この先にあるもの
先月末の沖縄での初マラソン完走から3週間。帰ってきてからのランニング頻度がわかりやすく減った。
これが目標を見失うことの恐ろしさか。完走出来たことに加えて,タイムも望外の結果。日常生活の快適を得るためには走り続けたいが,それではちょっと動機が弱くて自分の性格ではサボるに決まってる(そして,実際サポってる)。かといって,ここから更にタイムを縮めることに意味も満足も見出せないので,競技としての動機も弱いときた。一体,モチベーションの置き場をどこに設定したらよいのか?。
何だか大学入り立ての新入生みたい。必死に受験勉強をして見事合格。しかし,入学することが目的となってしまい,それが実現してしまった瞬間に立ち位置を見失う。ここはやはり,何らかの外圧をかけてやらざるをえない状況を作るしかないのかな。
とりあえず,明日は久しぶりに皇居を廻ろう。
イケナイコトカイ
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情けの道は続き続きて42.195km
ついにやってきた初めての42.195km。
スタートするまではただ一人で頑張ればいい競技だと思っていたけれど,それが大間違いだと気づくのにそう時間はかかりませんでした。
半分に切られたバナナを受け取ると,その瞬間,同じようにバナナを手渡そうとしている友人達に向かい「やった!,俺の貰ってくれたっ!」とガッツポーズで自慢する小学生男子。
立ち止まってお盆にのった山盛りの黒糖をひとつまみすると,お盆を片手に持ち替え,もう片方の手でこちらの肩を叩きながら満面の笑顔で「ちばりよぉ」の一声をかけてくれたおばぁ。
そして,何処まで行っても鳴り止むことのない三線とパーランクーの音。
体がつらくてなんかじゃない。
ただただ可笑しくて嬉しくて。
柄にもなく泣きそうになりながらどうにかこうにか走り切りましたとさ。
谷中の交叉点
ヴァレンタインの夜はZepp Tokyoで岡村ちゃんと久しぶりのデート。
のはずが,白い粉のせいでまさかのドタキャン。
どぉなっちゃってんだよ,どうかしてるよ,イケナイコトダヨ。
そんなことされたら,こっちだって考えがあるんだからね。
もう一人の裸の似合う男,「寒空はだか カラフルロスタイムショー Deluxe」に行っちゃうよ。
はだかちゃんだけでも大変なのに,加えてスペシャルゲストに立川志の輔師匠,そして細野さん。見ているこっちも楽しいけれど,舞台の上は更に楽しそう。そんな舞台を見てまたこっちも楽しくなるんだから,その多幸感のスパイラルは留まるところを知らず。
そしてもちろん,ホストのはだかちゃん。”耳に残って心に残らない”名曲『東京タワーの歌』,更には”耳に残って心に残る”名曲『カヤバコーヒーの歌』。特に後者は個人的な想い出もあって本気泣き。ルシアンの香りが甦る…。
はだかのヴァレンタイン
見てナンボ
年明けと同時に始めたiTunesでの映像管理がようやく一段落。
数えてみたら購入したDVDは約170枚,テレビ番組を録画・DVDに焼いたものが約60枚。それらをHandbrakeを用いて,iMacとMacBook2台体制(リージョンコードの違いがあるので)で朝外出前と夜就寝前に仕込み,帰宅後・起床後にiTunesに登録,更に仕込んで登録してを繰り返し。テレビ番組のDVDなんて,Macに繋いだTVチューナーで録画したものをiDVDで焼いてたのに,それをまた戻すなんて馬鹿げたことしてるし…。
取り込む際のフォーマットに悩んだものの,見る環境を考えてiPod touch用のフォーマットに落ち着き(Mac上でも特に違和感無いし,またウチにはテレビがないからそっちで見るためのことも考えなくていいし)。それでも全部で200GB超。昨年夏にiTunes専用として購入した750GBの外付けハードディスク,音楽データだけの増加予測から2年くらいは持つことを期待していたんだけど,気がつけば残りが70GB。そう遠くない将来,テラの世界が見えてきそうだよ。
作業をしていて気がついたのは,如何に買ったものを覚えていないか。結局,購入したその最初に見たらあとは棚に収まっておしまいだったってこと。ディスクをプレーヤーに入れること自体が面倒だし,更に操作も何だか緩慢でイライラしていたことが多かった(特典で隠しメニューがあったりするしな)。それがやっぱりタグ付けして管理するとめちゃめちゃ便利。iTunesが初めて登場した時に死蔵していたCDが甦ったように,これで映像にもまた目が開きそう。
まずはひとつひとつのスケッチを区切って登録した『Monty Python’s Flying Circus』を復習。スケッチ名で検索できるからすぐに見たいものが見られて最高!。
皇居でバターになる
三が日も今日で終わり
美篶堂
毎年お世話になっているLUNAWORKSの旧暦ダイアリー。
今年は初登場の折帖を選択。
高月さんが在廊されていたので色々とおしゃべりも。
お茶の世界は縁遠いので花月札の仕組みは知らなかったなぁ。
瞬発力と柔軟性,やっぱり話はここに行き着くのか。
INAXギャラリー
「杉山礼香 -見えない本-」
本は出版された形で完結しているという想いがどうしても強い
ために,最近よく目にする本に作為を加えた作品を良く思って
いなかったところがあったものの,この幽思の佇まいを目にす
ると心を改めるところあり。
疲れてしまい,「サラ・ジー展」と「香りと恋心」は素通り。