Archive for the ‘ 日々録 ’ Category

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8
4月

Book Songs

昨夜4/7、千駄木のブーザンゴにて不忍ブックストリートの茶話会が開かれました。

・「不忍ブックストリート:2010年4月の茶話会

普段は選ばれた一人が好きなテーマで30分間話をするのですが、今回は特別企画開催。その名も「本の出てくる曲」。参加者それぞれが古今東西、本の出てくる曲を持ち寄り、それを披露するというもの。今回の参加DJは12人。時も場所も色々、それは幅広いジャンルの曲が集まりました。

Twitterでもその進行を実況しましたが(ハッシュタグ #booksongs で探してください)、ここに映像や歌詞のリンクも含め、まとめておきたいと思います。


01. 岡田奈々 “青春の坂道”

・選曲:吉上さん
・歌詞:goo

作詞:松本隆、作曲:森田公一。君に逢いたくて行く古本屋。


02. Sheryl Crow “The Book”

・選曲:桐谷さん(Twitter
・歌詞:metrolyrics

ある本を読んだら、そこに登場する女性に見覚えが。実は自分のことが書かれていたという。

http://www.youtube.com/watch?v=l3FWL9nmS7M


03. The Beatles “Paperback Writer”

・選曲:恭太さん(Twitter
・歌詞:metrolyrics

自著を売り込むライターのお話。
映像は日本公演のものがあったので、そちらをリンク。


04. Caetano Veloso “Livros”

・選曲:たけうま書房さん(Twitter
・歌詞:LyricsMode

どこか高山宏を想起させる壮大な歌詞。家には本が無く、町には本屋も無く。しかし書物は宇宙の膨張と超常的な意味をなす。というような。さすがにポルトガル語の歌詞では分からず…。ちゃんとした日本語詞が欲しい。

YouTubeの映像はオフィシャルのPVでいいのかな?。舞台の図書館に見覚えがあると思ったら、これはリオ・デ・ジャネイロの幻想図書館「Real Gabinete Português de Leitura」!!。さすがご当地!。こういう偶然があるから楽しい。

・「Real Gabinete Português de Leitura


05. HEATWAVE “雨の後、路は輝く”

・選曲:古書ほうろう 宮地さん(Twitter
・歌詞:HEATWAVE WEBSITE

本が出てくることを理由に、このアーティストを皆さんに紹介したいとのこと。知ることが出来て良かった。
映像は矢井田瞳との共演。

http://www.youtube.com/watch?v=Sq16q7NL5g8


06. 二階堂和美 “話しかけたかった”

・選曲:カリプソ文庫さん(Twitter
・歌詞:goo

南野陽子のカバー。本屋の前で雨やどり。歌詞リンクは南野陽子のほうで。


07. The Kinks “Picture Book”

・選曲:板谷さん
・歌詞:metrolyrics

Kinksもちゃんと聴いたことのなかった音楽。皆さん、本当に選曲が重ならない。


08. 荒井由実 “緑の町に舞い降りて”

・選曲:及川さん
・歌詞:goo

地元への熱い想い感じる選曲。花巻空港と銀河の童話。

http://www.youtube.com/watch?v=sjdy1QRlw6k


09. HARCO “スクラップブック”

選曲:さんごさん

良い曲だったのに、映像・歌詞共に見つからず。教えて欲しい。


10. 埋火 “と、おもった”

・選曲:ナンダロウさん(Twitter
・歌詞:見つかりませんでした

歌い出しに「装丁のきれいな本」。皆さん、他に「装丁」という言葉が使われた曲が思い浮かばず、耳で聞く「装丁」の語感に感じ入っていた様子。


11. 図書館 “図書礼讃”

・選曲:トンブリン:タケミツ(Twitter

「本」という言葉は出てこないけれど、そこは確かに図書館。そのイメージの想起が素晴らしくて選曲。映像・歌詞共に見つからなかったので、アーティストサイトとMySpaceをリンクします。

・アーティストサイト:図書館
・MySpace:図書館


12. 細野晴臣 “星めぐりの歌”

・選曲:永山マキさん(Twitter

宮沢賢治の一曲。今回は『銀河鉄道の夜』サントラから。


間髪入れず、2巡目に入りました。

13. あべ静江 “コーヒーショップで”

・選曲:吉上さん
・歌詞:goo

作詞:阿久悠。本を読んで涙する。


14. Elvis Costero “Everyday I Write the Book”

・選曲:桐谷さん(Twitter
・歌詞:metrolyrics

1曲目に選ばれたシェリル・クロウは本に書かれた側、今回は書いた側の曲。


15. 有隣堂 “テレビCM”

