26
6月

Ohm Sweet Ohm

   Posted by: fumi   in Personal

帝都に後ろ髪を引かれつつ(特にseigowさんの月談義。翌週だと思ってた…),空を飛んで週末帰省。今回初めて座席指定まで含めてネット予約してみたらこれが快適。中央の避難口直後に陣取ってこれみよがしに足を伸ばす。
田舎では爺婆の墓参りで痛飲,盆踊り見て痛飲,父親の山遊びにつきあって痛飲。その中で最大の収穫は気狂い骨董屋の発見。危険,あまりにも危険。物量と猥雑さがハンパじゃない。特にその猥雑さが掘る,そして見つけるという快楽に直結。2時間やそこらじゃ全然足りない,次は朝から丸々1日掘り続けるつもり。
帰りも座席を事前指定しての空。しかし機内に入るとウェブで見たのとは明らかに異なるレイアウト。えぇ,どうやら機種変更があったようで。結果,行きと全く同じ席を予約したはずがこの機体では窮屈な通常のブロイラー席。更に横列も予約時は奥からA→Fだったものが手前からAに。それに気付かず縦列の数字だけを確認して安心していたら「そこ私達の席です」と子連れのお母さんにつっこまれる…。予定は未定,何事も確認が大事(っつーか,横くらいは共通になってもらえないの?)。

24
6月

FlyNet

   Posted by: fumi   in Computer, Travel

そろそろ旅欠乏症。暇になると航空会社のサイトでタイムテーブルと料金を眺めてみたり。
そこでルフトハンザが成田-ミュンヘン路線にて高速インターネットサービス「FlyNet」を開始したことを知る。Wi-Fi対応の無線LANカードを内蔵したコンピュータであればオッケーらしく,これであの怠惰で窮屈なブロイラーの時間が少しは楽しくなるかもしれない。
でもこれ,有料なのよね。定額制と従量制があって,定額制だと1フライト$29.95。約10時間のフライトのうち半分の5時間使うとして$6/h。2chを見るためとしてはちょっとお高いなぁ。それと,機内設備から電源を取ることは可能なんだろうか。金を払って繋がったはいいけど途中でバッテリ切れ,コンピュータがただの金属塊に成り果てた時には悲しすぎる。
と,色々言ってるけど,肝心の渡航予定自体がないので現時点ではチェックのみ。今度ニュルンベルクに行く時はフランクフルトではなくミュンヘンに着陸。そこからDBで北上するっていうルートもありかなと夢想だけは膨らむところ(でも実はSASも好き)。
追記
もうひとつの路線,サンフランシスコ-ミュンヘンでAppleの中の人が試した模様(apple.com)。しかしカメラ接続してiChat AVかよ。電車内と同じように,隣の席でずっと喋られちゃたまらんな。

22
6月

Mr. Bad Guy

   Posted by: fumi   in Movie

『魁! クロマティ高校』の実写映画化が明るみになって数ヶ月。どんなキャスティングになっているのか気になって仕方ないんだけど,ネットをいくら探しても見つからない。アジシオ太郎はダンスマン?,メカ沢は中沢新一?,ゴリラはゴリラ?。
しかし今月の『映画秘宝』で重大な記述を発見。加藤雅也と金子昇の対談内,自身も出演しているという金子昇の発言。
「渡辺裕之さんが上半身裸でサスペンダーはめて胸毛はやして…しかもセリフはないんですよ」
それってあのキャラ以外考えられないんですけど…。さすが『華の嵐』,俄然期待大。
ん,でも確か本人は歌じゃなくてドラムのほうが上手かったような?。むしろロジャー?。と思って彼のオフィシャルサイトを見に行ったら…。裸サスペンダー,似合いすぎっすよぉ!!。

