鈴本・早朝寄席:6/14
ジェットラグ真っ最中。
眠れないなら,そのまま活動。散歩がてらに鈴本早朝寄席。
・柳家わさび やかん
・金原亭馬吉 鮑のし
・川柳つくし 歌のおねえさん
・春風亭一之輔 青菜
開演10分前に入ったら,既に8割を超える入り。最終的には立ち見も出る300人超えだったらしく。
久しぶりのわさび,やっぱり好きだわぁ。以前に聞いた「蝦蟇の油」の口上同様に,今回の講釈も真面目なだけに面白おかしく。
差すか差さずかの霧雨に濡れながら,久しぶりに観音様の裏っ手へ。
浅草見番「雲助蔵出し ふたたび」
今年初めての雲助師匠は,根多出しの「九州吹き戻し」に誘われて。主人公・喜之助の生き様,そして遠眼鏡を用いた船上からの風景描写に突然RPG的なものを感じる。『DQ』の「あそびにん」,そして『FF』『DQ』で初めて船を手に入れた時のような。何だか不思議。二席目の「居残り佐平次」終演後,予定には無かった「新版 三十石」を。広沢虎造の向こうを張って熱演する赤沢熊造先生。佐平次からのギャップもあり,笑いすぎて腹痛ぇ…。
浅草から銀座線で移動し,上野広小路。
落語協会二階「小ゑん・喜多八試作品」。
振り返ると10ヶ月ぶり。ご無沙汰しておりました。音源でしか知らなかった喜多八師匠の「仏の遊び」を初めて眼前で。遊び人の阿弥陀様がステキ。夏至の日に聞く「船徳」もまた。夏が来ますね。
霧雨は一日中止まず。
天候から来る体調の下り坂を落語で抑えたような一日。
ジェットラグ真っ最中。
眠れないなら,そのまま活動。散歩がてらに鈴本早朝寄席。
・柳家わさび やかん
・金原亭馬吉 鮑のし
・川柳つくし 歌のおねえさん
・春風亭一之輔 青菜
開演10分前に入ったら,既に8割を超える入り。最終的には立ち見も出る300人超えだったらしく。
久しぶりのわさび,やっぱり好きだわぁ。以前に聞いた「蝦蟇の油」の口上同様に,今回の講釈も真面目なだけに面白おかしく。
旅もまだ前半の先週,普段から拝読している博物系ブロガーが,この街でイベントを開催することを知る。と言うとさもだけど,実はこの街の人だったこと自体,知らなかったのよね。こんな偶然はないと,地下鉄に乗って川の向こうのギャラリーを訪れた。
出迎えてくれたのは女性。そうだったんだ,そう言えば性別も気にしていなかったよ。図書館をテーマとしているだけに,会場一角の書棚にその手の書籍が隙間無く。未知の本を次から次に紹介してもらい,メモと写真を取る(撮る)のに嬉しい悲鳴。
一方で書棚から周囲に目を転じると,その既視感たるや。デロールのノート,ヨゼフィヌムの女性蝋標本ピンナップ,プロテウスのDVD,ウチにある物とそっくり同じ物が並んでいるのを見つけると,つい顔がにやけて口に出さずにはいられなく。それでも,こういう時に共通言語があると話は広がりやすい。それぞれから話題は更に転じ,気がつけば長居を決め込んでしまった。
会場にはその他の名だたる博物系ブロガーの姿も。もちろん面識があった訳ではなく,彼女に紹介されて知る驚き。「今回の旅行はこの街だけ?」と訊かれ,いや,ちょっとだけ時間があるからフィラデルフィアに行きたいと答えると,間髪入れずに「ムターだね」。話の通りが良いって素晴らしい。せっかくだからと,この街の博物館やその手のショップなどについても情報を頂戴。
フィラデルフィアから戻っての今週半ば,その教えてもらったなかのひとつである博物系のアンティークショップへ。剥製や実験器具などの純粋博物系に混じって,家具や衣類・古写真など古物・骨董的なものまで種々雑多。紹介があると話は早い。店主としばしの立ち話。一通り,お互いの趣味嗜好について会話も弾んだところで「この街以外で何処か他に行ったところはある?」との問い。一言「フィラデルフィア」と答えて次の口を開こうとすると,それに先んじてこちらの胸を指差しながら「ムター!」。
