EURO2004,イングランドvsフランスの放送開始時間を確認しようとYahoo!テレビを見たら,『情熱大陸』で西原理恵子が取り上げられていることを知り,すかさずテレビの前へ。
吉祥寺にあるという自邸。RC打ち放しの壁面に例の鳥頭の彫りもの,更には噂に名高い高須クリニックから新築祝いに貰った白熊の敷き皮の登場に大笑い。しかし決めるところはしっかり。番組ラスト,飲み屋で一杯ひっかけながらの言葉,「もっともっと笑わせることができる,もっともっと泣かせることができる。でも私にはそれが出来るだけの人生経験がまだまだ足りない」。その言葉,重みが違いすぎる。
放送終了後,仮眠。そして4時間後,ゴソゴソと起き出してイングランドvsフランス。ぬー。BBC Worldでアナウンサーがしきりに繰り返す「Such is Life, Such is Football」という言葉がやけに耳に残る。
陽射しもなく気温も低め。とくれば絶好のチャリ日和。
まずはいつものパレスサイクリングルートで銀座。松屋・三越で父の日プレゼント物色・配送願い,そして向かいのApple Store。
次なる目的地は恵比寿。天気が悪ければ(つまり快晴でクソ暑ければ)銀座にチャリを置いたまま日比谷線に乗ったけれど,滅多にない今日の天気,この機会を逃すと次はないかもしれないということでチャリに跨がる。
新橋から溜池,六本木一丁目を経て外苑東通り(左手にAXISビルが見える)まではすこぶる快調。しかし六本木ヒルズの喧噪を避けるべく鳥居坂を下って麻布十番に向かったのが運の尽き。完全に人力GPSの範囲外で一気に土地勘無し。唯一脳内に記憶されているのは「明治通りまで行けばそこからは何とかなる」という情報のみ。それだけを頼りに大黒だの一本松だの仙台だの楽園だの見たことも聞いたこともない坂を登って下って四の橋というところでなんとか明治通りへ。しかし出たはいいものの行けども行けども恵比寿に着かず。ようやく渋谷橋が見えた時は安堵と共に嬉し泣き。
帰りは黙って外苑西通りから六本木通りを走ることに。途中,有栖川宮記念公園で一休み。そこで何気なく眺めた鳥の生態系ピラミッドの説明図。地中生物を底辺に植物がいて昆虫がいて小鳥がいて,そして頂点には猛禽類がいて。しかし落書きで更にその上に君臨する生物が。その名は「カッパ」。抱腹絶倒呵々大笑,カッパと言われちゃしょうがない,カッパの真似して笑っちゃお。あぁ,デジカメを持ってこなかったことが悔やまれる。
六本木交差点を右に折れてAXISへ。B&Oに寄って断線で使い物にならなくなっていた”Form2″を新調。店内には携帯電話用のハンズフリーヘッドセット”Earset 1 Mobile“なるものもいつの間にか(自分には全く不要だけど)。
最後は神保町の古書会館地下で「アンダーグラウンドブックカフェ」。これがいつもの古書展と同じ空間かよと思うばかりの落ち着いた雰囲気。あの良くも悪くも殺気立った気配が全くない中(そもそも客層が明らかに違うんだけど),ゆったりとした心持ちで回遊しては気になる本を手にとり眺める。その古書が並ぶ空間で特別上映される『盲獣 vs 一寸法師』を見たかったんだけど,今日一日ここまで爽やかに過ごしてきて何も最後にエログロの世界に行かんでもという判断で明日に見送り。その代わりではないけれど,会場傍らに置かれていた各種チラシの中に石原豪人の名前を発見。なんと来月から展覧会開催。待ってましたぁ!。幼少時に震撼させられたあの怪奇と恐怖の世界にまた再び逢える。
帰宅して今日のルート確認。想像通り,六本木から恵比寿の区間で馬鹿げているほどに遠回り。仙台坂から南部坂に出たら有栖川宮記念公園だったんじゃねぇかよ…。
björkのニューアルバムに関するニュースがちょろちょろと出だしている様子。bjork.comではアルバムタイトル発表,またCDJournal.comではその作風についてヒューマン・ビートボックスであることが報じられている。
『i-D』に掲載されていたSigur Rósとの対談でも今回はボーカルメインと語られていて,その参加者として日本のDOKAKA,そしてカナダの極北,人口200人の町に住む女性などが挙げられていたのだけれど,それが全編ヒューマンビートボックスだったとは。
ちなみに上記『i-D』でのSigur Rósとの対談は彼らのサイトで全文掲載されています。iPodのシャッフル再生には大いに刺激を受けるとか(例としてMissy Elliot→Peaches→John Cageが挙げられている),『マカレナ』がなぜアイスランドとアイルランドでは人気が出なかったか等々,色々と興味深い話題あり(っつーか,今売りの雑誌の内容をそのままウェブに載せますか(しかも写真まで)。わざわざ買って読んだ俺の立場は…(ケツ穴極小))。
