Archive for the ‘Personal’ Category

18
1月

Who’s Gonna Die and Cry?

   Posted by: fumi

庭園美術館で知ったブツを確認しに三の丸尚蔵館へ。
その後,叔父宅で深夜まで痛飲。酒の肴は約10年前の祖父の葬式ビデオ。葬式なのに神輿(とは言わないんだけど,正式名を忘れた)を担ぎ,そこに遺骨を乗せて墓地まで一族郎党が列を成して運ぶという我が田舎ならではの奇習に見入る。
更に下足当番をする顔色の悪い(っつーか,白いよ。お前,マイケルかよ)若造も確認。時は確実に流れているようです…。

15
1月

A Man on the Moon Again

   Posted by: fumi

ブッシュが2020年(早ければ2015年)までには人間を再び月に送り込むという計画を発表[NASAのリリース]。
浅知恵のついた大人になると,今年は選挙の年だしブッシュ必死だな(この発表の前には移民政策を変更してたりもするし)と,素直に昂揚できなくなっている自分に驚いたりもするのですが。
でも昂揚できない最大の理由は,月がまた人類の手の届く存在になってしまうからで。正直,月はほっといてほしいというか,アンタッチャブルな存在であってほしく。いつの日か火星なり木星なり,外の世界へ旅が出来るようになった時,月はその旅窓から眺めるだけ。何処にでも行けるからこそ,誰も足跡を残すことの出来ない地を設ける節度というか慎み深さが必要な気がする。
また和歌・俳句・童謡・小説・映画…,それらで題材となった地が開発の手によって今や見る影も無いという話をたまに聞くけれど,それを月にまでやってしまうのは…。物凄く大切な何かを失う気がするのは私だけでしょうか?。
ということで,火星より先に行くための中継基地としての機能が必要ならば,やっぱりルナツーを建造でひとつお願いします(そういえば,『ガンダム』はどうして月を使わずにルナツーだったんだろう?。物語に登場しないだけで,月面上にも一応何らかの施設は存在していたのだろうか?。それとも月を使わない特別の理由があったのか?。あ,なんかすごい気になってきた)。
その一方で2020年といえばあの1969年から50年…。まだ16年残っているけれど,その間,人間は一体何をやってたのかとも思ったり(と言ってる,自分ももちろん人間)。ここで何処かの国が頑張って,アメリカよりも先に月に行ってくれたら,かまびすしいことこの上ない例の月面映像捏造問題にも決着がつくのにね。

9
1月

Prologue

   Posted by: fumi

ジムの移籍により,家 – ジム間の移動方法を検討中。
選択肢は「それぞれ異なった鉄道+徒歩」の組み合わせで3種類。しかし所要時間にほとんど差がなく,それでいて個々にデメリットがある(新たに交通費がかかったり,徒歩の移動時間が長かったり等)という,全くもって決定力に欠ける状況。
そこで,ならばいっそのことチャリを買ってしまってそれを移動手段に使えばいいんじゃないかと。新たにかかる交通費から試算するとそれなりの価格のものを買っても半年程で償却できるし,また所要時間も先の3種類とほとんど変わらない。だったらジム以外の日常行動にも使えるし(特に頻繁に行う「本の街」詣。もちろんここにかかる交通費も吸収できることになる),また徒歩移動よりも運動になるし(ジムで走った後にまだチャリで運動するかという…)と,一躍トップ候補に躍り出る。
ということでネット徘徊。しかしチャリに乗るのは5・6年ぶり(急停車したタクシーにカマを掘り,トランクに乗り上げ更にリアガラスに激突,結果廃車という出来事以来。ちなみにこの時のタクシー会社との示談バトルは血沸き肉踊る非常に楽しい経験でした)なので,いろんなチャリの説明を呼んでも何がどうなってるのか全くわからない。そこで困った時の本頼み。いくつかのムックを選び,しかも金をかけたくないからそれらを図書館で蔵書検索,あったものを借りることに。
そうと決まればこれ以上,浅知恵をつけても仕方なし。図書館から連絡があるまでは,kraftwerk.comでサイクリングシャツを見て過ごすことにする。

3
1月

メメント・モリビル

   Posted by: fumi

諸々の用事を済ませた後,出雲大社東京分祠(いきなり音が鳴るので注意)へ。いつかは出雲へと思って早幾年,それでいて東京にこんなのがあったことは全く知らなかった(しかも所在地は六本木ど真ん中)。
で,こんな機会でもないと絶対に来ることないということで,ついでに六本木ヒルズの下をウロウロ(中を歩き回るほどの元気はない)。結論,おそらく最初にして最後の訪問(噂の会員制図書館は気になるんだけど,気になるだけに留めておいたほうが幸せな気が)。
それよりもこちらの動向を気にするべきでしょう。