20
6月

けむり~ざくろ

   Posted by: fumi   in Personal

朝イチで銀座の骨董市へ行くつもりが偏頭痛。Relpax飲んで回復を待つ。
だいぶ良くなったので,11時,まずは先約の昼食会へ。久しぶりのペルシャ・トルコ料理屋。入店早々いきなり民族衣装を着せられ,しかも男は来るなと店長からのダメ出し。こんなに客いじりの激しい店だったっか?。でもこの押しの強さも慣れると楽しいと思えるから不思議(ひとえに彼のキャラ)。同席は日本の中のアメリカに住むイスラム通女史。初対面で口は悪いが肌は綺麗と言われる。わーい,これ以上ない褒め言葉。そんなあなたも口は悪いが腹は黒いですわよ。結局,店を出たのは13時半。たっぷり2時間半。しかもさんざんっぱら食って飲んでポッキリ1,000円。
そこから「夜想リターンズ展」。青臭い思い出が浮かんでは消えるバックナンバーの棚。空間よりも匂いに目眩がする地下室,その壁にはただれた皮膚(?)の接写写真。
cicada
更に流れてやっと銀座,国際フォーラムでの骨董市。初めて来たけれどこんなにも規模が大きいとは。店のレイアウトもあの中央広場にぎゅっと凝縮されて並んでいるから巡り易いし,東郷神社よりもいいかも。色々気になるものに後ろ髪を引かれながら家まで持ち帰ったのは竹で編んだ虫籠ふたつ(1個500円)。そのひとつに昨夏,実家の庭で大量に採集した蝉の抜け殻(約30個(それともやっぱり匹?))を幾つか入れてみる。
んー,素敵。既にこの世にはいない主体の存在をその空虚な形見を拘束することで永遠のものとする。なんて,わかったようなわからないような愉しみ。この遊び,蛇・蜘蛛・蝶と抜け殻を残す生物だったら何でも出来そうだな(あ,恐山の蜻蛉を忘れてた(持ってきてもいいものかどうかは微妙))。今年の夏はそれらを探し,もうひとつの籠におさめることを目標にしよう。

19
6月

触感文字

   Posted by: fumi   in Book&Magazine, Design

所用,後,印刷博物館で「五感を刺激! 現代ブックデザイン考」

祖父江慎と松田行正のための展覧会と思えるくらい,とにかくこのお二人の手による本が目立つ。個人的にはやはり松田さんで,牛若丸はもちろん,獄本野ばらの著作(こんな機会でもないとマジマジと手に取ることのない類ですから)や,多摩美術大学メディアセンターのカタログなどを細部まで舐めるように眺める。

牛若丸についてはほとんど持っていたんだけど,取りこぼしていたなかで今回実際に手にとってみて強く惹かれたのが『MINERALIUM INDEX』。コンピュータでレイアウトした後,それを活版で再現。とにかくその印圧の強さがハンパじゃない。なぞる指の腹に感じるその窪みはちょっと悦楽的ですら。

帰りはやっぱり神保町経由。先週開店したばかりの古本屋に今日も。棚の眺めがいいのよねぇ。

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17
6月

Architecture

   Posted by: fumi   in Miscellaneous

ホスティングしてもらっているところに広告免除料を振り込むのを忘れてた…。ものの見事に見苦しいバナーが丸々1日表示されてしまった。
これだけじゃなんなんで。
王立英国建築家協会(リンク,飛べる時と飛べない時がある)が今年の「ワールドワイドアワード」に「横浜港大さん橋国際旅客ターミナル」と「京都府南山城村立南山城小学校」を選出(exciteニュース)。
横浜の客船ターミナルはおいといて(有名だし),京都南山城小学校。一体誰が作ったのかと調べたらリチャード・ロジャースだった。そんなとこでも仕事してたんですか(そして建築の世界に疎くなっている自分に気付いてちょっと凹む…)。

16
6月

Buffaloes Forever

   Posted by: fumi   in Miscellaneous

思いっきり世間から遅れているけれど…。
元近鉄ファンとしてはやはり寂しいオリックスとの合併話。90年代に入ってから疎遠になってしまったけれど(プロ野球自体に興味を失った),名将西本からマジシャン仰木の時代はそりゃもう熱愛していたものでした。特に仰木時代は身近に西武ファンの友人がいたこともあってヒートアップ。説明不要の10.19,そして10.12の情景は今でも鮮明に記憶の中で輝いています(この時のスポーツ新聞は田舎の物置にしっかり保管)。それがあの10.19の当日,阪急からの球団購入を発表したオリックスと合併というんだから,歴史とはかくも奇異な縁を見せてくれることで。
ところで,このシーズンオフにフェアウェルOB戦なんて企画はないんだろうか?。場所はもちろん藤井寺球場。西本チームと仰木チームの対戦。先発は鈴木と阿波野。その球を受けるのは有田と梨田。4番にはマニエルとブライアント。大石が走り,新井がレフトへの渋い流し打ちを見せてくれ,そして加藤哲が「巨人はロッテより弱い」と放言する。やばっ,絶対見に行く。
そう言えば,あの球団ロゴマークは岡本太郎デザインだったような(ググって確認)。一時期,忌野清志郎が「カッコイイ」という理由だけでこのロゴがついた球団キャップをかぶってよくメディアに出ていた記憶もおぼろげにあり。

