Archive for the ‘ 日々録 ’ Category

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5月

捨てた分だけ入ってくる

一箱古本市も終わり時間に余裕も出来たので,紙モノのスキャンを再開(ことの経緯はこちらを参照)。

一枚モノはそれなりに片付いてきたので,本格的に雑誌に手を出し始める。月曜から昨日までで本棚の片隅で忘れ去られたまま4・5年はページが開かれていないものを中心に約50冊。スキャン後も必要なページだけは保存しておくが,その他はバッサリ捨て。今日,ゴミ収集に出したことで10~15kgは家の中が軽量化されたに違いない。

夕刻,親しくさせていただいている方のお宅で呑んで食べて会話して。帰り際,何かのきっかけから話題が活字へ移ったところで「ウチにいっぱいあるんだけど持ってく?」。何を?,活字を?,そりゃ頂けるものなら持っていきますが何でいっぱいあるの?。

出てきたのは細長い専用の引き出しに収まった2,000を超える活字。持つとそれは腕にズシッとくる重さ。嬉しくてたまらないんだけど,さすがに歩いて帰るには(文字通り)荷が重すぎ。奮発してタクシー利用。

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よどんでいた部分を捨てることで新しいものが入ってきたと考えると合点のいく流れ(もちろんくださった方には大いなる感謝)。せっかく文字が揃っているんだから,これで何か作ることが出来れば。

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26
4月

とくふく堂の一箱古本市(番外編)

「とくふく堂の一箱古本市」番外編。画像中心でお届けします。
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支店内では同時開催イベント,「うっちん堂 本店」新城さんのもうひとつの顔「横断幕文化研究会」による「沖縄の横断幕写真展」。
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確かに初めて那覇を訪れた際,バスの中から見た道路沿いの景色に微妙な違和感。看板のようなんだけど皺が見える。しかも書かれている文面からは絶対的な熱量の多さがひしひしと。完全なる急所ではないものの,その周辺にある心のひだを確実に撃ち抜かれた感覚。
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展示を拝見した限りでは,どちらかと言えば企業広告よりもローカルイベント向けのメディア。青年会メンバー募集やゴルフコンペ,更には同窓会告知など。自分の中ではそれらは紙のポスターでやるもんと思っていたんだけどさにあらず。
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横断幕製作会社はさすがに広告も横断幕。この価格ならちょっと作ってみたくなるなぁ。
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ここからは那覇の街。
今回,とくふく堂さんと共に再訪したかったのがここ,「珈琲屋台 ひばり屋」さん。狭い路地を入ったらそこは秘密の花園。空を見上げながら飲むコーヒー,そして自家製のおやつ。いつまでだっていたいし,そしていられる場所。前回も思ったんだけど,デレク・ジャーマンの庭が頭の中に思い浮かぶ(実際には行ったことないけど)。
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古本市打ち上げ会場,竜宮通りの居酒屋「さかえ」。もちろん名物の山羊料理は美味しいけれど,それも忘れる女将の優しさ。太田和彦の全国居酒屋紀行にも登場しているらしいので,後でチェック。
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最後におまけ。
琉球銀行の「りゅうぎんロボ」。ローンをまとめて一本化すると合体ロボ誕生。テレビCMもあります。
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17
4月

本の内外

本家ブログにも記していますが,溜まりに溜まった紙モノの整理にいよいよ着手すべく,FUJITSUのドキュメントスキャナ「ScanSnap S510」を購入。

・imaginarybeings:読んでナンボ

内容検索可能なpdfファイルを作り,それをMacのpdf管理ソフト「Yep」で一括管理。家の中が物理的に片付く喜び,そして自らが所有する情報財産へ容易にアクセス出来る喜び(iTunes登場と同時に音楽がそうなったと同じように)に震える。一箱古本市の準備も忘れ,ひたすらスキャン。

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具体的なシステムや手順などは本家をご覧いただくとして,こちらは紙モノに対する心のあり方について少々。

1枚ペラのものに対してはとにかく便利,そして一切の気兼ねなく捨てられる。仕事の資料,映画に展覧会に落語会のチラシ,電機・ガスなど公共料金の領収書…。特定の落語家さんの独演会チラシの変遷など,タグによって複数表示されることで単体では見えなかったものに気づかされる。

雑誌もまた同様に便利でなおかつ処分にも気が楽。その多くが全てのページを必要としているわけではないので,表紙,そして保存しておきたいと思うページだけをカット,OCRでテキスト変換すると同時にタグもつけて管理。今まで本棚の前で手に取っては開きを繰り返していた頃に比べれば随分楽になった。

また,本棚内の置き位置に悩むことが無くなったのも隠れた効果。例えば1冊の雑誌内に複数のフックとなる内容がある。仮に好きなミュージシャンと好きな都市の記事があったとすると,さてその1冊の雑誌を音楽の棚に置けば良いのか,それとも旅の棚に置けばよいのか。もちろん現実的にはどちらかに置いていたのだが,その結果,置かれなかったほうの内容は忘れてしまっていたことに作業しながら気がつくこと度々。しかし,スキャンしてそれぞれについてタグを記入しておけば,そんな忘れられた記憶も喚起される。

さて,いよいよ。いわゆる書籍の体裁を持つものをどうするか。スキャンするためには1ページずつ切り離す裁断作業が必要。それが出来るかどうか?。本そのものの形自体に貴賤は無いものの,古書的な価値や思いいれなどからやはりどうしても裁断出来ない本はあるのです。しまいには裁断→スキャン用と保存用の2冊あればいいんじゃないかと本末転倒なことまで考える始末。書かれている内容こそが必要なものであると達観出来る日は来るのだろうか(来ないでしょうね…)。

とまぁ。色々な想いが交錯しますが,それでも進むことだけは決意。出来るところから始めていきます。

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15
3月

暖機運転

2年ぶりに一箱古本市に申し込み。
これを機に,このサイトも再始動。表裏の不具合を修正して何とか体裁を整える(見た目が下記個人ブログと全く変わらないところは,これから何とかしたいところ)。
個人ブログも持っていますので,そちらと区別するため,こちらは本の話と不忍ブックストリート界隈の話に集中してお送りしていきたいと思います。

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12月

こちらの別ブログに専念します。(トンブリン2号)

こんにちは。
大分ふだんのペースになってきて、まるっこくなって来ていましたが、
気が抜け過ぎて、近頃は題名が並ぶばかりになってしまっていました。
申し訳ないので、一旦退却します。
ゆっくり、こちらの別ブログにとりかかります。

http://blog.microcosmos.jp/