2
1月

Nobody But Me

   Posted by: fumi

MXTVで『イデオン』のラスト15分を見て凹み,続けて年末から読み始めていた『ジェノサイドの丘』を読了して更に凹む。人間ってやつは…,そして宗教ってやつは…。
『ジェノサイドの丘』では自分に対しての凹みも相当なもの。要は何にも知らなかったってこと。その行為そのものが起きていたことも知らなければ,その行為に対して世界が無視を決め込んでいたことも知らなかった。更にもっと言うならば,この本を手にしたのは綴られている内容そのものではなく,純粋に訳者に抱いている関心に起因しているし(まぁ何につけ,物事への関心は極めて個人的感情から湧き上がるものではあるけれど)。
で,何が言いたいかというと,わかったふりして諦観するのは簡単,一方で直情的に声高に叫ぶのも簡単。だからこそ,その間で何とかうまく物事を捉えたい(やはり笑いが大事だよなぁ)と思うわけです。

1
1月

New Year’s Day

   Posted by: fumi

やることやって後は日付けが変わるのを待つだけ。そこでつい手持ち無沙汰からネットを徘徊したら,甲田さんに娘がいたことを知る(しかも『Jupiter』よりも前って…。知るの遅すぎ)。そのあまりの衝撃に自我は崩壊寸前,そしてその反動からつい『Taxi Driver』のDVDに手がのびてそのまま年を越してしまったこの2004年の始まり。皆様,いかがお過ごしでしたでしょうか。
ということで今年の目標は,甲田益也子のことをただ一言「モデル」(季節が変わって新しい画像になってたよ)とだけ記すユニクロのような,物事に付帯する想いなぞというものに惑わされない人間になることです。

31
12月

Motor Crash

   Posted by: fumi

BSフジで『Grand Prix』

安い人間ドラマは無視して,オープニングとレースシーンだけを堪能。理由はもちろんそれらのシーンをを担当したSaul Bassの存在。特にオープニングは,タコメーター・六角ナット・タイヤの溝・そしてそれらが小気味よく刻まれる画面分割という,その幾何学的美しさとモンタージュ(しかも一番美味しいところで自分の名前を出すし)に気持ち良く酔う。

レースシーンのほうは,普通のモータースポーツ好きとして60年代F1の世界観を存分に堪能。と同時に,なぜか車硬派だった頃のMr.CRAFTも思い出されたり(今は今で好きだけど)。東京に出てきた時に何が楽しみだったって,Mr.CRAFTでモータースポーツ雑誌のバックナンバーやミニカーを買えることだったんだよなぁ…。

27
12月

A Day of Telly

   Posted by: fumi

気がつけばテレビっ子の夜。
基本の『映像の世紀』(NHK)から『修羅雪姫』(衛星劇場)。一息入れた後に『ウラ関根TV』(TXN) から『パットとマット』(シネフィル・イマジカ)へ。
『修羅雪姫』は,やっとお目にかかれた梶芽衣子の吸い込まれるような肌の白さ(北の民として見逃せません)に息を呑み,またそして中田喜子の幼くも気丈な愛らしさに不意打ちをくらう。
『ウラ関根TV』は今,毎週欠かさず見ている唯一の番組。ラビットのダークサイドが見事に花開く30分。
最後に『パットとマット』。今まで知らなかったことを悔やんでも悔やみ切れない素晴らしさ。ボケ役(更にこの二人,とんでもないデストロイヤー)しかいない物語ってほとんど馴染みがなかったら,そのあまりのダイナミズムに釘付け。やはり破壊無くして創造無しということなのでしょうか。録画を怠ったので,後日のリピート放送で全話捕獲しないと。

22
12月

One More Red Nightmare

   Posted by: fumi

不意打ちの『映像の世紀』再放送に驚喜。DVDボックスの74,800円という価格設定に手も足も出なかった身としては,ここは是が非でも全11集キャプチャを敢行せねば。

個人的注目はやはり第4集「ヒトラーの野望」。その中でも特に鎧や兜,軍旗といった中世のイメージで統一されたナチスのパレード。当時としては珍しいカラーで撮影されたもので,鮮烈な赤が強く印象に残っている(そしてその赤は約40年後の三人組散開ライブへ…)。

21
12月

Satellite Serenade

   Posted by: fumi

思い立って東経125度付近からの電波を浴びることにする。ミリ単位の精度が要求される(手元の1mmが36,000km先の静止軌道上ではどれくらいになるかを考えると納得できるけど)アンテナの位置設定に手こずったものの,何とか無事に受信成功。これでmúmもFBBも,そしてそして岡村ちゃんも我が家にやってくる。
それにしても,このチャンネル数の多さは一体何?。NHKとBBC World以外はほとんど見ない生活が長すぎて,チャンネル一覧表を見ただけで頭の中が完全にオーバーフロー。そりゃHDDレコーダも売れるよなぁと,完全に世間の潮流から取り残された機械オンチのオッサン状態。やっぱり『DIME』とか『特選街』を読まないとダメですか?。