サイト巡回に飽きて何気なくYahoo!テレビを見に行ったら,深夜に今年7月に行われたDuran Duranのライブが放送されることを知る。以前,BSで放送された時は見逃したんで,今回こそはと夜更かしを決め込み,それまでの時間を利用してここの過去10日分くらいをまとめてアップ。
いよいよ放送開始。ニックが微妙に太っていてショック…。そしてジョンは伊藤”マジックマッシュルーム”英明にしか見えない…。
で,肝心のライブ。オサーンとしては『Notorious』をオリジナルの5人で演奏しているというだけで感慨深いんだけど,いやほんと想像以上に良かった。サイモンの声はやたら出てたし,ギターのリフとベースラインがやたらカッコイイしで大満足。
これだったら$100払ってでも,NYでライブ見ときゃ良かったなぁ(ライブがあることを知った時点でチケットは既にソールドアウト。それを知りつつも会場まで出向いたら,楽屋出入り口から出てきたスタッフの一人に「$100でどうよ。ebayだと$200いってるからお得だぜ」(定価は$40くらいだったと記憶)と持ちかけられ断念した過去有り)。
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録画しといたNHK『金曜ショータイム』見る。
メインが冠二郎,その横に藤あや子(もう一人,小柳ルミ子も出てるけど無視)なんて,千葉真一&ユマ・サーマンに勝るとも劣らない夢の共演。ショー自体も『炎』で始まって『曼珠沙華』と続き,そして芸者姿の藤あや子が旦那風情の冠二郎をもてなす安芝居と,期待にたがわない進行(欲を言えば『バイキング』も聴きたかったところ)。でも,すっぴんの藤あや子が手料理を持ったポラロイド写真が紹介された時は,違う意味で腹立たしかった(ちきしょう,これを木村一八が食ってんのかよ。やっさんも草葉の陰で悔しがってんだろうなぁ。と)。
どこで知ったか忘れたけど,渋さ知らず(1・2曲しか知らないです…)と冠二郎がNHKで共演。公開録画の申し込み中だそうで。往復葉書,買いに行かなきゃ。
ウドーから独逸男子四楽坊のライブチケットが届く。10月に続いて2月もバカみたいにライブ通いの予感。
四楽坊と言えば,MTV Europe Music Awardsに出演して『Aero Dynamik』を演奏。お久しぶりのワイヤーフレームスーツに身を包み,会場全体に吊るされたタペストリーには緑のテキストが投射(だと思うんだけど,実際どうやってんだろ)され,そりゃもう相変わらずの神っぷり。あのセットがそのまま日本に来て,そしてロボットも…。
HMVのポイントで,岡村靖幸 DVD『ファンシーゲリラ』購入。
92年に行われたライブ映像を収めたこのDVD,その時期的な理由からか功夫映画かよと思うくらいに画面が長体かかりまくり(その理由は皆さんが考えてください(ダライ講演のピーター・バラカン風))。更にはソフトフォーカスを超えてフォグがかかったかのような映像処理で,正直岡村ちゃんの身体的パフォーマンスを堪能するのは困難(まぁ,これは『Live 家庭教師』というとんでもない作品があるしな)。
しかし即興で繰り広げられる弾き語りの素晴らしさは相変わらず。ほんと,これだけをまとめたDVD出してくれないかな。
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卓球のサイトで,”岡村靖幸と石野卓球”改め,”岡村と卓球”のアルバム『The Album』のリリースを知る。元々は今年3月リリース予定だったものの,その直前になって突然の中止。そのまま歴史の闇に葬り去られてしまうのかと思っていただけに,もうたまらなく嬉しすぎ。
そして今は,HMVで開陳された曲タイトル(スペルミス,なんとかしようよ)で脳内妄想膨張中。シングルリリースされるはずだった#3の『New Wave Boy』に始まり,#5はやっぱりあれのことだろうし,そして#11はCAN,#12は伊藤銀次(そして森田一義)のカバーなのか!?。
まさしく”The”がつけられるにふさわしい1枚になりそうな予感。
2日目。すみだトリフォニーホールにてPhilip Glass『Powaqqatsi』(1988)。
の前に,『Koyaanisqatsi 』『Powaqqatsi』共にチケット購入した人を対象にした『Anima Mundi』(1993)の特別試写会。いやぁ,ぐっすり眠らせていただきました。以上。
で,『Powaqqatsi』。
『Koyaanisqatsi 』から打って変わり,人間そのものの営みに焦点を合わせているためか,カタストロフィの類を感じることは無し。でもそれが逆に妙な安心感を覚えることになって,個人的には『Koyaanisqatsi 』ほどの衝撃を受けるまでには至らず(音楽もまた,希望や心地良さを感じるくらいのもの)。でもそれは2つの作品が全く別の魅力を持っているということなので,その差違を感じ取ることこそが大事なのかも。
ライブ終了後には,Phillip Glass本人を招いてのアフタートーク。チベット(『Kundun』の音楽,彼だったのか…),政治家,アメリカ(冗談半分に「まだホワイトハウスに招待されたことないんだよな」とポツリ),テクノロジー,人としての行動規範(「暗いと不平を言うよりも進んで明かりを点けましょう」),子供(こんな時代だからこそ子供生め(この辺,岡村ちゃんとだぶるものが。っつか,あの年(66歳)でまた新しくパパになるんだって!))と,興味深い話が色々。それらがすんなりと頭の中に入っていくから自分でも驚き。穿っているとは思いつつ,これも彼のバックボーンを知らないが故か?(背景を知っている人だと,どうしても耳に入る前に拒絶してしまうのよね…)。
