Archive for the ‘Wunderkammer’ Category

8
11月

Deyrolle Pour Opening Ceremony

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all scarves (via Opening Ceremony New News)

ちょっとした手隙にあかし、戯れに「デロール(Deyrolle)」で検索。
すると、この9月にニューヨークのセレクトショップ「Opening Ceremony(オープニングセレモニー)」とのダブルネームでスカーフが発売されたとの情報が目に入りました。

・Opening Ceremony New News: 20100906 ‘FNO 2010: Deyrolle

このスカーフは、9/10にニューヨークのファッションブランド店が参加して行われたイベント「Fashion’s Night Out」にあわせて作られたとのこと。イベント自体のテーマが「A Parisian Flea Market」ということで、それにあわせてデロールが選ばれたということでしょうか。

デザインはデロールにある剥製や標本を万華鏡のように配置(撮影はフラン人カメラマン、Bastien Lattanzio)。白・青・黄と色違いで3種作られています。お値段は$95。

私自身、ファッションにおけるブランド志向があるとは思いませんでしたし、ましてやダブルネームものに食指が動くなんて考えられないことでした。しかしデロールとなると、やっぱり別なようで…。単にそこで扱われるブランドに対する愛情の違いだったようです。普段、スカーフを使うことは無いのですが、ならば額装でもよいのではと…。

ちなみに、デロールとスカーフと言えば、火事で燃えた2008年に復興を目的としてエルメスとダブルネームで出されたものがあります。画像だけですが、こちらにも掲載しています。

・Imaginary Beings: 20100527 ‘Go Do

blue scarf 01 (via Opening Ceremony New News)

blue scarf 02 (via Opening Ceremony New News)

white scarf 01 (via Opening Ceremony New News)

white scarf 02 (via Opening Ceremony New News)

yellow scarf 01 (via Opening Ceremony New News)

yellow scarf 02 (via Opening Ceremony New News)

20
10月

Video: Jónsi In Concert

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現在、ワールドツアー中のミュージシャン、Jónsi(ヨンシー)。そのステージデザインが、デロールの火事に影響を受けているということを3月に記事にしました。

・Imaginary Beings: 20100307 ‘Jónsi meets Deyrolle

当時はまだ日本公演の予定も無く、それならばと6月にパリへ足を運び、ライブとデロールの双方を堪能する贅沢を。その後、8月のサマーソニック出演時に12月の来日公演発表。無事にチケットも入手し、再びの興奮を待ちわびておりました。

そこへ望外の喜び。
アメリカの公共ラジオ局のNPRが、17日のロスアンジェルス、the wilternでのライブをストリーミング配信。リアルタイムでは見られなかったものの(さすがに平日13時スタートでは)、現在、その録画映像が公開されています。

・NPR: ‘Video: Jónsi In Concert
・Jónsi.com: ‘the wiltern, los angeles‘(セットリスト&レビュー)

#2、’hengilás’(残り時間71分30秒頃~)で炎に包まれる森の動物達。暗い森の中、現れては消え、また姿を変える#4、 ‘Kolniður’(同62分45秒頃~)。一転、生の喜びに溢れた#9、’boy lilikoi’(同36分45秒頃~)。夥しい数の蟻が駆ける#10、’animal arithmetic’(同33分30秒頃~)。そしてラストの#14、’grow till tall’で訪れるカタルシス。映像だけを眺めていても素晴らしいですが、その背景に想いを馳せると更に感慨も深まります。

#2: hengilás

惜しむらくは、ステージ各所に配された標本ケースが照明の暗さで判別出来なかったことですが、これは再び目の当たりにする日のお楽しみと思いましょう。

15
6月

来た見た買った

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パリから戻りました。

ふたつの骨董市と古書市を巡りましたが、思いの外、財布の紐が固く。良いものはそれなりの価格で手が出しづらく、かといってお手頃のものはそれなりで食指動かず。何とも勝手なものです。