・選曲:恭太さん(Twitter

今回の最注目曲。
30年前、テレビ神奈川で流れていた有隣堂のCMソング。作詞作曲はおそらく小坂忠ではないかという推測。音源が見つからず、ギター弾き語りの生演奏。


16. Jim White “Book of Angels”

・選曲:たけうま書房さん(Twitter
・歌詞:HotLyrics

David Byrneのレーベルアーティスト。聴いたことのないものが多すぎる。


Jim White – Book Of Angels


17. Squeeze “Love Circles”

・選曲:古書ほうろう 宮地さん(Twitter
・歌詞:metrolyrics

愛の移り変わりのひとつとして登場する本。

http://www.youtube.com/watch?v=3mKDV5ekCSQ


18. かせきさいだぁ≡ “じゃ 夏なんで”

・選曲:カリプソ文庫さん(Twitter
・歌詞:見つかりませんでした

梶井基次郎や宮沢賢治の一節が散りばめられた詞。はっぴいえんど “夏なんです”へのアンサーソングでもあるそうです。


19. Simon & Garfunkel “Bookends Theme”

・選曲:板谷さん
・歌詞:metrolyrics
・映像:YouTube

静かな小品といった趣き。映像は埋込不可だったのでリンクを。


20. Marta Gómez “Paula ausente”

・選曲:ブーザンゴさん
・歌詞:martagomez.com

ここでブーザンゴさんも参加。Isabel Allendeの著作『PAULA』という本にインスピレーションを得た曲。


21. Talking Heads “The Book I Read”

・選曲:ナンダロウさん(Twitter
・歌詞:metrolyrics

Jim WhiteからDavid Byrneへ。僕が読んだ本が君の眼の中に。


22. Nick Cave and the Bad Seeds “There She Goes, My Beautiful World”

・選曲:トンブリン:タケミツ(Twitter
・歌詞:metrolyrics

John Wilmot / Nabokov / Johnny Thunders / Karl Marx / Philip Larking / Dylan Thomas。登場する作家・詩人の多さから選曲。

http://www.youtube.com/watch?v=d1fzqtTV2EE


以上、約2時間で全22曲。
並べてみると、改めてその選曲の幅広さに驚きます。一方で時に「その曲にしようかとも思った」という声が上がったりするのもまた楽し。皆さん、考えて臨んでます。

参加人数と時間の関係にもよりますが、2曲までという選曲ルールも面白かったです。1曲だけでは分からない選ぶ人の個性と言いますか。特に吉上さんの岡田奈々・あべ静江、桐谷さんの本に書かれた側と書いた側は、選ぶテーマがしっかり見えるようで楽しく聴かせてもらいました。

そして何といっても恭太さんの弾き語り。オリジナル音源も聴きたいし、また本当に小坂忠なのか知りたくもあり。更に日本各地の書店CMソングを探してみたくもなりました。ちょっと検索したら、島根の万代書店が。

皆さん、まだ出しきれていないようでもあるので、もしかたら第2回の開催もあり得るかも。今から新しい曲を探しておきます。

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11
3月

the intersection of technology and liberal arts

iPad発表イベントの最後にジョブズが語った言葉が話題になっている。下記ムービーの1時間31分30秒頃からのわずか1分弱のこと。

Apple Keynotes: Apple Announces iPad

最も注目されているのは最初に語られる下記の言葉。

「アップルがiPadのような製品を作ることの出来る理由は、常に我々がテクノロジーとリベラル・アーツの交差するところに立とうと考えているからだ」

水を打ったように静まりかえった会場の雰囲気。聴衆だけでなく自らにも語りかけているように見えるジョブズの姿。あたかも時が止まった世界に言葉だけが響くようなその光景に眼が潤む。

そのまま聴き進むと他のところも興味深い。そこで他力本願、誰かネットにアップしていないかと探してみたところ全文掲載は無く、また自分の耳に聞こえるものとは異なる記述もあったりではっきりしない。それならばと自ら起こしてみた(もちろん、これもはっきりしないものなので参考までに)。

“The reason Apple is able to create products like the iPad is because we’ve always tried to be at the intersection of technology and liberal arts.

To be able to get the best of both, to make extremely advanced products from a technology point of view that also have them be intuitive, easily use, fun to use, so that they really fit to the users, The users don’t have to come to them, they come to the users.

It’s the combination of these two things that I think has let us make the kind of creative product like the iPad.”

