フジロックから14時過ぎに帰京。一休みした後,夕方から池袋で映画の日。
この街とは気の相性が合わないので本来なら足を運びたくないところではありますが,今回ばかりはどうにも仕方なし。ひとつの映画館で『チーム★アメリカ/ワールドポリス』,そして『魁!!クロマティ高校 THE★MOVIE』(期せずして★,並びに地球防衛ネタ繋がり)を上映してるんだから。
まずは『チーム★アメリカ/ワールドポリス』。
劇中,重要な役割を果たすハリウッド俳優達に全く興味が無い人間にとっては,そんな偉そうなこと言ってる奴は全てコケにしてしまえっていうこの映画のスタンス自体がしっくりこなくてどうにも。その他の有名人についても同様なので,ストーリー自体に関しては特に思うところなし。
でもだからと言ってつまらなかったわけではなくて,正直,主人公の嘔吐シーンだけで入場料の元は取れましたよ。これで終わったと思って安心した瞬間に次の波が来るあの感じが,自分のパターンとあまりにも酷似。彼のつらさが我が身のごとくわかって有り得ないほど感情移入(軽快に吐ける『モンティ・パイソン 人生狂騒曲 』のクレオソート氏が羨ましいよ…)。また音楽が『サウスパーク 無修正映画版』に続いて珠玉の出来。サントラ買わなきゃ。あ,ちなみにパンフレットを買おうと思って劇場スタッフに訊ねたら,最初から作っていないとの返答。需要無し?。
『クロ高』は映画としてどうこうは正直どうでも良くて,あの個々のキャラ群がどう実写化されているのかが最大の注目点。そしてそれは渡辺裕之のフレディだけで満足できるものでした。鍛え上げられた肉体,無言の演技力,そして漫画には無い瞬きの表現…,その何もかもが素晴らしい。正直,他の主要キャラはどうでもよくなりましたよ(唯一,プータンだけは参ったけど,あれはちょっと卑怯な登場の仕方だもんな)。
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フジロック初参戦。
昼過ぎに会場到着。勝手がわからないのでまずは会場をぐるっと一回り(その流れの中でライブやってたら聴いてみたり)。下に戻ってきて15時過ぎからAqualungとくるりを連続で。
一休みして18:20。お目当てひとつめ,Red MarqueeでRöyksopp。アルバムの印象からゆったり心地良いライブを想像していたら…。これでもかのアゲアゲじゃないっすか。そりゃ『Royksopp’s Night Out』や『Poor Leno』なんかはわかりますよ。でもまさか『Remind Me』まで大騒ぎになろうとは(PVの印象が強すぎたなぁ)…。なんて書くと乗り切れなかったようだけど,実際は久しぶりにバカにならせていただきました。アンコールまで飛び出して,間違いなく今回のベストでございます。
19:30,Röyksopp終了後,ステージの外に出ようと思ったらいつの間にか大雨。仕方なくRed Marqueeでそのまま雨宿り。21:20,ようやく雨が上がって空には星が。こうなるといてもたってもいられずWhite Stageへ。えぇ,最悪の事態(入場規制)を考えてGreen StageのNew Orderは断腸の思いで素通りです。
一つ前のMars Volta終了後すぐに前方へ。22:30,いよいよお目当てふたつめ,Sigur Ros。霧がかった夜の森,見上げると空には星。月が見えないことを除けば舞台は完全に整いました。
aminaを従えての90分(セットリストはこちらを参照)。『Svefn-g-englar』の最初の1音が鳴った瞬間,『Viðrar Vel Til Loftárása』のライティング,『Untitled #4(a.k.a njósnavélin)』のブレイク,『Olsen Olsen』のベース…。体と心に震えが走ったのはもちろん山の天候のせいだけではないです。
が,もちろん存分に堪能したんだけど,その度合いで言ってしまうと2003年の国際フォーラムには敵わず。結局はコニーアイランドでのライブと同じなんだけど,どれだけ自分が注意散漫にならずに彼らの音楽に集中できるかなんだと思う。で,今回の問題は自分の疲労,そしてセキュリティと観客のイタチごっこ。疲労は腰に痛みを感じてしまい堪えるのに必死。イタチごっこはと言うと,写真撮影(基本的に禁止です)を試みてカメラを持ち上げる観客に対してステージ下からセキュリティが懐中電灯を照射。それがライブの間中ずっと繰り返されて非常に目障り。更には自分の近くだったりすると逆光でステージが見えなくなるわで集中して聞き入ることが出きない。
言うまでもなく国際フォーラムの時はそれらの心配は無し(それどころか,あまりの体験にライブの間中ずっと立ち上がることなんてできなかった),純粋にあの音と光に身を投じることができたわけで。
もちろんどっちがいいという話ではなし(今回のフジロックも見逃していたら,それは悔しくて堪らなかったと思うし)。ただやっぱり次はホールで完全に身を委ねてみたいと思った夜でした。
Tags: Sigur Ros
気がつけば2週間放置ですか。ご無沙汰しております。
