Archive for the ‘Personal’ Category

26
6月

Ohm Sweet Ohm

   Posted by: fumi

帝都に後ろ髪を引かれつつ(特にseigowさんの月談義。翌週だと思ってた…),空を飛んで週末帰省。今回初めて座席指定まで含めてネット予約してみたらこれが快適。中央の避難口直後に陣取ってこれみよがしに足を伸ばす。
田舎では爺婆の墓参りで痛飲,盆踊り見て痛飲,父親の山遊びにつきあって痛飲。その中で最大の収穫は気狂い骨董屋の発見。危険,あまりにも危険。物量と猥雑さがハンパじゃない。特にその猥雑さが掘る,そして見つけるという快楽に直結。2時間やそこらじゃ全然足りない,次は朝から丸々1日掘り続けるつもり。
帰りも座席を事前指定しての空。しかし機内に入るとウェブで見たのとは明らかに異なるレイアウト。えぇ,どうやら機種変更があったようで。結果,行きと全く同じ席を予約したはずがこの機体では窮屈な通常のブロイラー席。更に横列も予約時は奥からA→Fだったものが手前からAに。それに気付かず縦列の数字だけを確認して安心していたら「そこ私達の席です」と子連れのお母さんにつっこまれる…。予定は未定,何事も確認が大事(っつーか,横くらいは共通になってもらえないの?)。

20
6月

けむり~ざくろ

   Posted by: fumi

朝イチで銀座の骨董市へ行くつもりが偏頭痛。Relpax飲んで回復を待つ。
だいぶ良くなったので,11時,まずは先約の昼食会へ。久しぶりのペルシャ・トルコ料理屋。入店早々いきなり民族衣装を着せられ,しかも男は来るなと店長からのダメ出し。こんなに客いじりの激しい店だったっか?。でもこの押しの強さも慣れると楽しいと思えるから不思議(ひとえに彼のキャラ)。同席は日本の中のアメリカに住むイスラム通女史。初対面で口は悪いが肌は綺麗と言われる。わーい,これ以上ない褒め言葉。そんなあなたも口は悪いが腹は黒いですわよ。結局,店を出たのは13時半。たっぷり2時間半。しかもさんざんっぱら食って飲んでポッキリ1,000円。
そこから「夜想リターンズ展」。青臭い思い出が浮かんでは消えるバックナンバーの棚。空間よりも匂いに目眩がする地下室,その壁にはただれた皮膚(?)の接写写真。
cicada
更に流れてやっと銀座,国際フォーラムでの骨董市。初めて来たけれどこんなにも規模が大きいとは。店のレイアウトもあの中央広場にぎゅっと凝縮されて並んでいるから巡り易いし,東郷神社よりもいいかも。色々気になるものに後ろ髪を引かれながら家まで持ち帰ったのは竹で編んだ虫籠ふたつ(1個500円)。そのひとつに昨夏,実家の庭で大量に採集した蝉の抜け殻(約30個(それともやっぱり匹?))を幾つか入れてみる。
んー,素敵。既にこの世にはいない主体の存在をその空虚な形見を拘束することで永遠のものとする。なんて,わかったようなわからないような愉しみ。この遊び,蛇・蜘蛛・蝶と抜け殻を残す生物だったら何でも出来そうだな(あ,恐山の蜻蛉を忘れてた(持ってきてもいいものかどうかは微妙))。今年の夏はそれらを探し,もうひとつの籠におさめることを目標にしよう。

