あけましておめでとうございます。
Twitterに慣れるとブログの更新が滞るというよくある話でして、昨年はわずか6本を書いたのみ。
その反動か、今年は長い文章を書きたいし、書かねばと。もちろん、興味を惹かれる話題がなければ書くことは出来ないですし、毎日のように話題が出てくる分野でもなく。それでも探すという行為に自覚的になることで変わることもあるだろうと。
本日午後、鳥島沖で発生した地震により、棚に並んでいたオウム貝(断面を見せるためにカットされたもの)が床に落下、終端部が欠けてしまいました。
蒐集と地震の関係は、昨年3月11日に本の下敷きになったデロールの骨格標本模型で体感していたはず。ミュージアムジェルでの固定はしていたのですが、自然の力の前では人間の小手先の対策など無力なもの。
とはいえ、先の骨格標本模型がそうであるように、その傷を愛でる感情の芽生えを否定出来ません。あれは保険会社だったかコンサル会社だったか、昨年の春頃、金継ぎの器を大写しにした広告を目にしました。その暗喩は言うまでありませんが、確かに壊れたものを再生させることで生まれる新たな価値が金継ぎにはあります。
さすがに骨格標本模型では無理ですが、このオウム貝なら金継ぎも出来るのでは。その過程をここで記すことで、今年のブログ更新の頻度も上がるのかもしれません。