楽しいなぁ。
6年ぶりの米国訪問から帰国。
書きたいことは多々あれど,例によってありすぎてまとめきれない悪い性格。追々,記していくことにして,ひとまずはこれを入手した満足感だけを。
米国限定,Playmobil #5849。
ブリスターには手を出すまいと思っていたものの,Special #4539の「マンダリン・プリンス(Mandarin Prince)」と#4554「忍者(Ninja)」,このコンビはさすがに見逃せなかったよ。欲を言えば,空手家との日本コンビなら尚良しだったんだけど,武具を持つ者同士の対決ということで納得。
気になるのは,そんな日中コンビの背景を飾るプリント。微妙に手が加えられているものの,やっぱり宮島?。こういうのってやはり使用許諾取ってるよね?,それともフォトストックか何かから?。Geobra社に問い合わせしてみたい。
Targetで破格の$2.99(Tax入っても$3.24)。思わず,3個も買ってしまう。全部,開けないんだろうな,きっと。
Tags: Playmobil
降って湧いた米国訪問を前に,足を運びたい博物館を考えた。真っ先に浮かんだのはJurassic Technologyだけれども,自分でキーワードにしたくらいだから,今回の訪問地からは明らかに遠すぎると早々に断念。それならばMütter Museumはどうだろうと,RumeさんのKWを再確認させてもらう。へぇ,フィラデルフィアだったのかと,耳馴染みだけはあってもアメリカの何処に位置するのかは知らない住所をgoogleマップで打ち込む。あ,東海岸か,それなら滞在地からも近そう,ちょっと乗り換え案内でもしてみるか,電車で日帰り可能だよ!。
という,長い前置きの末に来てしまいました。
蝋標本のJosephinumと医療器具のNarrenturmを足して2で割り,そこに人体標本を大量に加えたと言えばわかりやすいか。って,誰にとってわかりやすいのかわからないけど。
他に何があるかと言われると困るけど,それでも「人体の保存には2種類しかない,ドライかウェットかだ」と言い切るだけに,その数たるや夥しく。なかでも双生児のウェットが数多く,これにはさすがに沈痛な想いが浮かぶ。と同時に,『AKIRA』の鉄夫が想起されたりもするから,人間ってやつは厄介なもので。その中に混じって一匹の子豚が眠っている姿には可愛らしさも覚えたりで,更に厄介。あの子豚以外,動物はいなかったような。なんであそこにあるんだろ?。一方のドライはちょっと色が濃いくらいで,あとは蝋標本と見紛うばかり。と,これまたどっちが先かを考えると不思議。
新しい発見は人皮で装丁された本。綺麗な鼈甲色に染まっていた”ひらの出”がそれ。調べるとWikipediaにも記載があり,また藤田嗣治も所蔵していたとか。
ウェブで確認はしていたものの,ミュージアムショップはちょっと拍子抜け。$3に値下げされていたカレンダーも心に響かず。中を確認した書籍については,旅の荷物を増やしたくないのでアマゾンで購入ということで(って,アマゾン,既に2010年のカレンダー予約受付中だし!)。他方,その奥のスペースで静かに開かれてた「Extraordinary Bodies」と題された写真展が素晴らしく。複数の写真家による博物館の所蔵品を様々に捉えた数々。有名なところではWitkinやHellwegなど。ここからカレンダーが作られているのかと推察。
2時間を越える時を過ごし,すっかり堪能。でもなぁ,$14の入館料はちょっと取りすぎかも。1995年の『別冊宝島』に掲載された山形浩生さんの文章によると,破格の$2。色々あるんでしょうね。これからも応援いたしております。