今まで全く埒外だったPSP。しかし,3月に発売されるあるソフトがどうにも気になって,そのためだけにハードを購入しても良いと思うに至り。こうなるともう止まらない。どうせ必要になるのならばと早めにハードを購入。
ところが,今はやっぱりやることがない。遊びたいゲームもなければ,付属のワンセグチューナーも興味なし。そこで眼を向けたのは海外ソフト。DS同様にPSPもリージョンフリー,海外ソフトもそのまま遊べちゃう。
そんな長い前置きを経て辿り着いたのが『Jackass the Game』(国選択+年齢認証有。めんどくさい人は画像も映像もある「Game*Spark」で)。
もうね,バカすぎて楽しすぎ。ビルの屋上でショッピングカートチキンレース,冷蔵庫に乗っての雪山ダウンヒル,そしてパーティーボーイ…。肝は適度に現実感のあるグラフィック。生身のJackassをしっかりと想起させながらもグロや痛覚は上手い具合に緩和してくれているから,思い切って無茶なことが出来る。だから,どんな高いところから落ちても,関節があらぬ方向に曲がっても,象の糞にまみれても,とことん笑って楽しめる。
もうね,これさえあれば他のソフトいらないや(当初の目的はどこへ?)。
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と,まぁ,昨年末,8ヶ月ぶりに書いてみたわけですが。
その間は,相変わらず落語を聴き続けたこと,そして数年ぶりのランニング復活がメイントピック。特にランニングは引きこもりランナー(スポーツクラブでベルトの上を走り続ける)を卒業し,今じゃいっぱしの皇居ランナー(でも人混みは苦手なので完全夜型)。ハーフマラソンも関門もクリアして,次はいよいよフルマラソンへ。
その他では『TV Bros.』で川勝さんも記していましたが,やはり昨年はデイヴィッド・リンチイヤーかなと。7月には銀座で主催:タキヤン,ゲスト:柳下さんによる「リンチ・コーヒーを飲む会」に参加,もちろん,その前には『Inland Empire』(エンディングのダンスシーンが最高),そして11月には待望の『Twin Peaks』のコンプリートDVDセット発売(即購入)。『Twin Peaks』はファーストシーズンを買った者としてはいささか複雑な心境ではありますが,それでもまぁ喜ばしい限り。全エピソードをiPod touchに突っ込んで仕事の行き帰りに鑑賞。特典映像『A Slice of Lynch』でのリンチさんの吹っ切れたかのような悪ノリもたまらないっす。
『Twin Peaks』の視聴方法となったiPod touchの購入は,映像への意識変化ももたらしてくれた大きなきっかけ。単にプライオリティの問題なんだけど,家では映像をじっと見続ける時間を取ることが難しく,その結果,映像ファイルの整理にも力を入れないまま。しかし,それが映像を見ることを億劫に感じさせる悪循環にもなっていた訳で。ならばiPod touchくらいの画面サイズ・画質でも,見ること自体に重きを置いたほうがいいという考えに。
そこで,本格的に映像のライブラリ化。iTunesの登場が死蔵していたCDを甦らせたように,今までに購入したDVDや録画していたテレビ番組を片っ端から取り込んではiTunesに登録。一度,MacでDVDに焼いていたものをまた取り込んだりと,過去の自分を呪いたくなるような二度手間もかけつつ(当時はまだテラバイトクラスの外付けハードディスクが無かったこともあるけど),ちまちまと作業進行中。まだまだ先は長いけど,やっぱりこれは便利だわ。
蟻になって最後の詣で。
中辺路から白浜。
円月島のすぐ近くに建つ南方熊楠記念館。
帰りは初めてのスターフライヤー。
関西国際空港就航記念ということで8,800円。
心地良いシートの固さ,3Dから2Dへと移行する非常用設備の案内
映像(デザイン誰なんだろ?),黒のコーポレートカラーもロー
タスのJPSを思い出すよう(対となる色は金じゃなくて白だけど)。
これでANA・JALのような落語チャンネルがあればなぁ(あそこで
新しい噺家さんに出会うことって多いんだよな)。
ともあれ,これで新年を迎えることができます。
夜の電車,向かいのシートに座るサラリーマンが折り畳む夕刊紙から覗くオットセイでお馴染み,あの『やる気まんまん』がまさかの映画化。しかも監督が杉作J太郎と来たら馳せ参じない訳にはいかないのです。上映期間1週間,しかもレイトショーの1日1回という条件の中,最終日前日に時間を作って渋谷Q-AXへ。
真正直にデタラメ。そもそも原作がデタラメだと言われればそうなんだけど,そこに演じられた役柄ではなく役者自身そのものの人物像も加わることで原作を凌ぐ世界が現出。なかでも掟さんの突き抜けた変態っぷりは,笑いを超えて涙すら誘う名演技。真面目に馬鹿をやることの大切さを改めて教えていただきました。
客席も少ないながら(30人いたかどうか)なかなかの盛り上がり。皆さん好事家らしく,やはり演じられる役のキャラではなく,それを演じている役者そのもののキャラで笑いが起きる場面多々。特にロマン優光は登場しただけで笑いと拍手。
帰宅後,勢いで購入をためらっていた原作単行本をワンクリックオーダー。
伊勢じゃなくても,お礼が済んだら精進落とし。
日本海に出て蟹。無言で蟹。内臓残る甲羅に酒を浸して蟹。
旅の最後は境港の水木先生。
妖怪方々と方々で記念撮影大会。
松江から西へ西へ。
各所巡りてお礼を。
宿への帰り道,宍道湖々畔で一休み。
津々浦々で貝拾いの遊びをしてきましたが,こんな景色は流石に初めて。
ちょうど一年ぶりのタイミングとなった山陰お礼参りの旅。
今回は入り口を変えて鳥取から。
朝イチの飛行機で空港に降り立つとすぐ,人跡の少ないうちにと初めての砂丘へ。雨上がりのおかげで,思っていたよりも砂に足を取られることなく奥へ奥へと。広がる色彩に違いはあれど,低く垂れ込んだ雲とうねりながら広がる大地にアイスランドの月面を思い出す。
南下して岡山県へ入り,奈義町現代美術館。
ここは「月」。音響はもちろん,地面から伝わる冷気,切り取られた外の景色。どこまでも硬質。館を出て車に乗り込んだところでちょっと違和感。なんか微妙に酔ってる?。やっぱり「太陽」は苦手だった様子。当たりすぎには注意。
再び雨足強く,また奈義で時間を取りすぎたこともあり,予定に入れていた「つやま自然のふしぎ館」,「植田正治写真美術館」は残念ながら素通り。「植田正治写真美術館」は昨年訪れていたのでまだ心残りも少ないものの,未訪の「つやま自然のふしぎ館」はさすがに後ろ髪引かれる。日本のヴンダーカマーであり,また自らの体を展示する創設者のその心意気を感じるのはまた今度。
土砂降りの高速を米子で降りて地元の書店グループ,今井書店。常設の博物コーナーも素晴らしい「本の学校 今井ブックセンター」,セレクトショップ・ギャラリーの要素も含んだ「青杏文庫」をハシゴ。
今年のチャンピオン。
9.6kg。
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