デュッセルドルフのKling Klangさんから,KraftwerkのライブDVD『notebook』 (German-PAL)到着。
銀色の箱を開けると,上にはモニタを模した画面の中に四神,下を見るとキーボード(しかもドイツ版だから,ちゃんとドイツ語仕様)。あぁ,これぞまさにノートブック。しかもキーボードは紙一枚にプリントされた,このボックスの単なる一構成物かと思いきや,実はライブの画像をまとめたブックレットの表紙。しかもしかも,特典としてマウスパッドも同梱。モノとして見事に完結した,まさしくドイツ職人こだわりの精神が息づいております。
ガワがこうなんだから,DVDの内容のほうも言わずもがな(贅沢を言うならば,でかいプロジェクターと5.1chで見てみたいけど)。客席から眺めていた景色を再体験できる素晴らしさはもちろんなんだけど,四神が音楽を奏でる手元を捉えた映像は非常に興味深いものが。マウスじゃなくてトラックボールを使ってたのかぁ。
最後に小さな幸せ。
同封されていた明細を見ると,送料の5ユーロはサービス。あぁ神様,ありがとう…。
ここの更新自体が随分,間が開いたので,ここらでひとつ,色々とまとめ書き。まずはこの一ヶ月で手に取ったもの,CD編(各CDのリンクはamazon)。
・うめ吉:『明治大正はやりうた』
俗曲や都々逸など,かつての日本で聴かれていた音楽を今に蘇らせたアルバム。存在は知っていたものの,きっかけを失ったまま幾月。ようやく拝聴いたしました。
その昔,エスニックやワールドミュージックなんて言葉がもてはやされたことがありましたが,気持ち的にはまさにそれ。今の自分からは全く隔絶された音楽なので,日本人でありながら何処か知らない国の音楽を聴いているような気分。勉強になります。今度は是非とも寄席に足を運び,生で聴きたいもの。
・Paul Anka:『Rock Swings』
Paul Ankaが歌う,名だたるロックのカバーアルバム
きっかけはラジオで聴いた『Jump』(Van Halen)。Aztec Cameraのもびっくりしたけど,このPaul Ankaバージョンはそれ以上。ゴージャスにもほどがある。他には『It’s My Life』(Bon Jovi),『Smells Like Teen Spirit』(Nirvana),『It’s A Sin』(Pet Shop Boys)等々。The Cureの『The Love Cats』までやられた日にゃ,言うことなし。
・芸能山城組:『恐山』
手に取った理由は,もちろんそのタイトル(管轄上,自分が死んだらこの山に行くはずなので)。調べたら,芸能山城組として初めてのLP(1976)。
耳をつんざく女性の悲鳴で始まり(ボリューム上がってたもんだから大変),そのまま「恐山」という名前から一般に想像されるであろうままのオドロオドロシイ雰囲気。でもなぁ,こういうの嫌いじゃないし,また確かに色々ありはするけれど,実際に行ってみると綺麗な所なんですよ。個人的には,そんな解釈にちょっと納得がいかないところも。
ライナーを見ると,作曲:渡辺宙明,編曲と演奏で井上尭之と大野克夫の名前が。
・一青窈:『一青想』
面影ラッキーホールを検索していたら,なぜか一青窈関連のサイトが引っかかる。何事かとプロフィールを見ると,井上陽水などと並んで,好きなアーティストの中に面影ラッキーホールが!(ちなみにオフィシャルサイトのプロフィールは書き換わってしまったのか,面影の名前は無し)。ということで,自分の趣味とあいそうな女性が気になるのは,中高生の頃も年をとった今も同じ。
知人情報によると,この人,ラジオで『幻の名盤解放同盟』を買ったなんてことも話してたとか。面影といい,完全にそっちの人なんすか?。
・『Red Tour e.p.』 The Album Leaf
23日に渋谷で行われたライブの物販コーナーにて,ツアー限定(終了後に一般発売開始とか)の言葉につられてつい。ライブは大満足でした。
心斎橋を起点にそぞろ歩き。
INAXギャラリー「小さな骨の動物園」
↓ 友達の友達くらいの距離だけど,思いがけず縁のあるもので。
↓ 本展の図録購入時,ダメもとでINAXのサイトでも在庫切れの
↓ 過去図録があるか訊いてみる。
↓ 最後の一冊が出てきた!!。有り難きご縁でございます。
チャルカ
↓ 西洋雑貨。
大阪農林会館
↓ 噂通りの建築。中に入っているショップも個性的なものばかり。
jengo
↓ 偶然発見。これまたご縁でございます。
月見の広場
地下街で偶然発見。やっぱりご縁でございます。
心残りは野波浩「キマイラ」。まだ会期じゃなかった…。
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生駒山をくぐって大阪へ。
付き添いで入った心斎橋そごう。サライさん狙い撃ちのフロアがツボ。船旅メインの旅行会社が入っているところがわかってるなぁと(えらそうに)。
晩飯は念願の飛田百番。料理は二の次。元遊郭の建築意匠を堪能すべく,カメラとスケッチブックを持ってグルグル。部屋名・襖絵・窓格子・唐草…,眼に入るもの全てが勉強になりました(参考文献はこちら。『飛田百番-遊郭の残照』)。
宿への帰り,さすがにあの街を闊歩する気概は無く,百番横に止まっていたタクシーを拾う。しかしそれが功奏。ドライバーが語る,この町にふさわしい奇跡の物語に聞き惚れる。どこまでホントかわからない,でもホントでなくてもかまわない。っつーか,このまま何処までも走り続けて話を聞かせておくれよ。
生駒山をくぐって西へ。
晩飯は念願の百番。
料理は二の次。建築を堪能すべく,カメラとスケッチブックを持ってグルグル。
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朝イチで山を下り北上,平城の京。
修学旅行以来の探訪で,春日大社→東大寺→二月堂。
夜はチョイ悪オヤジのお供。昼は大仏,夜は観音とは,話が上手くいきすぎ。
山を下りて平城の京。
昼は大仏,夜は観音。
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年越しは紅天女の郷(相変わらず遠い)。
呑んで食って温泉入っての4日間。
それでも元日は,期せずして昇殿叶っての初詣。そのままの勢いで久しぶりにおみくじをひくと大吉。地元の民に伝えると,誰からもそれはすごいとのお言葉(中にはもう一生,おみくじはひくなとの忠告も)。噂には聞いていたけど,ここの吉凶比率はそれほどまでにシビアなのね…。
肝心の中身は,私心さえ捨てれば怖いものなし(それが一番難しいんじゃねぇかよ)。日々の戒めのために,額装して玄関扉にでもかけときます。
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年が明けると同時に弁天さんへ。偶然ではあるものの,嬉しいことに昇殿しての祈祷。
その勢いで久しぶりにおみくじをひくと大吉。地元の民に伝えると,誰からもそれはすごいとのお言葉(中にはもう一生,おみくじはひくなとの忠告も)。噂には聞いていたけど,ここの吉凶比率はそれほどまでにシビアなのね…。
肝心の中身は,畏れおおくも天照す大御神とすさのをの神が揃い踏みで,私心さえ捨てれば怖いものなしとのこと。でもさ,それが一番難しいんじゃねぇかよ…。