辛抱堪らず神保町に出向き,フライングで『のだめカンタービレ(9巻)』入手。続いて晩飯用にスヰートポーヅで餃子をおみや(包装はやっぱり経木包み)。
家で食べると店ではちょっとはばかられる行儀の悪い食べ方が出来る。2個3個を一気に頬張るとそれはもう口いっぱいに広がる幸せ。
食後に『のだめ』。相変わらず爆笑の連続。餃子を食べるシーンでの「ラーユーレディー?」は,これからポーヅでやってしまいそう…。
就寝間際にネットを見たら韓国の残飯餃子のニュース。冒涜甚だしい。
目が覚めると雨の音。こんな日は雨読。
夕方には小降りになったので飯がてら外出。ふらっと入ったヨドバシで『Concert for George』を発見。ポイントが貯まっていたので購入。
1年半の時を経てようやく眼にしたその映像。もちろんお目当てはMonty Python。まずはエリック,テリーG,テリーJ,ニールによる『Sit on My Face』。皆さん,いい具合に肉感的なお姿になられて…。しかし年齢を考えるとあの尻の綺麗さは驚異的(っつーか,ステージ背後に掲げられたジョージの遺影にケツを向けて歌ってるんだよな…。素晴らしい。)。
続いてペイリンによるジョージを讃える大袈裟なまでのほめ殺し。しかし実はこんなことしたくないんだ,本当の望みは…。と言って始まったのはもちろん『Lumberjack Song』。コーラスの騎馬警官隊にはオリジナルメンバー(『Python Night』でインタビューを受けていたオッサンが個人的ツボ)に混じってトム・ハンクスの姿も。最後,メンバー全員が観客に向かって敬礼の後,さっと振返りステージ背後のジョージの遺影にも敬礼。笑わせてくれるだけで十分,泣かせないでくださいよ…。
モンティ繋がりでもうひとつ。
チャップマンの伝記的映画,『Gin and Tonic』の製作にあたり,その主演俳優を選ぶオーディションがニューヨークで行われたそうで。しかしそこに集ったのはバカ(もちろん褒め言葉)ばっかり(Yahoo!ニュース)。
FireWire接続の外付けHDを購入して帰宅。もちろん昨夜起きたiTunes専用HDのトラブルに対処するため。
マウントできた状態で放置していたマシンに件の外付けHDを接続し(こういう時にプラグインプレイの恩恵を感じます),腫れ物に触るかのようにデータの移動開始。ここで元のHDをよく見ると,アーティスト毎に分けられたフォルダの数が666。そういうことでしたか…。
途中,2度のフリーズ(もちろんその度に再起動。しかも例によってマウントできるかどうかは神のみぞ知る)を経ながら,4時間かけてなんとか全データ移行完了。もし全データ消失していたらと思うと…。ありがたやありがたや。
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夜,細野さんの『Philharmony』をリッピングし終わった瞬間,iTunes専用HDがデスクトップから姿を消す。何度か再起動を繰り返してみるとマウント出来たり出来なかったり。しかもカリカリといい音もし始める。
こりゃやばいということで運良くマウント出来た状態で放置。
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朝からチャリに乗って病院巡り。いつもの診療所で底をついていたRelpaxを入手し,眼科では処方箋をもらってコンタクトをメーカーに注文(相変わらずの即納不可。「乱視で近視で2週間使い捨て」ってそんなに需要がないんだろうか)。
昼飯は神保町で。色々悩んだ末に「元祖櫓」。いつの間にかナンが始まっていたのでそれでマトンカレー。
いい具合に腹が膨れたところで拷問器具。明大の博物館がリニューアルしたというので久しぶりに訪れる。なんと言っても「鉄の処女」(このページ下の画像にいる覆面人間,風貌が明らかに#4524よね)。ミュージアムグッズとして絵葉書やTシャツなんかも作られてて大人気。っつーか,これってNürnbergだったのね。前回訪れた時はまだPlaymobilを知らない頃だったのでその名前にもピンと来なかったんだけど,何かと縁のある町なことで…。
しかしネットで色々調べてもこれの本物がNürnbergにあるのかどうかは分からず(要再調査)。とりあえずドイツで拷問器具と言えばRothenburgのDas Kriminalmuseum(サイトには日本語の文章が。そんなに訪問者多いんか)しか思い浮かばない。
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