更にもうひとつ。ムービーのラスト、”You never wanna go back”も響きます。

———-
トップの画像は、外村仁さん(Twitter ID: @hokayan)がflickrにアップしてくれている画像を使用させていただきました。

・twitter: @hokayan
・flickr: Hokayan’s photostream

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29
1月

iPad

発表から一日、iPadについて色々考える。

自分にとっての第一の利用方法は、やはり電子書籍ビューア。もっと言えば、ScanSnapでpdfファイルとして取り込んだ雑誌・書籍のビューアとして最適。Kindleではモノクロの画面が理由で取り込んだpdfをそのまま転送しても視認性が悪い。一方、iPhoneは資産流用と視認性には問題ないものの、1ページを俯瞰出来ないディスプレイサイズの小ささがいかんともしがたく。それがこのiPadなら全てが解決。問題はiPadに最適化されたpdfビューアの登場待ちだけれど、それも現在使用している「GoodReader」がやってくれるのではないかと楽観視(贅沢を言えば、Macでのpdf管理に使用している「Yep」のiPad版が出れば更に嬉しいのだけれど)。

その流れでもちろん電子書籍アプリ「iBooks」も気になる存在。ただ、現状では見えないことが多くて疑問だらけ。例えば、ファイルフォーマットがepubならば、手持ちのpdfをepubにコンバートすればiBooksでも管理出来るのか?。iBooksの書籍管理方法はどうなっているのか?。現在のiTunesで利用できるプレイリスト・スマートプレイリストの機能が存在するのか?。そしてそもそも、日本のアップルのサイトにはiBooksの説明が無く、それは当面アプリ自体の提供がされないということなのか?。

まぁ、3月になれば分かること。その時の自分に対する質問状ということで。

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24
1月

The Night Life of Shinobazu Book Street

昨日は、今年から加えさせていただくことになった不忍ブックストリート実行委員会の会合に初参加。通算10回目ということで原点回帰的な話も出て、朧気ながら自分が考えていた方向とも合致。色々と提案することが出来れば。

終了後、宴席へと向かう道すがら「音の台所」の茂木さんから、インドの絵本『The Night Life of Trees』を教えてもらう。

100125_nightlifoftrees.jpg

そのタイトルの通り、インドの木々が夜に見せる様々な姿を表した内容で、その造本は全てシルクスクリーンによる手作業。またインドの印刷らしい香りも素晴らしいとのこと。歩きながらabebooksを眺めると$30〜が相場、送料を加えると$50くらいかなというところで酩酊の世界へ出奔。

日付変わって今日、改めて調べてみると定価が$39.95で、日本国内の書店では8,000円を超える様子。これならabebooksのほうが少しでも安いかなと思っていたところ、amazonではそのままの3,400円。さすがと言うか、一気に食指が動く。

しかし、ここで先日購入した『Touched by Fire』を思い出す。版元のSteidlに注文したところ、メッセージと共に素晴らしいカタログが同梱。オマケ欲しさというわけではないけれど、直接購入だからこそのサービスが嬉しかった。そこで調べるとやはり。版元のTara Booksでも直販、しかも定価よりも若干安価での提供。

Tara Books: The Night Life of Trees

ちなみにサイトでは、この本に登場する木々のプリントも販売中(ここでしか買えない様子)。こちらも気になります。

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25
12月

鈴本お笑い師走会 12/24 昼の部

今年の落語聞き納めはキョンキョン。

三遊亭歌る美 たらちね
ホームラン   漫才
柳亭燕路    幇間腹
桃月庵白酒   宗論
林家二楽    紙切り(桃太郎・サンタクロース・メトロン星人・虎)
春風亭百栄   マザコン調べ
-仲入り-
ぺぺ桜井    ギター漫談
柳家喜多八   だくだく
三増紋之助  江戸曲独楽
柳家喬太郎  ハワイの雪

「宗教チャンチャカチャン」の一言がハマって、白酒師匠の「宗論」から変なテンションに。どんな人が「メトロン星人」お願いしたのかと思ったら顔見知りの方だし。百栄師匠の啖呵はいつ聞いても可笑しく、喜多八師匠は寄席で聴くとまた良くて。そしてキョンキョン。

今年足を運んだ落語会は24。聴いた噺はちょうど90席。どちらも例年の半分弱。これくらいが無理なく楽しめるみたい。

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21
12月

石の縁は縁石

こちらからのリクエストに応えてもらえ、「音の台所」の茂木さんがエジンバラの鉱石店(化石店)「Mr Wood’s Fossils」について記してくれました。ありがとうございます。