13
6月

ふりむけばカッパ

   Posted by: fumi

陽射しもなく気温も低め。とくれば絶好のチャリ日和。
まずはいつものパレスサイクリングルートで銀座。松屋・三越で父の日プレゼント物色・配送願い,そして向かいのApple Store。
次なる目的地は恵比寿。天気が悪ければ(つまり快晴でクソ暑ければ)銀座にチャリを置いたまま日比谷線に乗ったけれど,滅多にない今日の天気,この機会を逃すと次はないかもしれないということでチャリに跨がる。
新橋から溜池,六本木一丁目を経て外苑東通り(左手にAXISビルが見える)まではすこぶる快調。しかし六本木ヒルズの喧噪を避けるべく鳥居坂を下って麻布十番に向かったのが運の尽き。完全に人力GPSの範囲外で一気に土地勘無し。唯一脳内に記憶されているのは「明治通りまで行けばそこからは何とかなる」という情報のみ。それだけを頼りに大黒だの一本松だの仙台だの楽園だの見たことも聞いたこともない坂を登って下って四の橋というところでなんとか明治通りへ。しかし出たはいいものの行けども行けども恵比寿に着かず。ようやく渋谷橋が見えた時は安堵と共に嬉し泣き。
帰りは黙って外苑西通りから六本木通りを走ることに。途中,有栖川宮記念公園で一休み。そこで何気なく眺めた鳥の生態系ピラミッドの説明図。地中生物を底辺に植物がいて昆虫がいて小鳥がいて,そして頂点には猛禽類がいて。しかし落書きで更にその上に君臨する生物が。その名は「カッパ」。抱腹絶倒呵々大笑,カッパと言われちゃしょうがない,カッパの真似して笑っちゃお。あぁ,デジカメを持ってこなかったことが悔やまれる。
六本木交差点を右に折れてAXISへ。B&Oに寄って断線で使い物にならなくなっていた”Form2″を新調。店内には携帯電話用のハンズフリーヘッドセット”Earset 1 Mobile“なるものもいつの間にか(自分には全く不要だけど)。
最後は神保町の古書会館地下で「アンダーグラウンドブックカフェ」。これがいつもの古書展と同じ空間かよと思うばかりの落ち着いた雰囲気。あの良くも悪くも殺気立った気配が全くない中(そもそも客層が明らかに違うんだけど),ゆったりとした心持ちで回遊しては気になる本を手にとり眺める。その古書が並ぶ空間で特別上映される『盲獣 vs 一寸法師』を見たかったんだけど,今日一日ここまで爽やかに過ごしてきて何も最後にエログロの世界に行かんでもという判断で明日に見送り。その代わりではないけれど,会場傍らに置かれていた各種チラシの中に石原豪人の名前を発見。なんと来月から展覧会開催。待ってましたぁ!。幼少時に震撼させられたあの怪奇と恐怖の世界にまた再び逢える。
帰宅して今日のルート確認。想像通り,六本木から恵比寿の区間で馬鹿げているほどに遠回り。仙台坂から南部坂に出たら有栖川宮記念公園だったんじゃねぇかよ…。

10
6月

Chiaotzu Day

   Posted by: fumi

辛抱堪らず神保町に出向き,フライングで『のだめカンタービレ(9巻)』入手。続いて晩飯用にスヰートポーヅで餃子をおみや(包装はやっぱり経木包み)。
家で食べると店ではちょっとはばかられる行儀の悪い食べ方が出来る。2個3個を一気に頬張るとそれはもう口いっぱいに広がる幸せ。
食後に『のだめ』。相変わらず爆笑の連続。餃子を食べるシーンでの「ラーユーレディー?」は,これからポーヅでやってしまいそう…。
就寝間際にネットを見たら韓国の残飯餃子のニュース。冒涜甚だしい。

30
5月

Evil Heat

   Posted by: fumi

この強烈な陽射しは個人的に外出禁止令が発令されたも同じ故,家に引きこもるしか術なし。アトム・ビット共に減少を試みたり(要は雑誌などの不要物整理や,HDを圧迫する録画データのDVD化(ここで再びアトムが増えていることには気付かないふりをする)),久しぶりに皮鞄を磨いたり,積ん読本を消化したり。
そんな合間に遅ればせながら話題の「電車男」に眼を通すと,評判に違わず時間を忘れてつい一気読み。実話か作り話かは最早どうでも良くて(「んなわけねぇだろ」とツッコミ入れるのもまた楽しかったりするし),ただただ読み物として存分に堪能。お涙頂戴のどっかで愛を叫んでいる話よりもこういうポジティブな話のほうが断然おもしろいですよ。
それにしてもこの暑さ(と湿度)よ…。毎年言っているけれど,ほんとアイスランドの夏が恋しい。気温は20℃を超えることがなく,そのうえ湿度も低い。太陽が沈まない(日付が変わる頃にようやく日没。しかしその3時間後には日の出)のが難点と言えば難点だけど,夜遊びが楽しくなると考えればそれもまた良し。あの夏からもう4年,そろそろ再訪したいもの。