何処か行ってたとか体壊したとか地震で大変だったとか,そんなことは一切なくいつもどおりの生活(世間では岡村さん逮捕なんかもありましたが…。人生がんばっていこうよっ!)。敢えて言えば,『みんな大好き塊魂』にそれなりの時間をとられたことくらい。
それでも書くことは色々あるのですが(今日以前のものは追々埋めていきます),まずは文句堂さんにMusical Batonを反応してもらい嬉しい限り。逆に文句堂さんのところを見たことで,ウチでは『イリヤッド』が流行り始めました。昨年,ドゥブロヴニクとザクレブに行ったんで,このマンガはまさに自分のためにあるとずっぱまり中(そういや,旅行記は完全に止まってしまったなぁ…。とりあえず画像でも載っけておこ(壊されたホテルじゃないけど。っつーか,軽い自慢かよ))。
では,今夜はラジオでNew Orderのライブでも聴きます(HMVでのサイン会の整理券,やっぱり手に入れときゃよかった。今になって激しく後悔)。
図書館にあったので『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』を借りてみる。
諸々の感情と共に1994年の光景が蘇りましたよ。都内某所でMosaicに触れたことをきっかけに,そこのサーバーにスペースを借りて友人達とサイトを作って(本書にも登場している錚々たるメンツの中で末席を汚していただけなんだけど),その流れで仕事も色々とさせてもらって(そういえば,リムとベッコの個人サイトを全部見るなんてバイトをしたこともあったっけ。かなり暇だったんだな,自分)…。
ただ逆に言えば,それ以降の動向についてはあまり関心が無いというか(故に本書も前半1/3以降はほとんど知らない話)。元来の引きこもり体質もあって,ビジネスを立ち上げようなんて考えも一切起きず,ただただネットは普通に生活インフラとして使うものになったからなぁ(しかも個人でサイトをやり始めたのは21世紀も数年が経ってからだし)。
以上,昔話おしまい。
本自体に戻ると,巻末索引が無いのが非常に残念。内容があれだけ充実していて,また固有名詞もすごい数出てくるんだから,索引があると無いとじゃ使い勝手が全然違うと思うんだけど。ほんと,いろんな人や団体を探すのに苦労しましたよ。
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Amazonさんから『Playmobil – Abenteuer der Weltgeschichte』到着。
ようやく購入のPlaymobilで綴る人類歴史絵巻。まさにコレクターの夢ですなぁ。個人的ツボはフェルメールの絵を模したもの。Playmobilで絵画は思いつかなかった。ちょっと残念なのは極東の話がほとんど無かったこと。まぁ,そもそも素体が半月眼の空手家と(勘違い)忍者だけじゃ難しいんだろうけど…。
なんてことをつらつらと考えながらページを捲るうちに,そこはかとない懐かしさ(と言ってる時点でダメ)に襲われる。新作を買ったのなんて思い出せないくらい昔の話だし,最後に購入したのはそれなりに最近の3月末とはいえ,エイプリルフールネタの部品取りという必要に駆られてのもの。とりあえずスペシャルだけでもチェックしておくかなと,久しぶりに海外ショップのサイトを幾つか巡回。
なんか,色々消えてるし…。
Tags: Playmobil
幕張メッセで「Live 8 Japan」。
16:30,会場到着。ちょうどDreams Come Trueがはけるところ。しばし会場外でまったりの後,17:00に再入場すると『Pagan Poetry』のイントロが。おっ,噂どおり,ここで姐さん登場。
と思ったら,姿が見えないまま1曲丸々演奏が終了。そのまま2・3分が過ぎ,客がちょっとざわつき始めたところで突然,Coldplayの曲が場内に流れ始める。これは新手の演出ですか?(んなわけない)。それから更に数分。ようやく姐さんが姿を現し,もう一度『Pagan Poetry』から。
ステージ向かって左にZeena Perkins,右にMatmos,中央にストリングス隊(from Japan)と,メンバー構成は基本的にはコニーアイランドで見た時と同じ。そしてセットリストも『Medulla』からは『Desired Constellation』のみで,それ以外は定番どころ。たださすがに準備不足は否めず,所々で激しい音のずれが。更には姐さんも心なしか体調が優れない様子で,正直,見ているこっちがつらく感じてしまう時も(金沢に集中していたところに突然振られた話だったろうからなぁ…)。
とは言え,個人的にはMatmos登場で十分満足。久しぶりのスーツ姿(誕生日でもないのに)が眩しかったっす。
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今年のIceland Airwavesの出演アーティスト第一弾が発表に。
まずは海外組。と言っても誰も知らなかったので,アーティストのオフィシャルサイトを一巡り。最も気になったのはメキシコのRodrigo y Gabriela。サイトにあったフリー音源を聴いたら,おもいっきり中南米ギターサウンド。カッコイイ。これを雪降る10月の深夜にレイキャヴィクで聴いたら,そりゃ盛り上がるんだろうなぁ。ちなみに今年のグラストンベリーにも出演。