・「音の台所 ひきだし日記:2009年12月19日
・「Mr Wood’s Fossils

茶話会のお話を窺っていても感じたことで、偶然の出会いを楽しみつつもそれが過度にならず落ち着いたご様子であることが伝わります。マニア体質な自分だと、そこが化石店でもあったならば鳥の化石まで夢中になって見ちゃいそう。

お店のサイトトップにあるオウム貝の化石が綺麗。また「Scottish Stones」という記述を見て、北アイルランドの「Giant’s Causeway」を思い出しました。

併せて拝見した茂木さんの台湾旅行記で思い出したこと。台北市内の高架下に数百もの鉱石店・宝石店が並ぶ台北の「建國假日玉市」は、今一度時間をたっぷりとって訪れたい場所。

・「建國假日玉市

鉱石・化石と言えば先週末の話も。京都・八坂神社近くにある「ぎおん石」の銀座支店に、初めて入店。晴海通りからすずらん通りをちょっとだけ入ったところなのに、今まで全く気づかず。ダイナミックな京都店とは対照的に小じんまりとした店構え。これからはちょくちょく覗きに行こう。

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10
11月

神楽とはだか

先週,田舎に帰省。
その折,必ずのように足を運ぶ「石田珈琲店 喫茶室」にて,MICABOX・三上敏視さんの来秋と全国のお神楽映像を紹介する「お神楽VJナイト」の開催を知る。東京で足を運ぶことが出来なかったので,こんな機会は無いと即座に申し込み。
スタートから少し遅れて入場したものの,それでも3時間以上。三上さんの解説で日本各地,それぞれに特徴のある舞を次から次に堪能。今の関心から,お囃子にも耳が行く。吹いてみたいもの色々。
質問タイムでは,神楽に登場する山の神とオコゼの関係について訊ねてみたり。女性神のみに非ずなので,オコゼの存在意義も絶対ではないのか。逆にオコゼが登場するお神楽があるのかどうか知りたくなった。
三上さんのはてなダイアリー(会場風景に髪だけが写ってた)でも,当日の様子が綴られています。
帰り際,初めてお逢いした店長さんとも軽くお話。三上さんを知るきっかけとして,細野さんとの環太平洋モンゴロイドユニットに始まり、寒空はだかさんの「カラフルロスタイムショー」などと口走ったところで,「え?,はだかさん?」の声。まさか田舎ではだかさんトークが出来ようとは。珈琲店スタッフの方も加わり,嬉しい出会い。ここでライブ見たいなぁ。
そういえば,はだかさんのDMでナマハゲの切手を見たことがある。あれ,消印も現地だったかどうか?。

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5
10月

聴けば遠く

先週水曜から欲しい本が一冊あった。
090905_FMMagazine.jpg
恩蔵茂『FM雑誌と僕らの80年代–『FMステーション』青春記』
『FMステーション』と言えば,まさに音楽原体験。中学生時分に欠かさず買っていた雑誌であり,これでエアチェックの情報を得,付録のカセットレーベルにレタリングもしたもの。もちろん,鈴木英人のイラストも忘れられない。しかし,思い入れがあるだけに一度は手に取ってその内容はもちろん,本の体裁も確かめてみたいと,ネットでの注文をせずに書店で探すことにする。
「在庫がございません」という返答をもらうこと五度六度。仕事終わりが22時頃になると,大きな書店に足を運ぶことが出来ない。その時間までに足を運べるとなると,昼休みに行ける範囲にある地元に根ざした比較的小規模な書店,または家路の途中に寄れるJR駅構内の書店くらい。その何処でもことごとく手にすることが出来ず。実物を確かめてからという想いがあったからこそ,手間と時間をかける気持ちも持続したものの,すぐにでも欲しいとなれば,そりゃAmazonで注文しちゃうよと思った数日間。
結局,休日の銀座で訊ねると,あっさりと在庫有りの言葉。その手触りと内容を確認した上で購入。帰りの電車の中で待ちきれずに読む,その時のBGMはBrian EnoのiPhoneアプリ『Trope』。
Trope.jpg
これまでのようにミュージシャンの手によって完成品としてリリースされた楽曲ではなく,その場でリアルタイムに自動生成される音楽(自分で奏でることも可能)。80年代というエアチェックの時代を綴った本を今という時代に読みながら聴くには,ある意味,最も適した音楽なのかもしれない。ちなみに前作アプリ『Bloom』が点描だとすると今回の『Trope』は線描の音楽。個人的にはこちらが好み。

