朝起きたら激しい偏頭痛(という名の二日酔い),つらくてそのままふて寝。
うなされながら夢と現の間で変な映像が浮かぶ。
布団の中にいる自分Aを,全く同じ布団の中にいる別の自分Bが見ている。しばらくすると,自分Aが寝返りを打ちながら部屋の中をゴロゴロ。それを仰向けで寝たままの自分Bが眼で追い続ける。
しまいにゃ,近所の霊山の頂上に何かがいたととか言い出す始末(自分じゃ殆ど記憶無し)。
おチャクラ全開,悟りでゴー!。
Archive for the ‘Travel’ Category
Wish
年が明けると同時に弁天さんへ。偶然ではあるものの,嬉しいことに昇殿しての祈祷。
その勢いで久しぶりにおみくじをひくと大吉。地元の民に伝えると,誰からもそれはすごいとのお言葉(中にはもう一生,おみくじはひくなとの忠告も)。噂には聞いていたけど,ここの吉凶比率はそれほどまでにシビアなのね…。
肝心の中身は,畏れおおくも天照す大御神とすさのをの神が揃い踏みで,私心さえ捨てれば怖いものなしとのこと。でもさ,それが一番難しいんじゃねぇかよ…。
スルッとKANSAI
新幹線と言えば緑。
そんな人間なので,青い新幹線は何度乗っても緊張します(実際,まだ両手の指分も乗ってないし)。
京都で恵文社(旅のお供に『ブレードランナーの未来世紀』を購入)を訪れた後,南下。夕刻,紅天女の郷に到着。
宇宙からのメッセージ
早いことに金沢最終日。
昨夜のサロンの余韻もあって,予定していた朝の兼六園散歩は自主的に中止。8時を廻ったところでチェックアウト,最初の目的地である「白山比め神社」へ。御先祖様が白山信仰の地で生活していたとあっては行かないわけにはいきません。とりあえずはきっちりとご挨拶。また,今度は山に入りたいとの旨もご報告。
正直言うと,今回の旅の〆は「コスモアイル羽咋」にしたかった(UFOとアポロが同時に体験できるんだもんなぁ)。しかしフライト時間を考えると,さすがに行くのは無理。だからといって神社から近いところということで「ハニベ巌窟院」というのもあまりにもあまりなエンディング(いや,一度は必ず行きたいとは思っています)。ならばと,無難なところで空港に近い「中谷宇吉郎 雪の科学館」へ。トップライトもしっかり雪の結晶になってるのがすごい。
いやぁ,いい旅でした。次回は能登空港から入って車で南下,「能登ガラス美術館」や「コスモアイル羽咋」を経由して金沢へ。更に白山も登って最後にハニベというフルコースを堪能したいものです。
Raw Things
8時起床,9時近江町市場へ。海鮮丼を喰らおうと思うも場内の食堂は軒並み10時以降の開店。仕方なく開いている魚屋の店先に売られている寿司パック,そして鰻の肝の串焼きをテイクアウト。
市場前から運賃100円の「ふらっとバス」に乗って21世紀美術館へ。いよいよこの旅本来の目的「マシュー・バーニー:拘束のドローイング展」。展示の前にまずは映画から。
色々と言葉を積み上げることは出来そうだけど,シンプルに言えば仲良きことは美しき哉。壮大な夫婦漫才を存分に堪能させていただきました(噂の解体ショーも目を逸らさずにね)。一方の展示のほうは映画の衝撃が大きくて正直,それほどでも…。
作品そのものからは離れてしまうけど,その行動力には惜しみない賞賛を。やってることは変態だけど(もちろん褒め言葉),その変態を実際にやり遂げるには相当な困難が伴ったはず。それらありとあらゆる交渉折衝直談判を乗り越えた先に完成したアートだと考えると,この人から学ぶべきものは感性でも表現手法でも何でもなくて,卓越したコミュニケーション能力なのでは?。
マシュー・バーニー以外の21世紀美術館での展示も幾つか。
やっぱり好きなのはLeandro Erlichの「Swimming Pool(La Pileta)」。ちょっと小さいだけでごく普通のプールに見えるけれど,実際に水が存在するのは水面から10cm。その下には透明ガラスを隔てて水色に塗られた空間。そこからの眺めはまさに水中にいるかのよう。特に陽射しが強いと波で光が拡散してそれは綺麗。夜も良さそうだなぁ(月が昇ってたりするとどう見えるんだろ?。夜に再訪しようと思ってたんだけど,後述のサロンに沈んでしまったので行けず)。
もうひとつは「アナザー・ストーリー」展の中で展示されていたCarsten Nicolai の「Milch」(google image)。様々な周波数で揺らされたミルクの波紋の写真。Sketch Show『ekot』のPV(こちらは辻川幸一郎。そして「milch」より後だけど)をちらと思い出す。