23
5月

Media Gathering

   Posted by: fumi

・書籍
『i-D no244 the passionate issue』
björkとSigur Rósの初対談(場所はもちろんReykjavik)に惹かれて購入。
Sigur Rósが普通に笑える話をしているのがおもしろい。「アイスランドでは
björkはいつでも本当に”weird”だ」,「MTV awardsの授賞式で最も楽しかった
のはbeyonceに会ったこと」,「MTV awardはもらったけど,でもMTVであの
ヴィデオ(『Untitled #1』)が一度も流されたことがないってのがおかしい
よね」(うろ覚えだけど戦争を喚起させるのがその理由だったような)…。
björkのほうに関しても色々と読み応えあるんで,これからもう少しちゃんと
目を通さないと。
・CD
『モン・シロ』 岡村靖幸
待望のニューシングル。旧古河庭園の薔薇を思い出す暗喩された歌詞の色気。
#3には昨年秋のライブで披露された即興セッションも。
『すきすきソングス』 水森亜土
図書館で衝動的に手に取る。小西康陽がプロデューサーなのね。なんか納得。
・DVD
『Symposium』 岡村靖幸
『モン・シロ』と同時購入。昨年秋のライブを収録。
2枚目として初音源化となる各公演での弾き語りCD同梱。個人的にはむしろ
こっちがメインと思えるくらいに狂喜。「ヴィーナスポート」(「フォート」
とは似て非なる)があんなに魅力的に思えたのは初めてですよ。
・PV
『シャ・ラ・ラ』 つじあやの(デュエット with 奥田民生)
遅きに失した感もあるけれど,Playmobil好きとしてはやはり外せず。安っぽい
作り(板に乗っかって歩いてるところとか。裏から磁石で動かしているの
か?)が逆に味になっていると言うか。

23
5月

家族の肖像

   Posted by: fumi

パレスサイクリングしながら銀座〜神保町を流す。
途中,科学技術館に入館。展示はそこそこに,昭和の雰囲気漂うレストラン(というよりも食堂)でまったり。学食並みの安いカレー,そしてラムネで昼飯。しかしこれが味や価格では評価できない満足度。
何だろうと色々考えたんだけど,空間よりもむしろ集う客が醸し出す雰囲気が素晴らしいのかなという結論。女性は親も子供もほとんどが黒髪,お父さんはいかにも理系といった風情が多く,小洒落たところがほとんどなし。そしてそんな家族が箸をつつく食事が日清カップヌードル(店のおばちゃんがお湯を入れてくれる。この時点でレストランじゃないよな)にオロナミンC。その幸せそうな顔…。これでいいのよね。

22
5月

XTC

   Posted by: fumi

平日に全く動きが取れない分,週末にびっちり私用ごなし。
いつもの所用を済ませ,ジムに行き,ミストサウナでウットリし,3ヶ月ぶりに髪を切り,CDを返してCDを借り,本を返して本を借り…。
夜にはようやく旧古河庭園のライトアップへ。日中軽く降っていた雨も止み,ちょうどいい塩梅に濡れた薔薇の花弁に軽く欲情。

16
5月

Rain

   Posted by: fumi

チャリに乗れそうで乗れない中途半端な雨。降るなら降るではっきりしてほしい。旧古河庭園のライトアップも後延ばし(雨に濡れた薔薇というのも色っぺぇんだろうけどなぁ)。
気分もすぐれないので結局は終日,家でうだうだ。司馬遼太郎『坂の上の雲』(課題図書),中西佐緒莉『海外でさっさと暮らせるようになろう』(何となくそんな気分),やっと届いた『30 Jahre Playmobil』(全編ドイツ語。勉強にもよさそう)などなど,次から次に拾い読み。

10
5月

ハイウェイは滑走路

   Posted by: fumi

四ッ谷で韓国料理。
『冬のソナタ』の舞台が出身地(ドラマを見たことがないんでどこかはさっぱり…)というおかみさんの話に聞き入る。