むしろ、ディスプレイに学ぶところが多く。頻繁に見かけたのが硝子ドーム。骨董市に限らず、市街地のギャラリーや様々な業種のウィンドウディスプレイに利用されていました。なかでも驚いたのはジェニー・ハニヴァーとのコンビネーション。しかも宿から徒歩1分のところにいるなんて。さすがに高くて(10万円超)手は出ませんでしたが、今回の旅にふさわしい出会い。

Glass Dome

Jenny Haniver in Paris 01

Jenny Haniver in Paris 02

財布の紐が緩んだのは、やはりデロール。
裏を返した土曜に続き、定休日の日曜を挟んでの月曜に再訪。色白の花魁、鼠の骨格標本を身請けです。

Deyrolle: Squelette de Souris

標本を支える木製の台には、デロールの店名と創業年が刻まれたプレート。自分にブランド嗜好があるとは思いませんでしたが、どうにもこればかりは別のようで。さながら大店の威光つきの花魁というところでしょうか(笑)

残念なのは硝子ケースがそもそも無いことですが、これはこれで格好はついていますし、また自作の楽しみもあると考えるのも良しです。

7
6月

裏を返す

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Deyrolle: 20100606

パリ滞在、3日目の深夜です。

古本屋に蚤の市に(一風変わった)博物館と、何処へ旅をしてもすることは大体同じ。しかし、この街だけは加えて一ヶ所、博物商のデロールへ。

2年ぶりの2度目の訪問、しかも当時は例の火事から7ヶ月後ということで、今回は前回からの変更点を確かめようと思い、2階へと続く階段を上がりました。すると早速、空間の奥行が明らかに異なりました。デロールのサイトから画像を引用してみます。ここには3部屋写っていますが、前回訪問した際には奥の2部屋が閉鎖されており、写っている最前の部屋とその手前にある部屋の2部屋が中心でした(中心というのはこの最前の部屋の隣に細長い部屋がもうひとつあるため)。前回は期せずして復興途上のデロールを見ることが出来たのです。

Deyrolle (via Deyrolle Official)

これでやっと裏を返すことが出来ました。次は三回通って馴染みになる日の来ることを(旅の時を同じくして良いのなら、これから陽が昇れば確実に行くのですが)。

デロール以外では、前回行きそびれたカタコンベとフラゴナール博物館へ。特に後者への想いを叶えられたのは喜ばしく。館内最奥部の赤い部屋(東大「鳥のビオソフィア」の、あの赤い部屋を思い出しました)  に鎮座まします乾燥保存された人馬一体の姿に見惚れました。フィラデルフィアのムター博物館でも思ったことですが、人体保存にはドライかウェットしかなく、お前はどっちを選ぶと問われたら、間違いなくドライと答えることでしょう。

館内撮影可で、それは数多くシャッターを切ったのですが、さすがに刺激の強すぎるものばかり。今は自粛しまして、その代わりに扉に記されていた素敵な文字列を。この向こうに先述の赤い部屋が待っています。何故か驚異の部屋に赤はつきもの。その起源も辿ってみなければ。

Musée Fragonard

今夜は、いよいよヨンシーのライブ。
ステージデザインのモチーフとしただけに、ライブの前にデロールを訪れるのでしょうかね?(もしかしたら昨日、既に訪れていたりするのかも)

30
5月

博物電子時代

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情報というやつは飛び込む時は飛び込むもので。
東京大学総合研究博物館・小石川分館でのヴンダーカンマーにまつわる展示に続いて、武蔵野美術大学でもこの6月から魅力的な展示が予定されています。