ここからは泉鏡花記念館→志摩→妙立寺と駆け足で観光(途中に古本屋もちょこちょこ)。なかでも妙立寺は見応えあり。別名「忍者寺」と呼ばれるだけのことはある仕掛けの数々。何処かの大学の建築学科あたりがCADデータにしてないんだろうか?。
金沢最後の晩餐は中心街からちょっと離れて民家を改装したサロン(飲み屋)へ。
もうね,帰りたくないんですよ…。西洋画家の伯父さんちに来たような気持ち(そんな人,いないけど)。古いながらも隅々まで手の行き届いた空間,心地良い靴音のする板張りの床,暖色系でちょっと暗めの間接照明,荒れているわけではなくただ自然のままと感じられる中庭…。あまりの居心地の良さに,お勘定時,店主の御婦人に「泊まることは出来ないんですか?」とつい(別に口説いている訳ではありません)。もちろん食事も美味かったぁ。
感じる,コスモを感じるわ。
朝7時から墓参り。「散々遊んでからかよ」,「ちょっと来るのが遅いんじゃねぇの」,という御先祖様の声が聞こえるようで恐縮。でも親が後でいいって言ったんです。私はただその言葉に従っただけなんです。
今日はこの後,15:30までに羽田空港に辿り着かなければいけない日程。通常なら何の問題もないんだけど,16日の地震による新幹線ダイヤの乱れが未だ解消されず,何だか微妙に不安な状況。そこで大事を取って購入済みの指定券を捨て,車で盛岡まで行くことを決定。予定より1時間早い列車に乗り,無事定刻通りに東京駅到着。そのまま山手線→モノレールで羽田直行。
ここから夏休み後半スタート。さぁ,いざ行かん金沢へ。
離陸前,機内誌を斜め読みすると機内サービスの音楽チャンネルにクレイジーケンバンド『男の滑走路』発見。わかってるぜ,ANA。しかも剣さんの「テイクオ〜フ」の歌声と機体の離陸がシンクロ。なんて素晴らしい旅の門出。ただ機内食は無いので迷わず肉を選ぶことが出来ず,黙って林檎ジュースを選択。
定刻,小松空港到着。すかさずレンタカーを受け取って金沢市内へ向かう。高速を降りるところまでは快適だったものの,市内に入るとナビの反応速度の遅さに苛立ち。曲がらなければいけない交差点に入ってから「まもなく左(右)折です」とか言うな。結局,ホテル周辺を2周した後,18:30,どうにかこうにか到着。
滞在日数も短いので廻れるところは廻っておこうと,荷物を置いたらすかさず閉店時間の遅いショップに足を運ぶ。「résistant!」,「benlly’s & job」「ぶらり」。何処もショップスタッフの雰囲気が良くてついつい長居。
ショップ巡りも済んだところで,いよいよ晩飯。目指すはもちろん「宇宙軒」。10年ぶりの豚バラ定食を目の前にして涙…。口に運んでその変わらない味にまた涙…。
Ancient Divinities
朝も8時からリゾートしらかみで北上。五能線から日本海を眺めながら弘前まで行き,そこでレンタカーを借りて更に北上(ナビがついてるとラク〜)。目指すは十三湖。
北側の湖畔にある道の駅で一休みしたら,いよいよ目的の地,山王坊遺跡。
二重鳥居をくぐった瞬間からただならぬ気配がそこかしこに。これほどまでに畏怖の念を覚えた神社仏閣はえらく久しぶり。心地良い緊張感の中,許しを乞うて写真も何枚か。光と影,そして苔の緑がたまらなく綺麗。
弘前へ戻る道すがら,木造駅に寄り道。あぁ,愛しのしゃこちゃん。久しぶりに謁見させていただきましたが,凛々しくも雄々しいお姿にお変わりなく,大変嬉しく思います。
Dead Man Dancing
遅い朝食も消化されないうちに和菓子屋の皮をかぶったカキ氷屋へ。うめぇ,相変わらずうめぇ。夏は大嫌いだけど,これが食べられる季節だというただ一点においてのみは心から感謝。東京に支店作ってくれねぇかなぁ…。
そのまま街をプチ観光。と思ったら,突然の地震(地震はいつも突然だけど)。これが後々尾を引くことに…。
一旦,家に戻った後,更に観光。角館から六郷,そして西馬音内。何度(って,まだ二度目だけど)見ても素晴らしい盆踊り。お囃子も新しい歌詞が出来ていて年々新しくなっていることを実感(残念なことにエロに関する新作は未確認)。踊りたいとは思わないけれど笛太鼓はかなりやってみたいなぁ。
北東北に進路を取れ
8時,東京駅発。12時,田舎着。
駅前を軽く現状視察をした後,Home Sweet Homeへ。なんだかんだの雑事をこなし,夕方から庭でBBQ。
Glare made me dismal
どうにかこうにか帰国。
ティム・バートンの気持ちが少しだけわかった初めての米国西海岸。あんなに天気がいいと,そりゃ気分も滅入るわ。やっぱりロンドンなりプラハなり,ジメッと暗いほうが性にあってます。