14
6月

○○オチ

   Posted by: fumi   in Movie

「アンダーグラウンドブックカフェ」で『盲獣vs一寸法師』
雑誌その他の情報からある程度の心構えを持って臨んだものの…。自分の想像力の範疇を超えたものを見ることが出来たという意味では非常に価値ある時間を過ごせたことは断言できる。しかしそれが純粋におもしろかったかと言われると非常につらい(上映開始10分であんなにも早く終わってくれと思った映画は初めて)。
しかも最後に待っていたのは,全く脈絡のない強烈なオチ。あれを体感できただけ良しとしよ…。

14
6月

Such is Life, Such is Football

   Posted by: fumi   in Miscellaneous

EURO2004,イングランドvsフランスの放送開始時間を確認しようとYahoo!テレビを見たら,『情熱大陸』で西原理恵子が取り上げられていることを知り,すかさずテレビの前へ。
吉祥寺にあるという自邸。RC打ち放しの壁面に例の鳥頭の彫りもの,更には噂に名高い高須クリニックから新築祝いに貰った白熊の敷き皮の登場に大笑い。しかし決めるところはしっかり。番組ラスト,飲み屋で一杯ひっかけながらの言葉,「もっともっと笑わせることができる,もっともっと泣かせることができる。でも私にはそれが出来るだけの人生経験がまだまだ足りない」。その言葉,重みが違いすぎる。
放送終了後,仮眠。そして4時間後,ゴソゴソと起き出してイングランドvsフランス。ぬー。BBC Worldでアナウンサーがしきりに繰り返す「Such is Life, Such is Football」という言葉がやけに耳に残る。

13
6月

ふりむけばカッパ

   Posted by: fumi   in Personal

陽射しもなく気温も低め。とくれば絶好のチャリ日和。
まずはいつものパレスサイクリングルートで銀座。松屋・三越で父の日プレゼント物色・配送願い,そして向かいのApple Store。
次なる目的地は恵比寿。天気が悪ければ(つまり快晴でクソ暑ければ)銀座にチャリを置いたまま日比谷線に乗ったけれど,滅多にない今日の天気,この機会を逃すと次はないかもしれないということでチャリに跨がる。
新橋から溜池,六本木一丁目を経て外苑東通り(左手にAXISビルが見える)まではすこぶる快調。しかし六本木ヒルズの喧噪を避けるべく鳥居坂を下って麻布十番に向かったのが運の尽き。完全に人力GPSの範囲外で一気に土地勘無し。唯一脳内に記憶されているのは「明治通りまで行けばそこからは何とかなる」という情報のみ。それだけを頼りに大黒だの一本松だの仙台だの楽園だの見たことも聞いたこともない坂を登って下って四の橋というところでなんとか明治通りへ。しかし出たはいいものの行けども行けども恵比寿に着かず。ようやく渋谷橋が見えた時は安堵と共に嬉し泣き。
帰りは黙って外苑西通りから六本木通りを走ることに。途中,有栖川宮記念公園で一休み。そこで何気なく眺めた鳥の生態系ピラミッドの説明図。地中生物を底辺に植物がいて昆虫がいて小鳥がいて,そして頂点には猛禽類がいて。しかし落書きで更にその上に君臨する生物が。その名は「カッパ」。抱腹絶倒呵々大笑,カッパと言われちゃしょうがない,カッパの真似して笑っちゃお。あぁ,デジカメを持ってこなかったことが悔やまれる。
六本木交差点を右に折れてAXISへ。B&Oに寄って断線で使い物にならなくなっていた”Form2″を新調。店内には携帯電話用のハンズフリーヘッドセット”Earset 1 Mobile“なるものもいつの間にか(自分には全く不要だけど)。
最後は神保町の古書会館地下で「アンダーグラウンドブックカフェ」。これがいつもの古書展と同じ空間かよと思うばかりの落ち着いた雰囲気。あの良くも悪くも殺気立った気配が全くない中(そもそも客層が明らかに違うんだけど),ゆったりとした心持ちで回遊しては気になる本を手にとり眺める。その古書が並ぶ空間で特別上映される『盲獣 vs 一寸法師』を見たかったんだけど,今日一日ここまで爽やかに過ごしてきて何も最後にエログロの世界に行かんでもという判断で明日に見送り。その代わりではないけれど,会場傍らに置かれていた各種チラシの中に石原豪人の名前を発見。なんと来月から展覧会開催。待ってましたぁ!。幼少時に震撼させられたあの怪奇と恐怖の世界にまた再び逢える。
帰宅して今日のルート確認。想像通り,六本木から恵比寿の区間で馬鹿げているほどに遠回り。仙台坂から南部坂に出たら有栖川宮記念公園だったんじゃねぇかよ…。