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1月

架空に遊ぶ

またひとつ、願いが叶った。

イタリアの建築家・工業デザイナーであるLuigi Serafiniが著した『Codex Seraphinianus』を入手。

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1976年から1978年の間に30ヵ月掛けて文章と図版を書き上げたといわれる百科事典。その内容は架空世界の事象であり、また使用されている言語も解読不能なもの。

百科事典という形式が好きなところに来て、更にそれが架空世界の事象を扱うとなれば、その関心も二重に惹かれるというもの。『ヴォイニッチ手稿』はもちろん、架空世界の国が発行した切手を描き続けたDonald Evansにも繋がる興味の対象として、長らく入手を夢見ておりました。しかし初版はもちろん、その後の版も到底手が届く価格ではなく、そのため入手どころから本の存在についても想いを馳せることが無くなっていました。それが昨年夏に2006年から廉価版が登場したことを知り再燃。購入の機会を伺っていたところ、今年になってまさかの15%オフ。これはと思い切ったというわけで。

Kindleはじめ、電子書籍の話が騒がしい昨今。実際、Kindleも購入してその利便性を大いに享受してもいるのですが、この本を実際に手にとって見ていると、紙で所有したいと思わせる本が確実にあることを実感します。

章立てなどはWikipediaを。
Wikipeda:コデックス・セラフィニアヌス

また、本書の各ページを画像で掲載しているサイトもあります。
Biblioteca Gráfica Digital

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