朝イチでICC。『アート・ミーツ・メディア:知覚の冒険』。
最終日ということで混雑を予想していたんだけど,思いの外,すんなりと。
しかし,最大の期待を持って臨んだ池田亮司の「db」が全く心に響かなかったのが何とも。緊急停止ボタンまで渡されて体験する真暗な無響室での音の恐怖には退屈感を覚え(比べるものじゃないんだろうけど,Square Pusherのような音のほうが聴いててよっぽど命の危険を感じる),そこから転じて訪れる真白空間はそのディテールの甘さが気になってダメ。天井の剥き出しになった蛍光灯,そこかしこに隙間のある床材(下から覗く黒い筋がそこかしこに…)…。ガッツリ金をかけて作れば『2001年宇宙の旅』のあの白い部屋になり得たかもしれないのに。
一方,堪能したのはRafael LOZANO-HEMMERの「Frequency and Volume–Relational Architecture 9」。スクリーンに映る自分の影の位置で様々なメディアの音が聴こえてくる。田舎に住んでいた時に,東京のラジオが聴きたくて深夜にアンテナをグリグリ動かしていたあの感覚(ここでは自分自身がアンテナ)。しかし途中で韓国ドラマらしい男女2人の安い恋愛模様が流れ出し,ついその展開に釘付け。逆にこの周波数を逃したくないと体を硬直させて聴き入る。
近所の寺の門前に書かれていた「あるがままに生きる,ないがままに生きる」の教えに従い,CONTAX G1のデジカメ化などという夢想は捨てて,今そこにある選択肢の中からNIKON D70と共に過ごすことを決意。気が変わらないうちにとアキバへ出向き購入。
しかし,発売1年で実売価格は半額以下。よく欲しい時が買い時とは言いますが,それでも釈然としないところは無きにしもあらず(個人的には安く買ってんだから満足だし,また,すぐに新機種が出たとしても(っつーか出るはず)別に不満は無いんだけど)。
そのまま表参道に流れてSt. Patrick Dayのパレード見学。あの飾り気のない素朴な多幸感には心が洗われる思い。帰りはもちろんギネスで一杯。
何だかんだで黄金週間の予定が埋まり始める。今日は「Soundz from Germany」のチケット購入。Senor CoconutとMouse on Marsの揃い踏みとあっちゃやっぱりねぇ。
でも,あの四神は降臨されないのですね… (と言いつつ,代わりにSenor Coconutがカバー曲を披露してくれたら,それはそれで大興奮間違いなし)。
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どうにかこうにか帰国。
ティム・バートンの気持ちが少しだけわかった初めての米国西海岸。あんなに天気がいいと,そりゃ気分も滅入るわ。やっぱりロンドンなりプラハなり,ジメッと暗いほうが性にあってます。
サンフランシスコ在住の現地の人にお願いしてiTunes Music Storeでの音楽購入を初体験。
試聴までは日本で何回もやってたけど,購入までやってみるとその簡便さが本当に実感できたよ。幸いと言うか,決め撃ちでどうしても欲しいものは少なかったので散財せずには済んだけど,逆にその検索の容易さから思いがけない曲に出会う可能性はかなり高いかも(例えば曲名で検索かけたらカバー曲がいっぱい出てきて,あの人がこの曲をなんていう発見とか)。
で,実際に買ったのはbjork姐さんのiTunes Music Storeオリジナル盤(既発の曲に混じって,インタビューや未発表のライブ音源などを収録),CDで買うのを忘れていたmumの『Dusk Log』,更に$1だけ余ったんで『Monty Python Holy Grail』の中の1曲『The Tale of Sir Robin』を。
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9日にNHK FMで放送された面影ラッキーホールのライブ。
どうにも早く聴きたくて,録音してくれた日本某所へサンフランシスコからSkypeOutで電話し,それ越しで鑑賞。しかし録音媒体は今時それかよというカセットテープ。ハイテクなのかローテクなのか一体何なのか…。っつーか,コンピュータで放送を直に録音,そのファイルをネットで送ってもらえば済む話なのに(でも,こんなテクノロジーの無駄使い,実は嫌いじゃない。しかもSkypeOutだから1時間電話し続けても通話料は¥160)。
肝心のライブ自体は大満足。曲はもちろんだけど,まさか靖幸ちゃんの物真似弾き語りをやるとは!。こういう関心の連鎖があるから人生はおもしろいっす。
京セラがデジカメ事業からの撤退を発表。
・ITmedia
ショック…。
これでG1・G2デジカメ化の希望の灯が…。そしてあの強烈な専用レンズ群も銀塩世界の中で閉ざされたままに…。
ちくしょう。お父さん,こうなったらNikon D70買っちゃうぞ(ヤケッパチ)。
あ,サンフランシスコは今日も腹が立つくらいの青空です。
頭の中で電気グルーヴ『ママケーキ』が無限ループしています(天気が良すぎてどうしよう)。
訳あってサンフランシスコ。
まさか自分がアメリカ西海岸を訪れる日が来ようとは…。雲ひとつない空,吹き抜ける爽やかな風,天気が良すぎて気が狂いそう…。
でもまぁ,来てしまったからには仕方ない。例によって古本屋廻ったり,蚤の市を冷やかしたりと,何処に行ってもやる同じことを一通り。
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