武蔵野美術大学 美術館・図書館新棟落成記念 博物図譜とデジタルアーカイブ I

長文ですが、開催概要を引用してみます。

博物学の時代—ひとは世界をどのように見、記述して来たか

18世紀以降ヨーロッパを中心として、それまでの美術史には収まりきれない文脈の膨大な図像が制作されるようになります。それらは当時新しく登場した博物 学を中心とした動・植物図譜、航海記、地図、民俗学的図譜、解剖図譜などであり、多色銅版やリトグラフなど当時の最先端の印刷技術を駆使した書物として出版されました。武蔵野美術大学図書館では旧蔵の貴重書に荒俣宏氏旧蔵コレクション[*1]を加えることで、今日的な視点から18世紀以降の博物図譜を軸と する視覚資料を概観することが可能となりました。今回はそれらを公開するとともに、図版全ページを高解像度スキャニングしデジタルアーカイブ化を実施、本展のために開発したタッチパネル式高精細画像閲覧システムによって通常直接手に触れることができない資料を全ページ、細部にわたって閲覧できる環境を提供 します。また今後それをもとに恒常的に閲覧できるデータベースを構築することで、本学の研究基盤を成す図像学の観点から美術系・デ ザイン系の領域を超えた全学生にとって芸術的な視野を広げるだけでなく、新たな創作意欲や研究心の向上に資することを目指しています。また、新美術館・図書館に設置された造形研究センター[*2]を中心として、内外研究者のさらなる研究発展への貢献も期待できるでしょう。なお、本企画に関連した研究は今後も継続され、複数回の展覧会を通してその成果を公開する予定です。

[*1]荒俣宏氏旧蔵コレクション:当館はこれまで美術・デザイン資料の充実を目指して多数の博物図譜を収集してきました。それら体系的な構築強化のため に2006年度から2009年度にかけて文部科学省経常経費研究設備特別補助の採択を得たことにより荒俣宏氏旧蔵のコレクションを収蔵する事が可能となり ました。

[*2]造形研究センター:造形研究センターは「2009年度文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業プログラム」の選定採択を受けて全学的な研究 がスタートしました。新棟落成記念に併せて開催する本展は、美術館・図書館と造形研究センター近代デザイン研究プロジェクトチームの共催によって当館が所 蔵する貴重書コレクションのデジタル化を推進し、その研究成果を広く公開することを目的として企画されました。

寡聞にして「荒俣宏氏旧蔵コレクション」の存在を知りませんでした。何処かにその一覧は無いかと探したものの見つからず。しかし、図版全ページの高解像度スキャニング、そしてそれを閲覧するために開発されたタッチパネルシステムでもって体験出来るとは。「I」と銘打たれているのが気になり、サイトに掲示されている展覧会チラシ(余談ですが、展覧会に対してフライヤーと言うのは何処か気恥ずかしいんですよね)の画像を眺めると、第三期(2011年春)まで予定されています。これは中央線に乗る機会が増えそうです。

ところで、期せずしてここ最近、玉青さんがブログ「天文古玩」にて荒俣さん、そして博物図譜について多くのエントリーを書かれておられました。特に『世界大博物図鑑』と『ファンタスティックダズンシリーズ』が電子書籍化されているとは露知らず。ファイル形式が掴めないため二の足を踏んでおりますが、これらがiPadで読めるようならばグラっと行きかねず…近々、電子書籍時代の博物についても語ってみたいところです。

・天文古玩:アラマタ氏と驚異の部屋
・天文古玩:にわか博物学者、ふたたび
・天文古玩:にわか博物学者の気分で
・天文古玩:博物誌の博物誌、『世界大博物図鑑』
・天文古玩:ファンタスティックな残り香

27
5月

Go Do

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パリ行きが決まりました。
2008年9月以来、2度目の訪問です。
ヨンシー(jonsi)のライブと、そのライブのステージプランに図らずも一役買ったデロール(Deyrolle)を一度に味わえるこの機会を逃すまじという、ただその想いから。

滞在期間は3日半。幸か不幸か土日を挟むということで、クリニャンクールとヴァンヴの蚤の市は避けて通れず。その間を縫うように、前回行きそびれたあれやこれやを中心に動き方を検討中です。現時点での懸念はカタコンベ。伝え聞くところによりますと浸水があったらしく、5/20から臨時閉鎖中。10日以内に再開してくれるのかどうか(そもそもなぜ前回に行かなかったのか、それ自体が不思議でもあるのですが)。

