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6月
街も心も雨
色々あって,先週半ばから7年ぶりのニューヨーク。ナンダロウさんに誘ってもらっていたシークレットワメトークに参加できず,申し訳ない限り。テーマであった仙台は,青臭い10代後半に2年間過ごした第二の故郷であることも尚更で。今でも何かの折には田舎への帰省時に途中下車,「火星の庭」にも何度か寄せてもらいましたし,またソウルフードのラーメン・焼きそばを食しに北京餃子へも。
さて,ニューヨーク。
何処にいってもやることは同じで,自由な時間は古書店に蚤の市。のはずが,その時間自体が少ない上に,他に優先して廻るべき場所も出来たりで,唯一,Argosy Book Storeを覗いたっきり。BaumanもSkylineもStrandも,まだまだこれから。
この街で古書店と言えば,6年前に訪れた際に最も強い印象を受けたGotham Book Mart。ただただ偶然に通りかかって入ってみたら,Edward Goreyゆかりの書店。レジ脇にはノベルティグッズが並び,2階ではちょうどゴーリーの展覧会も。店の雰囲気・スタッフの応対は素晴らしく,また猫のピンチョンもむっくり可愛くて。当時の日記は,本家に記したこちらとこちら。我ながら,ちゃんと裏を返しているところが可笑しい。
もちろん,今回の旅行でも訪れようということで,出国直前に現状をチェック。すると,2007年に閉店していたことが判明。また知らずに悔やむことをしてしまった…。それでも更に調べたところ,驚きの後日談も。この辺りは,帰ったらしっかりとまとめておきたい。時間を作って,書店のあった場所も訪れてみないと。