耐え忍ぶ不忍ブックストリーム
先週17日(金)不忍ブックストリーム第3回の放送を行いました。まさかのナンダロウさん欠席という困難を乗り切り、無事に終えることが出来ました。
・不忍ブックストリーム:20101217 第3回 「不忍ブックストリートが選ぶ今年の一冊」
テーマは「不忍ブックストリートが選ぶ今年の一冊」。一箱古本市に携わる実行委員・助っ人さん10人が出演し、それぞれが今年もっとも印象に残った一冊(新刊・古書問わず)を自身の言葉で語ってもらいました。
紹介された本のリストは、不忍ブックストリートのブログ「しのばずくん便り」に記しましたので御覧ください。
・しのばずくん便り:20101219 試練の不忍ブックストリーム
私が紹介したのはMartin d’Orgeval『Touched by Fire』。2008年、パリの博物商デロールを襲った火事直後の焼けた店内と標本を収めた写真集です。購入当時、このブログでも紹介したものです。
・tomblin:20091219「Touched by Fire」
日付の通り入手したのは昨年末ですが、今年3月、以前から愛してやまないアイスランドのミュージシャン、ヨンシーがデロールの火事を収めた写真集(この時点では書名が分からず)にアイデアを得てワールドツアーのステージデザインを行ったという報に触れたこと。その後、パリまで足を運んで彼のライブとデロールを両者をこの眼で見たこと。そして、今月になって、ヨンシーが影響を受けた写真集がこの『Touched by Fire』だと分かったこと。1年を通じてこの本の影響下にあり続けましたので、敢えて紹介させていただきました。
この一連の流れは、博物系の別ブログ「Imaginary Beings」に記してきました(偶然にも7日ばかり)
・Imaginary Beings:20100307「Jónsi meets Deyrolle」
・Imaginary Beings:20100607「裏を返す」
・Imaginary Beings:20101207「Sonic Menagerie」
さて、明日22日21:30より今年最後の不忍ブックストリーム。ゲストは、エロ漫画編集者の塩山芳明さんと東京堂書店ふくろう店の畠中理恵子さん。テーマは「忘年会」ということで、夕刻から近所の居酒屋で忘年会を行い、その流れのまま放送に入るそうです。「そうです」とは他人事のようですが、そうでも思わないと…。更に忘年会には「ブックスひろしま」から代表の財津正人さん、そして「ブックスひろしま」の“非公式”USTREAM配信「ぶっくちゅひろしま」のノヴィンさんも参加。もちろん、そのまま放送に加わるはず。ナンダロウさん不在の今回に続いて波乱に富んだ放送になると思います。
詳細は「しのばずくん便り」からもどうぞ。
・しのばずくん便り:20101220 今週のしのばずくん