デロールは日参するのでしょうかね。
これまた幸か不幸か、近年稀にみるユーロ安。気をつけないと財布のひもが緩みそうで…

画像はエルメスとデロール、ダブルネームのスカーフ。
売上は2008年2月1日の火事に対する復興金として使われたそうです。

26
5月

Wunderkammer: Neon Menagerie

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とある理由から、東京大学総合研究博物館のサイトへ赴きましたところ、展示スケジュール更新のお知らせに遭遇。pdfを開くと、今までは掲載されていなかった新たな展覧会が小石川分館にて開かれることが分かりました。そのタイトルに一目惚れです。

「Wunderkammer: Neon Menagerie(仮称)」

Wikipediaで”Menagerie”という言葉を引きますと、近現代の動物園の先駆けとして使われたもの。後世には転じて、サーカスや移動遊園地などに立ち上がった見世物小屋的な意味合いとなったようです。

・Wikipedia: Menagerie

「Traveling Menageries」と題されたイギリス・シェフィールド大学のアーカイブでは、後者の意味合いがより強く出ています。

・The University of Sheffiled: Traveling Menageries

Sedgwick's Menagerie. c.1909. (via The University of Sheffiled: Traveling Menageries)

Day's Menagerie. Oxford St Giles Fair. 1895. (via The University of Sheffiled: Traveling Menageries)

会期は11月から12月にかけてと、まだ先の話ではありますが、今から楽しみでなりません。

7
3月

Jónsi meets Deyrolle

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好きな音楽、好きな本。好きな博物、好きな店。

人は皆、好きなことを同時に幾つも抱えながら生きているものです。その中には、好きな本に出てきた音楽なので聴いてみたらお気に入りになったという好きの連鎖もありますし、またその一方で、個々異なるタイミングで好きになったというものも少くありません。

例えるならば、前者はお気に入りの散歩道から新たな散歩道が分かれて延びているようなもの。後者は二本の散歩道がそれぞれに離れた地に存在しているようなものでしょうか。

今回はその後者のお話。昨日はこっち、明日はあっちとそれぞれの道を歩いていたところ、眼前にまさかの交差点。二つの好きが偶然にも出会ってしまいました。

アイスランドのバンド、Sigur Rós。どれくらい好きかはここでは省きますが(横のカテゴリからご覧いただければ)、アイスランドという国に関心を持ってからのここ10年、常に気になる存在であり続けています。今年、そのフロントマンであるJónsi(ヨンシー)がソロ活動を開始。4月から始まる北米・ヨーロッパツアーのステージデザインについて、製作スタジオである59 Productionsの関係者によるインタビュー映像が、YouTubeにアップされています。

http://www.youtube.com/watch?v=8t6ABdBigNc

耳を澄ますのは1分40秒からのデザイナーLeo Warner氏の発言。私のヒアリング能力では全てを聞き取ることが出来ませんでしたが、より英語に堪能な方のご登場を願い、恥ずかしながらその一部だけでもここに記します。

One of the key images that Jónsi was very keen on from the beginning with animals a lot of ??? inspired by animals.

We came across the book of amazing photographs taken by the shop in Paris called Deyrolle which was a ??? taxidermia shop which burned down.

This full of extraordinary epic shop ??? ??? a bit animal, a bit building. I’ll ??? photo somthing about this ??? combined up with the world ??? animals somehow through packed life.

震えんばかりの驚きと興奮。あのデロールの火事を収めた写真集に影響を受けたステージデザインだと言うではありませんか。1年半前の興奮は今でも鮮明に覚えています。

・「やっと逢えたね」(→関心空間に書いた日記

そう思って映像を改めて見ると、確かにデロールを思わせる要素が見受けられます。躍動と消失(焼失?)を繰り返す動物達、煤けて見える木製の標本ケース、またその関連性は掴めませんが、片隅が焼けたチケット(交通機関のもの?)も登場しています。

こうなると、次は影響を受けたという本が何なのかを突き止めたくなります。あくまで私の知る限りですが、デロールの火事を扱った書籍は少なくとも3冊は存在します。

・『Nature Fragile』(→関心空間に書いた記述
・『Touched by Fire』(→別ブログ、トンブリンの記述
・『1000°C Deyrolle: 1er février 2008』

