流れる景色に乗せて
本番前,最後の皇居ラン。
身体の澱みと心の澱みは表裏一体。想わず想うあらゆる想いを,後頭部の扉を開いて流し去る感覚が心地良い。
必ずの展覧会。
「杉浦千里展~知られざる博物画の世界~」
3/17~23
かなっくホール 横浜市神奈川区民文化センター ギャラリーA
朝日新聞のサイト「どらく」内,アリャマタコリャマタ氏のコラムで知る。寡聞にして存じ上げなかったお名前。ウルトラマンシリーズのキャラクターデザイナーにして現代の博物画家。
昨年と同じ大会で二度目のフルマラソン。
事前の練習不足を考えれば,記録更新など馬鹿げた目標であることくらいは自覚。パンダやゴーヤに扮したコスプレランナーや沿道のおばぁから頂いた黒糖や梅干などをデジカメで記録しつつ,「戻ってきたなぁ」と感慨にふけりながら6分00秒~30秒/kmのペースでゆっくりと。
しかし,身体は想像以上に残酷なもの。己の甘さを直視せよとばかりに,米軍基地ゲートを出たところで両のふくらはぎが同時に攣る。そこからの残り10kmは記憶も朧気。ただ俯いて歩くことしか出来ず。
「最後なのに何で走らないんだよ!」
ゴール間際,オリオンの缶ビールを手にすっかり出来上がった西洋人グループから怒声が飛ぶ。
「足が攣って,もう走れないんだよ!」
叫びながら近寄り,ビールを奪い取って乾いた喉に音を鳴らす。この小さな蛮行が気に入られたようで,お代わりのビールに乾き物,果てはソーキそばまでふるまわれ,10分ばかり完走前祝いの宴。これだから,この大会はやめられないのかもなぁ。
痛みで震える足を千鳥足で更に震わせながら,昨年から1時間以上遅れ,5時間をちょっと越えるタイムでゴール。悔しさ楽しさ相半ば,また来年。
本番前,最後の皇居ラン。
身体の澱みと心の澱みは表裏一体。想わず想うあらゆる想いを,後頭部の扉を開いて流し去る感覚が心地良い。
必ずの展覧会。
「杉浦千里展~知られざる博物画の世界~」
3/17~23
かなっくホール 横浜市神奈川区民文化センター ギャラリーA
朝日新聞のサイト「どらく」内,アリャマタコリャマタ氏のコラムで知る。寡聞にして存じ上げなかったお名前。ウルトラマンシリーズのキャラクターデザイナーにして現代の博物画家。
今年初めての音源購入。
唯一の定期購読雑誌『TV Bros.』で目に留まった音楽。アルバムタイトル通り,Steve Reichの『Electric Counterpoint』,加えてアーティスト名から想像できるようにKraftwerkの曲もカバーしたアルバム。電子音と弦楽の組み合わせが良い意味で軽く耳に心地良い。『Electric Counterpoint』はPat Metheny版よりも好きかも。
MySpaceを見るとライブも良さそう。アルバムには収録されていないKraftwerkの曲もカバーしているし,また力の抜けた映像もツボ。
・Powerplant 『Electric Counterpoint』
・MySpace: Powerplant
ちなみに,最初に音源と書いたのはiTunes Storeで購入したから。これより前は11月に同じくiTunes Storeで安藤裕子のシングルを購入。CDメディアを最後に買ったのがいつかもう思い出せないくらい昔の話になってしまった。