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すみだトリフォニーホールにてPhilip Glass『Koyaanisqatsi』(1982)。
自分にとってのPhilip GlassはDavid Bowie『Low』をシンフォニーにした作品『Low Symphony』の人くらいの存在感。なもんだから,この作品も名声はうっすらと聞き及んでいたもののもちろん未見。それを途中(既発のLD・ビデオその他)すっ飛ばして,いきなり映像にあわせてGlass自らを含むアンサンブルが生演奏する形態で見てしまうことにちょっとした後ろめたさを感じつつ会場入り。
序盤の間延びした映像にどうしよう(チケット高かったのになぁとか(我ながら小さい…))かと思ったけれど,中盤,集積回路基盤と都市の俯瞰図がオーバーラップする映像が流れた頃から徐々に没入。低速・高速を絶妙に絡み合わせた映像とそれぞれの速度の印象を増幅させる音楽に,心地良さを伴って意識が遠くなり始める。
その先に待っていたのは,超高速映像(グランドセントラルターミナルを行き交う人々,夜の闇を疾走する自動車(両脇を幾十もの線となって駆け抜けていくネオン,『2001年宇宙の旅』のスターゲイトのシーンかと思ったよ)等々…),そしてそれに重なる超高速ミニマル。視覚・聴覚共に完全にオーバーフロー。しかしそれに逆らうかのように意識は過剰なほどに明瞭。っつーか,この気持ちよさは一体何!?。
しかし,超高速の世界が突然終わるとその先には,ゆるやかに,そしてだからこそ確実に見せつけられる文明の挫折が。人間であることの不幸を呪わずにはいられない。でも前に進むしかないというラスト(ふと『オネアミスの翼』が頭をよぎる。これを参考にしてたりしてたのかな?)。いや,生で体験できて本当に良かったです(DVDも出たけれど,せいぜい記憶の再確認程度にしか感じられないだろうな)。Phillip Glassの過去の作品もこれからしっかり勉強します。
あ,勉強と言えば『サウスパーク』。この映画(Phillip Glassも登場するとか?)が取り上げられている,エピソード#110「おしゃべりウンチのMr.ハンキー」も見なきゃ。
Zepp Tokyoにて岡村靖幸「フレッシュボーイTOUR」最終日。
『あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう』『(E)na』でのギター,そしてピアノ即興弾き語りを堪能するべく客席右側前方に陣取り。姿形の多少の違いなど霧散させるあの眼力の強さを,あの距離で再び感じ取れたことこそが至上の喜び。ステージ中央に飾られたピーチマーク(次回は舌が出てほしいもの)を再び見上げる日を心待ちにいたしております。
以下小ネタ。
色々とネットを辿ったところ,今回のバンドのホーンセクションの1人はCKBにも参加しているTrio the Dog Hornsの澤野博敬だそうで(ちなみに2階席にはTrio the Dog Horns,そしてCKBのサックスとフルート担当であるジャッカルもいた模様)。また,12月には『太陽にほえろ!』のリミックスアルバム発売にあわせたライブなんてのがあって,そこにCKBと岡村ちゃんが共に参加予定(岡村ちゃんと『太陽にほえろ!』がどうしても結びつかないんだけど…)。これで会場入り口に飾られたCKBからの花も納得。
巨大掲示板で噂を聞きつけたので,図書館に新聞を確認しに。
おぉ,本当に広告が載ってるよ。ドイツの四神がたった1年で再び来日だよ。
前回のエレグラの時は,パリで開かれていたある展覧会に展示されていたためにその姿を拝むことができなかったロボット達。でも今回は来てくれるよね!。
お,ウェブでも告知がアップされた模様。
と思ったら先行予約,今日の11:00から始まってんじゃねぇかよ!。
早速クリック,即購入完了。
ほんと?,ほんとにほんと?。あっけなぁ!!。
Zepp Tokyoにて岡村靖幸「フレッシュボーイTOUR」東京2日目。
喉の調子が悪いのか,声の出がいまひとつ。そんななか,今夜惹き付けられたのは即興の数々。まずは定番のピアノによる即興弾き語り。「お前のパンツを見せてくれたら1年にLP4枚出すぜ」と歌う岡村ちゃん。そしてそれに「見せる〜」と野太い声で返す多くの愛すべき野郎共(でも4枚はいいから,とりあえず1枚出してよ)。
しかし何と言っても圧巻だったのは,バンドを交えての即興セッション。その都度指示を出しながら(「転調C」,「ドラムとベースのみ」,「ギター,カッティング」…)自在に展開していく音,そしてそこに例によって社会時勢に鋭く切り込んだ即興の歌詞が乗る(「少女なんか誘拐すんじゃねぇよ。女は自分の実力で手に入れるんだぜ」,「独りぼっちの夜が寂しいからって俺は少女を誘拐なんかしないぜ」,「大事なことは独りっぼっちの時に起きるんだぜ」 )。本当に愛と不条理の人…。
そして,もうひとつ気になったことが。
会場入り口に飾られた花,そのひとつの贈り主がなんとクレイジーケンバンド。岡村ちゃんとの繋がりは一体何?。どちらかがどちらかの曲に参加する話でもあるのか?,それともまさか事務所,またはレーベルが一緒になるってことなのか?。個人的に今一番気になっている2つの名前がここでひとつになったことに,憶測と妄想が無限に膨らみ続けます。