼の人によると,仁川空港はそりゃもう"ペ"だらけだそうで…)ならばそりゃほっとかない手はないほど魅力的。
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宿に戻って一息ついた後,夜の散歩。満ちる直前の月を見上げるヤン・フス像,そして百塔の姿にウットリ…(下の画像は旅の仲間撮影)。
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