Archive for 12月, 2006
無人島iPod
Christmas in Heaven
7年ぶりのロンドンに続いて,4年ぶりのドイツはニュルンベルク。
お目当てはもちろん,ドイツ最大のクリスマスマーケット。今日が今年の最終日のためか,日が沈む前から大混雑。そしてどこもかしこもグリューワインの匂いが立ちこめる。
お膝元ということで毎年出店しているPlaymobil(Geobra Brandstätter)の屋台は,メイン会場・子供会場の両方で発見(4年前は子供会場にしかなかったと記憶しているんだけど)。
晩飯はもちろんニュルンベルガーソーセージ,場所はもちろんBratwursthausle。1人でソーセージ6本とアイスバイン(小サイズ)を食ってたら,隣のドイツ人おっちゃんおばちゃんグループにいじられる。こっちを指差しながら「日本人がアイスバイン食ってるぞ」,「あいつ,食いきれるのか?」(共に聞き取れた単語からの超訳)とニヤニヤ。こちとら,このために昼飯抜いて来てんだよ。たいらげて皿のひとつも叩いてやったら,笑いまじりの拍手を受けましたとさ。
kunst und wunder 04
What does “Done” mean?
訳あって前世紀以来,7年ぶりのロンドン。
レートがひどくて(1ポンド=約240円。ちなみに7年前は160円くらいだったはず)何もする気が起きないなか,地下鉄構内で『Monty Python’s SPAMALOT』の公演ポスター発見。これは外せないだろうとボックスオフィスに駆け込み,2階の端っこ,20ポンドの席を購入。
基本ストーリーは映画『Holy Grail』。使われる曲もそこからのものが中心(『Knights Around the Table』や『The Tale of Sir Robin』など)で,その間に他のモンティの曲,またオリジナルの新曲などが挿入されながらの進行。オープニング,語り部の「これがイングランドの歴史です」という声で幕が開くと始まったのが『Finland』(もちろんセットも北欧テイスト)ってところでもう爆笑,そのまま持ってかれましたよ。
ちょっと驚いたというか納得したのは,舞台で『Always Look on the Bright Side of Life』が始まった時。それまでの曲では終了時に拍手するまではずっと静かに聞き入っていた観客が,この歌では歌詞が始まるや否や大合唱。この国の人にとって,やっぱり大事な曲なのねぇ。
フランス人・黒騎士・ニッの部族・キラーラビットと登場して,最後はまさかの客いじりで終演。いやぁ,楽しかった。
kunst und wunder 03
kunst und wunder 02
ICEに揺られて1時間半,最初のキャビネットへ。
想像していたよりは大味。
キャビネット毎に内容が分類されているのは当たり前として,それぞれの中での配置にはそれほど神経が行き届いていない印象。
見所は個々のキャビネット上部に描かれた装飾絵。植物や貝など,それぞれの棚の要素で表現された人物の上半身が,まさにアルチンボルド風味。また実物と装飾絵,2ヶ所に愛しのジェニーちゃんの姿が確認できたのも収穫(やっぱり欠かせないのね)。
にしても,言葉の壁を実感。
学芸員の熱弁があっさりと耳をすり抜けてしまうのはもったいないし,失礼だよなぁ。いくら英語の資料があるとはいえ,この世界をしっかり覗くにはこの国の言葉を覚えたほうがいいに決まってる。