そのうち、手元にあるのは『Nature Fragile』と『Touched by Fire』の2冊。『Nature Fragile』は個々のアーティストが手を入れた作品の紹介が主。一方の『Touched by Fire』は焼けただれた標本や剥製をそのまま撮らえたもの。となると、ここはやはり『Touched by Fire』に軍配が上がるのではと類推します。となると、次は『1000°C Deyrolle: 1er février 2008』も入手しての更なる検証も必要かもしれません。

しかし、何より気になるのはJónsiの来日ライブ。アジアツアーの日程は未だ発表されておりませんし、その可能性はまだまだ残されています。そうでなければ、6/7のパリライブ。デロールにも足を運べますしね。

10
12月

buds after the fire

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twitterの利便性に溺れ、ブログの更新が滞るのはよくある話。それがなくても,ここのそもそもの在り方も再考せねばいけないのですが。

とは言え、この話題はやはり避けては通れず。

パリの剥製商、デロールが突然の火事に見舞われたのは2008年2月1日。その後、被害にあった剥製・標本を用いた展覧会「Nature Fragile」が催されたのが同年11月。この時は同名の図録も発売されました。

これで火事にまつわる話は終わったと思っていたところ、その「Nature Fragile」にも参加した写真家2人の書籍が、今年に入って刊行されておりました。

091210_deyrolle_01.jpg
1000°C Deyrolle: 1er février 2008
Photo by Laurent Bochet, Text by Louis Albert de Broglie
Piblisher: ASSOULINE

眼を惹かれるのはその装丁。住所表記もあるということは、店頭にあった看板なのか。
しかし内容については、サイトに用意されているプレビューを見る限りではありながらも、昂揚感にはやや欠ける印象。白を背景に焼け出された標本や什器が置かれた構図は、美しくはあるものの一方でよそよそしさが。また寄り気味で撮影された昆虫標本も、標本は額あってこその標本と思うと残念至極。

また「Paris By Appointment Only」によると、写真家のLaurent BochetはデロールオーナーLouis Albert de Broglieの友人とのこと。この本に収められている写真を用いた展覧会も、デロールにて開かれたようです。

091210_deyrolle_02.jpg
Touched by Fire
by Martin d’Orgeval
Publisher: Steidl

もう一冊は、Laurent Bochet同様、デロールと昵懇の仲である写真家による一冊。こちらもこの本に収められている写真を用いた展覧会が、デロール始め、アメリカやイギリスで開かれていた模様。

こちらもサイトにプレビュー。見ると、これがいい!。きっちり額も含めて撮影された標本、陰影のある色彩と質感。机らしき背景もまた雰囲気を増していて。細かくて判別は出来ないものの、ページ左にびっしりと記されたリスト表記は被害に遭った剥製・標本について?。これまた気になる。

こう書くとお分かりでしょうが、オーダーしたのは『Touched by Fire』。海の向こうからですが、今年中には届くのではないかと。『1000°C Deyrolle: 1er février 2008』は、何処かで現物を見てからの判断に。

21
5月

Prince Akishino

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秋篠宮ご夫妻が中欧4ヶ国(オーストリア・ブルガリア・ハンガリー・ルーマニア)を御訪問中。

殿下は山階鳥類研究所の総裁,また生き物文化誌学会の常任理事でもあられるだけに,気になるのは訪問されている博物・美術館。国内外のニュースサイトから,現時点で分かったものを以下に。

オーストリア
Klosterneuburg Monastery(クロスターノイブルク修道院)
ブルガリア
・The Museum of Thracian Art(トラキアアートセンター)
ハンガリー
Magyar Iparművészeti Múzeum(工芸美術館)
Magyar Mezőgazdasági Múzeum(農業博物館)
ルーマニア
Muzeul National al Satului Dimitrie Gusti(農村博物館)

なかでも注目はハンガリーの農業博物館(Picture from Globe M. OWL.)。
090521_AgriculturalMuseum.jpg
鹿や野生動物の剥製・骨格・角標本の掲げられた館内。チェコのKonopištěを思い出す。360度パノラマも素晴らしい。
Konopištěは2004年に訪問。こちらが当時の書き記し。
Imaginary Beings: Prague, Konopiště, Kostnice