初めて見たスイスのパスポートに驚愕。
なんだそのカッコよさ(頭悪い感想だな…)。
展示用木箱のアイデアは非常に参考になりました。
http://www.d-akihabara.jp/exhibition/sb/index.html
Archive for the ‘Design’ Category
半世紀の光 – 銀河の硝子
あけましておめでとうございます。
相も変わらぬ筆無精で、昨年の記事は8本。せめて今年は月刊、出来れば隔週刊ペースほどの数は書きたいもの。さてどうなることやら、ごゆるりとお付き合いのほどを。
元日の今朝、眼を覚ましてカーテンを開けたところ、陽光にきらめく窓ガラスの模様が眼に止まりました。同じ行動を毎日何年もやっているのに、何故今日になってなのかは判然としませんが、柄にもなく年頭にあたって日常の景色もちょっと特別に見えたのでしょう。
その窓ガラスの模様は、下のような満天の星空(わかりやすく色調補正してあります)
キャプションで先にネタバレしてしまっていますが、調べたところ、どうやら日本板硝子の商品で、その名も「銀河」1967年(昭和42年)発売ということで、半世紀近く前。アポロ計画真最中で東西の宇宙開発も華やかという時代の雰囲気が投影されたものと言えるのかもしれません。しかし、これを今の感覚で見ると洒脱に思えるから、時の流れというものは愉し。
情報の参考にさせてもらったのは、京都の不動産屋さんと、金沢のガラス屋さん。偶然は重なるもので、今、私がいる部屋のガラスは、金沢のガラス屋さんのサイトに記されている「サーキット」 探せば他にも出てきそうです。
ガラスといえば、つい実験器具やケースなどと考えがちですが、灯台もと暗し。日常にも眼を向ければ愉しいことはあるものです。
Mind the Gap
xxx
HAKONE EKIDEN
昨年末に取り上げた「第81回 箱根駅伝」のロゴデザイン。気になっていた製作者情報が今月号の『ブレーン』,並びに『広告批評』に掲載されていて,ようやくその詳細を知る。
デザインは日本テレビ宣伝部(外だと思っていたら中だった)。また『ブレーン』にはデザイナーインタビューも掲載,その中で来年以降もこのロゴデザインが使われることが言及されています(あの赤地のポスターも同じままで出てくれると嬉しいです)。
小さく儚きものたち
以前にも書いたように,南方は非常に苦手。だから自分が南の島を訪れる日が来ることなどは全く夢にも思わず,それ故にいざそこに降り立った時に何をしたらいいものかも皆目検討がつかず。しかし半強制的に足を運ばされたとはいえ,それなりの対価を得なければ割にあわん。で,そのうちのひとつが「無人島iPod」だったんだけど,その過程でもうひとつ,偶然にもはまったものが。
それは浜辺での貝殻探し。八重山の島々は珊瑚礁に囲まれているので,浜辺にはそれこそ無数に珊瑚や貝殻が転がっている(なかには浜辺自体がそれらで形成されているといってもいいくらいの所もあり)。それらの美しいことといったら。陽射しが無かったことも幸いし,時の経つのも忘れ,夢中になって拾いまくり。
貝殻と言えばまずは螺旋を描く幾何学的魅力。完全な形を保っているものはもちろんのこと,壊れて見えるその断面もまた素晴らしい。なかにはバベルの塔を想起させるものも。
また波に揉まれたことで白蝋化したかのように真白なものも美しい。色が抜け角が取れ,そして厚みも減り向こうが透けて見えるかのよう。更にその手触りはとてもなめらか。ふと,これと同じ質感の肌を持つ女性を妄想の中で思い浮かべてみたり。
そうこうしているうちに眼が肥えてきて,サイズの大きなものは大味すぎてイカンと満足できない体に。より小さく,より精緻なものを求めるべく,ついにはうつ伏せとなり砂浜から5cmと離れない至近距離から凝視。おぉ,これぞマイクロコスモス。これまでただの砂だと思っていたものが様々な形を見せ始める。2mm,3mmという体長で螺旋を描かれた日にゃぁそりゃもう…。
東京帰還後,それら収集物は一旦シャーレの中へ。大きさや種類で選別した後,それぞれは更に小さなシャーレの中に納まる予定。
041226
地下鉄駅構内で見かけた2005年箱根駅伝のポスター並びにロゴデザインが実にカッコイイ。真赤の地に金文字で「HAKONE EKIDEN」。富士山をかたどった「A」と日の丸を模した「O」。東京オリンピックを彷彿とさせるその姿に軽い昂揚感すら覚える。デザインは誰なんだろ?。
日テレのサイトにはロゴそのものしかなくて残念。
041217
牛若丸の新刊『TERRA』購入。
ボール紙で作られた天地が開いた函に収まった本,その開いたところから覗く銀色の小口(個人的にはちょっときつすぎたけど),函から取り出すと玉虫のような見る角度によってその色合いを変える表紙(中田金太かマジョーラか)。 牛若丸にしては珍しく派手な風体ではあるものの,いつも通りの見事なオブジェ本。
その派手な風体の理由は本の内容。櫻井欽一博士の鉱物コレクション(日本最大の個人鉱物コレクションで国立科学博物館に収蔵)の中から432片を収めた鉱物写像集。
敢えて残念だった点を挙げるとするならば,いつもの遊びが足りないかなぁと。カバー自体がないから裏をめくる楽しみがないし,隠れたメッセージ(本の内容がそうだったこともあったけど『ZERRO』には参った)も今のところ見つけられず。まぁ,あくまで個人的嗜好ですので,だからといってこの本の素晴らしさが損なわれているわけでは決してありません。
ちなみにこの鉱物コレクションは京都の分析機器メーカー,堀場製作所の2005年カレンダーにも使われています(ニュースリリース)。一般販売もしていたのでウェブから注文してみた。
Know-All Philatelist
陽射しも無く涼しかったので,存在は知っていてもきっかけがないまま足を運ぶことのなかった場所へとチャリを飛ばしてみる。
目的地はその筋では有名な切手屋。そりゃもう目移りしまくる中,まずはAlderney(検索したら,ノルマンディ沖にあるイギリス領だそうで)発行の皆既日食を描いた7枚綴りのシートを。
続いて,微妙にやってしまった感のあるバックミンスター・フラーや,東ドイツ発行のバウハウスといったデザインものも。
そして今回最大のめっけもん,『Kill Bill』切手。9枚綴りのシートでゴーゴー夕張とオーレン石井がフィーチャーされている2種類(『Kill Bill』という括りではないけれど,同じフォーマットでユマ・サーマンのみのものも(買わんかったけど))。発行国は作品とは全く関係のないコンゴ民主共和国。明らかに外貨稼ぎ,でも思いっきり笑わせてもらったんで敢えて片棒を担がせていただきました。
Imagemakers
先月の半ば頃から見かけ始めたのか,その場所でその意図でやるのかと思っていたカップヌードルのCM。今月に入って洒落にならなく…。
DVD発売が待ち遠しい『School of Rock』。その前にあの掲示板でジャック・ブラックによる『LOTR』のパロディ(MTVで放送されたらしい)の存在を知る。褒め讃える言葉もないくらいにバカ…。しかもこれ,『王の帰還』『旅の仲間』のDVDに隠し映像として入ってるんだとか。それを認めたピーター・ジャクソンも素敵(そういやジャック・ブラック,『キング・コング』への出演が決まってたなぁ。楽しみ)。
某所でonedotzeroのフライヤー入手。10/1~3,青山スパイラルホールにて。オフィシャルサイトを見ると10/10にはプラハにて。意味もなくそっちで見たい。