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14
9月

音の出口

引っ越して,音楽環境を見直し。
特に居間で仕事部屋に設置したMacのiTunes音源を聴きたい。せっかくデジタルデータがあるんだから,いちいちCDを出し入れしたくない。更に欲を言えば自分なりに満足のいく音で。
システムの選択肢はひとつ。AppleのAirMac Express。仕事部屋に設置したMacからWi-Fiで音楽を飛ばし,AirMac Expressを介して居間に設置されたスピーカーで聴く。選曲はiPhoneを購入してから余剰となっていたiPod touchにインストールしたRemote。居間にいながらにしてiTunesの音源リストにアクセス。まさにiTunes専用リモコン(且つ,ネットも出来る)。
ここまでは即座に決まったものの,悩んだのが音の出口。最初に頭に浮かんだのはBose Wave System。これ一台でiTunesの音源はもちろん,CDもラジオも聴ける完結性(更に今ならばガラステーブルもプレゼント中)。しかし,最も聴きたいのはiTunesの音源。現時点ではCDやラジオの優先度は極めて低い(ちなみにラジオはRadioShark 2をMacに接続して聴取・録音)。だったら,割り切ってスピーカーだけでいいんじゃないか。そうやって色々と探していくなかで,タイムドメイン理論の2機種,Bauxarの「Jupity 301」と「Marty 101」に行き着く。
ネットで試聴できるショップを調べ,便の良い秋葉原へ。
聞き比べると上位機種である「Jupity 301」のほうが,確かに余裕のある音の出。「Marty 101」は同じ音を出すのに,無理して頑張っているような印象。しかし,そこに4万円もある価格差の価値を見出せるかと考えると二の足を踏む。だったら「Marty 101」を2台買って,Macにも繋げたほうが良さそうだし。などと色々悩んだ末,「Marty 101」に決定。色は白。シルバーはそこはかとない質感の安っぽさがちょっと気になって。
導入効果絶大。
上向きのスピーカーが居間という空間には効果的。こちら目がけて迫ってくる指向性が無いだけに落ち着いて聴ける,いわば環境としての音楽に。落語もちゃんとしたスピーカーで聴くと,臨場感が違うものね。今までは噺の中身だけ追えればいいやと思ってたけど,態度を改めて聞き直し中。 また就寝時の入眠効果にいっそうの驚き(居間で寝てんのかというツッコミは無しで)。お気に入りはSt.Gigaの「sound of the earth」シリーズ。特に八重山の一枚。寄せては返す波,虫の音。あまりの心地良さにアルバム一枚を最後まで聴いた記憶がないくらい,確実に途中で眠りに落ちる。これなら寝床に追加購入もあり。もちろんAirMac Expressの利便性も,後戻り出来ない満足度。「Remote」アプリで仕事部屋のMacにアクセス出来ることがこんなに快適だとは。
こうなるとCDというメディアが,ますます希薄な存在となっていく。人生に何がしかの影響を与えられた,また海外のCDショップで購入したなどの意味が付加されたものは別にして,図書館やレンタルショップで入手出来るものは基本的に売却する意気込み。その前段階として,売却予定のCDをiTunesへ取り込み直し。これまではAAC 256だった設定をAppleロスレスに変更。それほど良い耳は持っていないんだけど,幾つかのCDでは音の立ち上がりが良くなったり,全体にもやが取れてクッキリとした印象になったり。そうやって現時点で絞り込まれた保存予定のCDは30枚程度。本ではまだ出来ていないけれど,可能な限りの身軽な生き方を。

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1
9月

夏期休暇宿題提出

金曜日の前夜祭に始まり,土日の本番。三日間の祭が終わる。
出来から考えれば満足度も半ば。特に土曜日は目も当てられぬ。練習ではそれなりに出ていた音が,吹けども吹けども現れず。前夜祭で分かったつもりになっていた街の空気が一変し,それに呑まれた格好。翌日曜日。その落ち込んだ心情に追い討ちをかけるかのように降る大粒の雨に助けられるとは何が幸いするかわからぬもの。指がすべって当たり前,それが開き直りのきっかけに。雨で更に昂ぶった観客の姿も逆にこちらの冷静さを取り戻すことに(最後にはさすがにこちらも変な昂揚感に襲われたけどね)。
とは言え,もちろんこのままでもいいわけではなく。年に一回では上手くなるものもならないので,通年で何かしら携わっていきたいもの。
さて,月は変わって9月。今月はやっと自分のメンテナンス。シーズンに向けてランニングの再開。そしてダラダラと続く新居の整理。