国内組はGus GusやJaguar,Bang Gangなどのお馴染みどころに加えて,去年は出なかったApparat Organ Quartet(アルバムジャケがPlaymobilのパクリでも有名)の名前も。これは見たいなぁ。もちろん他にも有名無名のアーティストが数多く。試聴できるものはしてチェック。
こうやって書いてると今年も行きたくなってくるなぁ。第二・第三弾の発表で去年のベストアクトだったmugison,更には2001年以来のSigur Ros出演決定なんてことがあるとかなり危険(本音はレイキャヴィクで単独公演が見たいんだけど)。
AmazonからKraftwerk『Minimum-Maximum』到着。
DVD待ちのはずが2枚組1,680円(US盤)という破格値に負けて購入。中身は複数のライブ会場での音源を使用してセットリストが進行していく構成。そのおもしろさが一番出ているのがモスクワでの『Pocket Caluculator』から東京での『Dentaku』への繋ぎ。普通にスムースで,ロシア人が「ボクハオンガクカ」って叫んでるのかと思うくらい。
CDでこれだけ満足度高いと,噂のDVDに益々期待大。Astralwerksのウェブで視聴できる3曲だけでもかなりヤバイっす。
「Kawasaki Chainsaw Massacre」のdoyさんからMusical Batonを頂く。よもやこんな辺境のサイト,しかも名無しの管理人に誘いが来ようとは…(確かにここ,プロフィールの類がなかったですね)。ありがとうございます。実は時を同じくしてmixiの中からも書けと言われたのですが,こんなにも誘いを受けた経験がないので,八方美人を承知で両者に応える形でいきたいと思います。
では,本題。
1) Total volume of music files on my computer
120.6GB。
語学・ラジオ・落語など音楽以外も全部ひっくるめて(音楽だけだと105GBくらい)。専用の外付けHDに買ったもの・借りたものをかたっぱしから突っ込んでます。iTunesによると全部聴くには70日。聴けるかよ。
2) Song playing right now
Manuel Gottsching 『E2-E4』。
短い曲だと書いている間に終わってしまうので,長いやつを意図的に選択。
3) The last CD I bought
振り返ると今年1月にまとめ買いしたきり。
amina 『Animamina』
Bang Gang 『Something Wrong』
mugison 『Mugimama is This Monkey Music』
Stafraenn Hakon 『Prjonar Hummus』
『I Astandi Rjupunnar』
『Skvettie Edik A Ref』
Stafraenn Hakon / Larus Sigurdsson 『Calder』
音楽配信もありならば,昨日買ったBrian Eno『Another Day on Earth』。
4) Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me
・すぎやまこういち 『ドラゴンクエスト』のフィールドの曲
いわゆる音楽メディアではないけれど,一番聴いた(厳密には「耳にした」
だな)のはやっぱりこれかも。
・坂本龍一 『Parolibre』
聴きもしたけど弾きもした(今はもう弾けません)。
・Piano Circus 『Six Pianos』
6台のピアノによるハードミニマル。一度でいいから生で聴いてみたいです。
・Sigur Ros 『svefn-g-englar』
アイスランドに想いを馳せることになったきっかけ。
また日本の夏を乗り切るための冷房曲。確実に5度は室温が下がります。
・面影ラッキーホール 『おらんだ花嫁』
作詞の才能に最も嫉妬を覚えた曲。特に2番はとんでもない。
5) Next five persons are…
ここでもう30分近くも悩んでる。本当に友達いないんですよ…。まずは苦肉の策,mixiの中で3人の方にお願い(中にしかいない人なのでここに記すわけにいかず。すみません)。残るは2人ですが,GWに行われたイベントでお世話になった古書店「文句堂」さん,そして内澤旬子さんに(でも,お二人共に忙しい真っ只中のはず。気付かれなきゃそれまでだし,気付かれても面倒なら無視の方向でひとつ)。
Musical Baton はコメントを受け付けていません
Matthew Barney with bjorkを見に金沢まで行こうかどうか思案中。8月は何かと忙しいので行くとしたら7月。となると,いっそ金沢から名古屋に向かって万博のアイスランドデー(7/15)も合わせ技にするという手も。昨年のIceland Airwaves で見たBang Gangがライブやるんだよなぁ(東京で単独をやってくれればいいんだけど)。
7月後半はSigur Rosを見にフジロックへ(こちらは既に諸々手配済)。New Orderとタイムテーブルがぶつかりそうなのが残念だけど,やっぱり深夜の森のSigur Rosは外せないっすよ。